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なんだか知りませんが昨日は楽天が重くて更新できませんでした先週は確定申告のために世田谷に行ったり四谷に行ったりでばたばたしてましたが 久しぶりに行った世田谷は一年前と変わらぬその重苦しい建物のままで何も変化はありませんでした 女医さんとお話したかったのですがどこの大きな病院もそうですが予約をしないと医師とお話することはできません 残念ですが建物だけぐるっと一回りして手続きをしてその場を去りました月曜日はものすごく暖かかったのに火曜日は寒い もちろん往復の電車の中は暖房なし 体が冷え切ってよくありません 特に問題なのが下半身で(冷え性なので)これ以上厚着はできないし母のところに行くときには母の好物を持っていったりしてるため荷物が多いので防寒セットなど持てようはずもないのです逗子入りしてたまには母が好きだったマックのアップルパイでも持っていこうとさっそく購入して病院へ行くも今日は散発の日でした 母は「せっかくおのづさんに来て貰ってるので今日はやめにしてもらったの 来月にするわ」と言いますが伸び切ってしまった髪は後ろでとぐろを巻いてる状態なのでその気持ちは嬉しいけれどついでだから切ってもらうように勧めました 母はどうしようか悩んでいたけれど空いているようなので自分も切ってもらいたいことを告げるのですが横からみていてその頼み方じゃあ伝わっていないだろうなという代物でした(笑)「どう? あいてる? 何人? 入ろう」これじゃあ意味も通じないし失礼です(笑)スタッフの方も全員の散発のために順番があるらしく時間になるとどっかから患者さんを連れてきて速攻他に行ってしまいます 母がうろうろしてるのでスタッフの一人が「あれ?お母さんも切るの?」と聞いてきたから私は「せっかくなので切ってもらいたいと思っていますがもし予約が必要なのなら来月にしますが・・」と訊ねると どうやら私は文句を院長に言いつけるうるさいやつだと思われているらしく(笑)すんなりOKがでました・・ 母を待っている間アップルパイが冷えないようにカバンの中に入れておいて待合室で待っていますが電話代を要求した看護婦さんが行ったりきたりしてるけど私と顔を合わせようとしません まあ もういいですけどね ってか 電話代を要求してきた病院も初めてですけど・・ 一時間待ってようやく母の散発が終わり きれいになった髪の毛を満足げに母はやってきました 急いで三階の応接室に連れて行きアップルパイを差し出すと 目がパーッと明るくなり喜んで食べました(まあ 結果はパジャマに大量にこぼしましたが) マックのポテトが好きだった父を思い出しながら母と一緒にポテトも食べます時間があまりなかったので話す時間が短かったけれど母は部屋が変わって穏やかになりました よほど前の部屋の環境が悪かったのでしょう 何でも疑ってかかったりしてないし私に対して無理な要求もしなくなりました 母も我慢していたんだなと感じましたね先週渡したパーキンの本を母は少しずつ読んでいるようです医者の娘のくせに医学の知識はほとんどなし しかも実母がパーキンになってもまさか自分も同じ病気になるとは思わず関心がなかったようです 初めて本を読んでどういう症状がでるのかわかりそれが自分に当てはまってようやく自分もパーキンなんだなと実感したそうです 母も認めたくなかったらしいですね 不治の病だから・・帰りの電車の中でも冷たくなった足をさすりながら先週の疲れがたまりぐーーーっと寝てしまい起きると案の定肩がぱんぱん喉痛い・・ よくありませんねえ今週はちょっとのんびりします母の心も春の陽気のように穏やかになったようです
2004年02月24日
