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2009.10.30
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カテゴリ: 今日のお仕事
私が勝手に思っていることでです。

介護業界ってどう思われているのでしょう。
「他人の世話なんてよくやるよね」
「そんなに若いのに感心ね」
私はほとんどの友人や現在の利用者様のご家族に
そういわれます。

笑って
「そうでもないですよ」
と答えますが、内心はハラワタ煮えくり返ってます。

『私は介護のプロである』
というプライドがあるからです。
大学で学んできたことを職場で実践し、たくさんの
利用者様と接しながら自分を取り巻く様々な方から
いろいろなことを学びました。
そして研修や勉強会に参加して時代に乗り遅れない
よう努力してきたつもりです。

しかし。

社会は決してそう考えてはないようです。
「介護業界は人手不足だから仕事のない人に介護関係の仕事を」
と安易な記事をよく目にします。

「これからは心を入れ替えて・・・」
と言うのもよく耳に入ります。

もちろん、その人たちの心根を否定するわけではありません。
これからがんばろう!と言う人のヤル気をそぐつもりもありません。

何が気に入らないかと言うと。


でもボランティア的な社会通念がなかなかこの現場を「専門」とみないから
いつまでたっても「仕事」としての土台ができない。

介護保険の報酬を見ても、そこからはじき出される給与にしても
生きている人を支えている人の得る収入ではありません。

今日の新聞の地方版に「介護施設の仕事を!」と求人が始まるようなことが
書いてありました。洗車や施設内の掃除、洗濯、施設周りの掃除などまでが
対象でした。ちなみに時給は850円~900円。
何を言っているのでしょう。介護保険になって台所事情が厳しくなった今、
どれだけの施設が職員を使いまわし、本物のボランティアさんの力を借りている
と知っているのでしょう。
好意で助けてくださる方にお願いしないと現場は回らないのです。

規定では利用者様3人に対して職員は1名。120人の施設ならば約40人の
職員(看護師+介護士)が配置される計算です。でもこの40人は1日に
勤める人数ではありません。

公休や夜勤の職員がいます。つまり、夜勤が5人の場合、日中は単純計算で
15人いないのです。25人で120人を介護します。
ユニットケアならば、1ユニット(10床)に職員は二人の計算。
でも入浴介助などで人手をとられれば、1ユニットを一人でみることになります。

逆に利用者様はこの状態を黙認しないといけないんです。
呼んでも別の利用者様のケアをしている間は中断できないことも多い。
「待っててください」と言われ、いつまでも来てもらえない。
そんな生活アリですか?
正常な人ならば怒って当然ですよね?


でも特養の現実はこんなものです。
人を雇う金銭的余裕もなく、厳しい現実で専門的な勉強をしてきた職員でも
離職率が高い。その現場に当たり前のように何も知らない人を雇用させようと
企む行政。その何も知らない人にいろいろ教えている間にまた、利用者様を
待たせてしまうことになる現実。

で、以前に誠心誠意、懇切丁寧に教えた人に
「こんな仕事やってられん」と10日あまりで退職された時には目の前が
真っ暗になりました。

あったりまえだろう。
家で生活できない人や介護を受けられない人が来るところなんだもの。 
何か事情があったり、専門的な技術や知識が必要に決まってる。
それを「こんな仕事」呼ばわりする人には来てもらわなくて結構!!
と同僚と悪態をついていました。今思い出しても腹立たしくて仕方が
ありません。



人をみる、介護する、と言うのはきれいごとではありません。
病院のように「治療する気がなければ来なくていい」という
スタンスも取れません。私たちの仕事は最低限の生活を保障するもの
ですから。
だからケアマネは1ヶ月に必ず1回は自宅訪問をするんです。
生活できているかしっかりチェックするんです。


だからこそ介護保険とともに「介護」というものを成熟させないと
いけないのに。なんだか逆行しているようで怖いです。

これから行政の思惑に乗ってこの業界に来る人が、
「この仕事に就けてよかった」と思うような業界になるように
いのるばかりです。







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Last updated  2009.10.30 23:52:21
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