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既に公式HPに開催報告が掲載されているので、これまで15回の比較表に追加。年回期間テーマ来場者数フォーラム全体チケット販売数有料/無料公演数2005年第1回4/29-5/1ベートーヴェンと仲間たち306千人324千人109千枚120/2092006年第2回5/3-5/6モーツァルトと仲間たち490千人695千人160千枚145/3772007年第3回5/2-5/6民族のハーモニー660千人1,060千人200千枚181/4732008年第4回5/2-5/6シューベルトとウィーン640千人1,004千人182千枚221/5292009年第5回5/3-5/5バッハとヨーロッパ411千人711千人137千枚168/4192010年第6回5/2-5/4ショパンの宇宙420千人808千人141千枚175/3582011年第7回5/3-5/5とどけ!音楽の力広がれ!音楽の輪タイタンたち146千人・・・・人45千枚90/1752012年第8回5/3-5/5サクル・リュスロシアの祭典360千人460千人123千枚159/1922013年第9回5/3-5/5パリ、至福の時414千人516千人138千枚135/2092014年第10回5/3-5/510回記念祝祭の日431千人612千人151千枚147/3662015年第11回5/2-5/4PASSIONSパシオン367千人427千人122千枚135/3952016年第12回5/3-5/5ナチュール自然と音楽366千人429千人114千枚126/3402017年第13回5/4-5/6ラ・ダンス舞曲の祭典356千人422千人116千枚122/3262018年第14回5/3-5/5モンド・ヌーヴォー新しい世界へ308千人432千人119千枚125/4512019年第15回5/3-5/5ボヤージュ旅から生まれた音楽366千人425千人121千枚124/2982023年第16回5/4-5/6Beethovenベートーヴェン150千人180千人87千枚65/184 ここ5回ほどと比較して来場者数が半数以下、公演数が半数近くに減っている割に、チケット販売数が7割あるのは、大キャパのホールA公演数をキープし、売れたからでしょう。 新型コロナの影響で日本人の演奏家中心となり、これまでのLFJの面白味なし。 ぜひ来年はナントと関連したプログラム、来日演奏公演を期待。 End
2023.05.14
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鑑賞日:2023年5月5日(金・祝)ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023Beethoven ―― ベートーヴェン 【主催】ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023 運営委員会 (三菱地所株式会社/株式会社東京国際フォーラム/株式会社KAJIMOTO)新型コロナにより2020年が直前に中止となり、4年振りに再開されるとのことで、山の神と有楽町へ出掛けた。今回ぐっと小規模になり、有料公演はホールA、B5、C、D7のみ。地下Eホールは締め切ったままで、フォーラム内の無料コンサートは、地上広場キオスクのみ。ガラス棟の吊り下げポスターも小さなものが1枚のみ。LFJ2023公式CDはなく、グッズ売り場もガラス棟内の小さなスペースのみの販売と寂しい。これまでフランス・ナントと同じテーマで、その出演者の多くがLFJに来日したので、ナントでの録音が公式CDとして発売されて来た訳だが、今回の出演者はほとんど日本で調達のため公式CDが発売出来ないのでしょう。2020年も同じ「ベートーヴェン」がテーマで、オペラ「フィデリオ」、「VOCESS8」、「みんなで第九」のチケットを購入し、楽しみしていたが中止・払い戻しとなった。今回は声楽、コーラスの演奏家は、第九のソリスト、合唱を除くと天羽明惠のみ。結局、5/4の天羽明恵の歌曲とオケ交響曲のコンサートを選択。まずはホールD7へ公演番号:232/ ベートーヴェン、憧れと愛を歌う日時:2023年5月5日(金・祝) 11:15~12:00会場:東京国際フォーラム ホールD7入場料:¥2,500(指定席X1列目)出演ソプラノ:天羽明惠ピアノ :村上寿昭曲目ベートーヴェン:五月の歌op.52-4ベートーヴェン:思い出 WoO136ベートーヴェン:口づけop.128ベートーヴェン:「4つのアリエッタとデュエット」op.82 より1~4ベートーヴェン:6つの歌 「ミニヨン」op.75-1ベートーヴェン:憧れ WoO146ベートーヴェン:希望に寄すop.32ベートーヴェン:アデライーデop.46 感想 客席は満席、最前列で聴く。天羽明惠は初めて聞く方だが、普段はドイツを拠点に活動されており、毎年数回日本で公演されているとのこと。 良くコントロールされた歌声でドイツ語の歌詞が心地よく聞こえてくる。「憧れと愛を歌う」をテーマに年代に関係なく選曲されたとのこと。 今回、プログラムに加え訳詞カードが入口にあり、訳詞カードを見ながら聞くと曲の内容が解りやすい。 途中、ピアノのみで「月光」と変奏曲の演奏あり。変奏曲は転調が続く曲で、天羽さんが調性記号を描いた紙を曲に合わせてめくって行くパフォーマンスもあり、 あっと言う間に時間が過ぎて、予定時間を10分程超過して終演。 公演終了後、丸の内エリアを散歩して、レストランの屋外テラスでカレーランチ。途中「KITTE 1階 アトリウム」での無料コンサートを聞こうとしたが、吹き抜けのロビーのため音が聞こえづらく、早々に移動。 東京国際フォーラムに戻ると、地上広場キオスクでバイオリンの演奏があり、その音色が美しい。当初スケジュールには記載なく、掲示も「島村楽器」だけで演奏者は不明。 公演番号:213/巨匠は田舎の素朴な自然を歩いた日時:2023年5月5日(金・祝) 15:15~16:15会場:東京国際フォーラム ホールA入場料:¥3,000(S席19列目)出演指揮者:三ツ橋敬子オーケストラ:東京交響楽団曲目ベートーヴェン:騎士バレエのための音楽 WoO1ベートーヴェン:交響曲第6番 へ長調 op.68 「田園」感想 客席は満席。オーソドックスに安定した演奏でゆったりとした気分で聞くことが出来た。1曲目はホルンが角笛の音で、2曲目は落雷の音が上手く、楽章毎の音楽の変化をそれなりに楽しめた。 とにかくLFJ復活したとのことで何より。人出も思ったより多く、ぜひ来年はナントと同じ演奏家の公演を期待。End
2023.05.05
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新型コロナ感染の第7波が収まった?中で、東京近況のプロオケ「第九」演奏会をリストアップ。 指揮者 合唱団 予定日N響 井上道義 新国立劇場合唱団 12/21.22,24,25,27 東京オペラシンガーズ 東フィル 尾高忠明 新国立劇場合唱団 12/22,25, 東響 秋山和慶 東響コーラス 12/21, ジョナサン・ノット 東響コーラス 12/28,29 新日フィル 佐渡裕 二期会合唱団 12/17,18,20、23,24 栗友会合唱団 読響 鈴木優人 新国立劇場合唱団 12/16,17,18,20,21,22,25 日フィル 太田弦 東京音楽大学 12/17 日本フィルハーモニー協会合唱団 12/18, 小林研一郎 東京音楽大学 12/22,23, 武蔵野合唱団 12/24 日本フィルハーモニー協会合唱団 12/25,27都響 エリアフ・インバル 二期会合唱団 12/24,25,26 東京シティ 飯守泰次郎 東京シティ・フィル・コーア 12/28, 神奈川フィル 沼尻竜典 プロ歌手による神奈川フィル合唱団 12/23,24新国立合唱団は12/22,25がトリプル、12/21がダブルブッキング。そのためか、N響は東京オペラシンガーズもエントリー。二期会合唱団は12/24がダブルブッキングで新日フィルは栗友会合唱団もエントリー。東響コーラス、日本フィルハーモニー協会合唱団、東京シティ・フィル・コーア等の関連合唱団が復活でようやく新型コロナ感染前に戻ったが、マスクはどうなるのか?神奈川フィルは変わらずプロ歌手の寄せ集めで。ソリストはN響と読響以外はオール日本人で昨年の新型コロナ感染入国不可の対策か。また各地の市民公募合唱団「第九」も多く復活してますが、その中でも「千人の第九」は参加者2,000人に絞って、ネックファンが必須のようで、果たして効果は?End
2022.11.02
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鑑賞日:2022年10月28日(金)19:00開演入場料:8,000円(S席 J列)【主催】(財)水戸市芸術振興財団水戸室内管弦楽団第110回定期演奏会会場:水戸芸術館コンサートホールATM出演:フルート独奏:セバスチャン・ジャコーピアノ独奏:藤田真央水戸室内管弦楽団 ヴァイオリン:安芸晶子、フェデリコ・アゴスティーニ 植村太郎 、大宮臨太郎、小栗まち絵 、 川崎洋介、佐份利恭子、島田真千子、 瀬川祥子、田中直子、豊嶋泰嗣、 猶井悠樹、中島慎子、中村静香 ヴィオラ :川崎雅夫、川本嘉子、鈴木 学、店村眞積 チェロ :荒 庸子、奥泉貴圭、原田禎夫、宮田 大 コントラバス:池松 宏、助川 龍 フルート :岩佐和弘、上野星矢、 セバスチャン・ジャコー オーボエ :副田真之介、南方総子 クラリネット:中 秀仁、山本正治 ファゴット :鹿野智子、吉田 將 ホルン :日橋辰朗、山岸リオ曲目:【第1部】モーツァルト: フルート協奏曲 第1番 ト長調 K.313(285c) フルート独奏:セバスチャン・ジャコーモーツァルト: ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488 ピアノ独奏:藤田真央【第2部】モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550 コンサートマスター:豊嶋泰嗣感想: 今話題の藤田真央くんのモーツァルトが聞けるとのことで、会社を定時に出て水戸芸術館へ向かった。水戸駅北口から伸びる国道50号線と水戸芸術館の間には来年7月開館予定の水戸新市民会館が建設中で、外装は既に出来上がっており、4階建て全面ガラス張りで中は大きな木材がふんだんに使った豪華なもの。 客席は満席、時間となりフルート独奏のセバスチャン・ジャコーもメンバーに混ざって登場。舞台中央に立って、フルートを吹かない部分では、指揮者のような身振りで、演奏を引っ張っている。早い音符や音が飛ぶ所も難なくこなし、楽しい演奏だった。 曲が終わると一度メンバーが舞台裏へ下がり、ピアノが中央へ運ばれ準備出来た所で再び登場。ピアノ独奏の藤田真央もメンバーの最後に登場し、ピアノ椅子に座る。藤田真央と言えば、映画「蜜蜂と遠雷」の中の欧州在中、天才ピアニストの風間塵役のピアノ演奏した所から気になり、まだ23歳で既に世界中のコンクールの入賞やオーケストラとの共演で引っ張り凧状態。 驚かされたのはそのタッチの柔らかさ。猫背で演奏し、腕は鍵盤とほぼ同じ高さで力を入れていない。それなのに、オケの音からも浮き出て聞こえてくる。早いパッセージも難なく弾いて、自然に聞こえて来る。どんどんピアノの音に耳が引き込まれて行く。カデンツァも洒落ていた。モーツアルトの美しい旋律を楽しむことが出来た演奏だった。 客席から拍手が鳴り止まず、カーテンコールは3度出てきたもののアンコールはなし。 休憩挟み第2部はモーツァルト交響曲第40番。指揮者無しでの演奏だが、出だし等ぴったりなのはさすが。ただ指揮者いない影響でか、テンポや強弱は一定で少し退屈に感じた。 なにはともあれ、藤田真央の素晴らしいモーツアルトを聞けた演奏会だった。 水戸新市民会館は、2000人収容の大ホール中心に、482席の中ホール、192席の小ホールまである大型施設。当初利用対象に「オペラ」が書かれていたが、いつの間にか記載されなくなり、「オーケストラコンサート」「ミュージカル」が書かれている。おそらく舞台裏の上手下手が狭いため舞台上と同じスペースが取れすオペラ用に次の幕・場面の舞台装置が置けないためかと思われるが、施設にはオーケストラピットやワグナーピットの名称もみられ、演出次第で上演も可能でしょう。 ぜひ来年は水戸室内交響楽団演奏でオペラの上演を観たい。End
2022.10.28
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鑑賞日:2021年12月29日(水)15:00開演入場料:7,500円(S席ペア 1階7列)【主催】(財)神奈川芸術文化財団神奈川県民ホール 年末年越スペシャルファンタスティック・ガラコンサート2021会場:神奈川県民ホール・大ホール出演指 揮 :三ツ橋敬子司会・バリトン:宮本益光ソプラノ:高橋 維、伊藤 晴テノール:望月哲也→村上公太バレエ:上野水香、厚地康雄、ブラウリオ・アルバレスヴァイオリン/コンサートマスター:石田泰尚チェロ :森脇大樹ピアノ :中島 剛管弦楽 :神奈川フィルハーモニー管弦楽団曲目<第1部>チャイコフスキー:バレエ音楽「眠れる森の美女」より 序奏とリラの精チャイコフスキー:バレエ『眠れる森の美女』より グラン・パ・ド・ドゥ (上野水香、厚地康雄)プッチーニ:交響的奇想曲プッチーニ:オペラ『ラ・ボエーム』より 「冷たき手を」(村上公太) 「私の名はミミ」(伊藤晴) 「私が街を歩くと」(高橋維) 「さようなら、朝の甘い目覚めよ」(伊藤晴、高橋維、村上公太、宮本益光)<第2部>ニーノ・ロータ:映画『ロミオとジュリエット』より 愛のテーマグノー:オペラ『ロメオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」(伊藤晴)ビゼー:オペラ『カルメン』より「花の歌」(村上公太)ヘンデル(ハルヴォルセン編曲):パッサカリア(石田泰尚、門脇大樹)ロシア民謡:黒い瞳(上野水香/ブラウリオ・アルバレス/石田泰尚/中島剛)マイアベーア:オペラ『ディノーラ』より「軽やかな影(影の歌)」(高橋維)マスネ:オペラ『エロディア―ド』より「はかない幻」(宮本益光)R.シュトラウス:交響的幻想曲「イタリアから」より 第4楽章<アンコール>ヴェルディ:オペラ『椿姫』より「乾杯の歌」J.シュトラウスⅠ:ラデツキー行進曲感想 東京二期会から手紙が届き、楽しみにしていた来年2月公演リヒャルト・シュトラウス「影のない女」がオミクロン株による入国制限で外国からのスタッフが入れず演目が宮本亜門演出「フィガロの結婚」へ変更。 年末恒例の第九も海外指揮者、ソリストが相次ぎ変更に。サントリーホールのニューイヤーも取りやめ。 外国人全て入国禁止処置は日本だけ。このままでは来年前半のオペラ公演も日本人歌手だけになりそう。 取り敢えず音楽を楽しむために、年末恒例の神奈川県民ホール主催のファンタスティック・ガラコンサートを鑑賞のために、山の神と山下公園沿いのホールへ。 客席はほぼ満席。当方座席は7列目だったが、バレエのために舞台が5列目まで張り出され、6列目が新型コロナのため空席となったので、最前列に。 今回の指揮者とホール側で選曲したとのことで、第1部序曲の後、直ぐにバレエ。上野水香、厚地康雄の踊りを目の前で見られ、その迫力と美しさに圧倒された。 その後は「ラ・ボエーム」。有名アリアに加え3幕の4重唱を聞けてオペラを感じることが出来た。 開演前、休憩中のドリンクサービスはなく、ワインは飲めず。 第2部はフランス系の音楽を集め、その中に石田泰尚と門脇大樹でパッサカリア、そして石田泰尚と中島剛の「黒い瞳」の演奏に、上野水香とアルバレスの創作ダンスが加わり素晴らしい芸術に。 アンコールはいつもの「乾杯の歌」とラデツキー行進曲で終演。 来年は、ロビーでワインやシャンパンを飲んで海外演奏家の音楽が楽しめるような状況になることを期待。End
2021.12.29
