Divertimento

(atv8日19:42)

経営不振が続いている青森市の複合商業ビル・アウガは、プロジェクトチームがとりまとめた報告書をきょう、最大株主の青森市に提出しました。提言では、アウガは商業施設として収支改善を図るのは難しく、公共化すべきだとしています。アウガの社長を務める青森市の佐々木淳一副市長は、きょうプロジェクトチームから受け取った報告書と事業協力者、スポンサーの交渉状況、それに再生に向けた会社の基本的考え方を鹿内博市長に提出しました。プロジェクトチームの提言では、都市における商業機能が郊外へと移っていることを考えると、アウガは今後、商業施設として収支改善を図るのは難しく、公共化を検討すべきだとしています。具体的には、世代を超えた交流の場を提言しています。プロジェクトチームの報告書は、議会にも説明されましたが、きょうは市の対応方針が示されるということはなく、報告会は市側の説明で終わりました。今回のプロジェクトチームからの提言について、鹿内市長は基本的には尊重するとしています。提言を受け、市は早急に対応方針を策定するため、臨時的に庁内組織を立ち上げる準備をしていて、週明けには体制を発表することにしています。