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マーチ博士の家に勤めるメイドのジニーは、ある日家の中で、恐ろしい日記を発見する。それは、自分の行った犯罪を嬉々として書き綴った【殺人者の日記】だった。殺人者はマーチ博士の息子・四人のうちの一人だと告白している。秘密を知ってしまったジニーの運命は・・・

基本的に↑の【殺人者の日記】と発見者【ジニーの日記】のみで構成されている。(訳者もそれぞれ別の人が担当しているようです)
殺人者は当然名前をあかさず、しかも犯行を続けていく、一方ジニーは犯人探しとともに、自分自身の身の安全も守らなければならない。また、警察に訴えられない事情も抱えている。

この設定、構成、これはもうめちゃくちゃ面白そう。
大いに期待して読み進めましたが・・・
大満足というわけにはいきませんでした。

ジニーの日記から伝わってくる緊迫感、なんとかしなければという焦り、精神的に強くなっていく過程などは良かったのですが、どうも話に深く入り込めない。やはり、日記という形をとっているので、地の文がないから、状況把握がしにくいし、流れがつかみにくい。せっかく医学部の学生、音楽院の学生、弁護士事務所の研修生、電子工学部の学生という4人の息子、医者のマーチ博士という設定なのに、それぞれの特徴が良く分からない。4人の息子の会話が飛び交って、それぞれの個性が書き分けられているとなると(ややこしくなるかもしれないけど)『誰が犯人だ?』という気にもなるのですが、私は『犯人、誰でもいいや』(笑)と思って読んでしまいました。あまり集中して読まなかったからかもしれません。もったいないことしたかな。

それでも、最後のジニーの執念は凄まじくてなかなかでした。
こういう方法、コーンウェルのであったかな?(曖昧です)


また、アゴタ・クリストフが絶賛とやけに強調されています(笑)
『悪童日記』は面白かったですねぇ。あとはあまり記憶にないけど。





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最終更新日  2003年04月14日 02時53分30秒
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