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カテゴリ: カテゴリ未分類
【ミステリアス学園ミステリ研究会】、通称ミスミス研。
新入部員には必ず『ミステリアス学園』という本を配る。
そう、全てはここから始まったのだ・・・

なんとも内容紹介の書きにくい作品だこと。
いろいろな仕掛けが施されています。
ちょっとスタンスも微妙なのですが、ミステリに関してとても広~く扱っているということだけは確かです。

ミス研の部員による、ミステリ論がなかなか面白いです。
まずは、江戸時代からのミステリの歴史(江戸期は外国作品ですが)。
非常に多くの、作家と作品が登場します。ミステリ初心者への説明、という形をとっているので、とても丁寧に隅々までという感じ。でも本当にミステリを読んだことが無い人がこれを読んでも、ちっとも面白くないかも(笑)

泡坂妻夫の『しあわせの書』とか。(あー、未開封の『正者と死者』が欲しい!)

それと平行して語られるのは、【本格】の定義。
私は、このあたりはあまり興味がないです。
(よく自分でも「この本は、○○○で」とジャンル分けしてしまいますが)
どんなジャンルでも面白ければいいです。

あと、紹介と評論、ネタばれなどについても。

 「小説でネタばれされるのは、暗闇で不意撃ちされるようなものなんだね」(P212)

同感。他に解説でも同様。私が一番頭にきた解説は、シリーズものの他の作品(今読んでいるものより後の作品)のネタばれ。おいおい、これから読むのにそれはないよ、と。楽しみ半減です。

 評論はある意味ネタばれ前提になる、
 だが未読の人に薦める場合、ネタばれはまずい。

というようなのもありました。う~ん、そうですね。


全然、メインの内容に触れてませんでした。
盛りだくさんです。あれや、これやら、メタやら、アンチやら・・・
もうちょい一つ一つにキレがあればとっても贅沢な感じで良かったのに。
そしてこのラストは・・・・
他に行き様がないというか、予想がついてしまいます。

誰かが既にやっていそうな気もしますが・・・どうなんでしょうか?
一度しか使えない大技なのは間違いない(笑)

少し話が戻りますが、他のミステリへの言及。
古典だけではなく、つい最近(綾辻以後)の作品・作家にも結構触れています。
ネタも幾つかありそう。私が気付いたのは二つだけ。
たいした意味はないが反転  『麦酒の家の冒険』、『黒い仏』 以上。
特に後者は名前そのまんま出てるし、ネタってほどでもないか(笑)

『ミステリアス学園』 鯨統一郎 光文社カッパ・ノベルス(2003年3月初版)





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最終更新日  2003年12月01日 09時07分37秒
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