KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

2007.04.01
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カテゴリ: オーケストラ


入場料:C席3000円 3F R2列45番

主催:シュナイト・バッハ合唱団

シュナイト・バッハ合唱団10周年記念特別演奏会

会場:東京オペラシティ・コンサートホール


指揮、チェンバロ :ハンス=マルティン・シュナイト
コンサートマスター :荒井英治
エヴァンゲリスト :畑儀文(T)
イエス :戸山俊樹(B)
ソプラノ :平松英子
メゾ・ソプラノ :寺谷千枝子
テノール :田中 誠
バリトン/ピラト :福島明也  
児童合唱:東京少年少女合唱隊
合唱:シュナイト・バッハ合唱団
管弦楽:シュナイト・バッハ管弦楽団


感想

あっと言う間の3時間45分だった。
合唱を歌っておきながら、バッハは若干退屈な印象がありこれまで積極的に聴いてこなかった
のだが、今日の演奏は、管弦楽、ソリスト、合唱、児童合唱のどれもが素晴らしく、演奏者
全員の気持ちが伝わってくる演奏で、バッハの曲がこんなにドラマチックでメッセージ性が
あったことを認識できた。
合唱団だけで約150名、管弦楽が約60名、児童合唱が約30名の大人数でも全くずれたり
乱れたりすることがなく、全てはシュナイト氏の音楽を表現している。

今回シュナイト氏は指揮をしながらチェンバロも演奏するのだが、立っても座っても、
チェンバロを演奏していても、その体の動きだけで全体を統率しており、正しく体全体から
オーラが出ているよう。
といっても全てはそれまでの練習、指導の積み重ねでしかなく、厳しい練習と演奏者皆様の
努力の結果だろうけど。

第1部はシュナイト氏の指揮に見とれて終わってしまったが、第2部はプログラムの歌詞を
じっくりと眺めながら聴いていると、その音楽の必然性が理解できた気がした。
特に後半イエスの処刑に向かって進んで行く部分での民衆である合唱の言葉に人間の愚かさ、
現世の罪を感じ、最後は「安らかに憩え」となり正しく祈りで終わる。

第2部だけで約2時間かかったが30分位に感じる演奏だった

ソリストは皆さん素晴らしかったが、前回ドイツレクイエムで歌って頂いた平松英子が押さえた
声量の中で十分に表現され素晴らしかった。パンフレットに書かれていたが、ドイツ留学中に
シュナイト氏に師事されたとのことで正しくシュナイト氏の表現者なのでしょう。

来年シュナイト氏の指揮でブルックナーを歌う機会があり今から楽しみ!


End





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最終更新日  2007.04.01 09:21:43
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