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キンタロスが講師の良太郎の強くなるための特訓が続く。その頃、侑斗は桜井に再度変身するよう迫られていた・・。コハナの管理の下、良太郎の特訓が続くのだがサッカーボールやハリセンを使ったコハナの突っ込みが楽しい。コハナになってもイマジン<<<<ハナの強さの構図は変わる事がないらしく正座させられるモモとウラの絵も微笑ましい。キンタロスの間の抜けた特訓はご愛嬌だが心のこもった台詞が胸を打つ(「必要ないやろ・・良太郎はメチャメチャ強いやないか・・俺が消えそうになったときお前の中にいれてくれたやろ・・そんなんできひん。俺もむりや・・大体強くなかったらあのモモの字たちが大人しくついて来んやろ・・強い思うけどな・・あかんのか・・」)。一方侑斗は未来の自分・桜井に戦うことを強要される。自分を他人が忘れてしまうのが代償の戦い・・それに何の意味があるのか?自問する侑斗だが良太郎のピンチに戦うことを決意する。消える運命とひきかえに侑斗の選んだものは何なんだろうか?ゼロノスの鬼神のような戦いぶりが印象的でモールイマジン(アックス、声は桐井大介。あとの二体がヤバイバの坂口候一、ディアッカ笹沼晃・・)の斧がぼろぼろと刃こぼれして壊れていくダイナミックな描写(「割れちゃうよ」「割ってるんだよ」)には侑斗の決意がこもった凄まじい迫力の戦いになっていた。3体の奇妙な漫才トリオモールイマジンはあと2体。時間は既に飛んでしまったのでこの1年前(のど自慢大会の勝敗今回のタイムリープ程しょうもない理由は・・イマまでありましたっけ・・こういうのは好きですが)での戦い・・はともかく・・・・。あと・・桜井の懐中時計。前回は8時半過ぎと記憶するが今回は7時13分。しかも戦いの最中とラストの夜のシーンでも同じ時間・・秒針は正常に動いていたので戻っているわけではなさそうなんだけれど・・意味はあるのか気になるところ・・。↑正座コンビ
2007.09.30
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怪獣使いの遺産白い服の少女がピアノレッスンに行く途中の川原に毎日穴を掘り続ける少年がいた。少女は少年(良)に訳を尋ねる。「お兄ちゃん、なんでこんなところを掘っているの?」「円盤を探しているんだ」母親は少女にあの子は宇宙人という噂だから近づいてはいけないと諭す。「宇宙人だなんて怖いわねえ・・」「宇宙人だとどうして怖いの?」GUYSスペーシーの防衛網をかいくぐって侵入した円盤。怪獣を積んだ宇宙船で飛来したのはメイツ星人・ビオだった。30数年前地球人の集団デマによる虐殺の犠牲となったあのメイツ星人・・・。侵略をする意思はないというビオはその死の意味を知ろうとするがリュウはミライとビオの会話中に誤解してビオを撃ってしまう。ビオはゾアムルチを起動させ同胞殺戮の代償として地球に大陸の20%の割譲を要求する。(いきなり?ここは驚いた)ミライは地球とメイツ星の問題・・・と想いながらリュウの言葉(「怪獣使いと少年」の伊吹隊長が郷にいう台詞と同じ)を受けメビウスに変身しゾアムルチと対峙する。同胞・・ビオは父である虐殺されたメイツ星人の復讐心を抱いて地球に来たのだろう。彼は自分の怒りに同調したゾアムルチを暴れさせるのだが地球の子供たちに怪我を気遣ってもらい、またかっての白い服の少女である園長(斉藤とも子)から宇宙船を掘りだそうとしていた少年と父の話を聞き苦悩するのだった・・・。ゾアムルチビオの怒りに同調する怪獣ゾアムルチ。「怪獣使いと少年」においてもまるで金山老人の怒りと哀しみに同調するように暴れたムルチ。今回はメイツ星から連れてこられた・・。前回のムルチも実は金山が連れてきた?この辺りムルチを登場させるためにとはいえ苦しい。※※追記:この件については公式ホームページの中の「WEbメビナビ」において10年前地球にまだGUYSの防衛網がひかれる前地中から採取し持ち帰ったという記述がある。つまりメイツ星人は10年前に一度やってきてムルチをメイツ星で育て再び地球に連れてきたということらしい。メイツ星人と少女「宇宙人でも怪我をしたら痛いよ」少女はハンカチをビオに差し出す。かっての白い服の少女である園長がメイツ星人に話しかける件りからビオの苦悩は始まる。このあたりの描写は理想の追求・・・「遊星より愛をこめて」で夢想されていた宇宙人と地球人の相互理解が生まれた理想の世界である。ビオが葛藤し苦悩するのは孤独な少年を救った父と同じような優しさ故なのだろう。結局、彼は止められぬ憎しみの形であるゾアムルチを第三者であるメビウスによって倒すことを願うのである・・。怪獣使いと少年宇宙人との差別意識を越えて理解しあう理想の世界・・・。ビオは父の遺産が花ひらくことを信じて地球を去る。この話に悪い点は見られない。普通に観たとすればまっとうな良心作といってよいだろう。しかし「怪獣使いと少年」というどす黒い異色作の続編として描かれたと考えると甘い気がする。現実の問題で前作から35年経ってもあの状況はかわっていない。故に怪獣使いと少年の結末は妥当で答えのでないものであるのだが「メイツ星人の遺産」が花開くという希望をもたせる本話は前作の答えとしては非常に甘く、弱い・・。少女たちはハンカチを差し出す優しい心をずっと持ち続けていられるのだろうか?ビオと地球人が握手をする日が本当にやってくるのだろうか?そして良はどこに行ってしまったのか・・・。そう考えるとこの結末の先は・・・・。
2006.11.13
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元アイドルの甲斐智枝美さんが首吊り自殺したと聞いてかなりショックを受けました。享年43歳。甲斐智枝美さんをご存知でしょうか。80年に「スター誕生」から歌手デビュー。健康そうな肢体と明るい笑顔が印象的なアイドルでお米やさんのジュースプラッシーのCMでの水着姿は結構思春期の少年にはぐっとくるものがありました・・。お米屋さんなのになあ・・。「Si! Si! C! 」。このCMは当時漫画家のとり・みきさんがなんの脈略もなく「プラッシー!」と登場人物に言わせる生ものギャグとしてつかっていたのを覚えています。(「るんるんカンパニー」か「たまねぎぱるこ」あたりだと思う)「GOGOチアガール」では三原順子や島田果穂(ロビンちゃん。この人もアイドルだったのです)とチアガールで競演。この当時の伸び悩んだアイドルの定石どおり非常にあっさりと3年目にはヌードになってしまいました。映画としては横山やすしの「唐獅子株式会社」はクラブの歌手役で、須磨という名前を聞いて「スーマってね芸能界では・・」などと結構きわどいセリフもあったのが印象的です。水谷豊との競演でこちらは脱いでいた「逃れの街」・・。歌手としても俳優としても今一歩ながら私的には結構思い入れのある方でしたので残念です・・。なぜか突然「月影のナポリ」を歌ったりある意味試行錯誤の多い芸能活動だったように思います。思えば後期の歌「踊り子」は非常に暗い歌でした。「・・・踊り子、忘れてしまえあの日のすべて・・」
2006.07.12
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「コメットさん」版ウルトラサーガのいよいよ最終章です。これまでの経緯は以下を参照のこと。「ウルトラマンタロウその愛と別れ」 「ウルトラセブンは生きていた」 コメットさんの居候している家にはふたりの子供がいますがそのうちの準平(西川和孝)の身体に異変が起きます。身体中に何やら模様が浮かんでいますが・・「僕、怪獣になっちゃった・・」・・・タイトルのアカゴンは準平のことだったのか・・・と納得しつつ・・あかなめのような妖怪じゃないのかよ・・怪獣にみえないし・・・どだいあの模様はあれは垢なのか?予告編ではカビといってましたが・・・。見た目には何か病気のようなのですが本人は怪獣になったといいはっています。「僕はここにいてはいけないんだ・・」何か碇シンジみたいなことをいい始める準平。コメットさんの魔法も効きません。そんな姿に「こんなときタロウさんがいてくれたら・・・」と去っていった恋人のことを想うコメットさん。その時、空にウルトラサインが・・・。あらわれた青年が話しかけます。「コメットさん覚えているだろう、僕はおおとりゲンだよ」「ええ、覚えてるわ」また知り合いですか?その覚え方がきになりますが・・テレビでみたとか・・今回のおおとりゲンはオリジナルキャスト真夏竜氏。後日談とみてなんの問題もありません。レオは困っているコメットさんの姿を宇宙から見ていたタロウの頼みでやってきたらしい・・。「今地球にいるのはこのウルトラマンレオだけだからね」「タロウさんはどうしても地球には戻れないの?」コメットさん、ゲンのことより恋人のことの方がきになっているようです。「・・それが宇宙の掟なんだ。僕だって今度変身してしまえばもう地球には戻れないんだ・・」前回のタロウの時は変身しない約束で地球にいられる、だったのですがこれが宇宙の掟になってます。というか、それまではさんざん変身してただろう、レオ。L77星という故郷を失い地球を第二の故郷と決めているゲン。「この星はいい星だよね。空も木も花も住んでいる人間も・・でも結局僕たちは宇宙人なんだ。いつかはこの地球を去らないといけないのかもしれない・・。「怪獣になった子どもを戻すには君が宇宙人だと宣言するんだ」「レオ!」「つまりみんなの前で魔法を使えばこんどはその魔法が効くってことさ」「そんなことしたら私が宇宙人だってわかって地球にいられなくなる」というコメットさんの言葉に「君はもう帰る時期がきたんじゃないのかな・・」「ええ!」「おとめ座もいいところらしいね・・。いいなあ、故郷のある人は・・」準平を救うため他に方法がないと悟ったコメットさんはもう一度ゲンに相談しますが方法はなく遂にみんなの前で魔法を使うことを決意します。このシーン、悩むコメットさんの姿にレオの辛そうな表情が印象的です・・。いよいよ別れを覚悟したコメットさんの前にそれまで方法はない、と言っていたゲンがやってきます・・。それは怪獣になった子供を地球の外に連れて行ってガンマ線やアルフア線をあてること・・。同時にレオが地球に戻ってこれなくなることを意味していました・・。それは故郷を失い地球で生きることを決めていたゲンにとっては苦渋の選択だったはずです。「そんなことをしたらあなたは・・」「いいんだ、コメットさん・・」ゲンの明るい笑顔が逆に悲しくみえます・・。準平を元に戻したレオとコメットさんの別れの時が来ました。「レオ・・ほんとにありがとう・・」「さようならコメットさん・・また、おとめ座で会おうね」「お母さん・・レオが乙女座にいったら優しくしてあげてね。レオは私のために地球という第二の故郷を捨ててくれたのよ」レオはこうして宇宙に帰っていきました・・多分実は生きていたセブンの口ぞえでM87星雲のウルトラの星に帰ったのでしょう・・そうでも思わないとなあ・・。しかし・・・コメットさんはそれから数回の後、星に帰るわけで・・・なんだかわりきれないものを感じます・・。余談ながら準平を演じた西川和孝は「子連れ狼」の大五郎として有名な子役。後に政治家になりましたが、事件を起こして・・。ああ、そう思うとますますレオが不憫です・・。というわけで好漢レオが地球を去る顛末いかがだったでしょうか。ひとりの女の子のために自分を犠牲にして故郷を失う・・レオらしいといえばレオらしい結末だったのかもしれません・・。うーん・・レオのメビウスでの活躍がなんだか見たくなってきましたよ・・。
2006.08.18
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地球に舞い降りる13体のインペライザー。「皇帝」は地球を「守る」交換条件としてメビウスの地球人による追放を勧告する・・。「史上最大の侵略」・「地球は我々人類自らの手で守らねばならない」・インペライザー2体(1体はGUYSがインビジブルフェニックスで粉砕)を倒したミライは戦闘不能になり脈拍360血圧400熱が90度・・・以上はいうまでもなく「ウルトラセブン」最終回2部作からの引用である。昭和シリーズの引用を効果的に使ってきたスタッフだけにメビウス最終回でこの引用、至極当然だろう。皇帝の降臨その原典は・・今回世界主要都市に舞い降りた13体のインペライザー・・・その再生能力から「新世紀エヴァンゲリオン」のエヴァ量産機を連想させる。世界各地でその時を待つ姿はシリーズ構成の赤星政尚氏が脚本で参加した(今回の脚本・長谷川圭一氏も参加している。シリーズ構成は小中千昭氏)「デビルマンレディー」の最終話「人」において各地に出現し世界をその力によって統治した最強・最後の敵デビルチャイルドを連想させる。また皇帝の交換条件は桜多吾作版「グレートマジンガー」においてミケーネ地獄大元帥の同様の勧告を受け日本から科学要塞研究所のメンバーを追放する描写に似ているように思える。「私は知っている。ヒビノ・ミライという青年を」トリヤマが内閣安全保障室のシキに抗うという「宇宙の剣豪」以来のいやトリヤマ補佐官最大にしておそらく最後の見せ場である。「私は知っている。ヒビノ・ミライという青年を。彼は不器用だが誰より一生懸命で誰より優しく誠実だ・・彼は私のかけがえのない部下だ」トリヤマは悪人ではないが極めて迂闊で小心、ワガママで迷惑な人間である。そんなトリヤマの言葉だからこそ彼のなけなしの勇気と正義感が非常に心を打つ。他の人でなく(リュウだと感動できない)彼だからこそ感動させる台詞といえるだろう。明かされた総監の正体と感動的な演説シキによって皆が知ることになる「サコミズ総監」。総監としての最後の仕事として行う短い演説は人々の心を動かす。この描写は感動的である。今現在描かれることは少ない古きよき時代の(F・キャプラ!)アメリカ映画のファンタスティックかつ理想主義的な感動がここにはある。(ただ・・サコミズ、そしてウルトラマンはそうではないが悪魔の巧みな囁きにも人は容易く心動かされる、という恐ろしさが内包されいることも頭の片隅においておきたい。)ヒルカワがしっ!と言われるシーンは爽快感があるのは確かだが今回の描写はあの不自然かつ不快な市民の描写で評判の悪い「デスレムのたくらみ」を想起させる。ただ、この回みたいなことを繰り返しても意味がないのでこれはこれで正しいと言えると思う。インペライザーの激しい攻撃で街は甚大な被害を被ったようだが次回以降「市民が・・・」とかまたいいださないのか(ほんの少し)不安である。皇帝、エンペラ星人今回登場といいながらもはっきり姿を見せなかったエンペラ星人。エンペラ星人はかって・内山まもるの絵で描かれた黒い人型の立ち姿(「ウルトラマンタロウ」25話)・炎に覆われた巨大な顔長岡書店(長岡書店「バトルウルトラ戦士」)・陸・海・空のメカモンス軍団を率いる軍団の総帥(「ウルトラマン超闘士激伝」)などで公式・非公式に登場している。コミックボンボンに掲載された漫画「ウルトラマン超闘士激伝」版の登場シーンはラスト近くであり単行本未収録のままで何故か復刻もされないため未見の方も多いと思う。バンダイのガシャポンシリーズ(最後期の「超闘士鎧伝」)ではSDタイプながら立体化、しかも何故か未塗装のシリーズなのにエンペラ星人だけは彩色版で発売されている。ということであの黒い地味なエンペラ星人はちょっと・・・イメージと違う・・モンスターXみたいに二段変身(サンダーマスクなみ?)くらいしてくれないと・・・と不満なのは私だけ・・なのかしら・・・。
2007.03.18
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今回は・・・ひさしぶりの陸の登場とようやく揃ったホッパーブラザース・・・位が見所でしょうか。「どうせ俺たちは日向の道を歩けない」「汚してやる太陽なんて」「いくぜ相棒」「兄貴とならばどこまでも」くーっカッコイイじゃないですか。(クサイ言うな。)まさか影山に声援を送る日がこようとは。わざわざ集めたゼクターを返す・・「なんでも少し早く返してくれないんだよお?」という影山の泣き声が聞こえてきそうですね。いや影山くん、君が今一番美味しいのだから良しとせねば・・。今回は樹花もカニ姐さんも活躍しないので非常に厳しかった・・。さて、珍しく真面目な話です。かなり厳しい展開のカブトですが・・・。天道がひよりだけを救おうとしている事自体は駄目だとは思いません。それはそれでいいのですが、今まで神であり超人であった者が想いゆえに人間臭いエゴを押し通す者になる・・を表現するには若い役者では役不足じゃないかと。そこは映画版でも強く感じた点です(故に感情移入できない・・。ファンの方には申し訳ないですけれど私的には愉快な主人公ではありません・・)。そこはそういう難しい役を振っている作り手の責任でしょうね・・。周りの個性の強すぎる人間が悪目立ちしてそこは面白いのだけど皆勝手なことをして主たる話が迷走している・・ような気がします。ヒーローモノというより昔の「ツィンピークス」のような(古いたとえだなあ・・・)。天道にはとても感情移入できないので本当はここで加賀美が主役にならないと困るんですけど・・。彼も迷走してますね。ダブルホッパーライダーやハイパーカブトはかなり格好いいんですけどね・・。あ、あと今回ネイティブの人を何故ハイパークロックアップして救わなかった???