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鑑賞日:2021年10月24日(日)14:00開演入場料:4,000円(B席 4階LB 1列)【主催】ミューザ川崎シンフォニーホール、(財)東京交響楽団東京交響楽団 名曲全集 第170回<前期>会場:ミューザ川崎シンフォニーホール曲目デュティユー:交響曲第1番モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626 ジュスマイヤー版、「Lacrimosa」のみフィニッシー版 「Agnus Dei」と「Communio:Lux eterna」の間に リゲティ「Lux eterna」を演奏出演指揮:ジョナサン・ノットソプラノ:カタリーナ・コンラーディ→三宅理恵メゾソプラノ:ウィープケ・レームクール→小泉詠子テノール:マーティン・ミッタールッツナー→櫻田亮バスバリトン:ニール・デイヴィス合唱:新国立劇場合唱団合唱指揮:冨平恭平管弦楽:東京交響楽団コンサートマスター:小林壱成感想 久しぶりに宗教曲の演奏会があるとのことで、衆議院議員選挙の演説の渦の中、ミューザ川崎へ向かった。 ホール入口でカメラ検温、手をアルコール消毒、チケット半券もぎりとプログラムピックアップは自身でとのコロナ対応。 ドリンクサービス中止。座席は1階正面3列空席以外は、全席販売した様で7割程度の入り。但しP席、2RA,LAのステージ側は、観客まばらで、新型コロナ感染収まり追加発売したのでしょう。 ミューザ川崎は渦巻き状の座席のため、当方4階LB席となっているものの、1桁代は3階入り口が近く、たどり着くのが一苦労。 1曲目はデュティユー「交響曲第1番」。全く初聴の曲。デュティユーは20世紀フランス現代音楽界でメシアンとブーレーズの間の世代とのこと。 ピアノ、チェレスタ、ドラ、木琴、鉄琴など多くのパーカッションが入り5プルトの規模。 静かに始まり、途中大音量になり、最後は再び弱音で終わる。不協和音は少なく、聞きにくい曲ではないがモツレクとは時代や曲想に関連無く、なぜ組み合わせたのか意図は不明。 2曲目は古典の対抗配列4プルトで、合唱はオケの後ろに2列、全員分の譜面台、椅子が準備される。オルガンはホールのパイプオルガンを使わず、可搬のものを使用。 合唱は下手側よりソプラノ、バス、テノール、アルトの通常と異なる配列で各パート8人の32人、ソリストは合唱1列目の中央に合唱配列と同じ順で並ぶ。 冒頭のRequiem、Kyrieは通常のテンポ、合唱も安定した歌声。数秒間を置いてDies iraeに入ると急加速。ミューザ川崎は残響がやたら長く4階席で聞いていると、合唱とのズレになって音の濁りを感じる。 Recordareからテンポが戻り落ち着いて聞ける。フィニッシー版Lacrimosaは初めて聞くが、ソリストが入り、ヴェルディ・レクイエムの様になっていて、ジュスマイヤー版とは大きく異る。 Lacrimosaが終わると小さな鐘が数度鳴らされる。仏壇の鐘のように聞こえて違和感あり。その後ジュスマイヤー版に戻り落ち着いて聞けたが、Agnus Deiの後再び鐘が3度鳴らされる。 そしてソリストが座り、合唱のアカペラでリゲティ「Lux eterna」を演奏。この曲は「2001年宇宙の旅」の映画で使われており、16声部の音のぶつかりで独特の響きを生み特にアルトのバランスが素晴らしい。 このホールの残響効果も効いている。そしてジュスマイヤー版Lux eternaに戻って終わる。 ソリストは、リゲティ「Lux eterna」以外は合唱部分も歌っていた。ソリストの重唱部分は、バス・バリトンの響きが高めでバランスは今一。合唱はリゲティ含め素晴らしかった。 指揮者ジョナサン・ノットは、古典のモツレクと現代曲を組み合わせて、通常の演奏会とは異なる音楽効果を狙ったと思われるが、なぜモツレクの曲の中にリゲティを入れたかはよく解らない。 マスクがなければ「ブー」を飛ばしたい所。 モツレクとしては、それなりに満足出来た演奏だったものの、曲の組み合わせが最後まで理解できないコンサートだった。End
2021.10.24
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日フィル「第九」公演の合唱が決定したので追記新国立劇場合唱団 N響(12/23,25,26,27) 東フィル(12/18,19,20) 読響(12/16,18,19,20,23,26,27) 東響(12/20,23,28,29)二期会合唱団 新日フィル(12/17,18,19,20) 都響(12/24,25,26) 日フィル(12/20,26,27)東京音楽大学 日フィル(12/19,22,23)東京混声合唱団 名古屋フィル(12/18,19)コーロ・リベロ・クラシコ・アウメンタート 神奈川フィル(12/24,26,27)東京シティフィルは中止。新国立合唱団は既にトリプル・ブッキング、二期会合唱団はダブル・ブッキングの日程あり。また日フィルのHPには「出演は40~50名程度とし、マスクを着用して歌唱予定です。」とあり、マスク着けて歌うのか?End
2020.12.15
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ベートヴェン・イヤーの2020年、年末恒例の「第九」。コロナ禍のため、一般公募の市民合唱公演はほぼ中止。「1万人の第九」はリモートレッスン、千人→500人へ縮小。プロオケ主催の公演スケジュールが順次公表されている。特徴は多くの合唱がプロ合唱団になっていること。オケ付属合唱や大学生では人数も多くなり、練習等リスク高いためでしょう。新国立劇場合唱団 N響 (12/23,25,26,27) 東フィル(12/18,19,20) 読響 (12/16,18,19,20,23,26,27) 東響 (12/20,23,28,29)二期会合唱団 新日フィル(12/17,18,19,20) 都響 (12/24,25,26)東京混声合唱団 名古屋フィル(12/18,19)コーロ・リベロ・クラシコ・アウメンタート 神奈川フィル(12/24,26,27)日フィルは合唱を調整中、東京シティフィルは中止決定。新国立劇場合唱団は既にトリプル・ブッキングの日程もあり大変そう。End
2020.11.21
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鑑賞日:2019年5月28日(火)19:00開演入場料:15,000円(B席2階Q列) 【主催】(財)水戸市芸術振興財団水戸室内管弦楽団・別府アルゲリッチ音楽祭共同制作水戸室内管弦楽団第103回定期演奏会会場:水戸芸術館コンサートホールATM曲目:<第1部>指揮者なし ハイドン:交響曲 第6番 ニ長調 Hob.I-6〈朝〉 (コンミス:田中直子) ウェーベルン:弦楽のための5つの楽章 作品5<第2部>指揮:小澤征爾、ピアノ:マルタ・アルゲリッチ ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19 (コンマス:豊嶋泰嗣)<アンコール> ピアノ:マルタ・アルゲリッチ、 ホルン:ラデク・バボラーク シューマン:幻想小曲集op.73 出演:ヴァイオリン:安芸晶子、植村太郎、小栗まち絵、佐分利恭子、島田真千子、 瀬川祥子、双紙正哉、竹澤恭子、田中直子、豊嶋泰嗣、 中村静香、三上 亮、依田真宣、渡辺實和子ヴィオラ :川崎雅夫、川本嘉子、鈴木 学、店村眞積チェロ :上村 昇、辻本 玲、原田禎夫、宮田 大コントラバス:池松 宏、助川 龍フルート :アルベルト・アクーニャオーボエ :アーメル・デスコット、南方総子ファゴット :マーク・ゴールドバーグ、鹿野智子ホルン :ラデク・バボラーク、猶井正幸チェンバロ :小林万里子感想: 有名な水戸芸術館専属の水戸室内管弦楽団の演奏会を聞きに、仕事後、霧雨の中、五軒町の水戸芸術館まで出掛た。 開演15分前に到着、パイプオルガンが設置されているロビーを抜け、ホール入口でプログラムをもらい客席へ。当芸術館は先日「プリツカ―賞」受賞した磯崎新氏の設計で音楽ホール、演劇劇場、美術ギャラリーに加え中央に広場、そして100mの塔まである複合施設で来年3月で竣工30周年とのこと。 客席は満席、と言っても約620席。今回舞台裏の2階席となってしまったが、よく響くホールで、問題なく聞こえる。 第1部1曲目はハイドンの交響曲第6番〈朝〉。ステージ中央にチェンバロが置かれ、指揮者なしで演奏される。4楽章構成で、各楽器にソロパートがあり、皆さん上手い。 一度メンバー全員が退場し、次は弦楽のみが入場。 2曲目は最近演奏される機会が多いウェーベルン作品から「弦楽のための5つの楽章」。もともと弦楽四重奏の作品を弦楽合奏へ編曲されたもの。現代音楽で、不協和音で不気味さを漂わせ、特殊な奏法があったりで、それなりに楽しめました。 休憩を挟んで、第2部はベートーヴェン「ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19」。ピアノが舞台前方中央に置かれ、管弦楽が登場。コントラバス2本も加わる。そしてアルゲリッチ(77才)に手を引かれ、小澤征爾(83才)が登場。今回の演目は5/24(金)東京オペラシティーホール、5/26(日)・28(火)水戸芸術館で演奏されたが、5/26(日)は体調不良で小澤征爾が降板となり指揮者無しで演奏となったとのこと。 小澤征爾は客席へ挨拶の後、指揮台に置かれた椅子に着席。今回譜面台も置かれ、指揮棒は持たず、楽譜を見ながらの指揮となった。 第1部と違い、楽団員の緊張が伝わってくるが、指揮に合わせゆったりとしたテンポでの演奏。 何と言ってもアルゲリッチのピアノの音色が素晴らしい。フォルテでも濁らず、音の粒が浮き出て、管弦楽の中でも全て聞こえて来る。今回舞台裏席なので、指揮者、ピアニストの手元がよく見える。テンポを合わせる小澤征爾の息(唸り声)も聞こえて来た。 演奏が終わると、客席はスタンディングオベーションで指揮者、ピアニストを称える。 カーテンコールが何度も続き、アンコールはシューマン「幻想小曲集op.73」がアルゲリッチのピアノ、ラデク・バボラークのホルンで演奏された。 「幻想小曲集op.73」はクラリネットとピアノとの室内楽曲のようで、クラリネットパートをホルンで吹くとは驚き。 購入時は日本の管弦楽にしては料金を高く感じたが、素晴らしい演奏とホールの音響で幸せな時間を過ごすことが出来て、相応の料金であったことを納得。 次回定演は10月に予定されており、今から楽しみだ。End
2019.05.28
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鑑賞日: 2018年12月29日(土)15:00開演入場料:Sペア13,000円(1階8列)【主催】神奈川県民ホール神奈川県民ホール 年末年越しスペシャルファンタスティック・ガラコンサート2018Fantastic Gala Concert 2018エスプリ薫るオペラ&バレエ会場:神奈川県民ホール・大ホール指揮:松尾葉子司会・バリトン:宮本益光ソプラノ:嘉目真木子テノール:澤原行正バレエ:上野水香、柄本弾(東京バレエ団)ピアノ:吉見友貴ヴァイオリン:石田泰尚管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団<曲目>【オーケストラ】・グノー:オペラ『ファウスト』より バレエ音楽第1曲 ヌビア人の踊り・ムソルグスキー(ラヴェル編曲):「展覧会の絵」より プロムナード キエフの大門 ・プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番より第1楽章 ≪吉見友貴≫・ドビュッシー:小組曲よりⅣ.バレエ・マスネ:タイスの瞑想曲【オペラ】・グノー:『ファウスト』より 故郷を離れる前に ≪宮本益光≫・ワーグナー:『タンホイザー』より 夕星の歌 ≪宮本益光≫・レハール:『メリー・ウィドウ』より ヴィリアの歌 ≪嘉目真木子≫・マスカーニ:アヴェ・マリア ≪嘉目真木子≫・ビゼー:『カルメン』より 花の歌 ≪澤原行正≫・プッチーニ:『ラ・ボエーム』より 冷たき手を ≪澤原行正≫【バレエ】≪上野水香・柄本弾≫・チャイコフスキー:『白鳥の湖』より アダージョ・ドリーブ:ドリーブ組曲【タンゴ】≪石田泰尚(ヴァイオリン)・中島剛(ピアノ)スペシャルセッション≫ピアソラ:ル・グラン・タンゴ【アンコール】・ヴェルディ:『椿姫』より 乾杯の歌・ヨハン・シュトラウス:ラデツキー行進曲感想: 年末恒例の神奈川県民ホール主催のファンタスティックガラ・コンサートを聴きに、師走の寒空の中、山の神と横浜山下公園側の神奈川県民ホールまで出掛けた。 開演前の客席は満席状態。今回は発売直ぐにチケットを確保し、1階8列中央寄り、今回オケピット分舞台張出しのため、実質3列目となり、ソリスト達を目の前で見て、聞くことが出来た。 日仏交流160周年にちなみ、フランスをテーマとのことだが、チャイコフスキーやピアソラもあり、音楽優先にこだわらない所が良い。 オーケストラは、「展覧会の絵」では力強く、オペラもよく通る歌声で、吉見友貴さんのプロコフィエフのピアノ協奏曲は大変力強い演奏だった。 一方、石田”オレ”様のピアソラは緊張感一杯の演奏で、中島剛さんのピアノはピッタリと合わせる。 バレエは、音楽に合わせた素晴らしい動きに、見とれてしまい、特に上野水香さんの白鳥は正しく白鳥が舞台上で羽ばたいているかのよう。踊った後のお辞儀まで白鳥のようだった。 一番素晴らしかったのは、オケの中で弾く石田”オレ”様のソロ、『白鳥の湖』アダージョとタイスの瞑想曲のバイオリンの音に思わず聞き惚れてしまった。 今年も、管弦楽、オペラ、バレエ、ピアノコンチェルト、バイオリンソロと盛り沢山の内容をレベルの高い音楽で楽しむことが出来た。宮本益光さんの楽しい司会とインタビューを挟み、あっと言う間の2時間半、チケット代分以上の満足で、満席の理由もよく分かる。 ぜひ来年も聴きに行きたい! End
2018.12.29
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鑑賞日:2018年02月17日(土)14:00開演入場料:¥1,800 (B席:2階む列) 【主催】NPO法人)中部フィルハーモニー交響楽団中部フィルハーモニー交響楽団第59回定期演奏会会場:小牧市市民会館ホール指 揮 :秋山 和慶バイオリン:辻 彩奈管弦楽 :中部フィルハーモニー交響楽団客演コンサートマスター:山口 裕之曲目:<第1部>メンデルスゾーン 序曲「静かな海と楽しい航海」メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64 ヴァイオリン独奏:辻 彩奈<アンコール>バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 第3曲BWV1006<第2部>スメタナ 「わが祖国」から1.ヴィシェフラド2.ブルダヴァ(モルダウ)3.ボヘミアの森と草原から6.ブラニーク感想: 中部フィル、久々小牧での演奏会とのことで、冬季オリンピックを中断して冬の曇り空の下、市民会館へ。 芸術監督でもある秋山和慶氏の指揮で、メンデルスゾーン序曲からゆったりと安心して聞ける。 2曲目は岐阜県出身の辻彩奈さん独奏によるメンコン。モントリオール国際コンクール優勝者、20歳とは思えない堂々たる演奏で、オケとの息もピッタリ。アンコールも技巧満載で素晴らしかった。 後半はスメタナ「わが祖国」から4曲。ハープ2台入り、管弦楽もメンバーが増え、迫力が増した演奏。 ただ大音量にするだけでなく、しっかりとしたテンポを保ち、旋律を浮かび上がらせることで、チェコの風景を思え描かせる演奏で、指揮者の功績でしょう。 小牧市市民会館は2階奥のB席でもステージが近く、NHKホール3階E席より遥かに響きが良い。 中部フィル来シーズンのプログラムも入っており、小牧では藤岡幸夫氏指揮「ボレロ」、山下一史氏指揮「第9」、秋山和慶氏指揮「シベリウス第2番」が予定されており、機会が合えば聞きに行きたい。End
