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カテゴリ: カテゴリ未分類
幸せに暮らしていた家族3人。そこへ突然やって来た招かれざる男・曾根。

酒浸りで傍若無人に振舞い、何をしでかすかわからない。
居座り続け、存在そのものが恐怖となった今、どうすれば家族を守れるのか?
秀一が出した答えは・・・・・・・・・・・・・・【強制終了】。

貴志さんですが、ホラーではないです。
角川ホラー文庫ではなく、一般(?)の角川文庫。

犯人の側から描く、倒叙形式のミステリー(佐野洋さんの解説より)。
【強制終了】を完全犯罪とする為に、一人の高校生が挑む。


この手の話によくある愉快犯的、あるいは病的妄想によるものではなく、
【妹のため】【母のため】という切実な、一歩も後に引けない強い思い。

母親は毅然とした態度をとらず、弁護士、警察など外部の人をあてにする事は出来ない。
妹の部屋の鍵を付け替えなければならないほどの身近な切羽詰った恐怖。
自分がやるしかない、との決意。

・『闇の絵巻』梶井基次郎 ・『山月記』・『こころ』・

 授業中、秀一の心は彷徨い続ける。

クールで知的などこか超然としている少年。
自らが立ち上がって、全てを解決しようとする。胸の内には家族への熱い思いが。
能力も自信も強さもある。これに使命感、正義感が加わる。
考え出された計画と周到な準備。



そして、作戦は遂行された。
残されたのは、今までとは違う恐怖。そして狂い始める歯車。
「強さ」と同居する「弱さ」。これが人間だよなぁ。
うーむ。なんともいえんなー。(感想になってない、笑)

紀子の存在は救いだったのだろうか?

秀一が夢で見た光景というのは、ほぼ間違いなく実際に起こるだろう。
こうする他なかったか? つらくて、哀しいものがあります。

「一度火をつけてしまうと、瞋りの炎は際限なく燃え広がり、やがては、
 自分自身をも焼き尽くすことになる・・・・・・」(P342)

秀一の心に宿った、【鮮やかなブルーの炎】。
赤い炎以上の高温で燃焼し、最も深い思索を表す色。

『青の炎』見事な題名です!


それにしても、これを映画化しますか。(そして、また見てない)
主人公の演技力は必須ですね。
単なるアイドル映画にするのは、もったいないぞ!
いつかは観てみたいものです。(と言ったものが今までにいったい幾つ?)

貴志さんといえば、
私が今まで読んだなかで最も怖かった『黒い家』。
(ホラーってあまりたいした数を読んでないけど。)
やはり、一番怖いのは“悪意のある人間”ですね。


今回、感想ほとんどなし(笑)なんて表現していいかわからん!
夢中になって読めたのは確かです。





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最終更新日  2003年05月26日 09時04分33秒
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