2006.10.08
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ウルトラ怪獣戯画にもなったゴルゴダ星編の前編です。兄弟愛透明になっていたバラバ(この能力もあまり必然性がない)の出現を目撃して幼い弟をかばった兄が殺されてしまいます。ひどい展開だなあ・・。弟の超獣目撃はいつものごとく誰にも信用してもらえません(もう本当にいい加減にしてほしい・・この展開)。このエピソード自体はエースとウルトラマンのゴルゴダ星でのシーンと対をなしているのですがあまり活きてないような気がします。殺し屋超獣バラバはホントに強いのか?でそのバラバなんですが・・殺し屋の名に恥じぬ武器の塊のような武装に硬そうな皮膚感、闘犬を思わせる不適な面構え。(個人的にも好きなデザイン・・)ヤプールいわく人間の怖れる放射能の雨に守られたバラバは無敵だそうですがこのバラバ・・あまり強くみえません。とろい鎖鎌の発射の加減もさることながらもしウルトラ5兄弟が人質になってなかったらあっさり倒されていたようにみえるのもいかがなものかと。また今回の特撮部分と本編部分の繋がらなさは・・。バラバが出ているところは豪雨なのに人間が逃げるシーンでは雨が降ってないどころか快晴です。ヤプールのいう人間の怖れる放射能の雨・・全然誰も気にしてないよ。美川隊員濡れてたけど平気なのか。へんなところが気になってしまいました・・。ゴルゴダ星偽のウルトラサインでマイナス宇宙にあるゴルゴダ星に呼び出された兄弟たち。なぜか並んで決めポーズをする五人。カメラ意識しすぎです。5人は自分の名前が書かれた十字架を発見します。「これは私の墓だ」「俺のもある」「俺のだ」セブンや新マンの1人称が俺なのは何か違和感があるなあ・・。低温でエネルギーを奪われたた兄弟たち。「私たちのエネルギーを受け取って地球へいくんだ」「嫌です」ウルトラマンはエースの頬を張る。「!」「聞くんだエースお前は死ぬにはあまりにも若すぎる」「兄さん!!」ウルトラマン2万歳、エース1万5千歳の会話でした・・・。やはり5千歳の差は大きいよね・・。ところで今回の声優なのですがゾフィー 市川治(リヒテル、ハイネル、シャーキンなど美形悪役でおなじみ)マン 辻村真人(メザロードの印象が強いなあ)セブン 池水通洋(温泉マーク先生とパトレイバーの太田)新マン 山下啓介(ヤマトのヒス君、ザブングルのダイク、黒べえのタイガー)エース 納谷悟朗(沖田十三、岩田鉄五郎、銭形警部。渋い・・。末弟とは思えません)そして言うまでもなく全員ショッカーの怪人です・・・。ショッカー首領までもいるしなあ、大丈夫なのかウルトラ兄弟・・。というかショッカーライダー(注:2号市川、1号池水、6号辻村。ついでにハエトリバチは山下)いっぱいいるし・・ニセ者?・・・。かくしてエースは地球に戻るのですが人質のせいであまり強くもない(もういいから・・)バラバに敗れます。隊長たちは「ウルトラマンエースは死んだ」といってますが・・そうはみえなかったけどなあ・・。瓦礫にうまっている北斗と南。次回に続きます。
2006.08.04
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70年代前半の第二期怪獣ブーム(変身ブーム)の作品のひとつ「サンダーマスク」は手塚治虫がコミカライズした(原作ではない)ということで非常に有名でありながら何故かDVD化されない作品です。さて今回の本題は「サンダーマスク発狂」です。なんて危険なタイトルなんでしょうか。しかしサンダーマスクが本当に発狂するわけでなく最初から最後までシンナーマンが一人でらりっているだけなんですけどね。場面は公園。昼日中、シンナーを吸って必要以上にトリップして騒いでいる若者たち。(あまりこんなことはないと思うけど・・)そんな彼らを美人婦警がパトカーでシンナー中毒を治すと称して連行するも婦警の正体は魔王デカンダで・・。「 シンナーに侵された狂った人間の脳味噌がお前には何より必要なのだ。吸うがよい、食べるがよい」シンナー中毒の若者たちは シンナー漬けの脳味噌をシンナーマンによってチュウチュウ吸われてしまうのでした・・。このときのシンナーマンが頭に刺すのがコントみたいな巨大なストローで全然怖くない・・・。いろいろと極めて不自然な展開を経てサンダーマスクはシンナーマンと脳味交換手術をされてしまいます。なんの意味があるのかはよくわかりません。婦警デカンダの「まあ、きれいこれがサンダー星人の脳味噌なのですね」というセリフもいかがなものかと思うのですが手術が3秒で終わるところがまたすごい。でこのあと町に出たシンナーマンの脳味噌の入った命光一はうーうーとうなりながらごみばこを蹴り道行く女につかみかかりラーメンの出前をひっくり返す・・わけですが・・・・。一方デカンダは光一の脳の入ったシンナーマンに襲われ「しまったあ」と間抜けさ全開です。いろいろあってシンナーマンと光一の脳は元通り(やはり3秒)。シンナーマンはこれまで食べたシンナー脳味噌の力で巨大化します(なんだかなあ)。支離滅裂にシンナーガスを吐き散らすシンナーマンの攻撃はシンナー中毒の怪獣がまともな攻撃できるわけないよなあなわけで巨大な脳がサンダーシュートでぱっくりわれるというイヤな結末に。飛び散った脳を執拗に焼くサンダーマスクの姿に「人類は自分で自分を滅ぼすようなシンンナーをあやまってついかってはならない。それは人類自らが魔王デカンダに味方することのいなるのだ・・・。」シンナーとデカンダの因果関係がよくわからないナレーションの流れる中フェイドアウトしてゆきます。サンダーマスクと怪獣の脳と替えるという意味不明の展開と手がかかるわりにただのシンナー中毒で役に立たないシンナーマンの姿が泣かせる困ったお話なのでした・・。でもかなり面白いですね・・いろんな意味で。
2006.04.25
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小林信彦の映画評論集「われわれはなぜ映画館にいるのか」の新編集版が3月にキネマ旬報社から発売になる。最初の晶文社の元版は1975年2月に発行された。当時小林信彦は「笑う男-道化の現代史」(71)「日本の喜劇人」(72)「世界の喜劇人」 (73)にバラエティブック「東京のロビンソンクルーソー」(74)を晶文社から上梓している。「われわれはなぜ映画館にいるのか」は12章からなる「架空シネマテーク」を中心に「16歳の映画ノートから」と映画作家論、60年代の映画作品評論 、その他映画周辺の文章に1974年のニューヨークの映画レポート「ニューヨークで起こっていること」を収めている。●架空シネマテーク1.鈴木清順論のためのノート「野獣の青春」のあとさき2.ハンフリー・ボガートの肖像 「ハイ・シェラ」を中心に3.ジョン・フォードは光り輝く 「タバコ・ロード」を中心に4.マルクス兄弟映画は五本立て5.ビリー・ワイルダーの演出は〈一流〉だろうか?6.ドン・シーゲルの暴力的祭典7.B級娯楽映画を観るたのしみ 「ハニー・コールダー」その他8.ジョージ・ロイ・ヒルの不思議な世界 「モダン・ミリー」から「スティング」まで9.MGMミュージカルから何を学ぶか? 「バンドワゴン」を中心に10.黒澤だけしか頭になかった11.和製B級映画はどうつくられるか12.「仁義なき戦い」スクラップブック 16歳の映画ノートから 「二重の鍵」とヒッチコック贋者の季節日活アクション・コメディはどこへ行ったか活劇の発想 ●映画評論1960-64東京の暴れん坊サイコろくでなし稼業馬上の二人金色の眼の女ウエストサイド物語椿三十郎ワン・ツー・スリー血とバラフラワードラムソング私生活リバティバランスを撃った男ハタリ!西部開拓史鳥野獣の青春北北西に進路を取れあなただけ今晩はおかしな奴おかしなおかしなおかしな世界トムジョーンズの華麗な冒険映画におけるテリイ・サザーンビリイ・ワイルダー論 ●ニューヨークで起こっていること 11編 かれらはなぜ逃げるのかチャップリン・キートン・マルクス兄弟「チャップリンの殺人狂時代」をめぐって映画のなかにみるウィーン「生きる」の再上映を観てウディ・アレンの喜劇の世界
2013.02.19
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間宮麗奈様が惜しくも亡くなったので彼女の女王様度の高い(?)名台詞ベスト10を選んでみた・・・。第10位「私がレクイエムを歌ってやろう・・」(26話他)まずはこの台詞がなくては・・まさかこの台詞が麗奈の出自に絡んでくるとは想像してなかった第9位「天道総司・・・お前には美しく残酷な死を与えよう・・」(26話)第8位「ライダーの力はこの程度か」(26話)ライダーの力を凌駕していたころの台詞ふたつ。ライダーなんか相手にならないところ、良かった・・。第7位「私には握手の習慣はないが・・いいか?」(27話)この後三島とおなじ穴の狢な台詞利用できるものは全て・・もあります。第6位「返事は?」(影山「はいっ!」)(27話)影山と女王様。この辺は笑いとS度が最高潮。第5位「してください、だろう」(31話)偉そうな台詞が本当に様になります。第4位「(加賀美に)あいかわらず暑苦しい男だな」(32話)これも面白い台詞。超然とした麗奈がいうと余計におかしい。第3位「人間如きの心が・・・人間は所詮小さな欲望の塊」(40話)最後のウカワームとしての台詞・・。葛藤の末麗奈の心は・・・。第2位「人間の分際でその口の利き方はなんだ」(27話)女王様・麗奈の威圧感あふれる極めつけの台詞。第1位「そのぬるい感情・・人間とは・・くだらん」(26話)ウカワームの攻撃で傷ついた天道を庇うひよりに対して吐き捨てるように言う台詞。三輪ひとみの感情表現が素晴らしい名シーン・名台詞。しかし・・彼女が否定した「ぬるい感情」がまさに彼女を倒すことになるとは・・・。番外:ワースト1「ひあああああ」(34話)三島の仕掛けた爆弾で吹っ飛ぶ際の麗奈・・ウカワームの台詞というより絶叫。非常に情けない。数回の登場のはずが結果的には実に16話に渡って登場した麗奈ことウカワーム。初登場時の強さや存在感が三輪ひとみの怪我のせいもあったのかもしれないがドラマの迷走の中しだいに薄れていったのは非常に残念だった。(不本意といえば最強のワームが最弱のドレイクにやられるというのも哀しい)今は・・間宮麗奈よ安らかに・・・。追記:麗奈のワームとネィティブを巡る疑問点麗奈の心が蘇るというこの39-40話の描写を観ているとワームは擬態した人の記憶のみならず心までも取り込んでいるのかという疑問点が出てくる。まず擬態した時点で本物の麗奈はワームにその容姿と記憶を奪われ殺された・・・(・・んですよね)。しかしこの39-40話では人間=麗奈の心が表出し再び主導権を握っている。つまり記憶ならワームが自由にそれを利用できるだけなのだろうけれどこの麗奈のように人間の心が蘇るというのは殺した人間の心をワームの心が抑圧して支配しているような状態・・が擬態・・なんだろうかと・・・。とすれば今回のように何かのきっかけで人間の心がずっとワームの心を抑圧して身体を支配する・・という可能性もあるわけで・・。(多分作り手の方にはこれに関して深い考えはない・・気がするのだが・・同じような境遇の剣の件もまだある訳で・・)それとも・・・この麗奈ってひよりみたいに自分がそうとは知らないネイティブであるときからワームの心に支配されたとか・・・。謎が深まる・・・。
2006.11.12
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嘘つきやっちゃんと呼ばれるやすお少年は超獣キングガッパーが屋敷のプールになるのを見るも信じてもらえない。北斗はやすおのいったことが本当ならプールへ飛び込むと約束する・・。評判の悪いTACと信用してもらえないやすお少年「プールで泳いだ友達やお姉ちゃんのへそがなくなったんだ」その言葉にやすおの姉(中学生くらい?)のへそを確認する羽目になった北斗。その話を聞いて山中は「そんなことばかりやってるからTACは評判がわるくなるんだ」と怒鳴りさらに「子供に甘すぎる」と追い討ちをかける。前からいってますが・・・もし一般に評判が悪いならその原因はあんただ、あんた。信じてもらえない少年に気持ちをはせる北斗の悲しそうな顔が印象的です。ヤプールの作戦へそをとられるとヤプールの命令をきくカッパ人間(何なんでしょう?)になるとか家に住んでいた老夫婦がアンドロイドで・・とかなんとかがあって、約束だからとプールに飛び込む北斗。北斗が中学の頃山で遭難した時に約束を守って自分たちを何日間も捜してくれた人の話をするのですがここは北斗の優しさの原点となったであろういい話です。今回唯一の見所でしょう。しかし・・嘘じゃなかったらプールに飛び込むという意味不明な約束をするのは・・分別がないぞ北斗。しかし全てそれは北斗をプールへもぐらせるためのヤプールの企みだった。(えーつ!)プールを頭に持つキングガッパーが登場、北斗は人質になってしまう。なんて回りくどい上に意味不明の作戦なんだ!!勿論、当然のように夕子が水中へ、ウルトラタッチが行われエースが登場です。だから・・意味ねえだろう、ヤプール・・。ヤプールは侵略開始から初めての日本の夏の暑さで頭をやられていたのかもしれません。キングガッパー頭にプールがある河童・・。キワモノ超獣キングガッパー、もう今回のヤプールの作戦同様、まともにつきあっていられない馬鹿馬鹿しい超獣です。頭の水を吸い上げられバーチカルギロチンで真っ二つ。敢ていうならこのみごとな真っ二つぶりが見所でしょうかね・・。作り手もヤプールも暑気あたりな大変困った河童騒動の一幕はこれにて・・。