2018.02.17
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鑑賞日:2017年7月2日(日)15:00開演入場料:¥6,500(S席ペア、19列) 【主催】神奈川県民ホールファンタスティック・ガラコンサート 2017 in summerFantastic Gala Concert会場:神奈川県民ホール・大ホール出演:指揮:松尾葉子司会・バリトン:宮本益光ソプラノ:市原愛テノール:錦織健ヴァイオリン:石田泰尚ピアノ:外山啓介フルート:鈴木美良乃児童合唱:赤い靴ジュニアコーラス、 シンフォニーヒルズ少年少女合唱団児童合唱編曲・ピアノ:加藤昌則管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団曲目:<第1部>J.ウィリアムズ:オリンピック・ファンファーレとテーマJ.シュトラウス2世:『こうもり』より 侯爵様、あなたのようなお方は ソプラノ:市原 愛W.A.モーツァルト:オペラ『魔笛』より おいらは鳥刺し バリトン:宮本 益光P.I.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 op.23 より 第1楽章 ピアノ:外山 啓介G.ロッシーニ:オペラ『セビリアの理髪師』より 空はほほえみ テノール:錦織 健C.ドビュッシー:交響詩「海」より 第3楽章 風と海の対話<第2部>文部省唱歌:うみ文部省唱歌(加藤昌則 編曲):たなばたさま加藤昌則 編曲:ディズニーメドレー より ハイ・ホー~スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス~星に願いを 児童合唱:赤い靴ジュニアコーラス&シンフォニーヒルズ少年少女合唱団 ピアノ:加藤昌則W.A.モーツァルト:フルート協奏曲 第1番 ト長調 K.313 より 第1楽章 フルート:鈴木 美良乃N.ヘス:映画「ラヴェンダーの咲く庭で」より テーマ ヴァイオリン:石田 泰尚 ピアノ:外山 啓介A.ヴィジョルド:エル・チョクロ ヴァイオリン:石田 泰尚 ピアノ:外山 啓介W.A.モーツァルト:オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より 二重唱 今すぐあの方の許へ参りましょう ソプラノ:市原 愛 テノール:錦織 健M.レイ:ミュージカル『ラ・マンチャの男』より 見果てぬ夢 バリトン:宮本 益光<アンコール>J.シュトラウス2世:『こうもり』より シャンパンの歌 市原 愛、錦織 健、宮本 益光J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲感想: 例年年末に開かれる神奈川県民ホールのガラ・コンサートだが、7/3から来年5月末まで改装工事のため閉館となるため、改装前日の夏に開催となったもの。今回は石田”オレ様”に加え、健ちゃんも登場とのことで、山の神と山下公園前の県民ホールへ。 オープニングはオリンピック・ファンファーレで華やかに。愛ちゃんのアデーレ、益光くんのパパゲーノ、外山くんのチャイコ・ピアコン1番と何れも良いとこ取りで楽しめる。 健ちゃんは予想通りギター弾き語りのアルマヴィーヴァ伯爵で歩き回りながらの熱唱、沢山の拍手を受け流石です。 ドビュッシーの嵐の海で第1部終了。神奈川フィルの美音も健在。 第2部は、100人以上の子供達がオーケストラ前に並び、唱歌とディズニーメドレー。きれいな歌声、客席にはご家族が多く、大きな拍手で盛り上がる。 石田”オレ様”と外山くんのタンゴはホール中に緊張感が張り詰めた。 アンコールは『こうもり』シャンパンの歌とラデツキーで盛り上がって幕。 客席は満席、バラエティ豊かな盛りだくさんの選曲で十分に楽しめ、益光くんのMCやインタビューも盛り上げに一役買っていた。 今回バレエの上野水香さんがスケジュールの都合で不参加とのこと、ぜひ来年末は出演で開催してほしい。 End
2017.07.02
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公式HPには約42万9千人の記載のみだが、なぜかフレンズ専用HPには過去同様の結果が報告されており、これまで11回の比較表に追加。年 回期間テーマ来場者数 フォーラム 全体チケット 販売数 有料/無料 公演数2005年 第1回4/29 -5/1ベートーヴェン と仲間たち306千人 324千人109千枚120/2092006年 第2回5/3 -5/6モーツァルトと 仲間たち490千人 695千人160千枚145/3772007年 第3回5/2 -5/6民族の ハーモニー660千人 1,060千人200千枚181/4732008年 第4回 5/2 -5/6シューベルトと ウィーン640千人 1,004千人182千枚221/5292009年 第5回5/3 -5/5バッハと ヨーロッパ411千人 711千人137千枚168/4192010年 第6回5/2 -5/4ショパンの 宇宙420千人 808千人141千枚175/3582011年 第7回5/3 -5/5とどけ!音楽の力 広がれ!音楽の輪 タイタンたち146千人 ・・・・人45千枚90/1752012年 第8回5/3 -5/5サクル・リュス ロシアの祭典360千人 460千人123千枚159/1922013年 第9回5/3 -5/5パリ、 至福の時414千人 516千人138千枚135/2092014年 第10回5/3 -5/510回記念 祝祭の日431千人 612千人151千枚147/3662015年 第11回5/2 -5/4PASSIONS パシオン367千人 427千人122千枚135/3952016年 第12回5/3 -5/5ナチュール 自然と音楽366千人 429千人114千枚126/340 フォーラム来場者数366千人は、昨年比-1千人で3日間公演9回の中で下から3番目、来場者数は429千人と昨年比+2千人で、5/3,4訪場時の会場周辺の空き具合の状況に合っている数値。 今年は有料公演会場からよみうりホールがなくなり、少し離れた日比谷野音4回だけの追加で現状維持が出来た結果。 大手町周辺エリアの来場者もほぼ昨年通りの63千人で数字的には、昨年度と同等な結果と言えるでしょう。 「自然と音楽」のテーマで、昨年の「パシオン」よりは興味が湧き、家族連れが増えたかな? 5/4聞いた小曽根真たちの「動物の謝肉祭」やローザンヌ声楽アンサンブル「天地造像」の演奏は素晴らしかったが、公演は1回のみ。1回/日の公演があれば、そう少し集客できたのでは? スタッフの方はボランティアがなくなり特に問題は感じなかったが、ボランティアの手作り感がアルバイト的になって少々残念。 来年のテーマは「ダンス」とのことで、舞踊曲は無論のこと、バレー、ワルツ、タンゴ、サンバ、アイリッシュ等、どこまで広げるのか? 屋外でマーチング+チアリーダーなんてのも盛り上がりそう。 それから、毎年書いているように、本家ナント同様に公演直後のコンサート生録音CD、スマホ用音楽ファイル購入を出来るようにして欲しいのだが。End
2016.06.15
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途中キオスク広場の屋台での食事やホールE無料コンサート(ヴォイチェス8は素晴らしかった)を挟みながら、3つのコンサートを聞いた。公演番号:213/鳥たちのファンタジー~ロシアの超名曲をカップリング 日時:2016年5月4日(水・祝) 14:00~14:45 会場:東京国際フォーラム ホールA 入場料:¥2,800(S席1階23列目)曲 目: ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲(1945年版) チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」op.20a出演者:管弦楽:ウラル・フィルハーモニー管弦楽団指 揮:ドミトリー・リス感想: いかにもロシア音楽らしく重々しい演奏だった。公演番号:214/世界の絶景探訪~新世界アメリカの夕暮れ 日時:5月4日(水・祝) 16:00 ~ 16:45 会場:東京国際フォーラム ホールA 入場料:¥2,800(S席1階23列目)曲 目: ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95「新世界より」 アンコール:ハンガリー舞曲出演者: 管弦楽:ハンガリー・ジュール・フィルハーモニー管弦楽団 指 揮:カールマン・ベルケシュ感想: 打って変わって、軽やかな演奏。アンコールはご当地曲で大盛り上がり。 公演番号:215/音楽の冒険~1世紀に蘇る「四季」 日時:5月4日(水・祝) 18:30 ~ 19:15 会場:東京国際フォーラム ホールA 入場料:¥2,800(S席1階23列目)曲 目: ヴィヴァルディ/リヒター:「四季」のリコンポーズ出演: ヴァイオリン:庄司紗矢香 管弦楽:ポーランド室内管弦楽団感想: ヴィヴァルディ「四季」を現代作曲家のリヒターが編曲したもの。 原曲通り、弦楽にチェンバロが入った編成。低音側が主演奏でヴァイオリンが伴奏になったり、驚かされる所あり。 結局は原曲の素晴らしさを再認識。Cont.
2016.05.04
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鑑賞日:2016年2月7日(日)14:00開演入場料:¥3,300 (自由席:2階4列) 【主催】小牧市/小牧市教育委員会中部フィルハーモニー交響楽団第50回定期演奏会会場:小牧市市民会館ホール指 揮:秋山 和慶ピアノ:務川 慧悟管弦楽:中部フィルハーモニー交響楽団コンサートミストレス:古井 麻美子 曲 目:ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18 <アンコール> ドビュッシー:前奏曲集から「雪の上の足跡」 ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27 感想: 中部フィルの演奏会は数が少なくなかなか聞けないのだが、本日日程が合ったため、チケットを入手し、冬晴れの下、自宅から徒歩5分の市民会館へ。 今回は2階席中央2列まで指定席となっており、指定席は満席で、全体でほぼ8割程度の入り。若い女性グループが見られたのは、ソリストの影響か。 客電が落ち、楽団員が入場。ピアノから音を取ったオーボエから、コンミス、全体でチューニング。ピアニストと指揮者が登場。 まずは有名なピアノコンチェルト2番。ピアノはしっかりとした音で、管弦楽がfでも消されず、聞こえてくる。旋律は明確で、指揮者のテンポに合わせている印象。 これから経験を重ねると、もっと自己主張が出てくるのでしょうが、22歳とは思えない落ち着いた演奏だった。 オケの方も、クラリネット、ホルンのソロが安定しており、強弱、メリハリもあり、流石、秋山指揮者。 務川慧悟は3度カーテンコールからのアンコールは、ショパンやリスト作品の速弾きではなく、ドビュッシー前奏曲集から「雪の上の足跡」。ラフマニノフとはうってかわって少ない音で神秘的な世界を表現。 愛知県出身、東京芸大から現在パリ国立音楽院留学中、初めての国際コンクールで2位受賞と、これからが楽しみなピアニストを聞けたのは収穫。 15分間の休憩を挟んでシンフォニー2番。映画やテレビでも旋律がよく聞かれる有名曲。第1楽章はゆったりと進み、第2楽章のホルンが印象的。第3楽章冒頭のクラリネットソロは、美しい旋律を素晴らしい表現で演奏され音楽に集中させられる。第4楽章は大音量で盛り上がり終演に。 いつの間にホルンが上手くなったのかとメンバー表を見ると、ジョナサン・ハミルと東京交響楽団の首席奏者が入っている。曲に合わせ一流客演奏者を連れて来られるのも秋山指揮者だからでしょう。 愛知の地方都市で首都圏プロオーケストラレベルの演奏を聞くことが出来た。来シーズンの演奏会予定が発表されているが定期は4回で、小牧での演奏は来年2月。 ぜひ、もっと多くの演奏を聞きたい。 End
2016.02.07
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参加日:2015年5月1日(金)19:20開始【主催】東京国際フォーラムラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2015プレイベント「みんなでハレルヤ」会場:東京国際フォーラム/地上広場曲 目: ヘンデル:メサイアより「ハレルヤ・コーラス」 (LFJ 2015スペシャルバージョン) 出演者: 司会アンバサダー:辰巳琢郎 指揮:曽我大介 みんなでハレルヤオーケストラ みんなでハレルヤ合唱団 感 想: LFJは昨年10周年に当たり、お祝いも含め前夜祭でベートーヴェン交響曲第九番4楽章が演奏一般参加で行われたが、今年は「みんなでハレルヤ」が行われるとのことで、昨年リクエストしたこともあり、愛知県から東京駅経由で東京国際フォーラムまで出掛けた。 新幹線で東京駅から歩き、18:30頃に東京国際フォーラムに到着。スーパー屋台は既に営業開始でハイネケン生ビールも発売中。野外ステージ周囲にはオケ用の譜面台、イスがセットされその周りに柵が設けられている。その柵の周囲に100人近い人が、譜面台をセッテングして、色々な楽器の音出しを始めている。 柵から5m程でステージが見える場所を確保して待っていると、暗くなるに従って、人と楽器が増える。当方の前はフルート、後ろは、バイオリンにコントラバスも入ってくる。離れたところには、サックスやピアニカもあり賑やかに。開始時間近づくとオフィシャルのカメラも入ってきて寿司詰め状態に。 開始時間となり、柵内にオケが入り、ファンファーレが2曲演奏され、盛り上がったところで、ステージ上にアンバサダーの辰巳琢郎氏が登場。 今年のLFJのテーマ紹介があり、いよいよ指揮者の曽我大介氏が登場。まずはリハーサルで全曲を通すが、思ったよりもテンポや音程のズレも少なく、曲なっているのに驚き。 指揮者より2、3演奏のポイント指導が入り、いよいよ本番演奏。合唱も結構聞こえ、各パートソロもバッチリ。最後は、クラッカーが鳴らされ大盛り上がりに。 「せっかくなのでもう1回演奏しましょう!」との指揮者発言で3回目の演奏へ。当方としては一番ミス無く歌え、周囲の女性から拍手と少々の笑いを頂き満足し帰路へ。 主催者側発表では約1,500人もの参加者があったとのこと。 「第九」→「ハレルヤ」と来れば、次は・・・? レクイエムは無理でしょうから、オペラなら「椿姫/乾杯の歌」「ナブッコ/行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」、管弦楽なら「フィンランディア」「威風堂々」当たりか? 本祭の方へは5/4に訪問の予定。End
2015.05.01
