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昨年、オーストリアの夏は気難しい天候だった。
夏らしい暑い日はほんの一週間ほど、
雨がちな涼しい天気が続き、ぶどうの生育も遅れがちだった。
あちらこちらが昨年九月にオーストリアを訪れたときにも
夏から続く不安定な天気で、
ヴァッハウ渓谷のトップクラスのワイナリー
フランツ・ヒルツベルガー
では、ワイナリー裏の『シンガーリーデル』の畑を案内してもらいながら
「今年は雨が多くて、水を吸ってぶどうの実は恐ろしいくらい大きいのよ。
これからも気が抜けないわ…」
と話してくれたイルムガルト・ヒルツベルガー夫人の
深刻そうな表情が忘れられない。
ところが
2005年のヴァッハウワインは
『空前の高品質!』
との評価。
最新刊『ファルスタッフ06/07』誌での辛口白ワインの最高得点は
フランツ・ヒルツベルガーの『シンガーリーデル・リースリング』
の98/100点だった。
シンガーリーデル畑での夫人の深刻な表情と
出来上がったワインの評価との大きな差にちょっと以外な感じ。
そういえば、畑で突然陽の光が差して来たのを見て
「あなたが太陽の光を連れてきてくれたみたい
」
と言っていたのを思い出した。
昨年あちらこちらがオーストリアから帰ったあと、
特にヴァッハウでは素晴らしい天候に恵まれ
奇跡的に素晴らしいぶどうが収穫できたようなのだ。
そんなヒルツベルガーのワインが少量入荷してくる。
インポーターの人によると、
ヴァッハウの超一流生産者のワインは2005年の評価が素晴らしく
また生産量も少なかったことにより 世界中で取り合いの
状況になっていて
特に値ごろ感のあるフェダーシュピール・クラスのワインは
日本に入荷前から予約で売り切れの状態とのこと。
あちらこちらの大好きな エメリッヒ・クノル のワインは
「全然譲ってもらえませんでした
」とのこと 残念!
画像はワイナリー前で撮影したヒルツベルガー夫妻
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