2006.09.26
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セブン(変身できないのでダン)は「MAC全滅!円盤は生物だった!」においてMACの隊員たちと一緒に円盤生物シルバーブルーメに基地ごと食われてしまいました・・・。・・のはずだったのですが今回の映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」で元気な姿をみせています。事実上別の番組とはいえ「コメットさん」や「ウルトラセブン太陽エネルギー作戦」以降の平成ウルトラセブンには確かに姿をみせているのですが・。前者はあくまでも別の番組。平成のウルトラセブンシリーズは基本的に「ウルトラセブン」のみの続編という作であのセブンのその後ではないようです。セブンの安否については宇宙囚人207さんの同人誌「ウルトラマン裏百科」(傑作です!)において怪獣百科や漫画に描かれた幾つかのその後が挙げられています。この辺は第三期怪獣ブームに書かれた編者や漫画家のオリジナルなのでそこのとこが逆に面白いかと。●・・ゾフィーと初代マンに助けられウルトラアイも修理され宇宙情報局で怪獣学の研究をしているらしい・・※怪獣学を修める学究肌のセブン・・。いい感じかも。●α星で治療をうけているらしい(漫画・ウルトラ戦士の噂話で)※α星・・わし座の α星 Altair(アルタイル)のこと?七夕の彦星、ですが有名な病院でもあるんでしょうか?●パトロール中の仲間に助けられケガも直り元気な姿をみせてくれるだろう(漫画・ゾフィーがレオに)※そんな簡単な話だったのか・・。どこをパトロールしてたのか気になる・・。●マグマ星人に折られた足も今ではすっかり良くなっているよ(大百科?・80談)※80談なので・・折られた足以前にどう救出されたんだよ!●宇宙を漂っていたセブンはマゼラン星雲の宇宙警備隊の支部に助けられ無事・・ウルトラアイが壊れたままなのでモロボシダンの姿のままウルトラの国に帰れないでいる(大百科?コロタン?)※す、凄い。地球からマゼラン星雲、しかも人間の姿のままで・・何年間漂流してたんだ、ダン。現在映画館で「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」の号外が頒布されているのですがこれに「これが兄弟たちの戦いだ!!」という略年表が掲載されています。これによると1975年1月に行方不明になったセブンは3月にレオが円盤生物を全滅させたあとウルトラの母に救けられウルトラの星で休養に入るとあります・・。2ヶ月間も宇宙空間を漂っていた・・・ダンの姿のままで・・かどうかわかりませんが「作品スタッフによる新設定を補完して作った」年表らしいので一応これが公式・・ということでいいんでしょうね・・。うーん、ダンの姿のまま16万光年先のマゼラン星雲まで流れていった・・の方も捨てがたいんだけどなあ・・。
2006.08.31
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パチのスペシャリスト、てれまんが贈る最新作が『パチ怪獣大図鑑2』。知らない人にはどうでもいいけど知ってる人には堪らないあのパチ怪獣たちの隠された秘密を徹底追求した同人誌の第2弾が発売です。スペクトルマンもかくや、の70年代(パチ)怪獣コミックの決定版「ロイヤリティーマン」の第二話そしてあのパチ史上に輝く「アイアンゴッド」(!!!)も待望の漫画化です。トランプや面子、駄菓子屋の軒先で大暴れしたあのパチ怪獣を大フィーチャー。コラム「パチお菓子の世界」本邦初公開もある「パチ怪獣ぬりえ」などはじめ(表紙)から終わり(裏表紙)までパチづくめの一冊です。怪獣少女は「パチお菓子の世界」や「パチ怪獣ぬりえ」を担当しております。新刊のレインボーマンはもちろん「スーパーパチロボ大戦」やサンダーマスク、アイアンキング、仮面ライダーシリーズ、人造人間キカイダー、ウルトラファイト・・・などなど特撮・アニメ作品のコミカライズの旧作も並ぶはずなので是非!!パチ怪獣やコミカライズの「てれまん」は8/14(金)東P20-bです。
2009.08.10
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2009年も「怪獣亭非日常」をよろしくおねがいします。ますます役にたたない怪獣ブログとして邁進していく所存です。といいながら・・・・年初めなので真面目にいきたいと思います。土山よしき・・・『人造人間キカイダー』の作画を事実上手掛けた石森プロの漫画家のひとり・・・という以前に70年代に多くの特撮コミカライズを手掛けた漫画家でありTV作品の副次的な作品であるコミカライズにおいてオリジナル同等、いや、それ以上の感動を与えてくれた作家が土山よしき先生なのだ。 土山先生のコミカライズは『科学』の『アスガード7』や『テレビランド』の『仮面ライダー』(X~ストロンガー)や『宇宙鉄人キョーダイン』、などがあるが残念ながら単行本になったものは少ない。 私の知っているものでは『キカイダー01』(といいながら収録されているのは『キカイダー』の漫画なのだが・・・)のダイダイカタツムリ編や『ロボット刑事』という朝日ソノラマのムックとコミックを兼ねた企画位しかみた記憶がない。 今のコミカライズの、特撮作品の出版状況を考えてもこれらの作品が再び日の目をみることがあるのだろうか? 端正に、登場人物を描写しヒーローの哀しみや孤独感をオリジナル以上にキメ細かに描く土山版コミカライズの全貌を顧りみるのは難しい。 しかし・・・今ニコニコ動画ではテレビランド版『キカイダー01』を見ることが出来るのだ。 ↓ 【ニコニコ動画】【テレビランド版コミカライズ】キカイダー01 ( 1 / 5 )【1973.12】以降はこちらから 【ニコニコ動画】【テレビランド版コミカライズ】キカイダー01 ( 2 / 5 )【1974.1】【ニコニコ動画】【テレビランド版コミカライズ】キカイダー01 ( 3 / 5 )【1974.2】【ニコニコ動画】【テレビランド版コミカライズ】キカイダー01 ( 4 / 5 )【1974.3】【ニコニコ動画】【テレビランド版コミカライズ】キカイダー01 ( 5 / 5 )【1974.4】最早、01でなく『人造人間ビジンダー』とでも呼ぶほかない。 テレビランド版『キカイダー01』、この最終回までの5回分は素晴らしい編集とあわせて宝物である。 全くキカイダーが登場しないこの01のクライマックス、原作版コミックスとは01のキャラクターが大きく赴きを変える作品だがリアルタイムで01を見ていた世代にはこちらの方が間違いなくイチローらしい。 土山版ビジンダーはテレビの悩めるヒロインでも結局は破壊されるためのキカイにすぎなかった蓮っ葉な女アンドロイドでもなくザダムへの復讐に生きる凛々しく強い、そして人間になれぬ哀しみを根底に持つ女戦士として魅力的に描かれている。 ビジンダー・マリの魅力もさることながら5話はどれも傑作。 ある意味テレビ版よりもカッコいいかもしれないワルダー編と酔っ払った八名信夫でそれ以上でもそれ以下でもなかったビッグシャドウが最終にして最強の敵になる土山版こそが私にとっての01だったのだ・・・。だからあの当時TVの01の最終回が辛くて・・・・。 関係ないけど『悪女』や『ぽっかぽか』の深見じゅん氏と土山先生はご夫婦だったのですね。今回ウィキペディアで始めて知りました・・。 なんとか今年は土山作品をまとめて読みたい・・・と思う今日この頃なのです。
2009.01.03
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「Dororonえん魔くん メ~ラめら」のアニメ化に際し角川から発売された「ドロロンえん魔くん(完全愛蔵版)」。 全1巻で558ページの極厚B6判サイズ、1400円。 若木書房コミックメイトから何回も単行本化されたえん魔くんだが帯にある通り「永井豪渾身の完全版・激大幅加筆修正」が今回の売りだ。 どこが激大幅加筆修正されたのか個人的に興味があるので以下に検証してみよう。 今回比較に使うのは若木書房コミックメイト版のカバー変更版(以下若木版)。タイトル前には今回の単行本の収録順に番号を付した。 他の版が手元にないので完全な比較にはなっていない。MF版が扉絵も多く再現してあるらしいので本来そちらで比較すべきなのかもしれない。 また見落としもあると思うのでお気づきの方はご教示、ご指摘いただければ嬉しいです。 表紙カバー 若木版3巻のP204に掲載の絵。おそらく表紙画のひとつと思われるが詳細不明。3P 「1.えん魔くん出陣の巻」。扉絵は若木版と同じ。10P 閻魔大王が叫ぶ顔のアップに続くコマ、 足のついた食台の画が集合する妖怪のアップ2コマに変更。 合わせて「南こうせつ風に叫ぶ」のキャプションがなくなる。12P 妖怪6匹が大王の前に控える1ページ大ゴマ描きおろし37P 地上に向かうえん魔、雪子姫、カパエルの1P大コマ、えん魔、雪子姫の顔を修正。38P 閻魔大王がえん魔を見送る2コマ、1Pを追加。未収録か描き下ろしか迷うところ。39P 「2.妖怪ヘビ壺の巻」、単行品未収録の扉絵のえん魔、雪子姫の顔を修正。49P ダラキュラと対峙する妖怪パトロール3人のうち雪子姫のみ顔を修正。55P 「ゆくぞカパエル!!雪子姫!!」「はいな あんさん!!」「おっけー!!」の一枚画のえん魔くん、雪子姫の顔描き直し、足の裏にトーン 「はいな あんさん!!」は当時まだ連載中だった「男ドアホウ甲子園」の甲子園の恋女房、豆タンの台詞から・・・だよね。66-67P ヘビ壺の蛇に苦戦する雪子姫の顔をそれぞれ修正。83P 氷を溶かすえん魔くんに続くコマ、従来は第3話「そうはとんやがイカの足の巻」のタイトルがはいっていたのを削除。 悲鳴と雪子姫の「いやーん えん魔くんのエッチ-!!ダメーツ!」の台詞を追加84P えん魔くんを凍った蛇で殴る雪子姫の1P大ゴマ、描き下ろし85P 「3.そうはとんやがイカの足の巻」扉絵。若木版2巻巻末、P203にイカを口に咥えていない画が収録87-88P 地獄へ変えるえん魔くんを追う雪子姫、のあと2P描き下ろし。ゲソーにスカートをめくられ襲われる雪子姫97P ワルターゲソーと対峙するえん魔くん。ゲソーの目の周りを墨塗り。えん魔くんの顔3コマ修正98P えん魔くんの顔修正、ゲソーの顔にトーン99-101P えん魔妖力火炎車でゲソーを倒すくだり従来の2Pを完全に描き下ろして3Pに。103P 「4.眠りが誘う妖魔の宴の宴」、扉絵を収録、えん魔くんのみ顔を修正。(何故か雪子姫は直してない)139P 雪子姫が氷の妖術で妖怪を倒す1P大ゴマ描き下ろし143P 「5.妖怪面食いの巻」の扉絵を収録。修正はない159P 「6.妖怪ハチの巣入道の巻」の扉絵を収録(若木版では2巻巻末に元の絵を掲載)。 シャポ爺を被りマントとステッキを装備した雪子姫、顔や手などを描き直し(個人的には昔の顔が好きなんだケド)。166P 地獄別荘に向かうツトム、この1Pは若木版では未収録。187P 裸で仁王立ちする雪子姫の顔を修正190P ハチに胸を刺される雪子姫の顔を修正208P 「7.妖怪マタサ鬼の巻」の扉絵、雪子姫の顔を修正222P 「8.妖怪でた妖が来たようの巻」は修正はない。239P 「9.妖怪ふくらし子の巻」の扉絵(?)がカット。これについては後述268-270P 「10.ふしだら妖怪けっとばーしの巻」冒頭の3Pを2Pに圧縮。えん魔くんと雪子姫のアップ、トバッチリ先生が蹴られて止まるコマの3コマを削除。 それに伴いトバッチリの台詞を変更318-319P 「11.妖怪猫夢の巻」猫夢に襲われる雪子姫、2P4コマ(1P大ゴマあり)を描きおろし333P 「12.妖怪なだれ小僧」の巻には修正がない348P 「13.妖怪すってん童子の巻」にも修正はないようだ。この回は扉絵もなく若木版そのまま。363P 「14.寒天狗炎天狗」。若木2版ではアイキャッチに使われていた扉絵のえん魔と雪子姫の顔を修正 凧あげの絵なので小学三年生正月号の画じゃなかったか。368P 炎天狗の顔にトーン369P 炎天狗の顔にトーン382-383P 寒天狗と炎天狗、地獄別荘上空で対決の見開き画を描き下ろし392P 炎天狗の顔にトーン453P 「15~20.大妖怪怒黒」その1からその6は大きな修正はない。その3の扉絵、えん魔の顔を修正のみか。527P 「妖怪ふくらし子の巻」の扉絵(単行本ではアイキャッチ的に台詞変更していた…はず)をさらに台詞変更にしてあとがきページに。雪子姫の顔を修正。 尚サンワイドや中公版、MF版に併録された「炎魔地獄」や石川賢版、小山田つとむ版は未収録。「シュルルン雪子姫ちゃん」の出典でもあるわけで石川版は完全収録で単行本化してほしかった・・・。 小山田版+石川版+テレビランドの平松版に後年のハガネ功一版も加えて「ドロロンえん魔くん外伝」、今のタイミングなら出せたんじゃないかしらん。一年生版の真樹村正版も気になるし。 お気づきと思うが今回の完全愛蔵版、何故か従来と収録順が大きく異なっている。 従来は1~6→15~21→7→10→8→11→9→13→12→14の順で収録されていた。今回は記載番号順の収録に変更となり最大の長編「大妖怪怒黒の巻」6話分が最後に置かれている。 もともと少年サンデー版と小学三年生5話分の混載で雑誌掲載分と単行本時の収録が合致しているのか(不勉強なためわかりません・・・こちらもご指摘いただければ) ティストの異なる続編「炎魔地獄」、バイオレンスジャックのエピソード「炎の魔人編」、一応正統な続編の「鬼公子炎魔」(そしてその頭の痛い続編「ケルベロス」・・・あとは短編、永井豪以外によるもの、けっこう仮面のテイストが入った「どろろん艶靡ちゃん」・・・)と続いたえん魔くんだが やはり最初の妖怪退治をしないで雪子姫とHなことばかりしているのがえん魔くんらしい、と今回読み直して再認識。「妖怪猫夢」の回でのえん魔くんのサディストぶりは特筆に値する。 (ただ第3話で百手が「人間を妖怪に変えてどうするつもりだった?」と問われて「今にわかる・・・仲間たちがまたいつの日か」と言い残した伏線はその後返りみらる事はない。 この辺りはアニメ版や「鬼公子炎魔」に活かされていないとはいえないが・・・・。) 今回のアニメ版メ~ラめらは原作(もともとはアニメ企画先行だが)の肝心要な「基本的に無駄で役に立たない」部分(そのままでは映像化出来ない部分であるが)を巧く活かして映像化している点が好ましい。