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鑑賞日:2015年1月31日(土)16:00開演入場料:B席¥5,100(3階5列) 【主催】(財)名古屋フィルハーモニー交響楽団名フィル第420回定期演奏会<リングの第1日第1幕>会場:愛知県芸術劇場コンサートホール出演:指 揮 :マーティン・ブラビンズ(名フィル常任指揮者)シークリンデ:スーザン・ブロックシークムント:リチャード・バークレー=スティールフンディング:小鉄和広曲目:R.シュトラウス: セレナード変ホ長調 作品7 ブリテン : シンプル・シンフォニー 作品4 ワーグナー : 楽劇「ワルキューレ」(『ニーベルングの指環』第1日)第1幕 感想: 愛知県へ単身赴任して3年半、都合が合わず、実力・歴史とも地域一番である名フィルを正式に聴いたことがなかったが、「ワルキューレ」を取り上げるとのことで水曜日に続いて栄の愛知県芸術劇場出掛けた。 名フィルは2014-15シーズン定演で「ファウスト」をテーマに、マーラー巨人他、有名な作曲家のファウスト=1番にちなんだ曲を取り上げている。 今回は指輪の第1日である「ワルキューレ」第1幕の他に、R.シュトラウスが最初に指揮者ビューローに認められた作品「セレナード変ホ長調 作品7」、ブリテンの最初の交響曲?「シンプル・シンフォニー 作品4」のプログラムになっている。 ステージ上は、後半部は山台、ティンパニー、譜面台に椅子が置かれているが、前半部は椅子はなく、中央の指揮者譜面台を囲むように譜面台が13台置かれている。客席は1階席はほぼ満席で、2、3階席は7~8割り程度の入り。 開演時間となり、木管+ホルンの13人と指揮者が登場し、全員立ったままR.シュトラウス「セレナード変ホ長調 作品7」を演奏。初めて聴く曲だが、作曲者が18才の作品とのことで確かにメンデルスゾーンやブラームスを思い出させる古典的な音楽の中にもR.シュトラウスらしい上昇の華やかな旋律が聞かれた。 2曲目は、一部山台とチェロ椅子、譜面台が追加され、弦楽演奏者のみが5プルト登場し、ブリテン「シンプル・シンフォニー 作品4」をチェロ以外は立ったまま演奏。4楽章からなり、それぞれの楽章にテーマが付けられている。2楽章「Playful Pizzicato」は全てピッチカートのみ演奏されることで有名でコンサートで取り上げられることも多く、4楽章ともテーマに合わせてオシャレで面白い曲になっており、楽しい気分に成れた。 15分の休憩を挟み、舞台一杯に譜面台と椅子が並べられ、管弦楽で登場。8プルトの大編成にハープ、ティンパニー2台ずつに加え、ワーグナー・チューバも3本みられる。 指揮者とともに3人の歌手が登場。オケがステージに乗っているので前奏曲から部厚い音楽が聴こえる。ワーグナー歌手として有名なスーザン・ブロックとリチャード・バークレー=スティールなので大音量の中でも歌声はよく聞こえる。マーティン・ブラビンズの的確な指揮で、第1幕ジークムントとジークリンデの熱い愛の二重唱を楽しむことが出来た。 ここまで聴いたら第2幕ワルキューレの騎行や第3幕も聴きたくなったが、4月の東京のオペラの森まで待つことに。End
2015.01.31
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鑑賞日:2015年1月11日(日)14:00開演入場料:無料 7列目 【主催】小牧市施設活用協会、中部フィルハーモニー交響楽団中部フィル・サンクスコンサートニューイヤー2015会場:小牧市公民館講堂出演指揮:堀 俊輔管弦楽:中部フィルハーモニー交響楽団コンサート・ミストレス:古井麻美子曲目:・チャイコフスキー 弦楽セレナーデ第2楽章ワルツ・レスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲より第3曲シチリアーナ・ブラームス ハイドンの主題による変奏曲(管楽アンサンブル)・シュランメル ウィーンはいつもウィーン・シュトラウス2世&J.シュトラウス ピッチカートポルカ・シュトラウス2世 ハンガリー万歳・ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」第1楽章・みんなで歌おう 翼をください<アンコール>・シュトラウス1世 ラデツキー行進曲感 想: 小牧市に本拠地を置くプロオーケストラの中部フィルハーモニー管弦楽団が無料のコンサートを行うとのことで、小牧市民会館に併設の公民館まで出掛けた。 会場の公民館の客席はパイプ椅子200席程度で、開演時間には満席となり30人程の立ち見が出る状況。本コンサート情報はホームページには掲載無く、当方は支援企業へ送られてきたチラシで知った次第。おそらく支援企業や支援会員、サポーター会員へのみ知らせたと推定。 中部フィルとしては1/10前日に岐阜市サラマンカホールで有料のニューイヤー・コンサートを行っているが、地元小牧市では昨年同様に予定なく、その代わりとし支援者中心に無料のサンクスコンサートを行ったのでしょうね。 開演時間となり弦楽メンバーが登場。チェロ奏者のMCが入り2曲演奏。管楽メンバーに入れ替わりアレンジされた3曲目の変奏曲を演奏。その後、管弦楽全メンバーが揃った所で、指揮者がいつものカツラを被って登場。 指揮者MCが入りシュトラウス等のニューイヤーらしい曲が演奏され、ベートヴェン「田園」第1楽章の後に、観客と歌う「翼をください」の演奏。アンコールは演歌を観客と歌い、ラデツキー行進曲でお開きに。 1時間10分程度、盛り沢山の内容でニューイヤー気分を楽しめた。残念ながら客席では子供の泣き声や大人達のしゃべり声、鈴音等雑音が聞こえてきたが、無料のため致し方無しか。 人口15万人の小牧市での集客は大変なことと思われるが、ぜひ来年は小牧市民会館での正式なニューイヤーコンサートを復活させて欲しい。End
2015.01.11
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鑑賞日:2014年3月30日(日)15:00開演入場料:¥3,000 自由席【主催】中部フィルハーモニー交響楽団オーケストラの日 第11回ファミリーコンサート~映像とともに楽しむ、映画音楽コンサート~会場:小牧市市民会館ホール出演指 揮:竹本泰蔵ピアノ:CHIAKI管弦楽:中部フィルハーモニー交響楽団コンサート・ミストレス:古井麻美子司 会:田口悠子曲目 <第1部>名作シネマサウンズ・ジョン・ウィリアムス「スーパーマン」よりマーチ・ヘンリー・マンシーニ「ひまわり」より愛のテーマ・ヘンリー・マンシーニ「ピンク・パンサー」・ハンス・ジマー「パイレーツ・オブ・カリビアン」・リスト「ラビット狂騒曲」(映像付き)・マックス・スタイナー「風と共に去りぬ」(映像付き)<第2部>ファンタジア~ライブ・セレクション(映像付き)・チャイコフスキー「くるみ割り人形」より 花のワルツ・中国の踊り・アラビアの踊り・トレパック・ベートーヴェン「田園交響曲」よりオリンポスの山・嵐・日没・デュカス「魔法使いの弟子」<アンコール>・ヨハン・シュトラウス2世「こうもり」序曲感想: 2014年中部フィルのオーケストラの日は映像付きの映画音楽コンサートとのことで会社経由でチケットを入手し、小牧市民会館まで出掛けた。 舞台反響板の後面にスクリーンが出され、オープニングのファンファーレと伴に、本コンサートの案内、出演者が映される。パーカーションは、ティンパニ、大太鼓、シンバル、チューブラーベル、鉄琴に木琴、ドラムセットと多彩で、ハープまである。 スーパーマン、ひまわり、ピンク・パンサー、パイレーツとお馴染みの曲が演奏された後、「ラビット狂騒曲」はリスト「ハンガリー狂詩曲第2番」を用いて、バックスバニーとネズミが映像で登場。途中ジャズ風にアレンジが変わったりするが、その映像の動きに合わせて、オケとピアノで演奏され面白い。初めて見るが、1946年に封切られ、トムとジェリー版もあるとのこと。 「風と共に去りぬ」は音楽に合わせた、映画のシーンがそのまま使われこれも良かった。 休憩の後は、ディズニーの『ファンタジア』の映像で、くるみ割り人形、田園交響曲、魔法使いの弟子とこちらも楽しめた。 アンコールはヨハン・シュトラウス2世「こうもり」序曲で、こちらはトムとジェリーの愉快な映像に合わせた演奏で盛り上がって幕。 本日ファミリーコンサートで子供も多く、1階席は途中奇声が入ったが、2階席は大人ばかりで静か。 司会が入り、映像も入れて出来るだけ子供を飽きさせないようにしていたが、コンサートの主旨からして我慢するしかないか。 昨年同様に客席は6割程度の入り、プログラムにある2014-15シーズン予定主催演奏会は6回のみ。地域オーケストトラとして頑張って欲しい。End
2014.03.30
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既に今年の結果が報告されていますのでこれまでの比較表に追加。年 回期間テーマ来場者数 フォーラム 全体チケット 販売数 有料/無料 公演数2005年 第1回4/29 -5/1ベートーヴェン と仲間たち306千人 324千人109千枚120/209 2006年 第2回5/3 -5/6モーツァルトと 仲間たち490千人 695千人160千枚145/377 2007年 第3回5/2 -5/6民族の ハーモニー660千人 1,060千人200千枚181/4732008年 第4回 5/2 -5/6シューベルトと ウィーン640千人 1,004千人182千枚221/5292009年 第5回5/3 -5/5バッハと ヨーロッパ411千人 711千人137千枚168/4192010年 第6回5/2 -5/4ショパンの 宇宙420千人 808千人141千枚175/3582011年 第7回5/3 -5/5とどけ!音楽の力 広がれ!音楽の輪 タイタンたち146千人 ・・・・人45千枚90/1752012年 第8回5/3 -5/5サクル・リュス ロシアの祭典360千人 460千人123千枚159/1922013年 第9回5/3 -5/5パリ、 至福の時414千人 516千人138千枚135/209 来場者数は震災後の一昨年、昨年より増え、フォーラム来場者数も400千人超えに。ロシア音楽よりはフランス、スペイン音楽の方が盛り上がったのでしょう。 昨年より有料コンサート数が減少したのに関わらず、チケット販売数が増加。今年導入されたセット券やクラウド・ファンディングの効果か。 来年のテーマは本家ナントの「アメリカ音楽」に対し、LFJではこれまでテーマとなった作曲家たちにガーシュインを加えての多勢で10周年を迎える音楽祭を祝福するとのこと。 個人的には震災で聴けなかったコルボ&ローザンヌのブラームス「ドイツ・レクイエム」を希望。 それから、昨年も書いたように、本家ナント同様にコンサート生録音CD、スマホ用ファイル購入を出来るようにして欲しいのだが。End
2013.05.26
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鑑賞日:2013年4月20日(土)15:00開演入場料:¥3,500 D席3階C7列【主催】NHK/NHK交響楽団NHK交響楽団 第1752回 定期公演 Cプログラム~ヴェルディ生誕200年~ヴェルディ作曲「レクイエム」 会場:NHKホール指揮:セミョーン・ビシュコフソプラノ:マリナ・ポプラフスカヤメゾ・ソプラノ:アニタ・ラチヴェリシュヴィリテノール:ディミトリ・ピタスバス:ユーリ・ヴォロビエフ合唱:新国立劇場合唱団管弦楽:NHK交響楽団コンサートマスター:堀正文感 想: 今日本で注目の新国立合唱団がN響定演でヴェルレクを歌うとのことで、雨模様の中、山の神と渋谷のNHKホールへ出掛けた。 舞台前には張り出しが出され、舞台奥には合唱用の山台が設置。 今回はヴェルレク1曲のみの演奏のため、5分押しで合唱から舞台へ。合唱は下手からS-A-T-Bで200名弱、男女比は約4:6。 オケ、ソリストに続いて指揮者入場。 冒頭合唱団は座ったままで「歌うはずでは」と心配したが、音楽が始まると座ったままで歌い始める。この後もP部分は座ったままでの歌唱。P指定時たまに見られる演奏方法で、アマチュアでやると途端にピッチがずれるのだが、流石オペラで慣れているプロの合唱団はズレ等は全くなし。 立ち上がってのディエス・イレは迫力満点だが、個々人の力技でなく全体の声の厚みで押してくる安定した演奏で素晴らしい。 オーケストラも全体的に安定した演奏で良かった。バンダのトランペットは2階席左右から吹かれた模様(3階席からは見えず)で、ホール中に音が回っている状況で立体感のある演奏。 ソリストは皆さん良く声が出ており、特にメゾのアニタ・ラチヴェリシュヴィリは低音部分はまるでテノールが歌っているように聞こえる明確な歌声でこれは希少。 残念だったのはNHKホールのため、客席にその迫力が今一伝わってこない所。出来ればこのメンバーでサントリーホール等の音楽専用ホールで聞きたかった。End
2013.04.20
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鑑賞日:2013年3月31日(日)15:00開演入場料:¥3,000 自由席【主催】中部フィルハーモニー交響楽団オーケストラの日 第10回ファミリーコンサートバレエ界の巨匠が贈るファンタジー会場:小牧市市民会館ホール出演:指揮&お話:福田一雄バレエ:後藤田恭子バレエスタジオゲスト:高宮直秀、水野陽刈管弦楽:中部フィルハーモニー交響楽団コンサート・ミストレス:古井麻美子曲目: <第1部>おとぎ話特集・グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」序曲(フンパーディンク)・アンデルセン童話「みにくいアヒルの子」より(福田一雄)・ディズニー映画「白雪姫」より”やがて王子様は来るでしょう”・ディズニー映画「美女と野獣」よりテーマ・日本の童謡「しょじょう寺の狸ばやし」・ペロー童話 バレエ「シンデレラ」より”出発のワルツ”(プロコフィエフ)<第2部> バレエ「眠れる森の美女」より抜粋(チャイコフスキー)感想: オーケストラの日とは(社)日本オーケストラ連盟が2006年に3月31日を「ミミにイチ番」、「ミミにイイ日」との語呂合わせで制定し、2007年より全国のオーケストラで様々な催しを行なっているらしいが、地元中部フィルではバレエ音楽のコンサートとのことで、会社経由で斡旋されたチケットを購入し、桜満開の中、小牧市民会館まで出掛けた。 舞台は張り出しがあり、前方中央はバレエ用のシートがひかれているが、第1部はおとぎ話特集と称し指揮者MCで曲の紹介を入れながらオーケストラだけの演奏。バラエティに富んだ選曲で楽しめる。 第2部は舞台中央のシートを囲むようにコの字にオケを配置、反響板後面が外され照明を設置し場面に合わせた照明効果を入れている。 有名な旋律が指揮者MCで紹介されたあと、バレエが入り演奏され、抜粋ながら判りやすい構成。有名なワルツでは子どもたちの踊りも加わり華やかに、最後のグランド・パ・ド・ドゥで盛り上がった。 プログラムを見て初めて知ったが、福田一雄氏は日本バレエ界では有名な方らしく、今年82歳とのことだが、舞台中を動きまわる指揮振りや判りやすいMCなどとてもそのお年には見えず、舞台全体を引っ張っている印象。 オケもオケピットでなく舞台上のため、ドラの鳴る所などよく分かり、バレエ音楽を楽しむことが出来た。 今回も客席は6割程度の入り、いつもの2階席で足を伸ばしてゆっくり聞けるのは良いのだが、プログラムと一緒にはさんである2013-14シーズンプログラムには主催演奏会は6回のみ。公式ホームページにも次回演奏会しか掲載されておらず、運営が心配。 個人支援会員へ応募しようかと思案中。End
2013.03.31
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鑑賞日:2012年12月2日(日)16:00開演入場料:¥2,000 自由席3階【主催】ヘンデル協会第48回 メサイア演奏会会場:愛知県芸術劇場コンサートホール出演:指 揮:三石精一管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団合 唱:ヘンデル協会ソプラノ:金原聡子アルト:三輪陽子テナー:中井亮一ベース:伊藤貴之オルガン:鈴木牧子チェンバロ:戸崎廣乃感 想: 名古屋で「メサイア」全曲の演奏会があるとのことで、寒空の中、栄の愛知県芸術劇場まで出かけた。 メサイヤ協会は金城学院大学の部活動から始まって1966年に第1回「メサイア」演奏会を開催し、その後学生中心から大学同窓生、一般社会人、学生に広がって続けられ、今年で48回目になるとのこと。 当日券自由席を購入し1、2階と3階正面5列目までは指定席のため3階上手サイドの席へ。当ホールは音響がよく、3階席でも全体がバランスよく聴こえる。指定席は9割の入で、流石歴史がある演奏会。 開演ブザーの後、合唱入場。約120名で男声は1/3で、下手からソプラノ、アルト、テノール、バスの順で並んでいる。続いてオケ入場。弦は3プルトで、チェンバロ、オルガンが加わる。オルガンはホールのパイプオルガンでなく、可搬型のオルガンを使用。 1曲めの序曲から始まり、名古屋フィルだけあって上手い。第1部のトランペットは2階客席からの演奏で、ホール中に響いて効果的。全体的にメリハリがあり、テンポよく進む。ソリスト、合唱とのバランスも良く、指揮者の功績でしょう。 合唱は年齢層が高めだが皆さん発声が良く、特にソプラノのピッチが良く安定しており、他のパートが若干危ないところもあったが、安心して聞けた演奏だった。 ハレルヤでは客電が付き、多くの観客が立ち上がって聴いており、この当たりもこの演奏会の歴史を感じる。 唯一残念だったのは、客席で携帯電話の着信音が3回鳴り、プログラムを落とす音やしゃべり声も聞こえたりと、アマチュアの演奏会だと仕様がないか。 料金の割に質の高い演奏であり、今後も継続されることを期待したい。End