とうとう始りましたね 確定申告の季節です。。我が家の方はすんなりと終わったのですが実は親世帯の分がまだできておりません。。なぜって それは高額医療の請求のために提出した病院からの領収書の控えがないからです私のは母74歳で老人医療になっています いわゆる一割負担(本来は75歳からですが改正される前に老人医療になった人はそのまま対象となるのです) 一ヶ月の医療費の総合計が年収に応じてある一定金額を超えた場合高額医療費が発生したということになり申請するとオーバーした分が返って来る仕組みになっています 通院する程度なら超えることはないのですが入院となるとほぼ全員の方がオーバーするのではないでしょうか? 私は母の確定申告に伴い病院側からの領収書をかき集めたのだけどどうしても去年の一月から四月分がありません 五月から八月まではコピーがあるのですが九月からは難病認定が降りた為入院費は免除という形になっています 去年は高額医療 障害者認定 難病認定があったためありとあらゆる課を回って医療費のやりとり助成金のやりとりをしてたため どこで領収書を提出したのかはっきりと覚えていませんが一月から四月だとするとほぼ高額医療費の課で提出したものと思われさっそく市役所に行って事情を説明したのですが「一度提出したものはお返しすることもお見せすることもできません だいたいうちの課で出したんでしょうか?うちの課だったら必ず控えをとるように言うはずです 病院側に相談して再発行してもらうか はたまた税務署に行ってみて直接相談するほうがいいでしょう 市役所と税務署は管轄が違うのでうちでははっきりお答えすることはできません」と言われてしまいました 一月から四月分の高額医療費の返済に充てられた(いくら振り込みますという通知)書類を持っていってもだめでした 仕方がないのでそのまま税務署に行き(車で30分かかるのよねえ)もう一度事情を説明すると「うちでは病院側の領収書がないと絶対だめなんです いくら高額医療費の返済の紙を見せられても実際にいくらかかったという逆算はできませんし証拠にもなりません そこらへんは市役所の人と話してください 私どもは領収書がないとだめなのです」「でもこうして高額医療費の返済がきたということは市のコンピューターに登録されているのではありませんか?」「だからそういうことも市役所の人に聞いてください」「・・・そうですか では もう一つお尋ねしますがこの医療費のほてん分というところにはその高額医療費の返済分を書くのですよね?」「そうです 返ってきた分を書いて下さい」「では そのほてん分には難病の助成金や重症患者の助成金などは入るのですか?」「。。。えーと。。ちょっと待ってくださいね。。 調べてきます。。。」 しばし待って返ってきた言葉は「えーと よくはっきりとは分からないのですが 助成金というのはその治療に入院や通院をして発生した分のお金ではなくて その病気そのものに対してのお金ですから。。 えーと 助成金などという言葉は使わないので もごもご・・・」私は呆れてしまった。。 まあ言いたいことは分かるのだけど確定申告に記入する際そういう相談は受けたりしたことがないのかな?要するに助成金はほてん分には当てはまらないということなのだろうけど歯切れが悪いし 市役所に行けば税務署に行けと言われ税務署に行けば市役所に行けと言われ話にならないので一旦中断して家に帰ることにした 一月から四月分を抜いたとしても年間10万円は超えている 還付金が発生する しかしオーバーした額によって来年度の税金が変わってくるためできれば正確に表示したい なら病院にかけあって再発行できるのであれば正確に書けばいいし再発行できないのであれば分かる範囲で記入すればいい私は一月から四月まで入院していた世田谷の病院に電話してみた 事情を説明すると再発行には手数料として900円かかるけど出せるということだった ただし郵送はできないから手続きのときと受け取りのときと二回病院に行かなければならないとのことだった うーーーーむ 四か月分900×4=3600円 二回往復する交通費4000円弱 7600円もかけてしかも往復四時間かけてする作業かな? まあ 仕方ない 控えをとらなかった私が悪いのだし世田谷に行くことにしましょうというわけで にわかに忙しくなってしまいました(笑)さて 本日は強風にあおられながらの逗子入りです 母が持ってきてくれと頼んだパーキンの本をカバンに入れて母の病室へ行きます そうそう母の病室は変わりました 又元の部屋に戻ったのです なぜ病院に着く前に知ってるかって?