しろうと自然科学者の自然観察日記

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2012.03.15
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カテゴリ: 山野草
丘の上のホテルから、海岸までウォーキングしました。
梅の花にはメジロがきて、林の中ではウグイスが鳴いています。ヒヨドリ・ハクセキレイを見かけました。海では、ウミウが海面から頭を出したり潜ったりしています。

朝から快晴になり、気温も上がっています。ここ東伊豆では、山野草が一斉に開花し、斜面でも道路脇でも、花盛りです。
オオイヌノフグリは、道端で満開です。群落で、まとまって咲いているので、あたり一面が、薄いブルーに染まって見えます。
オオイヌノフグリ1sオオイヌノフグリ2s
花を接写で撮影したものです。私のデジタルカメラは、レンズから2センチメートルまで接写できます。
オオイヌノフグリ3s
※再録※オオイヌノフグリ(大犬陰嚢)
1.ゴマノハグサ科クワガタソウ属オオイヌノフグリ。
2.和名の「大犬陰嚢」は、同じクワガタソウ属のイヌノフグリの実の形が雄犬のフグリ(陰嚢)に似ていることに由来する。「大」は、イヌノフグリより大型の植物の意。
3.ヨーロッパ原産で、日本には明治時代初期に帰化した外来種で、日本中に広がっている。「イヌノフグリ」は日本に自生する種だが、帰化種のオオイヌノフグリ・タチイヌノフグリに圧倒されてしまい、見かけることが少なくなっている。


コハコベ1sコハコベ2s
2010年4月に、ウォーキングコースで見かけたのも、コハコベと思われます。
コハコベ3s
コハコベ(小繁縷)
1.ナデシコ科ハコベ属コハコベ。
2.和名の「コハコベ(小繁縷)」は、他のミドリハコベ・ウシハコベに比べて小さいことと、ハコベは、「はびこりめむら(蔓延芽叢)」が変化して「はこべら」になり、さらに「ハコベ」に変化したという説、茎がよくはびこり種が落ちるとその年のうちに芽が出て繁茂することからという説がある。漢字の「繁縷」は漢名で、よく繁茂し、茎の中に1本の縷(る、イト)(維管束)があることから付けられたといわれる。
3.一般的に「ハコベ」と言われるのは、このコハコベで、春の七草の一つ。なお、「ウシハコベ」は、ハコベより大きいのでウシハコベと呼ばれており、花柱が5本に分かれている。
※「はびこりめむら(蔓延芽叢)」の意味。「はびこり(蔓延)」は草木などが繁茂すること、「芽」は葉・茎・花が出始めたもの、「叢」はくさむら。ハコベの生えている様子が、葉や茎がはびこり草むらのようになっている状態になっていることを意味しているようだ。

昨日、種名不明としたものは、茎が緑色なので、ミドリハコベだと思われます。コハコベと同じように、5枚の花びらが深く亀裂して10枚に見え、花の中心の白い花柱は3本に分かれています。
ミドリハコベ1sミドリハコベ2s
ミドリハコベ(緑繁縷)
1.ナデシコ科ハコベ属ミドリハコベ。
2.和名の「ミドリハコベ(緑繁縷)」は、茎が緑色のハコベ。
3.コハコベに比べると大きさが大きめで、全体が明るい緑色をしている。


ノゲシ1sノゲシ2s
ノゲシ(野芥子)
1.キク科タンポポ亜科ノゲシ属ノゲシ。
2.和名の「野芥子」は、野に咲き、葉の形がケシ(芥子)に似ていることに由来する。
3. 原産地はヨーロッパで、畑作の伝来とともに中国から伝わり、畑や道端などに生える。ノゲシに比べて、頑丈で葉がとげとげしいものがオニノゲシ。

オオキバナカタバミが、あちこちの日当たりのいいところに、群落をなして咲いています。
オオキバナカタバミ1s

オオキバナカタバミ2s
オオキバナカタバミ(大黄花片喰)
1.カタバミ科カタバミ属オオキバナカタバミ。
2.和名の「大黄花片喰」は、大きな黄色い花の片喰。片喰は、夜に葉を中央で折るように閉じ葉が半分なくなるように見えることから「片方喰(は)む」、そこから「片喰み」、さらに「片喰」ということでカタバミになったという説がある。
3.南アフリカ原産で、明治時代に観賞用に持ち込まれたものが、野生化したもの。立川でよく見られる同じカタバミ属の「ムラサキカタバミ」は、江戸時代末期に観賞用に持ち込まれたものが野生化したもの。なお、雑草の「カタバミ」「アカカタバミ」は、実が裂けて種子を周りに飛ばし、繁殖力が強く、庭や畑の草取りの厄介者。園芸種は、オキザリス。

伊豆地方ならではと思いますが、セリ科(シシウド属)の植物が、いたるところで芽を出して、生き生きと成長しています。種名は、わかりません。
セリ科(シシウド属)s

残念ながら、デジタルカメラの電池が、ここでなくなってしまいました。東伊豆での自然観察は終了です。続きは、また立川市でのウォーキング兼自然観察になります。





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Last updated  2012.03.27 14:04:59
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