2011.06.14
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特撮番組的には「ウルトラマン」の「故郷は地球」や「空の贈り物」「怪獣墓場」など実相寺昭雄監督と組んで変化球な名作の脚本を書いていらっしゃった佐々木守さんが亡くなりました。ご冥福をお祈りします。「怪奇大作戦」や「アイアンキング」、「シルバー仮面」などの昭和40年代の特撮番組で異彩を放つ名作を残していらっしゃる佐々木さんですが、映画では不条理喜劇の世界的な名作「絞死刑」など昭和40年代の大島渚監督の脚本を多くてがけられています。それがもとで「夏の妹」ではシルバー仮面の主題歌「故郷は地球」が使われたりしてました。テレビでも「お荷物小荷物」など「日本原住民」に関る問題作を多くのこされてますがその延長上にある作品「三日月情話」が私としては印象に残る作品です。旦那さんが「竜宮城に行ってくる」、と言い残して失踪、奥さんが浦島伝説の残る地を探して旅に出るというお話で子供のころCMで何故かやたらと観た、「あなたーぁ!!」と絶叫する奥さん(藤田弓子)が強烈な印象でした。先ごろファミリー劇場で放映されておりましたので何回か観たのですが毎回アクの強い登場人物の、特に先代乙姫・・・とはとても思えないトメばあさんの強烈な芝居に圧倒されっぱなしです。(「克子しゃーん」「許してくだされー」)大和朝廷VS日本原住民族という佐々木さんが描き続けたテーマが色濃く出た作品です。凄いなあ、今ないよなあーこんなドラマ・・。ラスト1回前突然ナレーターの渡辺美佐子さんが素で物語の中に登場したのも驚きました・・・で、この後どうなるよと思ってたら最終回見損ねた・・(泣)。
2006.02.27
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2体目のゴジラが死んで二日が過ぎた。1体目は1954年、芹沢大助博士の開発したオキシジェンデストロイヤーによって消滅した。そして二体目はここでゴジラが死んだ。すべては4日前に始まった・・・坂井孝行のゴジラ前作までの内容はこちらキングギドラに捧げるエミーの涙 ゴジラVSキングギドラぎゅっと抱いて・・不器用な愛の物語 ゴジラVSモスラゴジラの死を・メカキングギドラの復讐 ゴジラVSメカゴジラシリーズ最高傑作 ゴジラVSスペースゴジラ「ゴジラVSデストロイア」は95年に公開された第22作目、「ゴジラ」(84)を含めての平成VSシリーズ7作目にして最後の作品である。脚本に「ゴジラVSモスラ」以来の大森一樹を迎えた本作は1954年の第一作に負う所の多いストーリーである。初期にあった54年のゴジラが蘇る「ゴジラVSゴーストゴジラ」の企画に川北紘一のゴジを死なせたいという意見が結びつき平成VSシリーズの完結編というかたちになった本作はゴジラがメルトダウンして死ぬというその一点に全てを収束させた映画である。そこでは最早オキシジェンデストロイヤーの産物のデストロイアも山根家の人々もGフォースもその「ゴジラの死」の装飾的な枝葉末節に過ぎない。ただ伊福部昭の音楽が鳴り響く中のゴジラの荘厳な死を観客はみつめるだけなのである。坂井版「ゴジラVSデストロイア」は漫画版に一貫して登場した黒木翔とゴジラの戦いの決着を描いた 物語である。それは映画が三枝未希を2作目以降登場させたのに似ているが「ゴジラVSビオランテ」での付けられなかった決着が付いたとみる事ができるだろう。漫画が黒木特佐を出し続けたことに関係あるかどうかわからないが映画にも黒木は特殊戦略作戦室の特佐としてスーパーX3を操縦、デストロイアを粉砕しゴジラの最期に立ち会うこととなった。漫画の登場人物は 黒木翔(Gフォース司令、自衛隊特佐) 鈴木(Gフォース隊員) 青木一馬(Gフォース隊員) 結城晶(元Gフォース隊員) 佐々木(Gフォース隊員)植杉国守(防衛庁長官)川野博士黒木翔のみが自衛隊特殊作戦室特佐として映画にでている以外は別作品の主要人物とオリジナルの登場人物で映画の主要登場人物の伊集院、山根姉弟、三枝未希、芽留、国友、麻生、山根恵美子はいっさい登場しない。青木は「ゴジラVSメカゴジラ」の、結城晶は「ゴジラVSスペースゴジラ」の(漫画版での)主人公である。佐々木隊長も「ゴジラVSメカゴジラ」から、また「ゴジラVSスペースゴジラ」の権藤千夏、「ゴジラVSモスラ」の手塚雅子、藤戸拓也も1シーンのみ登場している。このあたりは坂井ゴジラの総決算といったオールキャストで嬉しい。細かいことだが元気になった雅子と拓也は3年後も結婚はしてなかったようだ。本作のヒロインである鈴木は「ゴジラVSビオランテ」における女性スーパーX2オペレーター(鈴木京香)と考えられるが坂井版「ゴジラVSスペースゴジラ」における登場時(これは映画版の鈴木京香に似せて描かれている)と大分キャラクターが異なっている。 コミック坂井版の内容紹介に移ろう。 香港にゴジラが出現する冒頭部分はそのまま映画と同じであるがコミックではこの事態にMOGERA2号機、3号機が出動している。これは前作で盗まれたMOGERAをメカゴジラ2が追うというシークエンスに似ているがやはり暴走するゴジラの強さを誇示するために熱線の体内放射で瞬殺される。Gフォースの切り札は海底の泥を研究しオキシジェンデストロイヤーを開発するというもので伊集院の役割がGフォースに振られている。Gフォースは研究室から出現したデストロイア幼体により壊滅、佐々木隊長の犠牲で黒木、青木、鈴木の三人だけが逃げ延びる。佐々木隊長は映画の原田大二郎も好演であったが漫画版の隻眼の鬼隊長として印象深い。「ゴジラの異常、それのこのバケモノ。何とかできるのは黒木さん、アンタだけだ・・。日本をいや世界をたのみましたぜ!」身体にダイナマイト!でデストロイア幼体とともに吹き飛ぶシーンは前半の最大の見せ場であろう。黒木は防衛庁に向かうが自衛隊への復帰を出現したゴジラジュニアを撃退することを条件とされるがデストロイアを作り出し2匹を相打ちにする映画ではジュニアはバース島消滅によりアドノア島へ向かっているところをゴジラをおびき寄せるためにテレパシーで東京に無理矢理上陸させられるのだが漫画ではここで出現し飛行体のデストロイアと相打ちになる。その最期も右の腕と脚を角ミサイルで吹き飛ばされるという残酷なものだ。(青木は新怪獣を作る黒木に怖さを、鈴木はジュニアの死にゴジラの気持ちを考える描写がある)ゴジラは東京に到着し死んだジュニアに姿に咆哮する。黒木は暴走するゴジラの体内で何がおこっているのか調べるためゴジラ内核分析器をスーパーX3で取り付けるパイロットとして前回のモゲラ泥棒で懲役中である結城晶を呼び出す。鈴木が結城を監視する件りは「ゴジラVSスペースゴジラ」を読んでいると結城の出鱈目さが再認識されて面白く、鈴木もここでのやり取りが作中一番活き活きしている。これは前作が漫画として面白く出来ているせいかもしれない。 スーパーX3は映画と違い冷凍兵器に特化しているわけではなくステルス機能を強化した高機動戦闘機といった感じである。ゴジラの脚にとり付いた感じでは全長10m位で映画の38mという設定と比べても用途もデザインも大幅に異なっている。ここからゴジラの核爆発の危険性とスーパーX3の故障、ゴジラ冷却のためのサンダーコントロールシステムの使用(「ゴジラVSビオランテ」の引用、坂井版「ゴジラVSモスラ」でも使用。)、デストロイアの復活、植杉の反乱と計算違いによるゴジラメルトダウンのサスペンスとなっていく。結末は映画と同じなのだがそこへの道筋がかなり異なっている。ゴジラの安心な核爆発、メルトダウンによる地球の危機と刻々と変わる状況に関るサスペンスを映画以上に細かく描いた点は良いとしてもそこがやや面白みに欠ける。怪獣たちが人間の右往左往の中見せ場を失っており(デストロイアは映画以上に影が薄い)、それに関る人間ドラマ部分では前作のような感情の高まりが薄い。本作がサスペンスに優れる「ゴジラVSメカゴジラ」や結城のドラマを貫徹した「ゴジラVSスペースゴジラ」に比べて印象が弱いのはそこが理由だと思う。 また雑誌と単行本では結末が異なる。雑誌版ではゴジラはメルトダウンすることなく立ち往生で結末を迎える。「ゴジラは・・・人類の生んだ最大の被害者、そして最強の敵ゴジラは・・・もう動くこともできません・・・」坂井版では人類はゴジラを生み出し、そして倒しながらまた再び自らの手で(ここが映画と異なる)ゴジラを生み出してしまう皮肉な結末を描いている。但しそこが「君を助けたくて」という愛の告白のような言葉とともに描かれるのが人間ドラマを重視した坂井孝行のゴジラらしいところではないだろうか。坂井版もそうだが映画でも明確に描かれなかったが絵コンテでは新たなゴジラの誕生の後、麻生の「ヤツは人類の敵か?味方か?」という台詞と放射熱線を画面に向かって吐くゴジラ、というショッキングな描写がある。果たしてジュニアは恐怖の王ゴジラになったのだろうか?坂井孝行によるゴジラはこれで完結である。しかし平成モスラ三部作も続けてコミカライズを手掛けることになる。そしてこのモスラシリーズはゴジラとはまた別の深い感動の漫画となるのだが・・・それはまた別の機会に・・。
2007.01.08
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「ゴジラVSメカゴジラ」は93年のゴジラ映画40周年記念の第20作目、「ゴジラ」(84)を含めての平成VSシリーズ5作目の作品。映画版は海底から回収したメカキングギドラの頭部から23世紀のテクノロジーを使い対ゴジラ用の戦闘マシンを作るという導入から始まる。伊福部昭の音楽にのってのドッグに横たわるメカゴジラの姿が印象的な冒頭、青木一馬のGフォースへの転属、アドノア島の調査、ラドンVSゴジラ、ベビーの誕生、MG対ゴジラ最初の対決と機能停止、Gクラッシャー構想、ラドン復活、ベビーによるゴジラ誘導、最終決戦とほぼ怪獣に絡む戦いを中心に話が進む構成になっている。今回再見したのだがテンポよく進むストーリーは飽きさせず、VSシリーズではかなり面白い作品だと思う。今さらいうこともないが伊福部昭の音楽がまた素晴らしい(ラドンのテーマが好きなのです)。役者でいうと中尾明演じるGフォース司令官・麻生が迫力のある演技でゴジラ以上の圧倒的存在感を示しているのがこの映画の一番の見所だろう。また佐々木隊長を中心とするGフォースもプロフェッショナルな戦闘チームとして描かれ三枝未希の戦いも一応の決着をみることになる。坂井孝行版コミカライズの「ゴジラVSメカゴジラ」は怪獣バトルに特化した非常に漫画にしづらい題材に対し伏線を引きクライマックスを映画的な二転三転する展開に脚色しで映画とは違った面白さのある作品に仕上げている。まず登場人物から。 主人公は青木一馬(高嶋政宏)ヒロインは生物学者の五条梓(佐野量子) Gフォース隊長佐々木(原田大二郎)Gフォース隊員のキャサリン(S・スゥィニー)坂井漫画ではお馴染みの黒木翔特佐が自衛隊からGフォースに出向というかたちで前作から引き続き登場している。映画の主要人物である麻生司令官、三枝未希、Gフォースの曽根崎(宮川一郎太)、大前博士(川津佑介)は登場しない。映画と同じくメカキングギドラの頭部から始まる。メカゴジラのお披露目パーティから原因不明の暴走、と冒頭からぐいぐい引き込む演出。「ゴジラ×メカゴジラ」における機龍の暴走はここが案外ルーツかもしれない。転属になった青木一馬はスパルタな佐々木隊長(隻眼のたたき上げのプロの戦士。意外に人情家)にシゴかれる。青木の初任務はガルーダに搭乗しての五条梓博士のアドノア島恐竜化石調査への随行。梓は坂井版ではじゃじゃ馬の天才生物学者で大前博士不在の役割も負っている。アドノア島では本来ガルーダも青木も登場しないのがゴジラVSラドンにガルーダが絡みガルーダでゴジラを持ち上げるというシーンが前半の見せ場として付加されていて連載時の第1回のクライマックスになっている。重要なシーンはラドンの自己再生能力の描写だろう。