桐まみれの日々 by さきさん

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さきさん1850

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2006年07月30日
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テーマ: ニュース(95862)
カテゴリ: 罪状認否
お祭りでの出来事。 これだけ読むと、この会社員、ひどいことするなぁ・・・って思えるけど、ぶつかって知らん顔して過ぎていった小学生にも大いに問題があると思う。

 きっと彼には彼なりの言い分があるだろう。相手の人が怖そうだったとか、自分が悪くてぶつかったんじゃないとか、ぶつかったことに気付かなかったとか。でも、それはそれ。人ごみでぶつかっりすれば、どっちが悪いとかじゃなく、お互いに「すみません。」とにこやかに言葉を交わして通り過ぎればいい事だ。

 記事によると、「再び戻って来た小学生に」とある。謝罪のために帰ってきたのか?ならば、謝罪のよりを与えるべきだ。疑問は尽きないけれど、大事なことは、お互いが気持ちよく過ごせる環境を、お互いが自分は何をしたら良いかを考えながら、自分では考えの至らないところは人の力や助言を駆りながら、築いていくのがベストだと思う。

 小学校のスイミングクラブの中間記録会があった。昨日の日記にも書いたように、もうちょっと家事をしなさいよという声が聞こえる中、既に我が子のいないクラブの行事へ参加するのは、とても心苦しかったけど、記録会は、子供たちの成長を一番実感できる場。これを逃すテはない。大会後のバーべキューは、抜けさせて貰って早々に帰宅したが、記録会で子供たちの様子に、ひたすら感動。
 野球、サッカーに取られて(と言うと語弊もあるけど)、男子は全部員の4分の1以下。プログラムの全種目が終了後、恒例のリレー。自由形リレーとメドレーリレー。数も実力も充分な女子は、誰を出すか、逆に誰に控えさせるかでもめる。対して男子は、誰が出るか、ただひたすらそれだ。まず、この場にいないものは出せない。運悪く、6年唯一の男子H君は、脚を怪我して休んでいる上に、5年の双子S兄弟のN君が、夏風邪をこじらせて欠席していた。

 自由形は兎に角50m泳げるやつなら誰もいいとチームを編成。問題は、4種目を泳ぎ継ぐメドレーリレー。泳げる人間が限られている。2チーム8人が必要。それには、今年、初めて50mに挑戦する3年生まで出さなくてはならない。どうする、とリーダーが腕組みをした時、「僕が平泳ぎをやるよ。」と手を上げたのが、J哉だった。
 彼のママは中学時代、その女子バレー部の黄金時代を築いたバレー少女だった。父もやはりバレーをやっているスポーツマン。兄貴が中一でうちの愚息と一緒にサッカーをやっているインテリ派スポーツマン。
 ママによると、「何もわかってない」次男らしいが、でも、前向きであることは確かだ。確かに彼はその前のプログラム競技で、平泳ぎ50mを泳ぎきっていた。彼の勇気に、私は心から拍手をしたし、彼の泳いでいる姿に感動の涙を流した。



 トップを取る事より、大事な事がある。大きな、輝くトロフィーよりも、もっと大事な事がある。今日のJ哉は、確かにそれを教えてくれた。それはトップを取れない者の負け惜しみだと言うなら言えばいい。

 人それぞれの目標があり、人それぞれがそれぞれの努力を積む。立たされたステージで、決して投げ出すことなく、自らのベストを尽くす。そう言う気持ちになることを、何よりも大切にしたいと私は思うのだ。
 水から上がったJ哉は、息で大きく肩を揺らしながら、「よく泳いだね。」と言う先輩たちの声に、可愛い八重歯を覗かせ、はにかんだ笑顔で「ありがとうございます。」と応えた。





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最終更新日  2006年07月31日 09時25分02秒コメント(0) | コメントを書く
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