しろうと自然科学者の自然観察日記

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2018.12.13
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カテゴリ: 園芸植物
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年9カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[14]】はススキノキ科ワスレグサ属の植物です。ワスレグサ属は、従来の分類(新エングラー体系、クロンキスト体系等)ではユリ科に含められていました。第5回は、ヘメロカリスの花です。(2017年7月4日撮影)。
  • ヘメロカリス01.jpg

☆2017年7月、気仙沼大島の宿泊先の庭で観察した花は、ススキノキ科ワスレグサ属の多年草で園芸植物のヘメロカリスでした。品種は、「ステラ・デオロ」のようです。イギリスでは「デイリリー」とも呼ばれる一日花で、カップ咲きの黄色い花を、初夏から秋に毎日次々と咲かせ続けます。暑さ寒さに強いうえ、土壌もあまり選ばず、植えっぱなしでよく育つので、庭などに植えられるようです。
  • ヘメロカリス02.jpg

☆園芸では、日本や中国原産のユウスゲやカンゾウ類(ノカンゾウ、ヤブカンゾウなど)を元として、品種改良で生まれたものをヘメロカリスと呼ぶそうです。ヘメロカリス属は初夏から夏にかけて次々と花を咲かせる多年草で、日本ではニッコウキスゲやノカンゾウ、ヤブカンゾウが自生し、古くから親しまれています。
  • ヘメロカリス03.jpg

☆ヘメロカリスの葉は線形で、品種によって幅広のものから細いものまであるそうです。
  • ヘメロカリス04.jpg

☆ヘメロカリスの花期は6~8月で、品種によっては秋まで咲くものもあるそうです。
  • ヘメロカリス05.jpg

☆ヘメロカリスは、長い花茎を伸ばし、数個の花をつけます。
  • ヘメロカリス06.jpg

☆ヘメロカリスの花を横から見ると、6枚の花被片が基部で合着して細長い筒状になっています。花筒があるのが、ユリ科の花と異なるワスレグサ属の特徴です。葉の形や花の形がユリ科の花とは明らかに異なりますので、ユリ科でなくススキノキ科に分類されたのも理解できます。
  • ヘメロカリス07.jpg

☆ヘメロカリスの花のつくりは、花被片6枚(外花被片3枚と内花被片3枚)、雄蕊6本、雌蕊が1本です。外花被片3枚は細長く、内花被片3枚は幅広く、形が違っています。
  • ヘメロカリス08.jpg

☆ヘメロカリスの名は、ワスレグサ属の学名「Hemerocallis」です。ギリシャ語の「hemera(イメラ・1日という意味)」と「kallos(カロス・美という意味)」が語源だそうです。「1日」は、ふつうは朝開き夕刻に閉じる一日花であることに由来するようです。
  • ヘメロカリス09.jpg


  • ヘメロカリス10.JPG





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Last updated  2018.12.13 05:33:30
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