(映画版では描かれていない為ラストのゴジラ復活が不自然に感じられる。)また 梓と卵の精神的結びつき、前作に通じる「怪獣と母性愛」がコミカルではあるものの丁寧に描写されている点にも注目したい。卵が梓がいなくなると光るという現象が起こる件り。青木と梓の関係が近づくきっかけにもなっており卵にもたれる梓の姿が大ゴマで描かれ印象的である。1回目の対ゴジラ出撃時、映画では青木はMGに乗りそびれ(て配属を変更にな)るが坂井版では海底で戦闘になる展開。MGは光線兵器主体なので海底の戦闘は不利なのだが映画ではみられないマニピュレーターモードによる戦闘(ジャンボーグAか9か)が見せ場に。「メカゴジラはゴジラとの格闘戦を前提に設計されています」引っこ抜かれた左腕からのミサイル発射、ミサイルを主体にオールレンジ攻撃でダメージを与える描写が盛り上がる。しかし何かの目的に取り付かれたかのようなゴジラの前に敗退する。青木は独房入りに。独房でで描いたスーパーメカゴジラ案が隊長の手で実行に移されることになる(映画では配車係の立場を利用してアシモフ博士に直談判してましたね)。ゴジラが卵を目的にしていると判断した黒木は卵(映画と違いベビーは生まれていない。あくまで翼竜の卵と思われている)を囮にと考えるが当然梓は逆上して反対する。言いまかされると黒木の予想通り卵を盗みだそうとする(この辺がじゃじゃ馬たる所以)も失敗。結局、卵と一緒にコンテナに乗ることを希望するのだった・・。梓と卵の載ったコンテナはラドンに奪われ、幕張のビルの上に。ラドンは攻撃で傷ついた身体で卵を孵化させようとする・・。青木の乗ったガルーダは梓を確保するもラドンをMGの攻撃から庇い墜落。そこにゴジラが出現してしまう。ゴジラの進撃をとめられず瓦礫に沈むMG。ガルーダはプラズマニードルでゴジラの両目を潰す。鮮血が飛び散り視力を失うゴジラ。かなり過激な描写。ゴジラはラドンと卵に近づいてゆく。梓はラドンと卵を救うためゴジラを殺す方法を佐々木隊長に伝える。「本当は・・こんなゴジラを殺す方法なんて教えたくなかった・・」※ここからは映画の結末を書きますので注意してください※映画版ではベビーゴジラの生体研究からゴジラの下半身の動きをつかさどる第二の脳が確認されその破壊の方法としてGクラッシャーが発案、三枝未希の超能力が第二の脳の場所を特定する眼になる。シリーズを観てきたものなら美希の苦悩の程がご理解頂けるはずだ。斃れたゴジラ。瀕死のラドンがMGに撃墜されゴジラの死体に覆い被さる。風化するラドンの身体。ゴジラの第二の脳が復活してゆく。ゴジラの眼に光が戻る。MGは計器に異常が発生。ゴジラ最強の赤い熱線でMGは完膚なきまでに破壊され大炎上する・・。美希のテレパシーを受け去ってゆくゴジラとベビー。映画はここで終わる。「やはり五条博士はアレが何だか知っていたのだ。わが自衛隊の膨大なゴジラデータをもってしても解らなかった唯一の器官、それは」「ゴジラ第二の脳」※※ここからは漫画のクライマックスです。全190ページの残り70ページ。未読の方はなるべく漫画を読んでからお読みになるのをお薦めします。MG頭部からのプラズマスパーク攻撃で第二の脳が破壊され動けなくなったゴジラ・・・。その時卵が孵化した・・・。卵からは四足の恐竜が・・ゴジラザウルス・・。この時点でベビーのデザインが上がってないなんてことが・・あったのだろうか。この辺は謎です。「じゃあゴジラは・・生まれてくるこの子の所にかけつけてきていたのか・・たった一匹に減っちまった、仲間を求めて!」「隊長、聞きましたか!ゴジラに 害意はないしそれに下半身の死んだゴジラは人類の手にあまる獣でもありません。絶滅させず保護しましょう」「わかっとる!戦意を喪失した敵は敵ではない!」佐々木隊長の意外な優しさが伝わるシーン。MGはゴジラの保護に目的を切り替える・・「ゴジラ、もういい、それ以上動くな」コントロールを失うMG。パネルは全て同じ文字が「ゴジラニ死ヲ」その瞬間「メカキングギドラの亡霊」が目覚めた。メカキングギドラのブラックボックス、「ゴジラ抹殺」のプログラム(最初の暴走が伏線)が。全てのコントロールを受け付けずゴジラ抹殺を遂行し始めるMG。光線を浴びせ背ビレを引き裂くMG。そして・・二匹目のゴジラ(ベビー)を認識するMG・・。ゴジラはベビーの盾になりマトモに砲撃を受けて首が・・・千切れます。怪獣王ゴジラここに死す・・・。このあたりの描写、容赦がない。瀕死のラドンもまたMGの攻撃で墜落、ゴジラの死体に覆い被さる。ラドンには周囲の生き物を使って自己再生する力がある・・。「あのラドンの同化作用・・・今度はゴジラの身体を吸収して復活をはかっていると思われます」「その逆だ!ラドンの方が溶けている・・・ラドンが自分の命を与えている・・。ベビーを守るために」映画でもこれ位の説明はあっても良かった気がする・・。ゴジラ復活!メカゴジラは搭乗員を脱出させる。放出される佐々木とキャサリン。「メカゴジラを侵しているメカキングギドラのプログラムは人命優先のはず。それがパイロットを降ろしたということは・・・」「相討ち覚悟で戦う気だ!」このあたりの最終バトルは迫力十分、追い討ちに次ぐ追い討ち。映画のあっさりした結末をおぎなってあまりある展開。しかもガルーダに乗っている青木と梓はまだ脱出できていない・・。オールレンジ攻撃、手首を発射してゴジラを固定、頭部からのプラズマスパーク用のニードルで再び第二の脳を攻撃!その瞬間、ゴジラがニードルを叩き落とす。「やったあ」とキャサリンが思わず言うのがいい。ゴジラの放射熱線を避けたMGはワイヤーがそのままでビルに頭から垂直に激突。ゴジラが後ろからメカゴジラの首をねじ切るという昭和ゴジラのリスペクトはまさに燃える展開。首をねじ切られたMG。終わりかと思われた瞬間、ワイヤーを放出ゴジラをぐるぐる巻きに拘束。 (「GMM東京SOS」に似てるかも・・)「ゴジラニ死ヲ」あと30秒「ゴジラニ死ヲ」あと10秒「いやーここから出して」「もうダメだーっ」間一髪、の脱出・・。そして・・・爆発の臨界「ゴジラ!早く逃げて!」「メ、メカゴジラ・・」MGの最期に涙する青木。この辺りの描写もいい。ゴジラは・・・その爆発にも耐えて生き残る・・。ゴジラの咆哮・・。「なんて生命力だ・・」「あたり前よ・・・。彼には守るべき仲間ができたんだもの・・。」ラストは海に向かい背を向けて去るゴジラとベビー・・・。前作でストーリーそのものを変えてしまった坂井孝行は今回、大筋は追いつつまるで違う作品を生み出している。映画版の面白さは麻生司令官の人を引きずり回すような存在感に美希の物語の終息(実際はそうならなかったが)派手な光線の応酬である特撮の極み、GフォースMGの非情さ、ベビーゴジラの愛らしさとラドンの献身・・・。にある。一方、そんな実際の映画の面白さと別の所で坂井版は伏線をきちんと引きたたみかける展開の面白さでこういう怪獣映画が観たいと思わせてくれる作品を作り上げている。いや本当にこの映画が観たかった・・。
2006.08.27
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「ウルトラマンレオ」は第二期ウルトラ最後の作品です。それは試行錯誤の連続でした。ブームの過ぎた(「サインはV」がリメイク、「エースをねらえ」のアニメ化があったとはいえ・・)衰退しつつあったスポ根路線を盛り込んだり、防衛チームをセブンごと葬ったり、ブーム?の空とぶ円盤を怪獣にしたり(今でも斬新すぎです)・・。最後とはいえ大変なことを色々やったなあという印象の作品です。セブン(変身できないのでダン)は「MAC全滅!円盤は生物だった!」においてMACの隊員たちと一緒に円盤生物シルバーブルーメに基地ごと食われてしまいました・・・。・・のはずだったのですが・・・。「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」では元気なセブンの姿をみることができます。これは「ウルトラセブン」のみの続編であった「ウルトラセブン太陽エネルギー作戦」以降のいわゆる平成セブンを別とすれば初めてMACステーション事件その後が描かれたことになるのですが・・・。レオ最終回ではセブンとレオが夢の中で会話するシーンがあります。これはゲンの夢とされてきましたが実はセブンとセブン上司の会話の如く実は現実だったのかもしれません・・・。まあ、これはさておき、セブンの安否は「ウルトラマンメビウス」よりも実はもっと早く描かれていたという話です。「コメットさん(新)」の第17話「私の親友ウルトラマン」がそれです。コメットさんは親友だからという理由で宿題をやらされたり、恋人にプレゼントするハンカチの刺繍をさせられたりして「親友ってそんなものじゃないだろう・・」と考えます。そんなこんなの中、親友とはどんなものかを見せるために自分の親友であるウルトラセブンを呼び出すのです・・。「コメットさん」は1978年の放送です。セブンが行方不明になったのは75年。つまり行方不明後セブンがウルトラシリーズではないとはいえ正規のドラマに登場したのがこの作品・・。何と「コメットさん」はあのウルトラセブンが実は生きていたことをいち早く知らしめた作品だったりするのです・・。まあ、これ1回なら遊びですませられるのでしょうがこの後の「初恋の人ウルトラマン」や「ウルトラマンと怪獣アカゴン」でタロウやレオのその後を描かれたとなると・・これも・・という気になってしまいますよね。で今回のウルトラセブンですが・コメットさんと友だちを手の平にのせて飛ぶ・崖から落ちたコメットさんたちを救うという非常に地味な活躍に終始しています。あと飛行シーンでは(ライブと思われますがどうなんでしょう)当然のように手の平を下にして飛ぶ飛び人形が登場し、親友、手から落ちてるやんという非常に嬉しいツッコミを入れさせていただけました。親友だからとこんなことで(M78星雲から?)呼び出すコメットさんもコメットさんですがやはりそれでも来てくれたウルトラセブンはコメットさんの大の親友なのかも。あなどれません、コメットさん・・・・、あんたいったい・・・。次回予告ウルトラマンレオの最終話「さようならレオ!太陽への出発!」ではレオ=おおとりゲンはブラックスター最強の円盤生物ブラックエンドを倒し、世話になった美山家にも別れを告げてヨットで旅立っていきます。タロウに続きレオも地球に残った・・ことになりますね。「コメットさん」はそんなレオの物語の最終章でもあるのです・・。次回『「ウルトラマンレオ」の真の最終話「ウルトラマンと怪獣アカゴン」』をみんなで読もう・・。
2006.08.17
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文字通り十人の女が合体して超獣になるというもの凄い話です。超獣に知性はあるのか、ということを「変身超獣の謎を追え!」の話の中で書きましたがこれではっきりした感じです。超獣は人間なみの知性があるらしい。グレートマジンガーの戦闘獣なみなのか?北斗とサイクリング部の女子大生たち今回北斗はダイオードSPPを運ぶ途中で女子大生と接触事故を起こします。みとれてた・・いや・・みとれないよなあ・・。一人ピンポンパンのお姉さんみたいな格好の人もいるしまあコレ自体ヤプールの罠なのですが珍しく山中隊員が北斗に助け舟をだしたりします。北斗は事故で入院していたリーダーのアヤを見舞いますが入院するや否やキャンプに向かう彼女に疑念を抱きます。彼女たちサイクリング部の目的が「自然が人間に及ぼす影響をしらべています」というなんだかよくわからないものなのもおかしいですが怪しいと感じた北斗が真意も伝えず本部(美川隊員)に「キャンプが楽しそうなので滞在します」に連絡するのは・・。いつもながら北斗はホントに迂闊というか・・。というかこれからの災難は北斗本人が招いたことだったりします。同情の余地なし。信じてもらえない北斗連絡したはいいが夕子を除き誰も北斗が「奴はズッコケたんだ」(この表現もなあ・・)のを信じて疑いません。今野に至ってはそうじゃなかったら逆立ちすると言い出す始末(どうもTACの隊員は人間性に問題のある人が多いです。子どもじゃないんだから)。果たして・・女たちは夜になると(寝ると)超獣に戻ります。しかも一人ごとが部品毎にバラバラしたものがゴロゴロころがっています。あんまりです。であっさりと北斗はとらわれの身に。何やってんだよ北斗。朝になりTACはレーダー基へ向かう途中でサイクリング部の連中に遭遇。北斗は何故かサイクリング部になじんでます。というか操られているんですが。「TACは朝から晩まで超獣、超獣!」と揶揄されてはてみんな激怒。誰も北斗を信じません。「女はかわいくなきゃー」と夕子に因縁つけてまたみんな激怒。おかしいと思わないのか。必死に夕子にテレパシーを送る?北斗ですが・・全然伝わってねえし。ユニタング登場サイクリングの女子大生9人が自転車のまま組み体操の態勢になり合体して(ここでイキナリ人形になるのがおかしいなあ)くのいち超獣ユニタングに変身です。このユニタング、4対のおっぱい(ひとり片乳ずつ?)をもつ変わった超獣です。マルチギロチンでシャケの切り身のようにバラバラになるも復活。地上で指揮していたリーダーのアヤが角に変身し合体します。これがくの一戦法・・。 「カムイ外伝」ではない。ユニタングは結構強い・・。しかし最後はウルトラシャワーで跡形もなく溶けてしまいます。このパターンは珍しいかな。美川隊員は怖いで最後。今野の「女は怖いね」発言にカチンときた美川が「逆立ちするんでしょう」と迫ります。隊長も「約束は守らんとな」と逆立ちを強要します。どんな防衛組織だよ・・。かくして見たくもない今野の下手な逆立ちを見せられて幕となります。で今回の結論ですが・・北斗はホントに信用されてないなあ・・ということだったり。さびしいなあ。