もちろん例の看護婦から朝一番で電話があったからです「あの お母様の要望がありましたので 前のお部屋に代わってもらうことになりました ただ 空いたベッドは二週間前に亡くなられた人がいたベッドなので 気持ち悪いかなとも思いましたが 二週間たっているしお母様がなにより戻りたいということなのでそちらに移動しました ただし具合の悪い方が入院されたら優先させるのでそのときは又移動ということになりますが それでもよろしいでしょうか?」とのこと 私は部屋うんぬんに対して何も言ってなかったし母が部屋を変わりたいと強く言っていただけだったので母がOKなら別にどうでもよかったので「わざわざお知らせしていただいて申し訳ありませんでした 母のわがままを聞いていただきありがとうございます」と丁寧にお礼を言って電話を切ったのだった 別にそんなことでいちいち電話してくるなんて変なの 病院であったときに言えば済むことなのにねえ(笑)病室に行くと母の病室は母以外寝たきりの人ばかり 母は勝手に一人で歩き回ってカーテンを動かしていました どういっても無駄なのね(笑) 母は病室が戻ったことでご機嫌です いつもはすぐ三階に行こうと言うのに今日はこの部屋でお菓子を食べようかと言います 私は時間的にオムツ交換の時間がきて部屋から追い出されるのは目に見えているので母の顔の処理をしたあと三階に連れて行きました 母に「今日ね 看護婦さんから電話があったんだけど お金渡してるの?」と聞いてみると「ああ 今日電話するって言ってたわ なんでも 前回部屋の移動を事前に連絡しなかったから娘さんにえらい怒られたと言っていたよ だから今日の朝私のところに来て 今日娘さんいらっしゃるんですか? って訊ねてきたから そうだ って答えたら じゃ急いで連絡しなきゃ って飛んでいったの お金を払うって言ったら これはこちらの要件なので結構です だって」「はああああ?私が前の移動のとき怒ったですって?」「えらい剣幕だったっていってたよ」「なにそれ。。 病室に行ってお母さんがいなかったからナースステーションに行って どこに移ったんですか? って聞いただけよ? 部屋の番号教えてもらったらお礼言ってすぐナースステーションでたのに どうなってんのよ一体。。。」「あの人はね 何でもオーバーに言うのよ」「本当ねえ。。 困ったもんだわ。。。」なるほどね これで大体分かってきた 院長先生に話をしたときにすぐ例の看護婦の名前があがるほどその人は有名なのだ 多分悪気はないのだろうが おばちゃんの性格がとても濃くでてる人で何でもおおげさに話を風潮して世話焼いてみたりそれがうまくいかないときは自分が被害者だとみんなの関心を引きたいタイプなんだな・・あの件で大事にしてしまって悪かったかなとも思ったけれど黙っていてもいずれどこかで衝突するのは明らかだしもう別にいいやと思ったあとは普通に今日は穏やかに話をして病院を去ることにした部屋が戻って環境がよくなったことで母の心も穏やかになったようだったさて 確定申告のためにもう一分張りしましょうか(笑)
2004年02月17日
単身赴任生活が始った二月なのにさっぱり単身赴任ではないですねえ(笑)先週は月 火 と泊まっただけで洗濯物をたくさん持って帰ってきました。。。今週は月 が泊まりであとはないでしょうねえ。。。単身赴任って自分のことは自分でやって っていうのじゃなかったでしたっけ???これではいつ帰ってくるか分からず食事や買い物やらに振り回されて困ります(笑)さて 先週は母に疑わないように説得して帰ったのだからさぞ病院内で快適に過ごしているだろうとあまり心配せずに病院に行ったのだけど・・・母の病室で母のお顔のお手入れをしていると看護婦さんが入ってきて挨拶したりしますが私から見てもよそよそしいです 電話代払えと言った60歳位の看護婦さんですが まあ文句言われるより挨拶だけしてさっと消えてくれたほうがいいですけどね母は三階に行く前にトイレに行くと言って自分で立ち上がって部屋についているトイレに歩いて行きましたが見守っていると一歩が5センチほどの歩み 回転は速いのだけど一歩が大きく出ないため