実録・サラリーマン時代

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September 4, 2006
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Vol.37「ビジネスにおける二大悪」

 仕事をするにあたって、俺の中でどうにもしっくりこないことが二つある。
「会議」というものと「報告書・企画書」というものである。
ぜひとも断っておきたいのだが、「会議」も「報告書」も組織ではとても重要で必須であるということは俺も大いに認める。

 ただ、その中に意義深いものと、どうでもいいものが絶対にある。
「会議」というのは、会社側の意志伝達や話し合い等で効率よく決めるためにはぜひとも必要だと思う。
例えば、吉越浩一郎氏率いるトリンプ・インターナショナル・ジャパンの早朝会議などは、
まさに即断即決で、社運をかけた一大プロジェクトや超重要事項にしても、
必ず2分以内で決断が下される、といった気持ちいいほどのトップダウン方式で、

トップダウン方式ならむしろ会議は不要でメールで決定事項として流せば、っていう人もいるかもしれないが、
俺は逆でこの場合、会議だからこそ生きると思う。

 俺がとても虚しいと思う会議は、いわゆる「会議のための会議」というもの。
毎週必ず会議をしてると、時にはネタにつまる時もあり、
そういう時に「~プロジェクト」みたいな話が持ち上がり、
それぞれの室長が何らかのプロジェクトを担当して実践していこう、ということになったりする。
「プロジェクト」といえば聞こえはいいが、
それは「チェックテストプロジェクト」とか「ニュースレタープロジェクト」とかで、
各室長にとって新たな仕事が増えるのだが、ネタにつまる時期であるほどだから、
そういう時期は出来るのかもしれないが、
繁忙期の室長業務はそういうことをやるほど甘いものじゃなく、

例えば、ニュースレターにしても途中で止めてしまったならば、
以前もこのブログで述べたことだが、それは顧客に対して途端にマイナスになることなので、それくらいなら最初からやらないほうがいい。
 俺も「それは結局やれなくなることは目に見えているので、やめといたほうがいいと思います」という消極案は結局言う勇気がなかった。

 過去に各室長が手がけたもので、教達検対策(山梨の中学生にとって非常に重要なテスト)の冊子というものがあって、
それは本当に素晴らしい出来ばえだったと今でも思うが、

多少の改訂は当然としても、使えるところは使って、改良していけばいいのに、
ご丁寧にゼロからまた作ろうとする。

 俺と櫛形教室の杉浦さんで作成した渾身の「新人講師マニュアル」にしても、
作ったその年だけそれを使用し、翌年は東京のマニュアルと統一になったりした。
作成当初は概要やルール説明よりももっとOJTというか実践形式を重視して、山梨の地域性も考慮しようということで、作ったものだが、翌年やっぱり概要とかが大事で東京だろうが山梨だろうが、ルール説明のようなものはやはり時間をかけるべきで、とそれならそれでいいんだけど、
こういうときにだいたい「全面改訂」になる。
物事もっと複雑というか中庸的というか、そんな極端に振り幅が激しいと混乱もひとしおである。
 結果的にいい方向に進んでいればもちろんいいんだが、いろいろとやってはみるが、すぐに変化させ、その変化が、ちょうどこれまでの真逆の方向になる、というか・・・。
 やはりこれは会議=改善(勘違いの)、改良の場 ということだけでやってる、とだいたいこのような結果になるんだと思う。

 それと、翌日が山梨エリア会議という時に俺は甲府エリアマネージャーと二人で電話で、明日の会議の議題とか進行表などを電話で話し、作成し、それを本部の部長にFAXする、という段階を踏んでいたが、このワンクッションがあるおかげで、ずいぶんと「ミテクレ重視」の企画書になってしまっていたし、いろんなやりとりをするうちに、だんだんわけがわからなくもなっていった。
山梨は二人のリーダーに任せるとなったならば、企画書の検閲も無し、というところまで任せてほしかったし、
そもそも翌日の会議にはこの部長も来るわけで、まずい点があったら、会議中に割って入ってでも訂正してくれたほうがよっぽど合理的だと思った。
会議のための会議、というより、会議の準備のための会議みたいになってた。
そして忘れてはならないのが、この一連のやりとりは自分の教室の授業中にしてたわけで、
その間、完璧に現場に背を向けていたことになる。

 もうひとつ、「報告書」とよばれるもの。例えば入会や休会の数や経理上の動きなど、数字的な報告書は絶対に重要で、これを怠ると会社全体も大変なことになるのはもちろんわかる。
 俺がなんとも疑問だったのは「夏期講習総括シート」とか「今期の目標」とかを文書化して書くという報告書である。過去を反省し振り返り、未来の目標を設定する、っていうことはもちろん大事なんだが、そんなことは常に心がけているし、目標とかも俺の場合、相当戦略的で細かいことを考えてはいるんだが、それを
書き表すのが面倒ということと、目標や反省にしても、会社に対して書く報告書はやはり本音ではない。
ちなみに本音のほうが会社の利益に貢献する考えを俺はしていたと思う。
が、それを書いてもやはり少しそれは良くない報告書となるのがわかりきっていたし。

 うーん、まぁこれらの会議や報告書の意味はやっぱりあるのかもしれないが、
少なくとも現場で起きてる、教室のことや生徒や講師のことに背を向けながらやることではないと思う。

(つづく)





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Last updated  September 4, 2006 11:33:49 PM
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