2012.12.02
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鑑賞日:2012年9月30日(日)13:30開演入場料:¥1,000 (自由席)【主催】名古屋丸の内交響楽団名古屋丸の内交響楽団第11回定期演奏会会場:愛知県芸術劇場コンサートホール 出演指揮:濱津清仁ヴァイオリン:大谷康子管弦楽:名古屋丸の内交響楽団曲目(第1部)ブラームス:大学祝典序曲op80 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op35(第2部)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」op74(アンコール)シベリウス「カレリア行進曲」感想 今週末も愛知で過ごすことになり、大谷康子のチャイコ・バイオリンコンチェルトの演奏会を見つけ、台風接近の最中、栄で名古屋名物B級グルメのあんかけスパで腹ごしらえをして愛知県芸術劇場へ。 このオケはトヨタ主催アフター5コンチェルトで名フィルとの演奏を行ったことを機会に結成され10年になるアマチュア・オーケストラとのこと。 台風接近にも関わらず観客は1、2階席はほぼ埋まり、7割り程度の入り。当方はいつもの3階席正面へ。 1曲目のブラームス「大学祝典序曲」は金管にバラツキはあるものの、それなりに聴かせる。3曲目の「悲愴」は第2楽章ではバラツキ、ズレを感じてしまうが第3楽章のフォルテ部分は上手い。アンコールの「カレリア行進曲」も迫力があり、このような曲がお得意のようだ。 なんといっても大谷康子ソロのチャイコ・バイオリンコンチェルトは、別次元の音楽。最初の一音からホール中に響き、速弾きのパッセージも難なく弾きこなす。 観客全員を集中させ、第1楽章で思わず拍手が出る。 オケの方もそれに引っ張られ、レベルが上がって聴こえる。これだけで入場料の元は取れた気分に。 帰りは大雨になる前に無事帰宅できた。 大谷康子は愛知県出身とのことで名古屋近郊での演奏の機会が多いようで、また聞きに行きたい。End
2012.09.30
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鑑賞日:2012年9月16日(日)14:00開演入場料:¥1,000 自由席【主 催】小牧市・小牧市教育委員会クラシック鑑賞講座・気軽にクラシック中部フィルによる名曲コンサート会場:小牧市東部市民センター出演:指揮:宮松 重紀トランペット:岩渕 重紀管弦楽:中部フィルハーモニー交響楽団曲目:モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」序曲ハイドン トランペット協奏曲 変ホ長調<アンコール>この素晴らしき世界 What a Wonderful World~休憩~ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」ハ短調<アンコール>ベートーヴェン 交響曲第7番1楽章(一部)から第4番4楽章(一部) 感想: 市の広報で知った中部フィルのコンサートを聞きに市内の東部市民センターへ巡回バスに乗って出かけた。 本公演は本日指揮者の宮松重紀が講師として行われた「指揮者から楽しく学ぶ、古典派三巨匠ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンの魅力!」の市民講座の4回目としてオーケストラコンサートが行われたもの。 そのため宮松重紀自身が曲紹介や演奏者紹介を行い進められた。 1曲目「フィガロの結婚」序曲は軽快に演奏され、これからの演奏に期待を持たせる。 2曲目ハイドンは「トランペット協奏曲」。ソリスト岩渕重紀は若手だがなかなか上手い。ズーラシアアンサンブルのメンバーとのこと。アンコールはクラシック演奏会では珍しい「What a Wonderful World」、若い元気な演奏で、バックの管弦楽含め良かった。 休憩挟んで「運命」。軽めのテンポだが各主題がはっきりと聴こえる演奏。弦低音、管楽器は少しバラツキが聴こえるが、バイオリンは美しい音を聞かせ、市民講座らしい演奏だったか。 アンコールは同じベートーヴェンの交響曲第7番1楽章冒頭から木管部分で上手くつないで第4番4楽章のラストを演奏。のだめカンタービレで有名になった旋律も聞けて楽しめた。これは指揮者のセンスでしょう。 2時間これだけ楽しめて入場料¥1,000はお得。市主催のためでしょうが、観客が600人のホールで約半数なのは残念。駅など公共機関でポスター等は見かけず、もう少しPRをしてはいかがでしょうか。End
2012.09.16
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鑑賞日:2012年8月6日(日)14:00開演入場料:¥4,000 1階1列【主 催】横浜市栄区民文化センター・リリスホールSuper Trio 3℃ at Lilis 2012会場:リリスホール出演:ヴァイオリン+笛:石田 泰尚チェロ :金子 鈴太郎ピアノ+カホン :清塚 信也曲目:<第1部>ドヴォルザーク ピアノ三重奏曲 第4番 ホ短調 作品90「ドゥムキー」<第2部>メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品49ガーシュウィン ラプソディ・イン・ブルー 清塚信也編曲<アンコール>モーツァルト トルコ行進曲感想: 山の神のご希望で3ヶ月前の発売日早朝から並んでチケットを確保したSuperTrio3℃のコンサートを聞きに猛暑の中、本郷台駅側のリリスホールまで出掛けた。 SuperTrio3℃はヴァイオリン石田”オレ”様にチェロ金子鈴太郎、ピアノ清塚信也が加わったピアノトリオ。当方は今回初めて聴くが、昨年山の神とコンサートへ行った友人はピアニストがカッコいいとの印象だったらしい。 清塚信也と言えばのだめカンタービレのドラマのピアノ演奏で有名になり、2007年の神奈川フィルの第九演奏会でベートーヴェン「合唱幻想曲」のピアノ演奏を舞台上(合唱なので)で聞いており、そのやわらかなタッチにベートーヴェンでなくショパンだなあと思った記憶有り。 今回は昼、夜の2回公演にかかわらず本当の満席で9割以上が女性。石田”オレ”様に加え清塚信也ファンも多いためか。 通常の会場アナウンスのあと3人が登場するが、石田”オレ”様がなんと丸坊主。元々両サイドは角刈りだったので、全体を刈ったと言うことか。これで上下黒の服装でサングラスの出で立ちなので、クラシック演奏者には全く見えず、街で出会えば近づきたく無い人達に見えてしまう。 1曲目はドヴォルザーク「ドゥムキー」。通常のソナタ形式でなく独立した6楽章を集めた組曲となっており、ドヴォルザークらしい民族音楽や舞踊の旋律が聞こえる。早い部分も完璧に合わせ流石。 休憩を挟み冒頭に3人のMCが入った後、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲。こちらはピアノのパッセージが凄いが完璧に弾きこなす。これまでにも何度か演奏して来た曲らしく3人の息もピッタリで素晴らしいパフォーマンス。 一度舞台袖に引いて、椅子や譜面台の位置を変更。再登場すると、清塚信也が四角い木製の箱を持って登場。以前TV番組で見た記憶がある座りながら叩いて音を出す打楽器で、フラメンコ等に使われる「カホン」と言うもの。 3曲目はガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーを清塚信也が編曲したもの。冒頭のクラリネットのグリッサンドはチェロで演奏するがピッタリとハマって上手い。原曲の色々な楽器を3人のテクニックで表現し、盛り上がった所でカホンのパーカッションが入り更にヒートアップ。ジャズ的なテンポの揺らしもよく合っている。編曲もサマータイムやアイ・ガット・リスムの旋律も登場し、最後にラプソディ・イン・ブルーに戻る大変楽しい構成の曲になっている。 何度かカーテンコールが入ったあとアンコールは「トルコ行進曲」をアレンジしたもの。途中で石田”オレ”様がズボンのポケットから鳥の形をした子供用の笛を取り出し演奏、最後は速弾きで盛り上がりジャンプが入って終演。 通常のクラシック演奏にはハマらない、ジャズとも違う、多様な室内楽となっており、あっと言う間の2時間。これまでにない新しい音楽を感じることが出来た。 但し1列目の鑑賞は聴く方も緊張して疲れるので、次回は後ろの方で聞きたいが・・・。End
2012.08.05
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鑑賞日:2012年5月31日(木)18:45開演入場料:¥3,000 (自由席)【主 催】中部フィルハーモニー交響楽団中部フィルハーモニー交響楽団 小牧特別演奏会池辺晋一郎の名曲コンサート会場:小牧市市民会館ホール出演指揮・お話:池辺晋一郎管弦楽:中部フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター:稲庭達曲目第1部 モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」序曲 ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」序曲 ロッシーニ:歌劇「絹のはしご」序曲 ニコライ:喜歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲第2部 武満徹:「3つの映画音楽」 ホセトーラス、黒い雨、他人の顔 映画音楽集/池辺晋一郎編曲:「雨に唄えば」「トゥナイト」「南太平洋メドレー」「劒岳・点の記」 池辺晋一郎:「独眼竜政宗」「瀬戸内ムーンライトセレナーデ」「影武者」アンコール 池辺晋一郎:「元禄繚乱」感想 地元中部フィルの演奏会は会社経由でチケット販売が回ってきたので自由席を購入したが、ウィークディのため仕事が伸び、市民会館到着は約30分遅れ。 既に第1部最後の曲が始まっており、直ぐに休憩。第2部はゆっくり聞けた。 第2部の最初は武満徹の映画音楽で弦楽での演奏。なかなか凝った曲のためか演奏に少々バラツキを感じてしまう。プロの指揮者ではないので致し方なしか。 その後は池辺晋一郎自身の編曲、作曲した曲中心の演奏。こちらはダイナミックやテンポの揺れも表現され、作曲者自身での指揮効果でしょう。全体の中では「南太平洋メドレー」がメリハリのある編曲で一番楽しめた。 曲間のMCはお得意の駄洒落連発で会場を沸かせていた。 コンマスヴァイオリンやトランペット等のソロも中々良かった。 残念だったのは指定席でも4,000円と安価にもかかわらず会場の入りで約半分程度。ウィークディで池辺晋一郎では首都圏ではそれなりに集客が期待出るが、小牧では難しいのでは。 また開演前、休憩時間のドリンクサービスはなく、何か飲むには外の自販機で購入するしかなくこの当たりも改善して欲しいところ。End
2012.05.31
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今日は朝から天気も良く、プログラム発表時から楽しみにしていたラフマニノフの詩曲「鐘」を聴きに東京国際フォーラムへ出掛けた。公演No.314鑑賞日:2012年05月05日(土・祝)16:30開演入場料:2,500円(S席11列目下手側)会 場:東京国際フォーラム ホールA曲目・出演:●ラフマニノフ:「晩祷」op.37より 第1番、第6番、第12番 合唱)カペラ・サンクトペテルブルク 指揮)ヴラディスラフ・チェルヌチェンコ●ラフマニノフ:詩曲「鐘」op.35 ソプラノ)ヤーナ・イヴァニロヴァ テノール)スタニスラフ・レオンティエフ バリトン)パヴェル・バランスキー 合 唱)カペラ・サンクトペテルブルク 管弦楽)ウラル・フィルハーモニー管弦楽団 指 揮)ドミトリー・リス感想: 1階席はほぼ満席。開演時間となり合唱団登場。今日は男声上手、女声下手に別れ3列各10名ずつで合計約60名で整列。指揮者登場し、音叉を使いハミングで音出し、合唱団もハミングで音取り。 アカペラで「晩祷」から1、6、12番を演奏。美しい響きがある曲で途中のバスソロもよく響く。プログラムにも50年埋もれていた曲を指揮者が取り上げ再評価されたとあるように、歌い慣れているようで、5/3も全曲演奏の公演もあり、Aホールにも係わらず素晴らしい演奏を聴くことが出来た。 指揮者が退場すると、管弦楽が入場。ハープ、ピアノ、チェレスタ、ティンパニ、鉄琴、そして鐘もある。ソリストと指揮者が登場。 ラフマニノフの詩曲「鐘」はフィギュアスケートの浅田真央が使った前奏曲嬰ハ短調とは全く違う曲でエドガー・アラン・ポーの詩をロシア詩人のコンスタンチン・バリモントがロシア語に訳したものに曲が付けられている。 4つの楽章からなり、第1楽章「銀の鐘」が若さの輝きを歌い、第2楽章「黄金の鐘」が聖なる婚礼に鳴り響き、第3楽章「真鍮の警鐘」が激動の騒乱を告げ、第4楽章「鉄の鐘」が弔いの悲しみを告げる。前半と後半で曲想が大きく異なる。 第1、2楽章はラベルを思わせるように華やかな演奏だが、第3、4楽章は暗く重い曲で最後はバリトンソロで棺の中で平穏が訪れる。 素晴らしい演奏になったのは合唱の力が大きかったと思う。このように日本では滅多に聴くことが出来ない曲を楽しむことが出来るのもLFJの良さでしょう。 来年はフランス、スペインとのことで、フォーレの歌曲やビゼーのオペラが聴けそうで楽しみだ。End
2012.05.05
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鑑賞日:2012年1月8日(日)15:00開演入場料:¥3,000 自由席(2階2列)【主 催】中部フィルハーモニー交響楽団ニューイヤーコンサート~音楽の福袋~in 小牧会場:小牧市市民会館ホール出演:指 揮:堀俊輔ソプラノ:下垣真希ヴァイオリン:辻彩奈コンサートミストレス:矢口十誌子管弦楽:中部フィルハーモニー交響楽団 曲目:第1部 モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」K.492序曲 メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64第2部 J.シュトラウス2世/喜歌劇「こうもり」序曲 レハール/喜歌劇「メリーウィドウ」より”ヴィリアの歌” ジーツィンスキー/ウィーンわが夢の町 J.シュトラウス2世/ポルカ「狩り」 古関裕而/長崎の鐘 (抽選会) J.シュトラウス2世/ワルツ「美しき青きドナウ」アンコール J.シュランメル/行進曲「ウィーンはウィーン」 レハール/メリーウィドウワルツ J.シュトラウス/ラデツキー行進曲感想: 引越後一番早く聞きたかった地元オーケストラ「中部フィルハーモニー交響楽団」の演奏をようやく聞けることになり、冬の晴れ間の中自宅から歩いて5分の小牧市民会館へ出掛けた。 開演のチャイムの後、楽団員が登場。若い女性が多く、バイオリンの男性は1人だけ。色取り取りのドレスで華やか。指揮者登場で「フィガロの結婚」序曲。早い演奏で弦は中々上手いが、管(特にホルン)は少々不安定気味。 2曲目は辻彩奈登場でメンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルト。辻彩奈は14歳の中学2年生だが、既に神奈川フィルとの演奏会にも出演している。まあ学生では上手いレベルかなと思っていたが、驚きの美しい音色。特に第1楽章の演奏は素晴らしく、これだけで入場料の元は取れた気分に。プログラムを見るとヴァイオリンは貸与を受けている1840年プレッセンダとのこと。 15分の休憩を挟んで第2部はシュトラウス中心にニューイヤーの選曲。指揮者はお得意のヘルベルト・フォン・ホリヤンのかつらで自らのMCも入り楽しい演奏に。 ソプラノでマイクのPAが入ったのは驚き。 途中抽選会があったり、アンコールで客席も歌ったりと首都圏のニューイヤーとは一風変わった趣向もあり楽しめた。アンコール最後はお約束のラデツキーで盛り上がりお開きに。 残念だったのは客席(定員1334名)が半分程度だったこと。MCでも言っていたが日本全国約30のオーケストラがあるが、楽団平均年齢が一番若く、一番人口が少ない地域らしい。 まだHPにも来年シーズンの予定が掲載されておらず運営面も心配だが、地元のオーケストラなので出来るだけ聞きに行くようにしたい。End
