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昨日の夜、(15日)、シアタークリエに 「アンナ・カレーニナ」
を観に行って来た。
今年の初観劇である。
去年の最後の観劇も「アンナ・カレーニナ」だった。その時のアンナは 瀬奈じゅん
さん。
今回のアンナは 一路真輝
さん。
Wキャスト
を楽しむつもりだったけど、ここ最近の日記にも書いている通り・・・
前からファンだった カレーニン役の山路和弘
さんにどんどん魂を奪われてしまい(おそらくカレーニンがあまりにもはまりすぎて素敵すぎるからだろう。)、早く観たくて観たくて仕方がない状態に。(←それを人は病気という。)
わくわくして劇場に着く。しかし、この話は 悲劇
なのだ。しかも相当しんどい。
観劇は嬉しいのだけどどんどん切なくなってしまう。
自分が人妻だからという視点で見ることもできるし、いくつになっても恋をしたいという視点で見ることもできるし、カレーニンが好きだという視点で見ることもできるし・・・
今回、泣いた。
アンナとカレーニンが対峙する場面で、 カレーニンが歌う「夜だけだ」
のナンバーで涙をこらえることができなかった。
一路真輝さんは、迫真の演技。すごい。
子供に会わせてというアンナに、それを止めるカレーニン。
半分狂気じみていたアンナが、本当に絶望的で・・・一路さんの目、すごかった。
それを真っ正面から受け止めるカレーニン。
子供にはアンナは死んだことになっている、と伝える。
それは、アンナの思い出をいつまでも美しいものであるように、との気持ちから。
しかしアンナはそれさえひどい仕打ちだとののしる。
カレーニンは言う。
「お前は知らない、あの子が毎晩お前の魂のために祈っていることを・・・」
カレーニンは、そこで本当にこらえきれなくなったように思う。
前回のカレーニンは言葉に詰まって涙ぐんでいるようではあった、 今回は思わず涙をぬぐうほどだった
。近くで見たかった、 カレーニンが、涙を流している!
昼は仕事があって、書類に目を通してサインをして・・・
仕事が友達で恋人。
でも夜だけは、夜だけは、そばにいてほしい・・・
でもそんな弱い感傷は 「夜だけだ」。
夜だけなのさ、他の時は寂しくなんかないさ。 ・・・うそつけ!!
政府の高官で地位と権力があって・・・でも実は親がいなくて苦学して、だからつかんだ地位を守ることが家族を守ること、そのために自分にも家族にも規律を重んじ・・・
守りたかったのだ、彼なりに、不器用な方法で家族を。
客席からは、カレーニンが歌う「夜だけだ」ですすり泣きが聞こえる。
最初「夜だけだ」の前半を歌った時に 体に震えがきて
、その後アンナが来て激しく対峙して、一路アンナの激しい表情に 心が震え
、カレーニンの「戻るなら受け入れよう」とアンナを抱きしめようとするがアンナはその手をするりとかわす・・・そこで 涙が目にたまり・
・・
アンナが去った後、 静かに歌う山路さんの「夜だけだ」の後半
で 涙が滝のように頬を伝った
自分が山路さんのファンだから特にそう思うのか?
いや、終演後トイレに行って手を洗っていると、近くの人が
「カレーニンかわいそうだよねー」
「今日の涙の堰を切ったのはカレーニンだよね」
と話すのを聞いて、
友よ!!
と握手したくなった。
カレーニン、大丈夫、私がいるわっ!!
と叫んだところで伝わらない。
この脚本、最初からカレーニンよりに書かれているなと思う。
もちろん山路さんのベテランの演技力ももちろんだが、ちょっと怖い印象が残る登場のシーンでさえ、「あ、この人は不器用なんだな、本当は愛しているんだな」って感じられる 描かれ方をしている。
原作の中から 、「恋愛」
を抜き出して描かれた芝居である。原作の時点でもアンナに共感する人は少ないと思うが、今回の芝居でも、客席はカレーニンの方に心を寄せるだろう。
演じている役者さんが好きだったらなおさらに。(←私。)
でもこのお芝居を観ていると、 人間っておろかだなって
思う。
そして、 誰もが少しずつ弱かったんだな
、って思う。
でも、だからこそ、 人生って素晴らしいんだよな
、とも思う。
私だって、いつアンナになるか分からない。ま、アンナのように美しくもないので年下の男性に熱烈に惚れられることはないがな(ー_ー)
でも、ダンナを置いて出て行っちゃうかもよ?
どこに?ええ、 山路カレーニンさまのもとに(ー_ー)
(←存在しません。)(←山路さんは存在しますが。)
ふー。切ない芝居である。
なのにまだ観る。
あんなに切なくなるのにね。また観に行きます。
カーテンコールで子役の子と仲むつまじくしている山路さんが微笑ましい・・・
なんか、セリョージャとカレーニンの親子関係みたいで、ほっとする
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