すすすすっとすり足でちょっとずつ進んでいるのだけど見ていてこの上ない危なっかしさ 明らかに進行していることが伺えます一人で用を足して戻ってきた母を車椅子に乗せて三階へ今日はいつもと違ったおやつを買ってきました 母の大好物コーヒーゼリー 母に見せると顔がぱーっと明るくなって「何年ぶりだろう うれしいわあ」と喜んでくれました 手が上手く使えない母のためにコーヒーゼリーの上蓋を取ってあげようと私が手を出そうとすると「自分でやるからいいの 前は 誰かあけて~って言うとやってくれたんだけどこの頃無視されるから自分でやることにしたの」o┤*´Д`*├o アァー またかあ「まあ それも一つのリハビリだからね 自分でやれることはやらないと何もできなくなっちゃうよ」そうは言ったものの母への病院側の対応 母の感応度を考えると胃が痛くなりますしばらく奮闘して蓋を開けて食べようとするけどコンビニでもらった小さなスプーンでは食べずらそうです 私が助けようとしたけれどやはり拒まれ「使えないならこのまま飲み込めばいい」と口をくっつけてゼリーをすすろうとします パーキンは飲み込みが悪くなるのですすって気管に入ってしまうと大変です 私はすぐ「だったらそのスプーンでぐちゃぐちゃにかき混ぜてどろどろ状態にしないと危ないよ」と言いました 母は不器用にざくざくとゼリーを切って固まりを何とか口に持っていって完食しましたそこへリハビリの先生がやってきて私にとても言葉を選んでこういうのです「あの お母様がリハビリの前後にどうしても歩きたがってしまって私たちが見ている範囲ならいいのですが見てないところで歩かれてしまって・・ お母様の気持ちも分かるのですがやはり安全を考えると・・ 私から言うとお母様も怒ってしまわれると思うので娘さんのほうからお母様に言っていただけるといいのですけれど・・」と母を目の前にして私に言いました なるほどー 母は病院では問題児なのか? きっと院長先生や婦長から言われて私たち親子に関しての言葉のやりとりには充分注意するように言われているんだろうな 母は頑固だし融通がきかないから手を焼いているに違いない 私だって説得するのは骨が折れるのだ 私は先生に謝ってなんとかしますと言ったそれを聞いていた母はそっぽを向いて明らかに不機嫌そのものだったリハビリの先生が帰った後私は「お母さん 歩くのはいいけど誰も見てないところでしてはいけないって言ったじゃない」「だって!そんなこといったら 私は一日中この車椅子にしばりつけておくのかい!?そりゃあ拷問と一緒だろうよ!!」私は黙ってしまった いくら安全面病院側の事情を説明したところで判断が甘いという症状がでている母には通用しないだろう とどのつまり私が在宅にして母の面倒を全部見ていれば母の不快は収まるのだ でもそれができない以上ルールを守ってもらわなければどこへいっても嫌われてしまう 私はどうしたものかと数分黙っていたがやがてこう切り出した「お母さん 歩きたいのは分かるけど転んでしまって病院側が過失になったり お母さん自身も骨折してしまったりしたらどっちも嫌な思いをするんだよ そこは我慢してもらわないと 歩きたいなら誰かがいるときにやらないとだめだよ」「私はね そのときはそのときでもうほっといてもらいたいんだよ」「また・・そんなこと・・・」「だって もう生きていたっていいことないもの」「お母さん・・・ お母さんのお母さんは同じ病気になってそんなこと言った?だめでしょ まだ若いのだから」「言わなかったよ でも母はまだ若かったもの60で死んだからね」「お母さんはお父さんが亡くなったとき77歳だったからまだこれからだったのにって言ったでしょ?お母さんは74歳じゃない だめよ そんなこといったら」「だったら早く退院させておくれよ 家に帰りたいよ!!」