2007.10.06
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ブランコは、また大きくゆれはじめました。

あまりにも大きくゆれたので、みっちゃんはこわくなりました。

その瞬間に、

「目をとじて☆」

とユーリーがいいました。

目をぎゅっとつぶって、1・2・3......

「目をあけて☆」

おそるおそるあけた瞬間に目に入ってきたのは

まぶしい太陽でした。

「わぁ、まぶしい!!」

みっちゃんは思わず目を細めてしまいました。

そして、みっちゃんたちが見た景色は、

さっき見た赤から、緑にかわっていました。

葉っぱが青々としています。

せみがミーンミーンとないています。

「こんどは...夏...なの?

なんだか...

お日さまがたくさんなの☆まぶしいくらいきらきらしててうれしいの☆」

「あれあれ?みっちゃんは、『夏はあつくて嫌い』っていってなかった?」

そうなんです。

じつは、みっちゃんは夏も嫌いだったのです。

「あのね、...みっちゃんね、

嫌いだったけどほんとはね、好きなところもあったの。」

そうこたえると、またもやブランコがゆれはじめました。

けれど、今回はもう三度目なので、

あまりこわくありません。

それに、次に見る景色がたのしみでした。

「次は、春になるのね☆」

そういってみっちゃんは、くすくす笑いだしました。

みっちゃんと目をみあわせたユーリーも笑いだしました。

「目をとじて☆」

ぎゅっとつぶって、1・2・3......

「目をあけて」

ぱっとひらいた目にうつったのは、たくさんのきれいなお花たちでした。

「わぁ~、きれい☆

ぽかぽかお日さまに、うれしそうにお花さんたちもわらってるの~☆」

でもユーリーはちょっといじわるく

「あれれ?みっちゃんは、『春は、すぐねむくなるから嫌い』

っていってなかったっけ?」

そうです。みっちゃんは春も嫌いだったのです。

つまり、春、夏、秋、冬のすべてが嫌いなのです。

「ユーリーったら、いじわるなこといっちゃやなの。

みっちゃんね、きらいだったけど、ほんとうは好きなところもあったの☆」

「ごめんごめん☆」

そういって、ユーリーはぴょんっとジャンプして、

みっちゃんの肩にのりました。

「どうしたの?」

「えへへ☆ぼくからの、プレゼントだよ☆」

ユーリーはどこからとってきたのか、ピンクのお花をみっちゃんの髪に

かざってくれました☆

「かわいいいお花なの☆どうもありがとう☆」

みっちゃんは、そういってから、少しかんがえてる顔をしました。

「ユーリーは、どの季節が好き?」

その質問にユーリーは、

「ぜんぶだよ☆

だってね、それぞれの季節にそれぞれのいいところがあるから!」

とみっちゃんの手のひらの上にのりながらこたえました。

「そうなの。秋も夏も春も

みんな、みっちゃんに『よくきたね』っていってむかえてくれたきがしたの。」

「うん!みんなみっちゃんのことが、大好きなんだよ☆

だからね、みっちゃん、ぼくからのおねがいだよ。

素直になって

こころをひらいていてね☆

みんながみっちゃんを包んでくれることがわかるから☆

ね?」

「うん。素直なこころ、みっちゃんだいじにする☆

そしたら、みっちゃんもユーリーみたいにぜんぶの季節好きになれる?」

「うん☆きっとね☆」

「じゃあ...みっちゃん冬にかえるの☆」

そういって

こんどはみっちゃんが自分でブランコをこぎはじめました。

「ぼくもてつだうよ。」

「ありがとう☆みっちゃんがんばる☆」

ユーリーのちからをかりてみっちゃんはいっしょうけんめい

ブランコをこぎました。







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Last updated  2007.10.06 23:48:29


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