「古き良き悪ガキ」という言葉がこれほど似合う奴もいないっていう中三男子Rは、 近隣の中学のいわゆる「番長格」。歳の離れた兄ちゃんは元暴走族のヘッドという漫画みたいな設定の奴。 Rは中2の時に入ってきて、テスト直前、ていうか前夜に突然勉強(いや明日のテスト)に目覚めたらしく、 居残りで勉強してたことがあって、 とりあえず俺は、今回の英語の範囲のひとつ「過去進行形」ただ一つに的を絞り、 I was reading a book then.(その時私は本を読んでいるところでした)っていう文を暗記させ、 主語がYouになった時だけwereになる(複数主語のケースとか一切シカト)っていうことだけ教え、 「テスト問題が配られたら、わき目もふらず、まず問題も見る前に何よりも最初にI was reading a book then.っていうのを、隅っこに書くことから始めろ」って言って翌日を迎えた。 Rの前回のテストは9点(もちろん100点満点中)だったが、 この時のRは63点とり、さすがに俺もビックリしたし、本人から親から不良仲間から、みんなでビックリな結果だった。 この学校のテスト問題の作り方(「過去進行形」の嵐)もどうかと思うが(笑)。