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カテゴリ: カテゴリ未分類
回文命!(笑)
題名はもちろん、章題から、被害者達やら、回文づくし。
これぞ、泡坂妻夫!

妻に逃げられてから飲んだくれになった、奇術師・楓七郎。
事務所から来た仕事の話とは・・・蒸気船で行われるショウへの出演だった。
出来のいいアシスタント・森真を加えて、ウコン号へと向かう!

そこで殺人事件がおこるわけです。
登場人物は、ショウの出演者たちが中心。
演目?としては、火焔男、コミック体技、百戯団、道化師、、虎術など。


正直言って内容がどうのよりも、“回文”を駆使した遊び心が楽しい。
19ある章題。回文、全部以下。?
【期待を抱き】、【罪人秘密】(つみびとひみつ)、【抜け穴開けぬ】、【死んだ異端児】
【月並みな傷】、【どこまで真実】(まこと)、【まさか逆さま大敵が来ていた】
他の12も、まぁーこんな感じ。
序章、終章は繋げれば回文になり、はじめの一文、終わりの一文も回文。

以前読んでそのトリックに呆気にとられた『しあわせの書』を読んだときのような幸せな気持ち(笑)亜愛一郎シリーズや、『陰桔梗』のようなしっとりしたものもいいけど、やはり泡坂さんに期待するのはコレ!紋章上絵師にして、有名なアマチュア・マジシャンでもある氏の面目躍如といったところである。

ミステリーとしてはそんなに驚く仕掛けがあるわけではない。
楓と唄子の関係も釈然としないし、真の最後もとってつけたよう。
でもトータルとしては、私は大満足なのです(笑)

それはやはり回文の力。山前譲の解説によると、実際に考えた、何十分の一しか使っていないのだとか。厚川昌男(泡坂妻夫の本名)、さすがである。


ということは、書かれたのはそれよりも更に前。表現が古いのは仕方ない。

『喜劇悲奇劇』ハルキ文庫(1999年5月第一刷発行)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、回文と言えば・・・
私も日記のタイトルで何度か使ってます。


【痛い停滞】、【籤引き厳しく】、【ななつなな】、【機器毀棄危機】

キレがねぇー。最後の二つは回文か?(笑)
めげずにこれからも自己満足の試みを続けたいと思います。
内容から離れても構わずに、見つけたらタイトルに使っちゃおっと。





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最終更新日  2004年01月15日 11時44分31秒
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