母は大粒の涙がぼろぼろでてきた 私は胃がぎゅーーーっとしめつけられてもうどうしてあげたらいいのか分からなくなってしまった 母を幸せにするには私が犠牲になって在宅にすればいい もう同じ問題でぐるぐる何度もやりあったのだからそうしたらすっきりするじゃんって・・ でも今はそれはできないことだ・・私は心を鬼にして「お母さん 病気になってしまったことはしょうがないんだよ・・ お父さんだって悪性リンパ腫になって死んでしまった・・ でもお母さんの病気は治らないけど痛いこともないしきちんと専門病院で診て貰えればゆっくりと進行していくだけの病気なんだよ 自分で自分の病気を悲しんで人生を捨ててしまうようなことを考えてはいけないよ 今できることをして今感じることを感じて楽しまなければ損だよ」「そんなことはわかっているよ・・私だって前向きに病気と闘っていかなくちゃって思っているよ でも揺れてしまうんだよ心が・・ もういいやって・・」「お母さん それは私だって同じだよ 私のお腹も一年たっても治らない 治らなければ子供も出来ない お墓も継げない もうどうでもいいやっておもうときもあるよ でも 闘っていくしかないんだよ そうしなきゃならないんだから」「そうだね・・ 頑張ってみるよ」母も病院の中で仲の良い人もできず心のうちも相談できず一人で闘ってきて心細いのだろう でも 私だって一人で闘っているのだ人生結局一人で闘うものなのだよ冷たい風の中私は帰路についた不安がっている母を元気付けるためには私は何があっても母の前では明るく振舞っていよう毎回毎回病院へ行くと必ず心が重くなるきっと母を入院させている間心が晴れることはないだろうでもそれを選んだのは自分なのだから仕方ないのだこんな思いをするならいっそ在宅に・・私だって揺れているんだよお母さん そして共倒れしてもいいかなって自暴自棄にもなるんだよ親子なんだから二人で共に闘っていこうね
2004年02月10日
数日前から風邪をこじらせ熱もあるのに単身赴任の準備をしなければいけないのはこの上なく嫌なこと・・なんで嫌かって?そうそれは旦那さん自身が全くやらないからです ムカムカ…((o(-゛-;)「ウイークリーマンションだから体一つでいいんだよ」って馬鹿正直に信じている旦那さん。。本当に体一つでいいのかよーーーーく考えてごらんなさい。そんなこんなで確定申告も親世帯子世帯と二つやらなきゃいけないところをまだ子世帯しかできておりませんしかも。。 一生懸命計算して領収書かき集めたのにもかかわらず還付金1260円って。。むなしすぎる。。昨日までは熱があったため大人しくしていたのだけれど咳がでるので今日の逗子入りはどうしようかなと悩んでいました だけど先週にひきつづき病院内の様子が気になるし重い腰をあげて母の元へ病院に着くと母は先週と同じようにベッドの上で休んでいました 「どうしたの?風邪引いたの?」「ううん 休んでいただけよ」母は私が来たので自力で起き上がろうともがいていますが亀のようなスピードです「お母さん 先週と同じような体の動きね あんまりよく動かない?」「ああ 言われてみればそうかも・・」母よ 自分の体の調子ぐらい自覚してくれ;;母を車椅子に乗せて三階の応接室に連れて行こうとすると母が「今日は節分で豆まきをするの 三時過ぎにやるっていってたわ どこでやるのか看護婦さんに聞いてみよう」母は廊下を歩いているスタッフを捕まえてさっそく訊ねていますがその人はあいにく今日から入った人のようでさっぱりわからないようです なので母に「じゃあ今三時ちょっとすぎだから急いで私は食事をお母さんはお菓子を食べて戻ろうね」と言っていつもの指定席に座りましたああ 今日は節分かあ 忙しくてすっかり忘れていたわ(笑)私は母に「あれから病院はどう?」と訊ねると 待ってましたといわんばかりに母が「もうね 私 あれからひどいいじめをうけているのよ」「ええ?どんなふうに?」「あれからね 婦長も院長も しっ!」