2006.07.24
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承前こちらを読む前に異才桜多版ゲッターロボGの衝撃を先にお読み下さい。前回のラストでハヤトは百鬼要塞をダイナマイトで吹き飛ばし、空に顔が浮かんでしまうというどう考えても生きていなさそうな引きだったが・・。大量のメカ百鬼の前に最早なす術もないリョウたち。そこに死んだはずのハヤトが現れる。 3人揃って出撃するゲッター。しかしハヤトはフォーダムGを破壊しゲッター線増幅装置を奪うのだった。 まさか、ハヤトが百鬼に?このあたり当時の最終回前のテレビランドの記事で「ハヤトが鬼に改造される」というのがあり嫌な展開を予想されるのだが ハヤトは鬼ではなかった。桜多版では絶対の危機にはこれしかないわけでゲッターはゲッター線増幅装置で溶けながら百鬼要塞へ特攻する(このあたり本家石川版のムサシの最期を彷彿とさせる展開) 浅間山からでも見える巨大な閃光「ゲッター線増幅装置の大爆発で関東一円が消滅したようです」 「リョウ君は!ハヤト君は!」うつむく博士に呆然とするミチル。 「リョウくん、ハヤトさーん」ミチルは叫んでへたり込む。早乙女博士がミチルへ語りかける「あいつらは死んじゃいないよ。これからもわしらの心の中でいつまでも生き続けるんだよ。その勇気でわしら多くのものを百鬼帝国から救った勇者として・・」というわけなのだがあえていわずもがなのことを言っておくとミチルはリョウとハヤトばかり気遣ってベンケイのベの字も口にしていない。やはり↓のせいなんだろうか・・・。「私に関心を示さない」ばかりでなく「香水くせえ。ませてんなあ」と迄言われてるし・・この後も再三再四に渡り女のプライド踏みにじられてる恨み? 教訓。やっぱり女の子は褒めないと駄目だよ・・・。あと「都民の避難は終わりました」とあるのだが関東一円が消滅して大丈夫だったのか・・・怖い考えになってしまった・・。
2006.05.21
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早くももう年末、あと1週間でコミケとなりました。怪獣少女からは「ゴジマガ004」出ます。今回は先日亡くなられた中川安奈さんの特集。「映画女優 中川安奈」「特撮美女図鑑 エミー・カノー」「ボクがゴジラ捕獲装置が好きな理由(わけ)」(坂井孝行)「ゴジラVSエミー」(うるとらわいるど7)の4本。ゲスト原稿として高嶋規之さんの「東宝特撮実在超兵器小図鑑」。そしてついに坂井孝行の『ゴジラVSデストロイア』リブート、『特黒』が完結です。暴走するゴジラを誰が止めるのか!黒木特佐、未来人エミー・カノー、アンドロイドM-11、黒幕・大河内誠剛、宇宙空間に漂うビオランテそして満を持しての登場、本作のヒロイン三枝未希!坂井版VSゴジラ真の大団円、是非とも御一読を。この他にも英雄共闘館の新刊「マジンガーマガジン02」麗しのパチ部屋の新刊「灼熱ドラマレコード秘宝館」も頒布予定です。怪獣少女はコミックマーケット87、12月28日日曜日、西館よ-41a でお待ちしています。
2014.12.21
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「サンダーマスク」のコミカライズは小学館の学年誌、少年サンデー及びてれびくんの前身である小学館BOOK、秋田書店の冒険王で描かれています。それぞれの掲載状況をまとめてみると以下のようになります。週刊少年サンデー 手塚治虫 72年43(10月8日)号~73年2(1月7日)号 別冊少年サンデー やまと虹一 73年1月号~73年3月号 小学館BOOK 池原成利 72年11月号~73年3月号 よいこ 森藤嘉宏 73年2月号のみ 幼稚園 池原成利 72年11月号のみ 小学一年生 原成 72年11月号~73年3月号 小学二年生 長谷川猛 72年11月号~73年3月号 小学二年生 西井とおる 73年4月号 小学三年生 池原成利 72年11月号~73年3月号 小学四年生 原成 72年11月号~73年3月号 冒険王 長谷川猛 72年10月号~73年4月号 別冊冒険王 長谷川猛 72年秋~73年5月号 このうち手塚治虫のコミカライズはサンダーマスクとデカンダー、登場人物は共通するもののTVとは無関係なオリジナル作品。こちらは今でも秋田文庫や秋田サンデーコミックスで読めますね。手塚本人が全集の後書きであまりよく書いていないため評判があまりよくない作品ですが同じ時間を生きられなくなった恋人たちの悲しい物語でありTVとは全く別の感興をそそる作品です。サンダーマスクに興味のある方であれはその違いを楽しむ意味でも一読をお薦めします。また『プラモ狂四郎』で知られるやまと虹一の別冊サンデー版は僅か3回ながら独自のヒーローものになっていて漫画としても面白い作品です。デカンダが魔獣でなく雪女や大仏を使役するのが興味深く最終話は何とニセサンダーマスク編。当時ダイナミックプロをやめたばかりだったため永井豪的な可愛らしい美少女、血へどを吐くバイオレンス描写が楽しめる異色のサンダーマスクです。その他の作品は正統なTV作品に準じたコミカライズ。それぞれの作品については色々特徴があるので1度には書ききれないので今回は1話を除くと最もコミカライズされているエピソードである第12話『残酷!サンダーマスク死刑』、第13話『はるかなる銀河の果て』の物語とそれを元に描かれた漫画を紹介してみましょう。 まずTVのおおまかなストーリーを追ってみよう。12話はまずデカンダから流星鉄仮面の幹部交代劇が描かれる。流星鉄仮面はサンダーマスク=命光一の妹リンに化けて周囲の人間を欺く。光一は子供の頃から会っていない(1万年前はリンは子供だったんでしょうね)リンを本物かどうか判断しかね疑いの目を向ける。流星鉄仮面はサンダー星人を発狂させる鈴と魔獣メガトロンを使いサンダーマスクを殺して十字架に磔にしてしまう・・。13話。考古学研究所の面々は正体を現したニセのリンに人類を滅ぼす兵器の開発を命じられる。まゆみの弟・勝也は研究所を抜け出し流星鉄仮面に対抗できるサンダースパークガンV-7 の部品を探していた。一方サンダーマスクは本物のリンに助けられ奇跡の復活を果たす。オリジナルの脚本を担当したのは第1話や最終回など全10話を担当したメインライターの上原正三。主人公が殺されてしまう中盤の山場、ターニングポイントでどことなく『セブン暗殺計画』前後編を思わせる娯楽性に富んだエピソードです 『幼稚園』73年2月号、森藤よしひろ。 大コマの4ページ!メガトロン(なぜかメトロンガと表記)をサンダーイナズマ斬りで倒すそれだけの展開。流星鉄仮面は未登場。 『小学一年生』同2月号、原成(池原成利)。 流星鉄仮面とメガトロンがドライブする光一たちを待ち伏せるもあっさりと倒されてしまうという逆にびっくりな展開。 この原成名義も含めて5誌で『サンダーマスク』を描いた池原成利は手塚治虫のアシスタントで『魔女っ子メグちゃん』が代表作。 当時、特撮やアニメのコミカライズを多く描いています。80年代にも『聖戦士ダンバイン』や『重戦機エルガイム』『機動戦士ガンダム0080』などのサンライズ作品、ゲームの『ロックマン』シリーズも手掛けています。 『小学三年生』73年1月号~2月号、池原成利 デカンダの処刑からニセモノ・リンの登場、弱点の鈴、サンダーマスク処刑(槍で後ろから)と前半は比較的忠実。後半はやや駆け足で必殺の武器サンダースパークガンV7を探す件が省略、メガトロンはTVではサンダーマスク復活のために登場する本物のリンが操る円盤によってなんと倒されてしまう!池原版のリンはいずれもベレー帽を被った手塚調の美少女。 『小学四年生』同1月号、原成(池原成利)。 見開きの漫画による情報ページ。ベレー帽のリンにデカンダの首をはねる流星鉄仮面、鈴の音に苦しむサンダーマスクの姿がダイナミックに描かれています。 『小学館BOOK』同1月号、池原成利 同じくベレー帽のリンが登場するも光一に「誰だ!」と言われる始末ですぐ正体を現す流星鉄仮面。鈴の音で幻惑するも逆転され実にあっさりと倒されてしまう。 コミック版の流星鉄仮面はリンに変身していた、という展開のためか女口調で喋りオホホホと笑うのが定番になってます。 ここであげませんでしたが『小学二年生』では流星鉄仮面は未登場。該当の1-2月号ではドロドロン、デーゴンH が登場しています。 その小学二年生版を描いたのは長谷川猛氏。小学館の学年誌及小学館BOOKで流星鉄仮面未登場なのは唯一小二長谷川版だけ。 しかし同じく長谷川氏が手掛けた冒険王版は他誌にはみられない過激な展開が見られます。それが身体を貫かれ首を斬りおとされるサンダーマスク、の描写です。『冒険王』73年1月~2月号、長谷川猛 当時のコミカライズで圧倒的な分量を誇るのが長谷川『冒険王』版です。1回の連載量が10ページに満たない小学館学習誌の各作品に比べるとTVの内容を不足なくとりこんでいるといえるでしょう。 それどころか過剰な描写が多く73年1月号ではメガトロンのツノがサンダーマスクの胸を貫通、さらには流星鉄仮面が魔剣流れ星でデカンダと同じようにサンダーマスクの首を斬りおとしてしまう、というこの上ない残酷な展開になっています。 なお、この1-2月号(2月号は別冊のTVコミック)の前後編は合わせて100ページ近くの分量なのですがザリバザーンの登場する第11話、及び デーゴンHが登場する第15話が前後を挟んだ内容です。 余談ですが流星鉄仮面の登場するもうひとつのエピソードである第14話『魔獣を呼ぶけむり』(ガエンボー登場)も『冒険王』冬の増刊号で漫画化されているので流星鉄仮面が登場する都合4話分のエピソードは全てコミカライズされていることになりますね。冒険王版の2月号で流星鉄仮面は倒されてしまいます。本来TV最終話で流星鉄仮面は命光一の発明したミサイルを愚かにも自信たっぷりに正面から受けて死んでしまうのですがこの展開ならば漫画版での最後の方がまだ納得がいくような気がします。というわけでその他のエピソードも機会をみて紹介していきますので乞うご期待。
2011.01.12
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石川賢の代表作でありロボット漫画の傑作であるゲッターロボシリーズだがこの作品にも多くのコミカライズ版が存在する。その中でも小学二年生版はとりわけ異色作といえるだろう。もともと石川の原作もグロテスクかつバイオレンスさが横溢した作品であるが、さらにこの桜多吾作による小学二年生版はそのラストを含め異彩を放つ作品である。桜多といえばマジンガーシリーズでありこの時期は冒険王版のグレートマジンガー、及びグレンダイザーの連載期間と重なっている。グレートマジンガーにおいてサブヒロインの惨殺や主人公の特攻を描きグレンダイザーにおいて世界の終焉を描いた桜多はこの頃のりに乗っており、小学二年生版も決して手を抜いていない。 鬼に改造した人間を合体させ百鬼獣を作る悪趣味な話(これはジンメンに代表されるダイナミック作品のバリエーションのひとつ)やブライとゲッターが協力し宇宙アミーバを撃退する話(この敵味方の協力はマジンガーZの「チップカモイ」に原点がある)などのストーリーそのもののの面白さもあるが、悪ノリなキャラクターの描き方に桜多の本領をみることが出来るだろう。例えば早乙女博士はゲッターにベンケイをのせるためいいがかりの恫喝をする。ベンケイは元気のラジコンをあやまって壊して修理しようとする男として初登場する。突然の敵の登場(この回で百鬼帝国も初登場)ポセイドンの操縦者がいない切羽詰った状況で早乙女博士はこう言うのである。「ばかもん!一度壊れたものは元通りになると思うか直ってももはや元通りじゃない中古だよ中古。ラジコンは高いぞ。ポセイドンにのるか今すぐ弁償するか」いかにベンケイの強靭な肉体をみこんでとはいえこの二者択一はないだろう・・。またそのベンケイは食い気ばかりでミチルの色気に関心を示さない。ミチルはリョウやハヤトに好かれていることでいい気になっている。 「それにしても私ってもてるのね。あたちは女王さまなんだわん」隼人にはの浮くような言葉で言い寄られて(ま、このハヤトの口説きも桜多的脱線だが)「かかか。それにしてもこの男もよういうわ。きいちゃいられねえよ。ま、悪い気持ちはしないけど」という按配である。いかにも桜多ヒロインなみもふたもないセリフだな。そんなゲッターロボGの最終回は2部作。前半になる部分でははゲッターの最強の武器シャインンスパークさえも効かない角面鬼が登場。蹂躙される東京になすすべもないゲッターチーム。ハヤトは単身百鬼帝国の要塞へと潜入。外側の攻撃ではなく内部から壊す作戦なのだ。しかし角面鬼に乗り込む寸前で兵士に撃たれ傷つく。「リョウ、ベンケイあとは頼んだ」とダイナマイトで要塞は大爆発を起こす。爆発のあと空に浮かぶハヤトの顔・・・。まあ、どう考えても生きていなさそうなハヤトなのだが次の最終回で再登場するのである。以下は次回!