2012.01.08
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6、7月と仕事、居住が変わったため落ち着かず2ヶ月間生のオーケストラの音を聴けてなく、そろそろ禁断症状が出てきたため、本日はセントラル愛知交響楽団を聞きに、名古屋中心にあるしらかわホールまで出かけた。 名古屋地区にはプロのオーケストラが、名古屋フィル、セントラル愛知、中部フィル(準会員)の3つある。 セントラル愛知は83年にナゴヤシティ管弦楽団として2番目に発足、97年にセントラル愛知交響楽団と名称変更し、本日のしらかわホールをホームグラウンドにしている。鑑賞日:2011年8月6日(土)14:00開演入場料:自由席2,000円(2F正面最前列)【主 催】セントラル愛知交響楽団まるごとしらかわの日~セントラルの夏~会場:三井住友海上しらかわホール【第2部ピアノとの出会いvol.3】 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 Pf.朝井大 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 Pf.戸谷誠子 ショパン:ピアノ協奏曲第1番 Pf.朝井大指揮:古谷誠一管弦楽:セントラル愛知交響楽団 本日は「まるごとしらかわの日~セントラルの夏~」と称して、第1部は「こどものためのコンサート」ピンクパンサーや動物たちの謝肉祭等、どうぶつにちなんだプログラム、第2部は「ピアノとの出会い」としてピアノコンチェルト3曲の特色あるプログラムになっており、その第2部を聞きに行った。 しらかわホールは定員約700席、2階席までの典型的なボックス形式。指定席は1階中央付近だったので2階前列を狙って当日券の自由席を購入、30分並んで開場、無事2階席中央最前列を確保。700席とは首都圏プロオケ使用のホールと比べ1/2~1/3の規模で地域の公会堂レベル。ここを中心だと運営は大変だろうと思ってしまう。 オケ登場のあとピアノコンチェルトなのでピアノからチューニング。年齢は全体的に若そうで、女性が6~7割。指揮者とピアニスト登場。指揮棒が振り下ろされると、美しくふくよかな弦の音が耳に飛び込んでくる。ホール天井が高く、そこから跳ね返った音が2階席に伝わってくるので座席選びは正解か。 1曲目はベートーヴェン「ピアノ協奏曲第1番」なので、管弦楽がしばらく続いたあと、ピアノが入ってくるが、流れるような演奏で耳に心地よい。第三楽章はリズミカルなロンドで、飛び跳ねている印象が表現され、中々楽しい。 曲の解説が5分ほど入ったあと、ピアニストが変わり協奏曲第5番「皇帝」。戸谷誠子は少々ゴツゴツしているが大変力強い演奏。同じベートーヴェンのコンチェルトでも演奏者によって大きく違って聞こえるのは、ピアノの表現力であり、難しい所なのでしょう。 15分の休憩の後、朝井大が再登場し、ショパンの第1番。先程の演奏と同じく流れるような演奏で経歴を見てもショパンがお得意のようで、最後まで心地よく聞くことが出来た。難解な部分をさりげなく弾けてしまう所が素晴らしいのでしょう。 休憩を入れて2時間半。コンパクトなホールであったことも影響し、ピアノコンチェルトを満喫することが出来た。ただ、お客の入りが6~7割弱程度だったのが残念。トヨタ他自動車関連メーカが木金休みで土日出勤の影響もあるのか。中部地区でのクラシック公演はなかなか大変そうである。End
2011.08.06
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3月震災後にフレンズの先行発売でチケットを確保したが、4月中旬の余震や福島原発のレベル7発表で4/15突然全てご破算。出演者、ホールを縮小して4/22プログラム発表、再度チケット発売となりフレンズ先行発売でクリックしたはずが、抽選日に未登録状態と判明。 コルボ&ローザンヌも来ないし今年はやめようかと思ったが、一般販売初日4/27昼休みにチケット無事確保出来たので、今年も参加することに。 LFJ2011本公演初日5/3小雨模様の中、山の神と東京国際フォーラムまで出かけた。 まずガラス棟に入ると、いつもの大きなイラストの垂れ幕が全くない。 地下展示ホールには、無料コンサートの舞台と椅子のみで、企業ブースやグッズ売り場、スナック販売所も無し。 ネオ屋台でイタリア飯を購入し、椅子には座れなかったが、キオスク側の立ちテーブルで食べることが出来、お客は例年の1/3程度の印象。 地上広場とロビーギャラリーで種類が少ない中からグッズと記念CDを購入。地上広場での大モニターではコルボ&ローザンヌのドイツレクイエムの映像が少し流れたが、本家フランス・ナントのものか。 今回有料公演での合唱団演目は無く、唯一の声楽アンサンブルであるヴォーチェス8とオケ演目として時間が近い金聖響・兵庫芸術文化センター管弦楽団の2公演を鑑賞した。鑑賞日:2011年5月3日(火)16:45開演入場料:¥3,000 1階(7列)ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011C-144 指揮:金聖響管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団ブルックナー作曲交響曲4番 変ホ長調「ロマンティック」会場:東京国際フォーラム・ホールC感想: 公演20分前に入場したが、まだリハーサル中とのことで10分ほど2階ロビーで待たされたが、これはLFJではいつものこと。ただ1枚紙のプログラムは今回無しとのことで、曲紹介や演奏者はどうせWebで検索すれば直ぐ出てくるのでまあ良いか。 兵庫芸術文化センターは阪神・淡路大震災からの文化復興のシンボルとして設立され、オペラ上演出来るホールを持ち、芸術監督佐渡裕のオーディジョンで選ばれた若手演奏家が兵庫芸術文化センター管弦楽団となっている。 コンマスはどこかで見た風貌だなと思ったが、Webで調べたところ、先日の新国立「ばらの騎士」でもコンマスを務めた新日フィルの崔文洙だった。 金聖響のタクトが振り下ろされると、美しい弦の響きが聞こえ上手い。大音量の管も乱れることなく、迫力がある。弱音の所では少しずれを感じたが、ブルックナーの美しいメロディーが奏でられ、第4楽章のラスト第1主題では大きな盛り上がりを感じられた。 強弱、メリハリが明確に演奏できており、兵庫芸術文化センターでのオペラ公演が売り切れる理由が判った気がした。新国立劇場も専用の管弦楽を持てればと思った次第。 アンコールは無く、続いてホールDへ。Continue
2011.05.03
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鑑賞日:2010年10月31日(日)18:30開演入場料:¥4.000 S席1階(24列)主催:横浜みなとみらいホール神尾真由子&ミロスラフ・クルティシェフデュオリサイタル会場:横浜みなとみらいホール・大ホール演奏:ヴァイオリン:神尾真由子ピアノ:ミロスラフ・クルティシェフ曲目:<第1部>サン=サーンス :序奏とロンド・カプリチオーソOp.28チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォOp.34チャイコフスキー:憂うつなセレナードOp.26ワックスマン :カルメン幻想曲<第2部>R.シュトラウス :ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.18 <アンコール>クライスラー :愛の喜び エルガー :愛のあいさつ 感想: 2007年第13回チャイコフスキー国際コンクール優勝から3年、真由子ちゃんのソロコンサートが近くのMMホールであるとのことで、台風一過の日曜夕刻、来週のAPEC会議のため全国の警察官が集まり厳戒中のみなとみらいまで出かけた。 今回のコンサートは本日含め12回全国を回るツアーの2回目。11/7のサントリーホールに比べ、チケット代が約半額。ホール主催のためでもあるが、開演が18:30と午後別コンサートの後の空き時間に入れたことも影響していると思われる。チケットもS席完売、A席僅かの売れ行きで、観客も1階、2階は空き席ほとんど無く、舞台後のP席に空き席があった状況(当日券用か)。MMホールには同様設定の演奏会を増やしてほしい。 客電が落ちて、2人が登場。真由子ちゃんは上が濃い緑(灰色?)でラメが入り、下が薄緑色のドレス、クルティシェフ君は上下黒色のスーツ姿で両者落ち着いた印象。 1曲目はサン=サーンスは早弾きも多いが難なく演奏するも、「こんな音だったかな?」と思っていると、2曲目から真由子らしいヴァイオリンの音が出て来て、3曲目のチャイコ「セレナード」はピアノとの合わせも良く、劇的で良かった。 4曲目は正しくカルメンのハバネラの妖しさも表現され、素晴らしい。20分の休憩を挟んで、後半はR.シュトラウス「ヴァイオリン・ソナタ」。こちらも早引き、超高音、ダイナミックス何れも完璧でさすが。 クルティシェフ君は同じチャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で1位無しの2位、既に多くのオーケストラとも共演しているようで、年齢25歳でほぼ同じ。全体的には柔らかい音であるが、独奏部分では強い音で主張もあり、25歳とは思えない。 但し、音楽全体としては、極端に言うと2人で「ガンガン弾いている」との印象で、R.シュトラウスの音楽が十分には表現出来ているかと言うと不足は感じる。もう少しテンポを揺らしたり、強弱を変えたりとか・・・。その部分は一朝一夕ではなく音楽経験の積み重ねが必要で、そうであれば経験豊かなピアノ伴奏者と組むのも一つの方法ではとも思った。 アンコール2曲はヴァイオリンのアンコールで良く取り上げられるクライスラーとエルガ-で、あらためて真由子ちゃんの天才ぶりを実感できた。 ツアー後半はベートーヴェンやブラームスが演奏されるようで、名曲を本番で弾き込むことで若い2人の更なる飛躍を期待したい。End
2010.10.31
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鑑賞日:2009年8月25日(日)15:30開演入場料:¥2,000 1階(C-6列)主催:神奈川フィルハーモニー管弦楽団横浜開港150周年記念演奏会みんなのオーケストラ2009会場:横浜みなとみらいホール出演指 揮:金聖響 「みんなのオーケストラ」指揮者コース2人管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団 「みんなのオーケストラ」楽器経験者コース63人司 会:岩崎里衣曲目グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」ストラヴィンスキー/組曲「火の鳥」(1919年版)J.シュトラウスII/ピチカート・ポルカ、雷鳴と稲妻ビゼー/「カルメン」組曲より「トレアドール」ブラームス/ハンガリー舞曲第5番ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲<アンコール>ヨハンシュトラウス/ラデツキー行進曲感想 自身の合唱団演奏会が間近で、その他の合唱練習もあり、しばらくはオペラ、コンサート鑑賞が出来ていなかったのだが、神奈川フィル恒例の「みんなのオーケストラ」に娘が出演するため、午後休みを取って山の神とMMホールまで出かけた。ホール内には砂浜の波のBGMが流れ、正面パイプオルガンの両サイドには、音符や楽譜のスライド表示がされ夏休みらしい楽しさを演出。ドラの音とともに開演、神奈川フィルが登場するが、1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンが向き合う対向配置。チェロの山本裕康始め各楽器の首席団員の顔が見られる。コンマス石田"オレ様"のチューニングの後、金聖響がさっそうと登場。最初2曲は神奈川フィルだけで演奏。3曲目「火の鳥」でオーケストラ体感コースの子供達がオケの中に入って聞くため入場。ここで金聖響と神奈川フィル代表として何と石田"オレ様"のMCが入る。子供たちと直接ふれ合う貴重な時間とのことでほぼ毎回出演しているとのこと。「火の鳥」の演奏はダイナミックレンジが大きく、指揮通りのハッキリとした演奏でこれだけでもチケット代の相応の価値有り。シュトラウスのポルカ2曲の後「カルメン」と「ハンガリー舞曲」は指揮者コースの子供2人が指揮。金聖響ばりのメリハリのある指揮で「題名のない音楽会」でやっている素人の指揮より遥に上手い。金聖響はかなり熱心に教えたようで、MCでも自身がオーケストラを振ったのは25、6歳で、今回の子供は貴重な経験になるとだろうと。神奈川フィルの面々も指揮に合わせるよう集中しているのが判る。いよいよ楽器ワークショップで3日間神奈川フィルと練習した子供たち63人が登場。コンマス席の女子中学生がチューニング。石田"オレ様"の横に座り、山の神は羨ましいそう。金聖響指揮で「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲が始まる。楽器指導の楽団員の横に子供たちが一人ずつ付く配置で、楽器毎に楽団員がリードしている様子がよく判る。娘もどうにか演奏しているよう。神奈川フィル+子供たち合計120人以上の音量は大きく迫力満点。中間部木管で若干崩れがあったが、全体的には聞ける演奏になって一安心。子供たちから感想を聞いた後は、「ラデツキー行進曲」でお開きに。指揮は指揮者コースの高校生で金聖響は手拍子の指導。「みんなのオーケストラ」は神奈川フィルの出演メンバーを見てもかなり力を入れていることが判る。何より子供たちの元気が詰まったコンサートだった。娘の方は、プロの演奏家の指導を直接受けることが出来、また年齢に関係なく上手な子供たちが沢山いること知ることが出来て、本人に取って貴重な経験、刺激になったようで。End
2009.08.25
