実録・サラリーマン時代

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September 18, 2006
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カテゴリ: カテゴリ未分類
Vol.41「史上最大の作戦」

 来年の3月で退職する俺は、11月より突入する「最終決戦」に向けて、
史上最大の作戦を練っていた。

 って、何のことやらって感じだと思うので、詳しく述べよう。
我が会社のいわゆるボーナス査定というやつは、なんてことない結局は夏期講習と冬期講習という、年に二回の数値達成率による算定が全てといっても過言ではないものであった。
過去の実績とか、努力賞とか、リーダーだから(リーダー手当てはスズメの涙)とか、一切関係なく、
数値達成により、それこそタクシーのメーター的に変わっていくものである。
 この目標数値のハードルがどれだけ高いものかを言い表してみると、
全国に1500以上ある我が塾の室長達全てにこの数値を当てはめると、8割、いや9割近い室長達はボーナスはゼロになる(笑)、という(全国的に見ると)果てしない数値である。


 まぁでもこれはトップメガフランチャイジーに属してしまった運命として、受け入れるしかない。
実際、我が会社内では最終的に多くの教室がズバズバ目標は達成していたわけだし。
ただ、目標達成教室のほとんどはやはり東京の教室が占め、山梨や静岡は苦戦を強いられていた。
 いいわけはしたくないが、こういう時やはり地方はいろいろと不利なのは確かである。
これを如実に表してるいい例として、去年の夏期講習達成率第一位だった高島平駅前教室の室長が、
今年静岡の第一号として伊東駅前教室に異動になり、いきなりビリになった、というわかりやすい実例がある。
 山梨もしかりで、不利なのは否めないが、まぁその分例えば生活するにあたって、家賃が安いなどのメリットはあるわけで、考え方次第かなとも思ってみたりもした。

 今、こうして「ボーナスは完全成果主義」みたいなことを述べているが、そういえばボーナスだけじゃなく、
毎月の給与も基本給に加え、かなりの部分が「成績考課」や「情意考課」といった査定があった。
俺は「成果主義」そのものには特に異は唱えないつもりだが、ものすごい謎なのがこの中の「情意考課」というやつである。
「成績考課」というものは「生徒数」や「単価」や去年との伸び率など、数字で出るからそれなりに客観性があり、俺も納得できたのだが、

極めつけは「教室の清掃、整理整頓、掲示物など環境整備に気を配っている」という項目があって、
富士吉田教室に丸一ヶ月間本部の人から他の室長から何から誰一人来なかったという月は何度もあったのに、毎月これに対して評価が変わるのはお笑いである。
 幸いに俺への査定は結構評価してもらっているようだったので、文句言うのも変かもしれないが、
教室内清掃に特に燃えて、大きな模様替えをはかった月に誰も教室に来なくて評価が変わらない月があるっていうのは、モチベーションが下がる室長も多いはずだし、明らかに査定内容が形骸化している。

 話がそれた。そんなわけでボーナスを手にするには毎回の講習を頑張らなければ冗談でもなんでもなく、収入はなくなるから、それはそれはみんな真剣である。

特に最終年のこの時はなんだか出費が多かったのか、相当ボーナスで稼がなければ年間目標額に届かないという状況でもあったので、ますます燃えた。

 ところで、こんなことばっかり書いてると、生徒の学力のこととかが置き去りになってる、と思われるかもしれないが、ここで以前に述べた「矛盾」との戦いが始まるのだ。
 もちろん、完全なる矛盾ではなく、基本的には「講習コマ数が多い(勉強する時間が多い)=学力が上がる」というのが大前提としてあるわけだから、講習コマ数を獲得するという経営努力は生徒の学力アップ及び家庭の希望と合致する。
 しかし前にも述べたとおり、この理屈だけでその他の一切の要素を考慮しないというのは健全ではないと思う。いろんな矛盾点とせめぎ合いあいながら、最良の結果にしたい、そんな理想に向け自分自身が納得するための最終決戦にしたかった。
 例えば、めでたくコマ数を多く獲得したとしても生徒本人がイマイチやる気がなければ、どうにもならないし、お金をドブに捨てることに等しい。
 そして、実際に授業をする講師側全員に「なんとかして学力をあげてやろう!」という気持ちが浸透しなくてはいけない。
 ごくごく当たり前のことばかり言ってるようだが、これらに対しての解決策はこれまた当たり前すぎることだが、熱意を持って「生徒・保護者・講師」に話をするほかない、というのが、史上最大の作戦である。
それだけかい!(笑)。いやいや、詳細は次号で。

(つづく)





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Last updated  September 18, 2006 09:17:13 AM
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