レビー小体型認知症介護日記

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2005.06.07
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カテゴリ: 心のたび
私の日記の常連さんに、すみれ姫さんがいる。


失礼な言い方かもしれませんが、女性でもこんな友達関係があると気付かされました。
興味ある方はトラックバックしましたので読まれてください。

最近結婚された新婚さんなのですが、感性が鋭いです。
文章を一度読まれるとわかりますが、人間としての大きさも感じます。

スミレ姫さんの日記で、現実で会うことがほとんどなくても、友達であることができることが書かれていました。
生きることを真剣考え行動されている方には、こんなことが現実にあるのだと思いました。

そんな考えに浸っていたときうれしい知らせがありました。


私はそこで、10年も住んでいません。
しかもいまだに会いたい友達の多くは、小学校時代の同級生です。
それも転校して来たため、小学校の五、六年の二年だけです。

中学校はその当時の大府では、一校しかありませんでした。
だからなんと、四つの小学校から児童が通ってきました。
ただでさえ団塊世代で児童が多いのに、すごいマンモス学校でした。

55×15。
このくらい児童がいたと思います。
だからどうしても、私が今でもあって旧交を深めたい同級生は、小学校時代の友になるのです。
しかもたった二年間の。

いまから思えば、不思議でした。


でも私にはそんな記憶はまったくないのです。
だから今でもその二年間は、そこだけ特別に切り取られた大切な時間になっています。

それ以前の小学校の思い出はほとんどなく、中学校の思いでも小学校での同級生を中心としたものです。

私が人生でつらいとき、苦しいときいつもそこに立ち戻ることが多かったものです。
いろんなことがあり、大府を去りました。


何かわたしにとって助けが必要になったとき、助けてくれるのは彼らだろうと。

でもこうも思いました。
生きているうちに彼らに出会えることはないままになるかもしれない。
そうなったら私の人生は、何事も挑戦をすることもなく終わるのだろうと。

20年前にチャンスはありました。
私が一大決心をして、看護士になろうと看護学校に通おうとしたときです。

親しい同級生の多くは、医者になっていました。
彼らのアドバイスをもらいながら、遅まきながら人生を歩もうとしました。
でも弟が不幸な死に方をしたので、やめました。

大学に入ったときには父の死。
もう一回勇気を奮って、人生にチャレンジしようとしたときは、弟の死。

この二つの出来事で私の神経は参ってしまいました。
もう心から人生を前向きに生きることなど考えられなくなりました。

この三十年大いなる、ウツであったように思います。

母が認知症になり、どこの病院にかかるか決めかねていました。
でも私には、わかっていました。

心の命ずるままにするならば、大府の病院しかないと。
そして大府に行き、同級生に会って助けを求めろと。

でもここで母の抵抗にあいました。
「お前の同級生の○○君たちに会うのいやだよ」
「大府の病院に行けばお前のことを知っている人に会う」
「お前が大学を卒業できず、いま何をしているのか聞かれたら、答えようがない」

まだ母は、私のことを許してくれていないのです。
「あんなに一生懸命がんばって、大学に入ったのに。
何でやめたの?」

最近いろいろ話し合うようになった私たち。
この件についても話し合う必要があると思うのですが、それはやめようと思います。

母にはこういいました。
「もう昔のことは許してくれないか。
「こうすればよかったとか、ああすればよかったとか、反省するのはやめよう」
「そうだね、過ぎたことはどうしようもないものね。
それより二人でしっかり生きて行こうね」

すこしずつ前向きになっていく母子です。

わき道にそれましたが、大変うれしいことというのは。
母の会話にある、○○君から返事がもらえたことです。

彼はいま大府で、整形外科医として開業しています。
もう20年開業医として、地元のお年寄りからも尊敬されています。

その彼から今度の日曜日の夕方から会おうというのです。
どんなメンバーになるか、教えてくれてません。
驚かそうとの魂胆もあるかもしれません。

私も彼らに会って、助けを請おうという考えは捨てました。

たった二年間の付き合いだけで、30年にもわたる不信状態で、「会おうや」。
その気持ちが大変うれしいのです。

でも実際会えるとなると心が揺れます。
皆暖かく迎えてくれるだろうかなど考えてしまいます。

でも何にも考えずにあってこようと思います。
あえば何かが動くのはわかっているのですから。












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Last updated  2005.06.07 08:26:12
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