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結婚式当日。

初めてすぐ「大丈夫か?」と心配になる。
事前に話がついているはずなのに、伝わっていない。肝心なところがいくつか抜けている。
「え、新郎新婦がケーキを配るんですか?」とか、段取りは頭に入ってない様子。
マイクは一本、ワイヤレスを頼んでいたのに、電波の関係で使えないと言われるし。

実は今回は、かなり予算を抑えている。(私が言うことでもないですが)
なんせ家を買ってしまったものだから、金が全くないそうだ。
食事会も、オプションはほとんどつけず、とってもシンプルな構成。


そんなことはともかく。付属のチャペルでの式。
新婦は満面の笑顔でバージンロードを歩く。中ほどまで。
新郎は、新婦の父に促されて迎えに行く。(どうやら、昨日ビデオを見れなかったようだ)
そこからは順調に進んだが、印象的だったのは新婦の父の姿。
先程は笑顔だったが、席に着いた後は、じっと眼を瞑っていた。

以前引越しの時に、新婦の実家にお邪魔する機会があった。
頑固職人っぽい風貌だが全く酒が飲めない新婦の父と、本当に優しそうな母。
二人して、「いいか、ここには何も置いていくなよ。取りに帰ってくるの面倒だから、全部持ってちゃえよ」
と何度も笑いながら言う姿は、とてもいじらしく見えた。(生意気ないい方ですが)

そんな様子をかつて見ていただけに、
この時の眼を瞑って堂々と座っている、どこか虚勢をはっているようだけどしっかりと向かい合いたい、けど・・・という姿にジーンと来てしまった。



いよいよ出番である。緊張してくる、ということは意外になかった。

第一声、はじめが肝心。
私は緊張すると、早口になり、メリハリが利かなくなるので、“ゆっくり”ということだけを心掛けた。
開会の旨をつげ、簡単な自己紹介、そしていよいよ「新郎新婦の入場です!」。

思ったよりも順調にいく。次は早速、乾杯。予定通り。

が、指名した後に、重大なミスに気づく!!!!

グラスに何もそそがれていない。
伯父は簡単な挨拶をすませ、「お手持ちのグラスを・・・」と言いかけてとまる。
(本来、このセリフは挨拶を始める前に私が言う予定だった)

ホテルの人があわてて中へ入ってきて、グラスに注ぎだした。
間が空いてしまう!!
ここで、伯父が「ではもう少し」と言って再び、挨拶を始めてくれた。
準備が整うまで結構時間がかかったが、しっかりと話続けてくれている。
で、ようやく乾杯。

あー。やってしまった~。廻りが全然見えてなかった。次に進むことしか考えてなかった。
ありがとう、長老!(ってほどの年ではないが、この日出席の親戚の中では最年長)

と、波乱のスタートを切る。が、これだけでは終わらない!
「それでは、ご歓談下さい。本日の料理は・・・・」と説明し終えたところで気づく。

テーブルに料理が何も無い!!!!

何を召し上がれというんだぁー、と心の中で自分に突っ込みを入れる。
まだまだ廻りが見えてない。視界不良。
そそくさとホテルの人が料理を運びだす。
ええーい、ここは進めるしかない。祝辞を頂くことにする。
ここでまた救われた。皆さん、お見事!
特に、私が「新婦側からも司会を一人だしてくれ。一人じゃ、テンパッた時にまずい」
と再三要請したのにもかかわらず、「極度のあがり性」の為と頑なに断った新婦の親友。
メモを見るでもなく、堂々と素晴しい心のこもった、ご挨拶。
うー、あんたが司会やってくれ~!と心の中で叫ぶ。
おじいさんの伊勢唄の替え歌もとても良かったし、新婦のお兄さんの挨拶も泣けた。

この後は、新郎新婦自身にやる自己紹介、ケーキ入刀、お色直し、と順調に。

だが、もう一つやらかしてしまった。
新婦に読む優先順位を聞いていた電報。一つ読み忘れた。
文面も面白かったのに、読む段階になって行方がわからず、別のものを・・・。
ドラえもん、キティーちゃん、ミッキー、プーさんがごっちゃになってしまった。
ごめんよ、【唄姫】さん。(という名できていた)

この後、新郎がお礼の挨拶で泣いた。(これはホント意外だった)
他には、サプライズもなく順調すぎるほど。
30分までは延長しても問題ないと言われていたが、10分だけの押しで。
あっさりしすぎちゃった?という感じもしたが・・・。
つたない司会で申し訳なかったが、無事にお開きへと。
食事会自体は、あまりイベントもないシンプルな構成で、その割にいろいろあったけど、「温かい会で良かったよ」と言ってくれる人が何人かいて、ホッと一安心。

【二次会で、次回へ自戒】
という題で、新郎側の親戚による二次会(新郎の父も来てくれた)での話も書こうと思ったが、いい加減長くなったので少しでやめておく。

乾杯の挨拶の時、窮地を救ってくれた長老。
お得意のダジャレを挨拶にしっかり入れていたそうなのだが、私は全く気がつかなかった。
やはり、相当緊張していたんだな。

何度か日記にも登場しているパワフル叔母が感極まって泣いていた。
(新郎の母が、パワフル叔母の姉。叔母には子どもがいないので甥・姪に対する想いが人一倍強い)

まぁ、何はともあれ、めでたい席はいいね。
おめでとう。
新郎新婦のお二人、お幸せに。





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最終更新日  2004年02月15日 10時34分43秒
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