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2006.04.15
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カテゴリ: フランス映画

19世紀のパリ。親方のもとで地道な生活を送ろうとしている大工のマンダと、魅惑的な娼婦マリーは、偶然出会い恋に落ちる。しかし彼女の情夫は黙っていず、やくざの親分も横槍を入れ始めるのだった...。




  愛用の 映画本 でおすすめされていた作品でした。
一見オーソドックスな恋愛ものですが、フィルム・ノワールの雰囲気も徐々に出始めて、特に後半の目の離せない展開が好きでした。

35.jpg


お互いに一目惚れして、情夫も婚約者も忘れ恋愛に突っ走るのは、フランス映画らしいという印象です。
マリーの情夫はやくざで、そのボス ルカはふたりを対決させるのですが...
命がけの決闘で情夫を誤って殺害してしまい、ここからの逃避行、裏切り、罠―へと続く展開からが面白い。


マリーが捨て身で護送中のマンダを救うシーンなんかは、ちょっと緩めに感じましたが、半世紀前のクラシック作品だしあえて流してしまおう。

娼婦のマリーが初めて手に入れた、愛する人との日々の幸せそうな笑顔が印象に残ります。

しかし、その彼女の幸福な時間はあまりにも短いのです。

デッドエンドの悲しい結末で終わるラストシーンはショック。
復讐を遂げたマンダの最期を見届ける気丈なマリー。その先にあるものはなんと…斬首台という…


ジャック・ベッケル監督は「モンパルナスの灯」「穴」が好きです。
54歳の若さで亡くなられたベッケル氏のどちらも晩年の作品。




監督  ジャック・ベッケル Jacques Becker
脚本  ジャック・ベッケル  、ジャック・コンパネーズ Jacques Companeez
撮影  ロベール・ルフェーヴル Robert Le Fehvre
音楽  ジョルジュ・ヴァン・パリス Georges Van Parys
出演  シモーヌ・シニョレ 、セルジュ・レジアニ 、クロード・ドーファン
     レイモン・ビュシェール 、ウィリアム・サバティエ






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Last updated  2007.08.29 23:07:22
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