私たちが話しているところに看護婦さんがやってきたので母は眉間にしわを寄せて黙ってしまいましたまてまて 又先週のような状態かもしれない とりあえず話しだけ聞いて様子を見てみよういなくなって再開された会話の内容はこんなものでした婦長も院長も私をさけているスタッフの一人が私が車椅子をうまくこげないってことで怒ってみんなの前であーしろこーしろって怒鳴るなんでこんなことができないんだと罵倒する隣のベッドの人は80歳のおばあさんで自慢の息子がいるみたいだがその息子がおばあさんのために横浜市立病院に転院できるように手続きをしたらしい私も弟に保証人になってもらって市立病院にいく早く手続きをしてくれというものでした私は確かに横浜市立病院がパーキンの研究なさっている教授がいらっしゃるのを知っている しかし一番初めに母を入院させるときあまりにも遠いからやめたのだ それに市立病院も大きいところだから結果として長期に渡っての入院は認められないだろうしそこから転院するときに逗子のパイプラインが切れてしまうことを考えるととてもできないことだった 母は簡単に保証人さえいれば入院できると思っているだろうがそれは大きな間違い 紹介状をもらってまず診察をして医師から認められたら入院できるのだし 私が長期入院を希望することを告げたら断られる可能性は大であるそれを母に正確に告げてももう理解する能力はない私はやんわりと「保証人がいてもだめなんだよ 大きい病院は長期は無理なんだよ」と否定したが 母の顔色はみるみる曇り「また!あんたは!それが娘のすることか! どうして私が望むことを拒否するんだ!」と怒り出したため 話を一旦中断させ母を一人にして お茶をもって母の元へ帰りその話題にふれないようにして部屋に戻したまだ 豆まきをした様子はない 母をベッドに戻して 先週爪を切ってと頼まれていたので持ってきた爪きりで母の両手の爪を切る 母は「足の爪も切って頂戴」というので靴下を脱がせて両足の爪も切ってあげた母は人から自分に優しくされて心が和らいだのだろう私にお見舞いで来てくれた親戚の人からのお菓子を半分ずつにわけてカバンに入れてくれた豆まきがやってきて 院長と例の看護婦さんと鬼役の男の人がやってきた 寝たきりでほとんど口もきけず手も動かない患者さんの所へきて頑張って豆を投げるように励まし「鬼は~外 福は~内」と大きな声で元気づけていた 母はそこまでひどくないので車椅子に乗りその様子を見て自分の番が来て豆をまかせてもらって皆が去った後私にこう言った「どう?今のみて 何か思わなかった? あの人たち私に冷たいでしょう?」「・・・・・お母さん 何でも疑ってかかってはいけないよ? 私にはいたって普通に見えたよ 同じ事柄でもいいように取るのと悪いように取るのと大きな差が出てしまうよ 誰だって悪気があってしてるのではないよ いいように取っていかなければお母さんが辛い思いをするだけだよ?」「そうね・・ そうだわ・・ 私は ずっと悪いほう悪いほうに考えていたわ だからもう嫌で嫌でしょうがなかった だめね おのづさんの言うとおりだわ 今度からいいようにとりましょう」「うん ちゃんと院長先生にも婦長にも私から話はしてあるしそのことで病院側も反省して対応がかわっているのかもしれないよ それをまだ悪いほうにとっていたらいつまでたっても関係は良くならないよ それじゃあつまらないでしょう」「本当だわ 今度から私はいいほうに考えるね」「うれしいわ」そうして私は風邪が悪化しても困るので帰ることにした一時は病院を変えろと言われるのではないかとひやひやして胃が痛くなったのだけど人間って優しくされると優しくしようって思うのだなって改めて思った家の中では家族の仲が良かったので悪意をもって接する人などいなかった 病院に入って他人との共同生活 家族ではない人からのお世話を受けていて母の心はかさかさに乾いてしまったのかもしれないもっと私にゆとりがあれば もっと近くの病院だったら豆に顔をだしてあげれたのだけど今の段階では仕方のないこと来週にはにっこり笑っている母に会いたいものだそう思って帰りの電車に乗ると。。。。暖房がついていないんだなこれが。。。どうして最近の電車って暖房がないんだろう?私は一時間半以上同じ場所に座ってすっかり腰まで冷え切ってしまった体をひきずりながら自分だけのお惣菜を買って帰宅した いつもならここから料理を作らなきゃいけないところだけれど自分ひとりだから簡単でいいです(笑)でも まだまだ本格的な開始じゃないので明日には一旦帰ってきますけどね(笑)
2004年02月03日
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