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鑑賞日:2009年6月13日(土)15:00開演入場料:¥1,500 E席3階(自由席)主催:NHK交響楽団NHK交響楽団第1650回定期公演Cプログラムベートーヴェン作曲ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15メンデルスゾーン作曲劇音楽「夏の夜の夢」作品61会場:NHKホール出演指 揮 :準・メルクルピアノ :ジャン・フレデリック・ヌーブルジェソプラノ:半田美和子メゾ・ソプラノ:加納悦子合 唱 :東京音楽大学語 り :中井貴惠感想自身の合唱練習が忙しく、また観たいオペラとスケジュールが重なり(高橋薫子のアディーナは、合唱祭本番と重なり泣く泣く断念)来週のカサロヴァ&シラグーザ「チェネレントラ」千秋楽までお預けと思っていたが、ふとネット検索で準・メルクルがN響定演でメンデルスゾーンの「夏の夜の夢」を振るのを見つけ直前に自由席を確保し、梅雨間近の蒸し暑い天候の中、渋谷の急坂を登ってNHKホールへ出かけた。ロビーコンサートはハイドン作曲「3台のチェロのためのディヴェルティメントニ長調」。平野秀清が8月で退職とのことで、第1チェロで演奏。チェロの落ち着いた響きに、今朝DVDで観た「おくりびと」のモッくんの演奏を思い出した。時間となって準・メルクルとジャン・フレデリック・ヌーブルジェがさっそうと登場。ヌーブルジェが座ると直ぐに演奏開始。当方初めて名前を聞いたピアニストだが、まだ23歳で国際コンクールで優勝し、2007年には日本でリヨン管と共演、ソロコンサートも開いたとのこと。フランス人だけあってその音はベートーヴェンの重々しさではなく、優雅できらびやかな響きで、まるでショパンのよう。準・メルクル指揮のN響も派手で明るい音色で、こんなベートーヴェンのコンチェルト表現もあるのだと認識させられた(当方好みの演奏だが、きっと反対派も多そう)。ピアニストへ4回のカーテンコールがあったがアンコールは無し。こうして世界中からどんどん優秀な若いピアニストが登場して来るのでしょう。20分の休憩を挟んで女声合唱80人が合唱雛壇に着いて、オケの後に、女性3人と準・メルクルが登場。白ドレスの半田美和子は下手側、黒ドレスの加納悦子は上手側で弦楽器の後方の木管メンバがのっている山台上に着席。語りの白ドレスを着た中井貴惠は指揮者の直ぐ横でマイクを使って物語の紹介から始まった。 その音楽は何ともきらびやかでロマンチック。また語りの中井貴惠と音楽との掛け合いが絶妙で登場人物?を声を使って語り分けるのは流石。ソリストの2人も実力者だけあり、上手く、女声合唱も美しい響きだった。結婚行進曲の盛り上がりも素晴らしく、N響からこんな明るい響きを引き出したのは準・メルクルの功績でしょう。会場は指定席はほぼ満席で自由席も8割以上の入り。女性が多いのは準・メルクルの人気か。機会があればぜひ準・メルクル指揮のオペラの方を聴きたくなった。End
2009.06.13
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鑑賞日:2009年2月14日(土)15:00開演入場料:¥3,000 1列目主催:栄区民文化センターリリス石田泰尚コンサートシリーズ#2 ~小品集~会場:栄区民文化センター・リリスホールピアノ伴奏:中岡太志■曲目<前半>・ラベル/亡き王女のためのパヴァーヌ・エルガー/愛の挨拶、気まぐれな女・クライスラー/美しきロスマリン、踊る人形、 ジプシー奇想曲、テンポ・ディ・メヌエット、 中国の太鼓、シンコペーション、 プニャーニのスタイルによるプレリュードとアレグロ<後半>・チャイコフスキー/アンダンテカンタービレ、メロディ・サラサーテ/ハバネラ、スペイン舞曲Op26-2・ピアソラ/忘却、来たるべきもの、ル・グラン・タンゴ<アンコール>・ヘンリーマンシーニ/ひまわりのテーマ・ナイジェル・ヘス/ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー・ビジョルド/エル・チョクロ感想一年ぶりに石田”オレ様”のコンサートが近くのリリスホールであるとのことで山の神のリクエストで出かけた。リリスホール主催で昨年12月のソロコンサートに続く2回目の演奏会との位置づけ。本日もチケットは完売で空席無しの満席。さすがです。開演前のいつもの注意事項のアナウンスが男声で若干ぶっきらぼうと思ったら石田本人。休憩と終了のアナウンスも行い、珍しくサービス精神が旺盛。いつもの黒の上下、茶髪モヒカン、ピアス、ブレスレットでさっそうと登場。曲目は昨年同様小品集だがポピュラーなものが中心。全体的に昨年の研ぎ澄まされた緊張感連続の演奏とは少々異なり、曲自身を楽しんで演奏しているように聞こえた。但し、1小節、1音たりとも、ずれや長短を感じるものはなく、完璧な演奏。早引きや技巧も特出することなく聞こえるのは、各曲の中であるべき演奏になっていたからでしょう。手慣れた曲のためかピアノとの息もよりピッタリの印象。その中でも特に素晴らしく感じたのは、Pから無音、無音からPへの緊張感のある微音の表現。チャイコのアンダンテカンタービレの最後でPから無音になる所で場内から思わずため息が。演奏会終了後、山の神は記念Tシャツを購入、サインをしてもらい満足したようで。心豊かに楽しい一時を近くで過ごすことが出来たバレンタインデーでした。End
2009.02.14
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鑑賞日:2008年11月16日(日)14:00開演入場料:¥4,000 B席4階(3列42番)主催:ミューザ川崎シンフォニーホール、(財)東京交響楽団東京交響楽団・川崎名曲全集 第42回 ベートーヴェン作曲ヴァイオリン協奏曲 ニ長調交響曲第7番会場:ミューザ川崎シンフォニーホール指 揮:井上道義ヴァイオリン:神尾真由子 感想 昨年のチャイコフスキー国際コンクール優勝のTV映像を見て以来、ぜひ生の演奏を聞きたいと願っていたがチケット入手した10月12日のN響との演奏は緊急の所用が入り行けず、本日やっと聞くことが出来た。 チケットは完売で、客席も9割以上の入り。時間通りにオーケストラが入場し、大谷康子コンマスのもとチューニング。静になった所で指揮者と並んで登場。 服装は黒を基調とし正面は黄色と白色のグラデーションが入いり、胸元はV字に大きく開いた大人びた、また気持ちの強さを感じさせるドレス。 指揮者が正面に着くと直ぐに曲が始まる。ヴァイオリンソロとオーケストラで交互に旋律が弾かれるが、ヴァイオリンソロが力強く、テンポも合っている。特に第2、3楽章の最後の部分でバイオリンソロのみの演奏となり、これまでオーケストラで奏でられた旋律をバイオリンのみで演奏するのだが、オーケストラ以上に表現の拡がりを感じる。早引き部分でも音が抜けず、低音から高音まで万遍なく音が出ている。会場中がその演奏に引き込まれている印象。このままずっと演奏が続いてくれればと思ってしまう。 3回のカーテンコールの後、アンコールでパガニーニ「24のカプリース」から第13番が演奏され、改めてその演奏技巧に驚かされる。 1986年生まれなのでまだ22歳だが、10歳時のN響と共演から数々のオーケストラと共演しキャリアは既に10年以上、落ち着いているのもうなずける。更に2回のカーテンコールで第1部終了。 休憩の後は「のだめカンタービレ」で有名になった交響曲第7番。井上道義指揮で明るく派手目な演奏。特に第4楽章は、指揮者がステップを踏んで踊るように指揮をしており、曲の楽しさが伝わってくる(旋律がアイルランド民謡を元にしていることを意識してか)。 ここで改めて思ったのは東響の女性の多さ。バイオリンは26名中22名、ビオラも8名中6名が女性だった。先週のほとんどウィーンフィルのウィーン国立歌劇場管弦楽団はバイオリンに1名だけ女性がいた。ウィーンフィルは男性のみだったが、最近女性が入り始め、次期のコンマスは女性との話もあり、女性の進出が著しいことを再認識した。 次はぜひ神尾真由子のソロコンサートを聴いてみたいが、あの迫力で続けられると結構疲れるかとも思うので、その際は体調を整えて行かないと。End
2008.11.16
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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン (LFJ)「熱狂の日」音楽祭 2008 (その3)2008年5月2日~6日 東京国際フォーラム4日目も小雨模様。その分昨年の様に気温が上がらず移動は楽だ。本日は午後に新国立のオペラ鑑賞があるため午前中2公演のみとなった。そのためピアノ演奏と声楽が入ったアンサンブルを選択。初めて入るホールD7へ。自由席のため開場9:15に対し8:45には並び始めたが既に26番目。開場5分目にエレベータで6階へ上がりホール入り口前で待っていると女性3人のハンドベル演奏で開場の案内が入った(ボランティア参加のVerdiさん情報通り)。待たされた気分も和やかになり、気持ち良くホールへ。手元が見えやすい中央左より6列目の席を確保。公演No.451鑑賞日:2008年05月05日(月・祝)9:45開演入場料:1,500円(自由席)会 場:東京国際フォーラム ホールD7出演:仲道郁代(ピアノ)曲目:シューベルト作曲即興曲変ホ長調 作品90 -2 D899-2即興曲変ロ長調 作品142-3 D935-3ピアノ・ソナタ第13番イ長調 作品120 D664薄い黄緑色のノースリーブ4段フリルのドレス、金色ラメ入りのハイヒールでさっそうと登場。確か美人ピアニストとして脚光を浴びていたと思ったが、もうデビュー20年になるとのことで歳月の過ぎる早さを感じた。座ると直ぐに弾き始める。2曲目の「即興曲変ロ長調」はロザムンデの旋律が5つの変奏曲として出てくる。曲によって表現を変えて弾き素晴らしい。最近やたら強くタッチするピアニストか、軽く早弾きが得意のピアニストは多く聞くが、フォルテでは強すぎずかと言って弱すぎず印象的に弾き、早弾きも素晴らしく、バランスが取れているように感じた。3曲目の「ピアノ・ソナタ第13番」も楽章毎に異なった表現で、朝から気分が晴れやかになった。年末の合唱幻想曲でご一緒出来るのが今から楽しみ。続いてガラス棟のG409へ。開演1時間前から並び4番目で入場。正面前から2列目を確保(1列目は余りにも演奏者に近すぎるためパス)。G409は今年から演奏会場となったのだが、床は絨毯であるも天井まで2mの高さで正しく会議室であり、演奏会開場には不向きと言わざるを得ない。公演No.462鑑賞日:2008年05月05日(月・祝)11:30開演入場料:1,500円(自由席)会 場:東京国際フォーラム ホールG409出演:リチェルカール・コンソートのメンバーによるアンサンブル ソプラノ:セリーヌ・シェーン フルート:ジョルジュ・バルテル ギター:サビエル・ディアス=ラトーレ バリトン:フィリップ・ピエルロ曲目:マティーカ作曲 フルート、バリトン、ギターのためのノットゥルノシューベルト作曲「おとめ」 D652 (編曲版)、「夜咲きすみれ」 D752 (編曲版)ハウシュカ作曲 ソプラノ、バリトン、ギターのためのカンツォネッタメルツ作曲 ギターのためのエレジーシューベルト作曲「糸を紡ぐグレートヒェン」 作品2 D118 (編曲版) 「水に寄せて歌う」 作品72 D774 (編曲版)、 「彼女がここにいたことは」 D775 (編曲版)ロッシーニ作曲 「こんなに胸騒ぎが」(歌劇「タンクレディ」より)(編曲版)リチェルカール・コンソートはベルギーの古楽器演奏団体。今回登場する「バリトン」はチェロを一回り小さくした大きさで今回のものは11弦ある。チェロと同じく弓またはピッチカートで演奏される。フルートも古楽器の木管製。最初のマティーカ作曲「ノットゥルノ」は元々ビオラの部分をバリトンに変えて編曲してあるのでバリトンの演奏は大変そうだったが、音も正しくビオラとチェロの間の様な音。3人の息が合って上手い。2曲目からソプラノが入り古楽器の伴奏でシューベルトの歌曲が演奏される。楽器演奏の男性3人は黒の衣装だが、ソプラノのセリーヌ・シェーンは黒ズボンの上に真っ赤なドレス、ブロンドのロングヘアーに青い目の八頭身美人。歌声は低い音から高い音まで十分に出て、高音の若干のビブラートが艶となって素晴らしい。名前からフランス人かと思うが、フランス語なまりのドイツ語なので言葉も端々が柔らかく、耳に心地よい(ドイツ人だとツバが飛んで来そうで・・・)。圧巻は最後のロッシーニ歌劇「タンクレディ」から「こんなに胸騒ぎが」のアリアでこれでもかと出て来る装飾音符を完全に歌い、聞いている方も気分が浮き浮きして来た。今年のLFJは残念ながらこれで打ち止め。明日のモツレクは行きたかったのだが仕事で・・・本日の古楽アンサンブル伴奏の歌曲など今回の様な機会がないとおそらくは聴けないが、優れた演奏が聴けることもこの音楽祭の良さと改めて思った次第。来年のテーマは果たして?End
2008.05.05
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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン (LFJ)「熱狂の日」音楽祭 2008 (その1)2008年5月2日~6日 東京国際フォーラムいよいよ今日からLFJ2008が始まった。今年のテーマは「シューベルトとウィーン」で最初に向かったのは国際フォーラム会場ではなく、丸の内仲通り/国際ビル前。『Suono Dolceストリートライブin丸の内仲通り ゲスト:藤澤ノリマサ(ニッポン放送)』2008年5月2日(金)12:15~12:30藤澤ノリマサは4月30日にメジャーデビューした正しく新人歌手なのだが、ジャンルは本人曰く「ポップオペラ」エレキピアノの弾き語りとカラオケで下記5曲を演奏。1.誰も眠ってはならぬ(「トゥーランドット」より)2.Ave Maria /シューベルト作曲3.帰れソレントへ4.太陽の女神(ジャンニ・スキッキ「私のお父さん」から)5.ダッタン人の踊り(「イゴーリ公」から)12時頃からマイクリハがあり、本番歌い始めた所で雨が強く降って来て「中止か?」心配したが、その歌声のためか5分ほどで止んでくれた。4、5はデビューCDの曲だが、オペラのメロディーをそのまま歌うのではなく、ポップス調の曲を前後に付けアレンジし、日本語の詞を加えている。歌声は武蔵野音大声楽科卒業だけありなかなか良い。オペラ歌手ほどの音量はないがポップス歌手よりはるかに声が出ている。25才、新しい音楽ジャンルを予感させる。何時も聞いている山下達郎のラジオ番組で先週ダッタン人が偶然かかり、面白そうだなと思った所にLFJの関連イベントで路上ライブがあり、音楽の連鎖的なつながりをまた感じた。藤澤ノリマサへのインタビューが始まり、アンコールもありそうだったが、次のコンサート時間の関係で国際フォーラムの方へ。公演No.131鑑賞日:2008年05月02日(金)13:15開演入場料:1,500円(全席自由)会 場:東京国際フォーラム ホールB5出演:バイオリン:イェウン・チェプラジャーク弦楽四重奏団曲目:シューベルト作曲 ロンド イ長調 D438 (ヴァイオリンと弦楽四重奏版)シューベルト作曲 弦楽四重奏曲第13番イ短調 作品29 D804「ロザムンデ」開場は12:45のはずが到着した12:40には既に開いており、最後列だが正面席を確保。1曲目はバイオリン独奏を加えた演奏。バイオリン独奏のイェウン・チェは韓国出身で2006年モントリオール音楽祭第2位。白いドレスで登場、容姿と合わせて素晴らしい演奏を聴かせてくれた。2曲目はプラジャーク弦楽四重奏団のみ、息がピッタリの演奏で、シューベルトの美しい旋律を堪能することが出来た。続いてCホールへ。公演No.142鑑賞日:2008年05月02日(金)14:30開演入場料:3,000円(S席 1階6列19番)会 場:東京国際フォーラム ホールC出演:指揮:ゴルカ・シエラ管弦楽:ポワトゥ=シャラント管弦楽団合唱:ローザンヌ声楽アンサンブルマリア:谷村由美子(S)イェミナ:ヴァレリー・ボナール(MS)マルタ:アンナ・ストラルチク(S)ラザロ:クリストフ・アインホルン(T)ナタナエル:マティアス・ロイサー(T)シモン:ファヴリス・エヨーズ(Bs)曲目:シューベルト作曲宗教劇「ラザロ、または復活の祝日」D689初めて聞く曲で、シューベルトが宗教劇曲を作曲していたとは知らなかった。死人ラザロがキリストによりよみがえる新約聖書ヨハネ福音を元にし、「ラザロの死」「埋葬」「復活」の3幕なのだが2幕途中までしか現存していない。登場人物のアリアで物語が進み、1幕後半の合唱で盛り上がる。やはりローザンヌ声楽アンサンブルの合唱が素晴らしい。本当にバランスの取れた良い響きである。またポワトゥ=シャラント管弦楽団の演奏が強弱があり、美しい旋律を際だたせ、物語を音楽で表現している。指揮者ゴルカ・シエラの力も大きいのでしょう。独唱の中ではマリア役の谷村由美子が大変素晴らしい歌声でありオペラのアリアを感じることが出来た。思わず演奏の途中で拍手してしまった人の気持ちもよく判る。2幕合唱が入りこれから音楽劇全体が盛り上がるところで終わってしまう。3幕はきっと合唱がメインで復活、神への感謝を高らかに歌い上げる曲になっていた予感があり現存していないとは本当に残念。残念ながら地下展示ホール・グラーベン広場のスペシャルコンサートには間に合わず。丁度演奏が終わった所で、出演者が何と「ウィーン少年合唱団」だった。そう言えばシューベルトも在籍したことがあったとのことで、「野ばら」「Ave Maria」等を良く歌っていましたね。本日のローザンヌ声楽アンサンブルは少ししか聴けなかったが、明日のコルボ指揮のスタバート・マーテルに期待!End
