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引っ越して来たばかりの部屋。しかし、どうも誰かが忍び込んでいるらしい。
鍵を持つ大家が怪しいとにらんだ夏美は、親友の悦子に協力してもらい【大家迎撃作戦】を実行することに。しかし悦子が見たのは、夏美の・・・

表題作を含む6編を収録した初の短編集。
岡島二人さんは、その名の通り【井上夢人】【徳山諄一】二人の合作。
21の長編小説と53の短編、ゲームブックとノンフィクションを1つずつ書いているようです(『おかしな二人』より)
コンビはもう完全解消でしたっけ?
創作方法などいろいろ興味はありますが、今回は触れずに。

表題作、まず題名がそそります(笑)
冒頭と終わりに手紙を配する構成もいいですし、やはり上手くまとまっています。題名ほど【密室】について「あーだ、こーだ」言ってるわけではなく、むしろその辺はあっさりなのですが(笑)


放火魔を目撃してしまった男がとった行動は・・・。二転三転して、結末は?
あまり仰々しくなくて、さらりとしているのがいいです。
短編だから、というのもあるかもしれませんが。

全体を通して、一筋縄ではいかないのですが、そんなにゴチャゴチャもしていなくて丁度良い長さと展開なのです。驚くような仕掛けがあるわけではないけど、読み終わると「なかなか良かったな」と思えるような。

ミステリーを読み始めたときに、何作か岡嶋二人を読みました。
基本に忠実というか(何が基本かはよくわからない、笑)安心して読めます。
この本は、今から20年くらい前の作品ばかりで、多少、時代を感じてしまう部分もありますが。
出てくる人物が等身大というか、無理がない。普通の人なんですよね。
エキセントリックな犯人というのは少なくて、むしろ誰もがその状況にいれば何かやってしまうのではないか、と思わせるような設定が多い気がします。

といっても最近読んでいなかったので適当なイメージのみで書いてますが(笑)
あまり肩に力をいれずに読めるのは確かですね。





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最終更新日  2003年05月08日 09時03分36秒
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