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カテゴリ: カテゴリ未分類
帝王急逝後、若干17歳の皇太子の為に宦官達がやったこと、

1607年、素乾国でのことである。

凄い題名ですが、これでも【ファンタジーノベル大賞】受賞作です(笑)
酒見さんの、孔子を主人公とした『陋巷に在り』を読みたい!と思っているのですが、
如何せん大作なので、その前に同じ作者のものをチラッと読んでみよう、
という私が良くやる手です。

後世の人物が、当時の歴史書を参考にしながら書く、とい体裁をとってます。
語り口はどことなくユーモラスで、あまり【後宮】のイメージにあいません。

今まであまり読んだ事のないタイプの小説で、とても楽しめました。

主人公は【銀河】という世間知らずな屈託のない少女。
この人物あっての物語です。(当たり前か)
彼女が後宮へ入る為、女大学という研修施設のようなものに入る事になります。
ですが、銀河が何故、宮女募集に応募したのか?ということについては↑の設定を使って上手く逃げています(笑)

さてこの女大学というのは、学校の教科書『女大学』でもあるのですが、
「後宮ニ哲学アリ」 という一文で始まるという、いかにも曲者です。
そして、銀河とともにここで学ぶ、生徒=宮女予備軍=正妃候補 達、
とりわけ銀河と同室の3人はかなりの個性派揃い。

女大学での講義の終了とともに、話は急展開していきます。
最終的には、前半と全く関係ないような事態にまで。

鍵を握る【渾沌】もまた興味深い人物。こういう人がいてもいいなぁ。

いやー、何ともインパクトのある作品で、面白かったです。
冒頭の一文が「腹上死であった、」だもんな(笑)
爽快感もありますし、話の展開が全く予想がつかないのがまた良いです。
一応、中国っぽい雰囲気で歴史小説的な側面もないことはないですが、歴史が苦手な人でも全く問題ないでしょう。


この設定で書くことを思いついた作者に拍手です。





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最終更新日  2003年06月19日 00時42分13秒
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