2008.05.02
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鑑賞日:2008年3月18日(火)19:00開演入場料:¥4,000 1列目主催:Musician's Party石田泰尚ヴァイオリンリサイタルSpecial Selection ~小品集~会場:みなとみらいホール・小ホールピアノ伴奏:中岡太志■曲目<前半>・ベートーヴェン/ロマンス第2番・クライスラー/ベートーヴェンの主題によるロンディーノ・クライスラー/ルイ13世の歌とパヴァーヌ・クライスラー/プレリュードとアレグロ・J.ウィリアムズ/「シンドラーのリスト」のテーマ・ブロッホ/バールシェム組曲<後半>・シャミナード/スペインのセレナーデ・グラナドス/スペイン舞曲・ファリャ/スペイン舞曲・ピアソラ/来たるべきもの・ピアソラ/忘却・ピアソラ/ル・グラン・タンゴ・ビジョルド/エル・チョクロ・ガーデ/ジェラシー<アンコール>・ラベル/亡き王女のためのパヴァーヌ・ガシューイン/3つのプレリュードから1曲目・サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン・プッチーニ/(オペラ「トゥーランドット」から)誰も寝てはならぬ感想本日は山の神のご指令で神奈フィルのコンサートマスターでもある石田泰尚のヴァイオリンリサイタルに出かけた。平日のコンサートは仕事との調整が難しく、結局30分遅れで会場へ。どうにか前半4曲目当たりから最後部自由席へ案内してもらい、聴くことが出来た。石田”オレ様”は、95年国立音大首席卒業で、翌年新星日響サブコンマス、2001年から神奈フィル・ソロコンマスと正しく天才。茶色(金髪?)で立った髪、ピアスにネックレス、演奏時は上体を大きく動かすとその容姿が目立つ。観客も20~30代の女性が多く、クラシック界では正しく異色。寡黙でも有名で、最初とアンコールで曲目をマイクで紹介した以外は全く喋らずにどんどん曲を弾いて進めていく。前半は比較的テンポがゆっくり目で情緒的な曲が集められ、美しい音色が聞こえてくる。ただ軽やかに奏でているだけではなく、テーマを弾き分けて、テンポ、強弱で表現を鮮明に出しており流石。後半から1列目の指定席へ座ったが、このホールは舞台の高さが50cm程度しかなく、本当に目の前で弾いている印象。曲は舞曲、タンゴのテンポが早めの曲が集められ、その息使い、指使い、弓使い、そして飛び跳ね!、ステップ等の動作に目が釘付け。演奏している二人の緊張感がそのまま伝わってくる。アンコールはラベルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」から始まり、ガシューインのジャズ調の曲、早弾き難曲「ツィゴイネルワイゼン」、そして最後はオペラから「誰も寝てはならぬ」と『色々弾けるんだぞ』と多種多彩な曲を演奏。どの曲を聴いても細かい音まで完璧に演奏され、更にメロディーに合わせてテンポや強弱の揺れが入り、正しくヴァイオリンが歌っている印象。その表現の豊かさに酔いしれることが出来た。コンサート後はCDのサイン販売があり、山の神は握手までしてもらい大満足の様子。日本にも優れた若手演奏家がいることをあらためて認識出来た。End
2008.03.18
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謹賀新年!年末年始は特集番組、ジルベスター、ニューイヤーのクラシック演奏のTV番組が多くあるが、私事の所用もあり、本日やっとPCに取り貯めしたファイルを編集し鑑賞。ベルリンフィルのジルベスター2007はオペラ等の声楽がなく少し寂しいが、イーゴリ公の「ダッタン人の踊り」は良かった。サイモンラトルは相変わらず元気一杯で。ウィーンフィルのニューイヤーはジョルジュ・プレートルの老かいな指揮で、何時も通りのヨハン・シュトラウスでした。NHKのニューイヤーオペラは余り印象に残る歌手はおらず。こちらも「ダッタン人の踊り」が一番良かった。昨年11月NHK音楽祭でもネルロ・サンティ指揮のN響が「ダッタン人の踊り」を演奏しており重なる時は重なるようで。ジルベスタ、ニューイヤーの中ではTV東京の「東急ジルベスター」が千住真理子、仲道郁代、草刈民代、ジョン・健・ヌッツォのビジュアル系を集めて楽しめた。どうせなら指揮者は飯森範親か西本智実あたりの方が良かったのでは?何と言っても一番驚かされたのは12/30,31のNHKの特集で観た神尾真由子のチャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲ニ長調第1楽章の演奏。力強い音だが全ての音符が抜けなく聞こえてくる。オーケストラに合わせるのではなく、完全にバイオリン独奏がオーケストラの演奏を引っ張り、支配している印象。これは凄い。無論昨年チャイコフスキー国際コンクールで優勝した訳だが、大阪では子供の頃から注目されていたようで。まだ21才。これからどのように変わっていくのか。ぜひ生の演奏を聴いてみたい。End
2008.01.04
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鑑賞日:2007年8月5日(日)15:00開演入場料:¥1,000 全自由席主催:ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団)フェスタサマーミューザKAWASAKI 2007洗足学園音楽大学&昭和音楽大学会場:ミューザ川崎シンフォニーホール出演吹奏楽:洗足学園音楽大学Sウィンドオーケストラ 昭和音楽大学ウィンド・シンフォニー 指 揮:増井信貴、福本信太郎ピアノ:山田武彦マリンバ:海野 茜曲目<第1部>・J.ヴァン=デル=ロースト作曲 「リクディム」(洗足)・ガーシュウィン作曲 「ラプソディ・イン・ブルー」(洗足)・広瀬勇人作曲 「マーチング・ブルース」(洗足)・リード作曲 「エル・カミーノ・レアル」(合同演奏)<第2部>・バーンスタイン作曲 「キャンディード」序曲(昭和) ・クレストン作曲 「マリンバ小協奏曲」(昭和)・ガーシュウィン作曲 「クレイジーフォーユー」メドレー(昭和)・ジョン・ウィリアムス作曲 「スターウォーズ」(合同演奏) 感想 「フェスタサマーミューザKAWASAKI」は7月下旬~8月上旬の約3週間で首都圏のオーケストラを日替わりで1時間程度の演奏を低価格の料金で聴かせてくれるもの。昨年はヴェルレク合唱で舞台に立ったが、今年は出番なく吹奏楽を始めた子供と一緒に本公演を聴きに出かけた。 昨年は洗足学園の管弦楽が出演だったが、今年昭和音楽大学が川崎市(新百合ヶ丘)へ引っ越してきたこともあり、洗足学園と昭和音楽大学の吹奏楽の合同演奏となったもの。なお、昭和音大の新キャンパスには馬蹄形のオペラ劇場「テアトロ ジーリオ ショウワ」が出来たとのことでぜひ一度行ってみたい(11月に藤原歌劇団「蝶々婦人」有り)。 学生と言っても両大学とも管や打楽器専攻学生からの選抜メンバーなのでなかなか上手い。 洗足学園は人気音楽ドラマ「のだめカンタービレ」の撮影場所として使われたこともあり、テーマ曲のひとつ「ラプソディ・イン・ブルー」が演奏させたが、同大学の助教授でもある山田武彦のピアノも素晴らしく結構楽しめた。 昭和音大の方も同大4年生の海野茜のマリンバ演奏が良かった。個々の楽器演奏としては、洗足学園の方が上手かった。(全く同じ環境での演奏なのでどうしても差が聞こえてしまう) 合同演奏の2曲は100名を超えての大人数演奏となった。何とトランペット12本、トロンボーン10本等すごい数。ラストの「スターウォーズ」は若さ一杯で大迫力だった。 但し、このホールは円形で中央の底部分にステージがあるため残響が異常に多く、フォルテの部分では音がぶつかって判らなくなる印象あり。少人数の合唱は奥の席でも良く聞こえた覚えもあり、大音量の演奏には向かないのかも。 観客はステージ後部の座席は空きが多かったが、後方席側は4階まで席が埋まっており8割程度は入っていた模様(昨年のヴェルレクは半分程度)。 昨年9月に西口の東芝跡地に巨大ショッピングモール「ラゾーナ川崎プラザ」が開店したことで、ミューザ川崎のある西口側への人通りが増えたことも影響しているか。 一緒に行った子供も楽しんでいたようであり、チケット料金分は十分に楽しめたコンサートだった。End
2007.08.05
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鑑賞日:2007年03月31日(土)16:00開演入場料:C席3000円 3F R2列45番主催:シュナイト・バッハ合唱団シュナイト・バッハ合唱団10周年記念特別演奏会J.S.バッハ作曲「マタイ受難曲」BWV 244会場:東京オペラシティ・コンサートホール指揮、チェンバロ :ハンス=マルティン・シュナイトコンサートマスター :荒井英治エヴァンゲリスト :畑儀文(T)イエス :戸山俊樹(B)ソプラノ :平松英子メゾ・ソプラノ :寺谷千枝子テノール :田中 誠バリトン/ピラト :福島明也 児童合唱:東京少年少女合唱隊 合唱:シュナイト・バッハ合唱団管弦楽:シュナイト・バッハ管弦楽団感想 あっと言う間の3時間45分だった。合唱を歌っておきながら、バッハは若干退屈な印象がありこれまで積極的に聴いてこなかったのだが、今日の演奏は、管弦楽、ソリスト、合唱、児童合唱のどれもが素晴らしく、演奏者全員の気持ちが伝わってくる演奏で、バッハの曲がこんなにドラマチックでメッセージ性があったことを認識できた。合唱団だけで約150名、管弦楽が約60名、児童合唱が約30名の大人数でも全くずれたり乱れたりすることがなく、全てはシュナイト氏の音楽を表現している。今回シュナイト氏は指揮をしながらチェンバロも演奏するのだが、立っても座っても、チェンバロを演奏していても、その体の動きだけで全体を統率しており、正しく体全体からオーラが出ているよう。といっても全てはそれまでの練習、指導の積み重ねでしかなく、厳しい練習と演奏者皆様の努力の結果だろうけど。第1部はシュナイト氏の指揮に見とれて終わってしまったが、第2部はプログラムの歌詞をじっくりと眺めながら聴いていると、その音楽の必然性が理解できた気がした。特に後半イエスの処刑に向かって進んで行く部分での民衆である合唱の言葉に人間の愚かさ、現世の罪を感じ、最後は「安らかに憩え」となり正しく祈りで終わる。第2部だけで約2時間かかったが30分位に感じる演奏だったソリストは皆さん素晴らしかったが、前回ドイツレクイエムで歌って頂いた平松英子が押さえた声量の中で十分に表現され素晴らしかった。パンフレットに書かれていたが、ドイツ留学中にシュナイト氏に師事されたとのことで正しくシュナイト氏の表現者なのでしょう。来年シュナイト氏の指揮でブルックナーを歌う機会があり今から楽しみ!End
2007.04.01
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今週末はオペラ観賞はお休みで、土曜日は子供の小学校の授業参観に出かけた。音楽の授業の合奏を見学したが、その楽器の豊富さに驚き。リコーダー、ピアニカは当然として、木琴(3種)、鉄琴(2種)、アコーディオン(3種)、太鼓(3種)、ピアノ、バスマスターまで有り。そしてパート譜を見ながら全員が演奏できている!先生の指定練習番号で打楽器だけでの合わせをしたりで、ほとんど大人のオーケストラと同じ。自身の小学校時代と比較すると、学校にある楽器の豊富さと、子供達の音楽水準の高さに驚かされた。本日は、昨夜録画した「NHK音楽祭2006・アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス演奏」のモツレクを観賞。古楽器を使った作曲当時の編成での演奏だが、驚いたのはレガートではなくマルカートで演奏されていること。(ヴィブラート奏法とピリオド奏法と言うらしい)マルカートなのにつながっているように聞こえるのは楽器が古楽器であることと、合唱のレベルの高さでしょう。レガート基調の演奏を普段聴いて歌っているいる耳には違和感があるのだが、確かに別な表現を感じられた。今回NHK録音を聴いているのでそのバランスは問題ないのだが、これをあのNHKホールで聴くとなると、おそらく音量は足らないだろう。一回り小さな音響の良いホール(例えば神奈川県立音楽堂)で聴いてみたいものだ。End
2006.11.26
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鑑賞日:2006年09月17日(日)15:00開演入場料:A席 7000円 3F1列1番主催:新日本フィルハーモニー交響楽団新日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会トリフォニー・シリーズ#405第1夜≪誘惑の世界へようこそ≫・ワーグナー/歌劇≪タンホイザー≫序曲・オルフ/世俗の賛歌≪カルミナ・ブラーナ≫ 指揮:クリスティアン・アルミンクソプラノ:松田奈緒美テノール:永田峰雄バリトン:クレメンス・ザンダー合唱:栗友会合唱団、NHK東京児童合唱団管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団感想今回の目的はとにかくカルミナ・ブラーナを客席で聴くこと。昨年みなとみらいホールで市民合唱の一員として「カルミナ・ブラーナ」を歌ったがこれまで一度も観客席で聴いたことがなかったため。トリフォニーホールは昨年に一度来ており2回目。錦糸町駅の側で、横浜近辺から行くには横須賀総武線の1本で行けるのでアクセスは便利。今回も申し込みが遅く、座席はA席にも係わらず3階1列1番で角になったが、オーケストラと合唱がバランス良く聴けた。開演前に指揮者クリスティアン・アルミンク氏よりプレトークとしてタンホイザーの曲紹介があったが、カルミナについては触れられず。オケは100人(ピアノ2台、打楽器21台)、合唱は栗友会130人(女性70、男声60人)、児童合唱60人で総勢200人の大人数、大迫力で大変素晴らしかった。やはりこの曲は合唱が主役。一部乱れたような部分もあったが、22曲目から終曲までの盛り上がりは良かった。さすが栗友会。児童合唱も良く聞こえた(重なったソプラノソロは全く聞こえず)。ソリストでは、バリトンのクレメンス・ザンダーが上出来。最初の4曲目は少し柔らか過ぎの声かなと思ったが、その後の強い曲では(がなり声でなく)心のある声で、高い声も旨く処理されていて、良かった。まだ若そうでこれからが楽しみ。日本人2人は(やたら高い音域なのだが)もう少し音量がほしい。全体的に早めな曲が多く、淡々と進んでいった印象。2部「居酒屋にて」ではもう少し崩したようなところが有った方が良いか。(テナーソリストが曲が始まっても現れず、登場時の演出を期待したが、第1部が終わると 普通に舞台に現れただけで少々期待外れ)End
2006.09.17
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