
プラモドライオーブンフィット
ちょっとお値段がなぁと悩んで居る方もいるかもですし、何より乾燥機なんて不要とお考えの方も多いかも
私が乾燥機をお勧めするのは、商売的な事を抜きにしても製作の質が確実に向上するからです。
これが渡しが普段使用している機械になります。
既に寒くなってきましたが凍えるような寒さでも乾燥機の中は確実に設定した温度になります。
塗装や接着などにおいて、常に何か一つでも環境を常に一定に揃える事により失敗を防ぐ事が出来ます。
特に塗装は環境に左右されやすく、同じようにやってるのに前回と仕上がりが違うとか経験ありませんか?
それは一般的な家庭環境だと室温や湿度の変化により、得られる結果に違いが生じてしまうからです。
精密機器の工場などにお勤めの方はわかるかもですが、常に工場内は一定の状態を保つ努力がなされ、そうしないと条件が変わってしまい歩留まりに影響しますよね。
流石にご家庭では、室内環境を一定に保つなんてのはコスト的に不可能です。
なので、せめて乾燥環境だけでも常に一定に保つのは需要な事となります。
プラモデル用の塗料や接着剤は、揮発硬化が主でこの揮発スピードは温度に左右されます。
理屈では温度は高ければ高いほどスピードアップするのですが、室温自然乾燥では人間も生活する関係で対して高温に出来ない
でも乾燥機単体ならその中を人が居られない温度に設定する事が出来る。
この利点は計り知れない訳です。
なになに?食器乾燥機があるから大丈夫?
確かに何もないよりはマシですけどヒーター能力が低すぎて、庫内温度は周りの環境温度に影響を受けます。
夏場と冬場では、全く庫内温度が違ってしまい
先述した常に一定の環境とはほど遠い物となります。
何よりメーカーが目的外使用は辞めて下さいとお願いしてるわけですしね。
あと最高温度が低過ぎる。
プラモデルに用いられるPs素材などは、70度から熱変形するとされています。
50度から60度の変形手前の高温で乾燥できるドライオーブンフィットは、安全性を兼ね備えた乾燥機と言えます。
塗装後の指触乾燥までなら、数十分で確実に行けるのでマスキングにも入れるし
パテなら一晩とか二晩とか置かずに数時間で切削加工に入れるのも魅力
塗装もパテもつかわない?
でも合わせ目消しはどうですか?
接着剤の乾燥硬化にも抜群の力を発揮しますので、午前中に接着した物を夜には確実に削ることが出来るのは大きな魅力ですよ。
そんなわけで、置き場所問題はありますけど、それが解決できるなら
確実に買い!アイテムだと私は思います。