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鬼は、悪や恐怖であり、しかし 打って変わって
神に近い尊厳を持つ存在でもあります。
昭和の子供の遊びには、鬼の存在は欠かせませんでした。
だから 遊びの中の恐怖というスリルが堪らなかったのでした。
「くつ隠し」は4人以上、10人くらいまでで遊びます。
鬼を決めるのに片方のくつを脱いで、一か所に置きます。
みんなで唄を唄いながら、唄い終わりの指点された子のくつは、本人に戻されます。
最後まで指点されなかったくつの子が鬼になります。

鬼が「いち~にい~さん~」と50まで数える間に、
みんながくつを隠します。
それには すっかり隠さず、少し見えるように配慮して隠すのです。
全部のくつを鬼が見つけられたら、鬼は交代です。
この遊びの醍醐味は、くつがそばに見えているのに、鬼が目の錯覚で
見つけられずに あせっている様子がみんなに大受けすることでした。
延々と暗くなるまで遊んだものでした。
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