福内鬼外(月日が往く)

福内鬼外(月日が往く)

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

http://buycialisky.com/@ Re:コメント読めんと(07/07) which works best viagra cialis or levit…
http://cialisvu.com/@ Re:コメント読めんと(07/07) alternare cialis e viagracialis clonete…

バックナンバー

2024年12月
2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2004年04月02日
XML
カテゴリ: → 読んだんよ ←


しかし口元からは、微かな“あんず”の臭いが・・・
婦人の持ち物から、相当に古い一葉の白黒写真がみつかった。


表題作『花散る頃の殺人』他6編収録。

『凍える牙』 でお馴染みの、機動捜査隊員・音道貴子が登場するシリーズ。
ペンギン滝沢もちらりと。(巻末では、乃南さんと対談までしていますが、笑)

さすがに安定感があるというか、安心して読めるミステリ短篇集。
所属しているチームでのゴタゴタは無く、
(【おっちゃん】なんて、綽名をつけられてはいるものの)
事件に集中して落ち着いて読んでいられるのもいい。
それでも貴子個人の問題はいろいろとありますが。

それぞれ簡単に。


刑事という職業。わずらわしい、だけではすまない近所付き合い。
ゴミ漁りストーカーの影がちらつく。


『冬の軋み』
暴行事件発生。加害者の中には中学生らしき姿も。
同時期に続発していたひったくり。犯人との関連は?

『長夜』
“目を開けたまま路上で寝ている”という通報。
かけつけてみると・・・。
それは貴子も知っている、染織家だった。

『茶碗酒』
12月31日の警察署。各課から割り当てられた宿直員たち。

自殺。酔っ払い。
紅白。熱燗。除夜の鐘・・・サイレン、茶碗酒。

『雛の夜』
ラブホテルで若い女性が一人倒れている!
しかし警察が到着すると、その姿が消えている。



やはり、表題作がいいですかね。
『茶碗酒』は15ページほど。事件がメインではない“おまけ”っぽい話。

そんなに強烈ではないですが、
脇をかためる人物たちも掘り下げていくと、なかなか面白そう。

機捜の八十田、【ウツボ】藤代主任。
元警察官のおかま、村越安雲(本名・鉄平)。
音道三姉妹の真ん中、行子も気になります(出番ないですけど)

まだまだ続きそうですが、これって、もう続編出ているんでしたっけ?

『女刑事音道貴子 花散る頃の殺人』 乃南アサ 新潮文庫 (平成13年8月発行)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年07月23日 09時13分25秒
コメント(4) | コメントを書く
[→ 読んだんよ ←] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: