桐まみれの日々 by さきさん

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さきさん1850

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2006年09月11日
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カテゴリ: 罪状認否
 仲良し?のバドさんが書き込んでくれいました。飲酒運転に関するTV番組で、飲食業店オーナーの方が、飲酒運転罰則強化について

「こちらも被害者だ!」

とのたまっていらっしゃったのだそうだ。

何の被害者なのですか?

と訊きたい。その店に来て飲んで帰る人が、交通事故を起こしたことが無いことを、彼は確認しているのだろうか?その上で、よその見せの質の悪い事故を起こすような客が起こしたことで、うちのような優良店まで、無差別に飲酒運転を厳しく取り締まられる事が、理不尽だと言うのだろうか?彼の店には何人の客があるのか知らないが、「乗って帰らないで下さいよ。」と呼びかける気はないのだろうか。

 高度経済成長期における製造業の起こした 「公害」 と言う大きな社会問題を、今、飲酒に関わる業種が違った形で起こしているのに他ならないと感じる。公害は、技術や設備の改良によって、少しずつではあるが改善されて来た。
 公害の場合は、工場からの排水や煤煙など、出元がはっきりしているから、咎められれば逃げようが無い。逆にそれと向かい合うしか、やり様がなかった。保障もしてきた。ただ、公害を出した業者に言わせれば、「うちに勤める者がやったことではない。」と言えば言える。でも、その工場から出た煙や排水が環境を壊し、死者まで出したことは、咎めから逃げ口上で逃れられるような些細なことではない。逆に、公害の場合、その因果関係は、研究や調査の結果、やっと辿り着くような種類のものだが、飲み屋で飲んで車を運転して帰る途中で事故を起こしたとなると、因果関係を調査云々の問題ではなく、飲んで判断力が落ち、反射神経が鈍っているからこの事故が起きたという事が明白である。言い逃れの余地はない。ならば、車で帰ることが分かっていて、飲ませた店主も悪いと言われるのは、当然だ。

 うちで飲んで帰りに事故をしても、一切、責任の一部を負う事はありませんと、誓約書を書かせたとしても、結局、酒に酔って、わけのわからなくなっている人間に、ハンドルを握らせる可能性を残した罪は大きいと思う。もし、彼がTVで語った主義を変えないのなら、うちで飲んで帰りに事故を起こしたら、全ての責任を当店が負います、位の勢いで飲酒運転を促進するべきでしょう。そうすれば、商売繁盛。言うことなし。事故さえ起こらねば・・・・ね。でも、一つ、とっても大事なことは、万一、事故が起きて人に怪我を負わせたり、人の命を奪ってしまったら、それは、何をどうしても取り返しが付かない事だということ。怪我させた人のその後の生涯を、全て補償する気持ちがあるのか!?殺してしまった人の代わりの誰かを準備できるのか?その辺りをよくよく考えて、今後の経営を考えて欲しいと思う。





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最終更新日  2006年09月11日 09時26分32秒
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