オフコースの時代、小田さんは、
ヤスさんという無二の親友を
グループ脱退という形で失いました
当時、彼は(鈴木康博さん)
オフコースの音作りの中心に小田さんと居ました
そればかりでなく、小田さんの精神的支柱のようでもありました
彼らはティーンエイジャーの頃から一緒にいて、
いつも、一つの身体にふたつの頭のヒトのようであり
逆に、ふたつの身体に一つの頭のヒトのようにも見えました
長く苦楽を共にし乗り越え、栄光の日を迎えてほどなく
彼らは、離別しました
ファンは小田さんを生きながら残酷に肉体を引き裂かれたヒトのように感じ
彼の苦しみ痛みを我が事のように苦しみ痛みました
それからと言うもの
小田さんの作品中の『僕ら』あるいは『君』などの言葉に
ファンはいつも鈴木さんを重ね、
あたかも自分が小田さんであるかのように切なく彼を
想うのでした
****
あれから何年たっても
今だにあの別れを、悲劇と感じられるのは
彼らが還暦を過ぎてもまだ、本当の意味での和解を
していないように見えるから
小田さんは、ずっと、傷ついた心のまま
その部分だけ今もなお、当時の若々しい
みずみずしいままの細胞が
ひっそりと痛みつづけている
。。ように見える
それはヤスさんも同じだろう
。。。と思う
あの若かった時の別離は
まるで幻肢痛のように
今なお彼らを苛んでいるように
私たちには見えている
****
つづきます
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