レビー小体型認知症介護日記

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2005.05.16
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カテゴリ: 心のたび
愛知県のお隣、三重県に、長島というところがあります。

木曽川、長良川に囲まれた小さな河口の町です。

いま日本の土木技術の発展は目覚しく、3000メートルぐらいは軽く地面を掘れるようになっています。

ということは、金をかければ、温泉はいまどこでも出るようになっているということです。

古い温泉宿は、バリヤフリーになっていることが少なく、なっていても、家族風呂は値段が高くしかも温泉でないところもあります。

いまテーマパーク作りがあちこちでなされています。
目玉は、温泉・花・健康です。

小さい子供も、お年よりも安心して遊べる施設でなければ、人が集まらないようになっています。

ここ長島でも古い温泉施設がつぶれ、新しいコンセプトの元、町づくりがなされています。


みなバリヤフリーをうたっています。

でも実際この目で見て見なければ、どの程度母みたいな高齢者・障害者にやさしい、使いやすい施設であるかわかりません。

この前一日かけて下見してきました。
その中で、名古屋市が、障害児・者、高齢者に対して提供している、温泉ホームがあります。
時代の流れで社会福祉協議会が、委託で運営し、今ではどんな方でも利用できるようになっています。

一泊6000円。名古屋市の国民保険を利用している人は、5000円で泊まれます。
近くの方は休息もできます。

760円の入湯料と昼食代600円ぐらい払えば、三時間ぐらい温泉に入っていられます。
ほかの施設でよくある、家族風呂使用料はかかりません。

それともっといいのは、昼前から使用可能なのです。
施設の経費削減の元、多くの施設が三時ぐらいからの利用となっています。


そこでこの前ためしに、休息でいってきました。

障害者に対する配慮もかなりされていました。

「気持ちいい、気持ちいい」の連発の母。
「お前が生まれたとこまで洗ってもらうなんて、情けないからだになって」

うれしさと、無念さが交互します。


でも、気持ちよければいいのです。
今日が少しでも楽しければ。

いま母に聞きました。
「温泉どうだった?」
「私温泉なんて、この20年行ってないわ。ましてやお前に恥ずかしいところを洗ってもらうなんて。そんなうそをつくんじゃないよ」

あれあれ、まあいいか。






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Last updated  2005.05.16 07:57:35
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