しろうと自然科学者の自然観察日記

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2016.09.02
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カテゴリ: 樹木
☆約2週間、北海道の旅に出ていますので、昭和記念公園での自然観察(2016年8月16日撮影)を15回にわたって掲載しています。第7回は、コノテガシワです。

☆昭和記念公園の自転車専用道路の脇で、大きな木でヒノキのような葉の木に変わった形の実がついているコノテガシワの木を見つけました。
  • コノテガシワ1.JPG

☆コノテガシワは、中国原産で江戸時代に渡来したヒノキ科コノテガシワ属の常緑高木です。
  • コノテガシワ2.JPG

☆コノテガシワの実(球果)は、角がある独特の形です。色は、淡灰青色です。秋には褐色に熟し、楕円形で黒褐色の種子が4個入っているそうです。
  • コノテガシワ3.JPG

☆この独特の実の形。見た記憶があると思ったら、園芸品種のセンジュ(千手)が公園木や庭木として植えられているそうです。センジュは、こんもりと丸みをおびた小低木です。
  • コノテガシワ4.JPG

☆昨年の実です。4個の種子が無くなっています。
  • コノテガシワ5.JPG

☆コノテガシワの特徴は、枝の表裏の区別がないことだそうです。同じヒノキ科でも、ヒノキ属は明確な表裏の区別があるそうです。ヒノキ・サワラ・アスナロなどの葉の裏面が白く見えるのは白色気孔帯があるためで、コノテガシワの気孔帯は白色ではないために葉の表と裏の区別ができないそうです。こちらがコノテガシワの枝の表面です。
  • コノテガシワ6.JPG

☆こちらがコノテガシワの枝の裏面です。白色気孔帯が見えませんので、表面と同じように見えます。
  • コノテガシワ7.JPG

☆コノテガシワ(児の手柏、側柏)の名は、園芸品種のセンジュ(千手)の平たい枝が縦に並ぶところが、子供が手を上げる様子に似ていることから名づけられたそうです。「側柏」の名は中国名で、葉が直立して上に伸びるという枝葉の形をそのまま表しているそうです。しかし、本来のコノテガシワは、枝はヒノキのように間延びし、コノテガシワ(児の手柏)の名は連想できません。
  • コノテガシワ8.JPG





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Last updated  2016.09.02 05:04:58
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