2006.05.19
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前回の72年11月号に続き73年の3月号で丁度コミック版「ウルトラマンA」の最終回が掲載号なので紹介してみよう。 ダンが謎の男に誘拐され北斗が指示された場所へいくと二人の男が。でその男たちが巨大化して 「あっエースキラーにヒッポリト星人だ」 最終回はジャンボキングならぬエースキラーとヒッポリトの強豪コンビの登場。 ダンを人質にするせこい手もいきなり出現したウルトラの父によりあっという間に粉砕。 ウルトラナイフでヒッポリトの首がスパッ、コロ。 続いてエースキラーもスペースQで瞬殺・・て一人で撃っちゃっていいのかスペースQ。それに絵も「なんでやねん」と突っ込んでるようにしかみえないしなあ。 でエースはダンに地球を託して父とともに帰っていく・・本編の最終回には登場しなかったダンの話をきっちり最後までやってるところは偉いけど・・・。 この号の画報記事は「さよならウルトラマンA」。 一年間の出来事を綴った「ウルトラマンエースの日記」洩れなく毎週記載された日記。一応、北斗がつかまったとかの客観的記述からするとエース本人が書いた日記らしい。 4/21の項 『いもむし超獣バキシムと戦った。富士山がきれいだった。』 うーん。暢気というか・・小学生の日記か? 北斗がTACに入隊して3年と発言したため時系列上問題になる「青春の星・ふたりの星」は『おおぜみ超獣ゼミストラーとたたかった。』としか書かれてないぞ。 (↓参考ウルトラマンエースは3年間地球にいた http://plaza.rakuten.co.jp/osakakaijyuu/diary/200609290000/) あと漫画は11月号と比べると女の子むけの「赤い靴」が増え「ケーキ屋ケンちゃん」が「おもちゃ屋ケンちゃん」に変わったのと本来最終回が載っているべき「サンダーマスク」が載ってない位の違いである。(不憫だなあ) 本号はエースの最終回であると同時に「ウルトラマンタロウ」の初掲載号でもある。 林ひさおではなく蛭田充による作画。 何故か内山まもる版とおなじくオイルドリンカーがコスモリキッドの姿で描かれている。 この辺り漫画家へ配布された資料に記載ミスがあったのか? しかもアストロモンスに食われるでもなくタロウに瞬殺されているのだ・・ってこの展開じゃ超獣から怪獣への節目になってないなあ・・。 あと「快傑ライオン丸」も最終回なんだけどライオン丸がゴースンを倒したあとも生きてる・・しかも続くって・・・どうなるのか凄く気になるんだけれど・・。
2007.06.05
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PCゲームで年末にはPS2でも発売予定の今年前半のアニメ化話題作が「Fate/staynight」です↑(初回限定DVDBOXです)それでは実写作品「Faith/stay Knight」(TMA)の話をはじめましょうか。 本編の主人公です。・・・セーファー・・・ですか?日本人にしかみえませんが・・アニメ版がこうで 実写版がこう。実写版はアニメ版に非常に近く、サーバントのカードが舞うシーンや凛の召還、アーチャーの登場はそのイメージに非常に近くつくられています。(てゆうかアニメの第1話しか見てないで作ったような気がしないではありません) こんな風に・・・。アーチです。 アーチって誰よ?(だってそう呼ばれてるし・・。) な・・。凛?凛じゃなくて蘭? とりあえず神父・・。 ランザーってかいてありましたが・・? アーチに槍をふまれてピンチのランザー。こんなの兄貴じゃない! これが冬の少女ユリア・・・。南斗最後の将? なんでしょうこの「でぶや」みたいなアラビア人は! セーファーが投げられてますが・・。ひょっとして・・これ?↓ バーザーカーです。げげっ。 アーチがちょっと長めの両刀で まるで人んちの庭のような場所でバーザーカーと対決てゆうかバーザーカーというよりケンプファーじゃないか、でぶや。やっぱり・・。復活したバーザーカーに後ろからばっさりです。 本作品のセイバー(いやセーファーでしたか)はか弱いというか看病されっぱなしです・・。 何しにきたんだセーファー。だんだん紹介するのがイヤになってきましたよ。ん、この蘭(凛)の横に座っているおっさんは? 紹介が遅れました。主人公のゴローです。えええええええええええええ。 ↑ちなみにこっちがシロウ・・。 ありえないふたり。こうしてみるとアーチはカッコよく見える・・。いったい何があったゴロー・・。てゆうか東野英心? でなにも解決しないまま終わりです。「ゴローは私の鞘だったのですね・・」っていわれてもなあ。バーザーカーや他のサーバントの始末はどうするんだ??大体セーファー、お前ほとんどケガして寝てただけじゃん!!!でラストは「飯食いに行こう」ってですか。そこは「飯作るから」にしてほしかったなあ。まあ「Faith」の話なんでご勘弁・・。「Fate」じゃないから。そこ間違わないように。DVD「Faith/stay Knight」はTMAから発売中です。R-18なので要注意。まあ余談ではありますがFaithは信頼とかの意味があります。なんとなく意味通ってるし。
2006.05.21
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コロコロコミックはゴジラ(84)を含む平成VSシリーズの全てをコミカライズしている。 「ゴジラVSキングギドラ」以降の5作品を手掛けたのが坂井孝行。 坂井の描くコミカライズは最初のキングギドラこそ比較的映画に近いものであったがモスラを恋愛ものにアレンジしたことを皮切りに以降の作品をいずれも大幅なアレンジを加えてコミカライズ化している。 それらはいずれもストーリーについていうならば「映画よりも面白い」作品になっていたと思う。 最早主人公すら別の人物になった「ゴジラVSデストロイア」(95)を最後にゴジラシリーズは一旦終息する。 あまり知られていないがその後の「モスラ」3部作も引き続き坂井孝行の手でコミカライズ化されている。 コロコロコミックの平成ゴジラのコミカライズ作品は全て単行本になっているがこのモスラは何故か単行本化されていない。(注1) 内容的にゴジラ5部作に比べて内容的にひけをとるかとうと決してそんなことはない。このままうもれさせておくのは勿体ない怪獣ジュブナイル漫画の傑作といってよいと思う。 以下に「モスラ3部作」のコミカライズを映画と比較しつつ簡単に紹介してみたい。「モスラ」(96) コロコロコミックSPECIAL96年10月号、12月号掲載 ともに65ページの合計130ページ 6500万年前モスラ軍団対宇宙怪獣デスギドラの凄絶極まる戦いから始まる。 モスラ軍団はデスギドラを封印するがデスギドラは最後に6500万年後の復活を宣言。 デスギドラの不敵な預言が響く地上は勇敢に戦い斃れたモスラたちの数えきれないほどの死体、死体、死体。 1997年、東京。正義漢の少年後藤大樹はエリアス族の妖精モルとロラに出会う。 同じく妖精のベルベラは封印を破壊され復活したデスギドラを家来にして地球を支配しようと企むのだった。 映画版の親子・兄妹の愛情をモスラ母子の愛情、に重ねる展開をあえて外しており登場する人間は大樹少年だけ。 親モスラの眼が見えなくなりそれでも子の幼虫を守るために戦い最後にはデスギドラを蒔き込んで爆死してしまう。デスギドラは冒頭でしゃべるように高い知能を有していて自分を子分扱いにして利用しようとしたベルベラを逆に裏切り使い捨てる狡猾さをみせたりする。そのようなコミカライズの一番の楽しみどころというべきアレンジが多く楽しい。最も大きな違いは北海道がデスギドラのために沈没してしまいドロの海になっているという点であろう。 デスギドラを牛耳るためのエリアスの楯が件のドロの海に沈んでしまったのを大樹が潜ってさがしに行くのが大詰めの見せ場。この後に映画とはさらに異なる展開の壮大なラストが待っている。 大幅なアレンジをゴジラシリーズで見せた坂井にしてはアレンジは控えめだがデスギドラを巡る導入部とラストは むしろ漫画の方が映像以上に派手な見せ場である。特にラストでのデスギドラの最期の描写は映像での封印ではなくデスギドラそのものが巨大な樹木と化してしまう。これは映画のテーマである自然再生を描いた優れた表現になっているのではないだろうか。 「モスラ2 海底の大決戦」 コロコロコミックSPECIAL97年12月号、98年2月号掲載 前篇表紙扉込み64ページ、後編63ページの合計127ページ 映画の「モスラ2」は石垣島の少女・汐里(今をときめく映画女優である満島ひかりがまだ子役時代に出演)と少年達の3人が 海底から浮上したピラミッドの中でニライカナイの秘宝を探す、という冒険活劇もの。ベルベラに唆された密漁者2人(というところがちょっと貧弱だね)に追いかけながらの大冒険とニライカナイを滅ぼしたダガーラとモスラの戦いが絡んでいく。 コミカライズは前作ではアレンジが大人しめだったのに対して色んな点で大幅なアレンジが加えられている。 子供の主人公は汐里が登場せず劇中ではメガネをかけていてやや地味ないたずら好きな渡久地航平が明るくふるまいながらも心の隙間を埋められない少年として主人公に。また密漁者の長瀬淳一は海上警備のバイトをしている大学生に変更されている。 大きな改変は「ニライカナイの秘宝」を巡る少年の叶えたい望みの存在、であろう。映画では子供たちは別に叶えたい願いがあるわけでもなくニライカナイの使い、ゴーゴを巡って事件に巻き込まれていく様とゴーゴへの親愛の情に主眼がおかれているが漫画では航平の願いにこそ主眼がおかれている。 航平の切なく激しい願い。友情を交わしたモスラが傷つき倒れる中で少年は何を願うのか、が物語の肝、であるが未読の方のためにあえて書かないでおこう。 またもうひとつが坂井孝行がゴジラシリーズでも描いていた怪獣に対して人間が抱く感情である。ベルベラが人間を信用しないという理由は映画では明らかにされていない。 しかしコミカライズではダガーラは何故そう呼ばれているかで激しい感情をみせる。映画では3部作を通して明らかにならないベルベラの真意だがここでの彼女の心情は怪獣への慈しみの情に溢れていて哀しい。 かくしてベルベラと航平、どちらが正しかったのかはここでは書かないでおきたい。映画「モスラ2」はどちらかというと傑作とは言い難い作品 であるがコミック版「モスラ2」は傑作揃いの坂井孝行の東宝怪獣コミカライズの中で最も胸を打つ作品であることは間違いないだろう。 ニライカナイがみせる心優しい秘宝の奇跡には誰もが涙するのではないか。機会があれば是非手にして頂きたい少年向けコミカライズの傑作である。 「モスラ3 キングギドラ来襲」 コロコロコミックSPECIAL98年12月号、99年2月号掲載 前篇表紙扉込み63ページ、後編63ページの合計126ページ モスラ3部作の完結編。映画は3人きょうだいと両親、5人家族の長男で登校拒否の少年翔太とエリアスたちの関わり、そして2億年生きて強大な力を得たキングギドラ(子供をエネルギー体に変えてドームに集め食糧としてストックする能力を持つ)との戦いを描いたもの。モスラが強大でかなわないキングギドラを倒すため1億3千年前の白亜紀まで時間遡行しまだ若いキングギドラを倒しに行く、とうアイディアは「ゴジラVSキングギドラ」を思わせるもだがタイムパラドックスの生む歴史変革の描写がアバウトで弱い。モスラの前作までとは違う着ぐるみの表現やシャープな鎧モスラには一見の価値があるかもしれない。 「モスラ3」のコミカライズはどうかというとここでも大きな改変が加えられている。弱虫の少年・翔太は二人暮らしの父親の命が残り僅かであることを知る。翔太は白亜紀へタイムリープして視力を喪ったモスラの眼の代わりになり戦う。映画ではキングギドラが過去の戦いの進行状況で現代で苦しんだり果ては目の前で消滅するというやや問題のある描写なのだがコミカライズ版は並行描写をなくし矛盾を解消している。これによるエリアス三姉妹の劇的な変化がみられてここは特に面白い。「モスラ2」の面白さや感動には及ばないがオリジナルな描写である少年と父親の絆をきっちり描いている部分はとても好ましい。 坂井版「モスラ」3部作がこのまま日の目をみないままなのは勿体なくてならない。何らかの形で読めるような状況にしてほしいのだが・・。 注1)コロコロコミックの単行本としては98年になぜかてんとう虫コミックスから「とんでもとんでモスラ」(ひかわ博一)が発売されている。発売時期は「モスラ3」公開の98年12月。こちらは1~3の期間に相当する3年分のギャグ漫画作品が収録されている。
2011.06.19
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やっぱり予想通り謎なんてどうでも良かった・・見事なまでに何も解決しない謎もとけない、ある意味気持ちいい位の結末でした。アギト以降の「平成仮面ライダー」シリーズに共通する風呂敷を上手くたためない悪い点が今回もでてしまった・・・というかこれが伝統(いやな伝統だな)?なので以下カブトについて思いつくことを。1.天道天上天下唯我独尊何もかもお見通しな神の如き謎の男として登場した天道。故に序盤においてはそういう得体のしれない所が作品の面白さでもあったのですが劇場版や中盤の苦悩や精神的な弱さを感じさせる展開、意味不明な(今となっては)行動の数々がカブトの面白さを次第に薄めていった気がします。私としては最後まで料理ばっかりしている突き抜けた狂言回しであった方が作品的には面白かったような気がします。そのためには加賀美が・・・2.加賀美天道と同等の主人公、等身大の悩める正義のヒーローだったはずなのに中盤から天道メインの話が中心になり剣の心配係とかラブコメ要員になっていくのは問題が・・・。「俺は俺にしかなれない。でもこれが俺なんだ」という感動の第22話は何だったんだ・・・。結局最後の最後で天道を信じ切れなかった加賀美・・。てゆうかそれじゃ駄目だろう。3.三島最終的にラスボスとなった三島。前半からの意味ありげな描写(味覚がないなど)が放置されたのは非常に残念。ザビーゼクターを無理矢理毟り取る描写など印象に残るのだけれどただネイティブになるという結末は・・・悪魔の如き心奥の描写や人でなくなってなお権力に固執とかの暗黒面の描写がもっと見たかった・・・。その辺がないのでラスボスとしては軽い印象なのが惜しい。考えてみれば変身する幹部って昭和ライダー的ですね。最終回はそれでも「カブトォーッ」と「私の勝ちだぁーっ」という叫びが他の何より印象的だったり(物凄く困った話ですが)4.ひより・樹花・蓮華ヒロイン・・のはずなのに中盤から姿を消してしまうひより・・再登場してからは初期の人を寄せ付けない所がなくなって印象が薄くなる・・序盤がああだっただけにそこは残念。樹花は日常の象徴「ゴハン食べ係」として最後まで描き通されました。ただ中盤よく誘拐されたりしてたのは伏線の未回収か?蓮華が怪我したのは何だった・・というか結局蓮華の存在理由って・・・。5.剣&大介いわゆる「島編(BYナディア)」ライダーズ。メインストーリーに関らないことを最後まで通した大介はともかく剣の役が最終的にあれほど大きくなるとは。本来サブストーリーの剣の最期があそこまでふくらんでしまったのは良かったのか悪かったのか・・。それにしても・・コントは程ほどに・・。6.陸、岬、田所意味ありげで実はそんな大した謎があったわけではなかった陸。1にも2にも本田博太郎が演じたからこそ。エキセントリックな芝居からラストで息子を見つめる姿までカブトを支えたのは本田さんだったと思います。ただその狂気が他の人物に感染してあそこまでカブト全体がコメディになっていくとは思わなかった・・。田所さんは・・まさかあんなことになろうとは・・伏線なかったですよね。初期クールだった岬も蕎麦狂いを経て最後はラブコメのヒロインになりましたが岬的にはあれがあって人物的には膨らんだ感じです。7.ワームたち、ネイティブたち結局明かされなかったネイティブとワームの謎・・ってもうこの状態ではどうでもいいような。崩れゆく中盤を支えた間宮麗奈の存在感、最後の強敵乃木の圧倒的な体技と強さは完全に仮面ライダー達を圧倒・・でもワームたちはいったい何がしたかったんだろうね。三島と組んでたりしたのとか含めてワームの目的がわからないままだったので気の毒な気がします・・・。麗奈と乃木の最期は・・・特に乃木の最期はあれでいいのか。でネィティブ。根岸ですか・・・立川ってのもいたけど・・。根岸の「どこでもラフな格好」は堀江被告かなんかの真似なんでしょうか8.地獄兄弟部下(影山)に裏切られ失脚した矢車。その影山の正義を成すための悪辣で非道な行いは誘拐を経てやがてヘタレな姿(誕生日に歌わされる、ワームにびびる、泣く、道端に捨てられる)とエスカレートし闇の住人に落ち着くのだけれどその姿はなんとも穏やか・・その最期まで。あと「俺の弟になれ・・」ってひょっとして「マリア様がみてる」?やさぐれたホッパーライダーズは実は後半で一番面白かった。それにしても話に関らない、剣よりも大介よりも。キックホッパーの初登場は中々良かったのになあ・・。矢車としては最初で最後のトリプルライダーキック、そして最後の花道はやはりカッシスワームを二人のキック&パンチで倒したとこか。それにしても最終回出番なしは・・・・・・。結局なんだったんだろう地獄兄弟。9.そして・・・ところで前回わざわざ掘り起こして尚且つ回収されなかった伏線「赤い靴」または「暴走スイッチ」って・・一体・・。結局この辺りの一貫性のなさが平成仮面ライダーなんていうのはちょっと残念なので今度の電王はその辺りきっちり作って欲しいぞ。・・・・とまた来年のこの時期も同じ事を言ってないだろうね・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・怖い考えになってしまった・・・。
