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2004年03月18日
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巨万の富を築いた暮葉家は経営が行き詰まり今や風前の灯だった。
酒量とともに、才覚情熱が無くなっていった当主、飲みすぎで早死にした当主。
現当主・左近になっても、傾きはとめられず・・・


さて、とにかく【酒】である。酒、酒、酒、酒。
酒を飲まなきゃ始まらない、というようなファンタジー(?)

60億の負債を抱えた左近は、屋敷の明け渡しを明日に控え、美酒の風呂につかった。掌にすくった酒を飲み、このまま酔っ払い、溺死しても構わないと思いながら。

と、ここから急展開。
お稲荷に棲む狐が気付き、蓬莱の仙人の使いと出くわす。
さらに弟子を見に来た仙人・鉄拐李もやってきて、左近の風呂場に入りこむ。
その様子を見るなり、左近に何かを感じ取った仙人は・・・

ここからいろいろと入り乱れて、救世主、徳利真人、酒仙、酒徳、魔酒 などなど。
仙界を巻き込んでの大騒動になるわけです。

このあたりはなかなか興味深く面白かった。(作者は西洋史学科卒とのこと)

実は、読了したのはかなり前のことで細かいことはあまり覚えていないのだが、とにかく【酒】に対しての思い入れが凄かった。(というより全てが酒)それも気持ちよい酒がほとんどなので、読んでいても悪い気がしない。何だか、ふらふら~とよろめいてしまうような雰囲気である(どんなだ?)
実際よくわからない部分もあった気がするが、ここまで徹底されると潔くてよい。
最後の対決シーン(とても変わっているが)も迫力があった。
この感想も何だかよくわからないうちに終わってしまおう。

第5回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。

『酒仙』 南條竹則 新潮文庫 (平成八年十月発行)





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最終更新日  2004年05月03日 23時57分01秒
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