2007.01.21
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ゴーゴン大公は「マジンガーZ]に登場した下半身が虎という幹部キャラクターです。失敗続きのDrヘルの前に現れた協力者で機械獣より強い妖機械獣(顔のある戦闘獣との違いがわからないなあ)を貸し与えるという役どころでした。実はミケーネ闇の帝王の尖兵で諜報部の幹部。引き続き「グレートマジンガー」にも登場します。声は加藤修。渋いドスのきいた声ですが一方ではムチャの声も。一般的には「やまおかくーんっ」の「美味しんぼ」の富井副部長が有名でしょうか。グレートマジンガーの敵役は数が多いため結局のところ最期まできちんと描かれた方が少なかったりします。アニメ版の最後は割とやられるところ描いてましたが漫画では曖昧です。永井原作版ではハーディアスとユリシーザーしか死んでないような。ゴーゴン大公は途中で死んでしまうせいもありアニメや原作でその最期がキチンと描かれています。TV版第22話「ゴーゴン大公!!火山島に散る」では前線基地火山島の建設および最高司令官に任命されながら何故か戦闘獣を庇ってグレートの攻撃を受け虎の前半身を失い完成した基地の玉座に座り死にます。栄光を前に納得のいかない意味不明な最期でした。永井豪の原作版ではクラゲ体の戦闘獣ゼランギアを使い「腕と胸の放熱版を奪えば強力な武器は使えなくなる」という策謀と知略に長けたゴーゴンらしい作戦を展開するも鉄也の機転に敗れる。黒コゲになりながら「偉大なりグレートマ、マ、ジンガー」と敵を讃えての格好いい最期。桜多吾作版では死の商人による量産グレート競売の勝利者となりグレート軍団を指揮する作戦の指揮官に。(スーパーロボット大戦の量産型グレートのねたはアニメや原作ではなくここにあります。)最期はグレートマジンガーにブレードで虎の身体を地上に縫い付けられ命請いをするも32トンの巨体にぐしゃっと踏み潰されます。「許してくれ鉄也」と言うゴーゴンに鉄也の強敵への最後の言葉は「さよならゴーゴン」でした。「第2次スーパーロボット大戦α」ではDrヘルが蘇った地獄大元帥の手で前線に残され見殺しにされたうらみの言葉を聴かされながら逆に謀殺されます。このあたり桜多吾作版、アニメでは地獄大元帥登場前にゴーゴンは死んでいるのでifのスパロボらしい面白い試みだったと思います。特に桜多吾作版ではゴーゴンが後ろから剣で胸を刺し、「さらばおいぼれ」でしたしねえ。2003年に出た「マジンカイザー死闘暗黒大将軍」は賛否ある作品ですがゴーゴン大公は最高に格好いい。何度も死んだと思わせぼろぼろになりながら最後は暗黒大将軍に「マジンカイザーと兜甲児健在なり」を訴えながら燃え尽きるという悪役でここまで描かれたら本望な最期でしょう・・。そんなゴーゴン大公がまさかのフィギュア化です。放送当時のソフビ以来かなあ・・↑押してみようついでなのでガミアQも紹介。原作版「マジンガーZ」で一番インパクトがあり暗殺という意味では最強の機械獣でしょう。髪が鋼鉄製でなんでもスパスパ切るというのは人間相手では怖いし漫画でも効果的でした。金髪でマントの下全裸のマニアックさもOK(何がよ)。Q1、Q2、Q3同時発売です。・・凄い時代だなあ。
2006.03.12
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少し前話題になったドラえもんの最終話です。ドラえもんの最終話といえば、今までのことが植物人間ののび太が見た夢だったというのがありましたが、これはまた別の話で最近誰かの創作として広まり都市伝説化していた最終話を田島・T・安恵コミカライズした同人誌です。藤子・F・不二雄の「ドラえもん」には実は2つの最終話が存在します。ドラえもんの連載が始まったのは1970年の1月号で連載はよいこ、幼稚園、小学1年生から4年生までの6誌。小学五年生、六年生には連載がないので小学四年生の三月号で漫画は終わります。最初の最終話は71年の小学四年生三月号で時間旅行の管理が厳しくなりドラえもんが泣きながら未来へ強制送還されるというものです。二つ目は翌72年の小学四年生3月号でのび太が人に頼りすぎるのでドラえもんが未来に帰ることになり、のび太はドラえもんが安心して帰れるよう独りで自転車に乗る練習をする・・。これは最初の73年のアニメ版の最終回でもありました・・。で皆さんご存知の「さようならドラえもん」」なのですがこれはすぐ翌月の「帰ってきたドラえもん」に続くので厳密には最終回ではありません・・。以後藤子F不二雄はドラえもんの最終回を描くことはありませんでした。(毎年の小学六年生の三月号掲載分は最終回なのでしょうが厳密にはそれにあたらないですよね)さて本題の最終話なのですが、あらすじは・・・以下かなりネタバレになりますのでご注意を・・。テレビに映る野比博士の姿。そのテレビを眺めつつ酒を飲みながら談笑する3人の男たち。一人は出木杉。日本の総理大臣である・・。出木杉は他のふたりに「タイムパラドックスという言葉がある・・」と話を始めた・・。いつものように「ドラえもーん」と泣きながら帰ってきたのび太がみつけたのは動かなくなったドラえもんだった。驚いたのび太はドラミちゃんにタイムテレビで相談する。どうやら電池切れらしいと聞きほっとしたのび太だったがドラえもんにはバックアップ装置である耳の部分がないので電池を換えるとそれまでの記憶が全部なくなってしまうということを聞かされ愕然とする・・。さらに何故かのび太の住む時代への時間旅行が制限されドラえもんはそのままになってしまう。数年後。高校の成績発表。のび太が一番・・。のび太は呟く「でも・・ぼくの欲しいのは点数じゃない知識なんだ・・」静香はそんなのび太に強く魅かれてゆく。さらに時は流れ、今、その時が来ようとしている・・。田島氏によるコミカライズドラえもんの最終回の骨子を上手く利用しタイムパラドックスの生む感動を見事に描いて見せてくれます。出木杉が語るこの辺のデティールのオモシロさは大元の話になかったのではないでしょうか。機会があれば是非読んでいただきたい一冊です。
2006.04.14
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ウルトラマンタロウは最終回、バッチをウルトラの母に返し人間東光太郎として生きることを選択します。その後内山まもるのコミック版ではウルトラキラーゴルゴの回でその後の姿がかかれたりしたものの、公式には地球にいたまま、その後の行方は不明のままです。映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」ではタロウが登場します。それに連動した内容のPSPソフト「ウルトラマンFightingEvolution0」においてタロウはウルトラの国の宇宙警備隊指導教官としてルーキーであるメビウスを鍛える役どころとして登場しています。一体この間に何があったのでしょうか?そのミッシングリンクが今回のお話「コメットさん(新)」・・かもしれません「コメットさん(新)」は「ウルトラマンレオ」終了の3年後である1978年からの放映で超人気アイドルだった当時18歳の大場久美子が主演したTVドラマシリーズ。製作は国際放映。メインの監督はガメラシリーズの湯浅憲明。放映終了後「ウルトラマン80」の監督・・というのは説明するまでもありませんね・・。原案は佐々木守で1、2、最終話の脚本も担当しています。「コメットさん」には都合3回ウルトラマンが登場しています。いずれもこれを正史とみるならウルトラシリーズの中で重要なエピソードだったりします・・。「初恋の人ウルトラマン」はコメットさんが初恋の人と偶然再会するところから始まります。コメットさんの初恋の人、それはウルトラマンタロウだったのです。「タロウさん・・」「コメットさん・・」「タロウさんがいなくなって私泣いてばかりいたのよ」「へえ・・木登りの大好きな女の子が・・」「もう乙女心は複雑なんだから」回想シーンではなぜかZATの制服を着た光太郎(?)とコメットさんが地球ではないらしい花畑を歩いて花占いをしたりしています。光太郎(?)としたのはを演じているのが篠田三郎ではなく下塚誠であるためです。「マッハバロン」の主人公嵐田陽を演じた方ですね。地球では真面目なサラリーマンとして生活しているタロウ。彼はひとりの男の子と暮らしていました・・。「女の子は短い期間で変わってしまうものなんだね」「タロウさんの変身みたいに凄くないけどね」「・・・僕はもう変身しないんだ・・・コメットさんと釣合のとれる背丈でいたいからさ」アパートで甲斐甲斐しく世話をするコメットさん。「幼な妻」のようです。いや・・・・「秘密のデカちゃん」というべきか。「私がどうしても地球に留学したかったわけはあなたに会いたかったから」「私ずっと地球にすむかもしれない・・タロウさんと一緒に・・。」人生は薔薇色なにかもが素晴らしく見えるコメットさん・・。周りの人々もコメットさんのそんな姿を優しく(一部除く)見守るのですが・・別れは唐突にやってきます。男の子は野球をしたいがためにやってきた宇宙人でした。しかし怪我がもとで地球の病原菌に犯されてしまいます。「この地球で暮らして生きたいんだ。魔法も超能力もつかわない平凡な地球の人間としてね」「僕は変身をしないという理由で地球に住むのを許されているんだ。こんど変身するときは永遠に地球を去る時だ」「嫌!そんなの嫌!」「コメットさん僕だって・・」涙を目に浮かべて見詰め合う二人。まるでひと昔前のジュブナイルのような・・。タロウは少年を故郷の星に帰すため変身し宇宙に帰っていきます・・。コメットさんの地球での恋が終わりました・・。というわけでタロウは宇宙に帰っていったのですが・・・いかがだったでしょうか。タロウはウルトラバッチをもってりないはずなので事前に緑のおばさんに返してもらっていたのかどうかが気になる所です・・。脚本を担当したのはタロウ、レオ、80で30本以上の脚本書いた阿井文瓶。同じく宇宙人の子供がキーパーソンになる「運命の再会!ダンとアンヌ」も氏の作品ですね。故に大きくウルトラシリーズと話が逸脱しておらずむしろマニアックな展開になっています。勝手にここでそんな大事な話に決着をつけてよかったのかと。多分以後もウルトラシリーズの続編が作られるとは誰も思わなかったから許された、というか看過されたのでしょうけれど・・。しかしこれはこれでいい話かなと思っております。タロウがメビウスに登場の際は是非とも大場久美子のコメットさんの登場をお願いします。コメットさんはウルトラセブンと親友だったりレオの去就とも関りがあったりするのですが・・・その話は次の機会に・・。
2006.08.11
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AMAZONの売れ筋DVDランキングをみると「時をかける少女」が1位になっている。 TV放送されたら話題になるだろうとは思っていたのですがTVで観て良かったのでDVD購入、という感じなんでしょうか? まあ何にせよファンからすると喜ばしいことであります。 「時をかける少女」は非常に優れたコメディであり切ない情感のあふれる青春映画であるのに疑問の余地はないのだが実は時間ものとしては非常に大きな欠陥がある。 以下はストーリーを割ることになるのでアニメ「時をかける少女」を未見の方はこのような駄文はほっておいてすぐにDVDをレンタル、または購入して映画本編を観ていただきたい。充実した素晴らしい時間を過ごすことができるはずだ・・・ それでは本作のタイムパラドックスに関わる疑問点を上げてみたい。 まずひとつめ。 真琴がタイムリープの残りを0回だと思いこんでいた点について。 真琴、最初に踏切につく。何事も起こらず・・A ↓ 坂道を登る真琴。千昭の言葉に動揺、「(真琴の)最後のタイムリープ能力」を使う ↓ 功介の事故。目の当たりにして真琴、踏切の前で傷だらけで泣き叫ぶ。・・・B ↓ そこに千昭がやってきて事情を察して「(千昭の)最後のタイムリープ能力」を使う。 ↓ 真琴が踏切に最初についたシーンに戻る。・・・A’ 千昭はあらかじめ功介が自転車に乗らないように過去を変えて真琴の前に現れる。 真琴はこの時点では最後のタイムリープ能力をつかっていない ※ここで重要なことは千昭のタイムリープによってAという時間はなくなってA’というのが現在になっいるということだ。 この次点での真琴はまだ「最後の1回」をつかっておらずまた功介の事故(B)を今後経験することもない。 つまりここでの真琴は功介の事故が発生した事は無論、タイムリープが0回になったという経験もしていないのである。 千昭は時間旅行者の規則に従い姿を消す。 真琴は傷心の時を過ごすがふとしたことでまだ1回タイムリープ能力がのこっていることに気気づく。 真琴は「そうか・・あの時千昭が時間を戻したから・・」というがこの真琴は上記の通り「能力が0回になったこと」を経験していないのでこの台詞は本来意味をなさないのである。 千昭はA’の時点で功介が未来Bで事故にあったのを真琴に説明しているので動転していた真琴がタイムリープ能力をつかってしまったと勘違いしたと解釈することもできるが・・かなり苦しい。 上記の矛盾点は1回目に映画をみているときにはやや気付きにくいだろう。 この真琴の台詞は観客への説明のため、驚きと感動を共有するためにあえて矛盾を承知で付け加えられたと思しい。 ふたつめ。ラストにおいて功介と果穂が付き合っいてないように過去が改変されている点。 この改変の可能性としては ・千昭が功介に自転車にのせないために行った最後のタイムリープ ・真琴の最後のタイムリープ どちらかによるものなのだが真琴が踏切に功介たちより早くついている上記Aのシーンは「功介と果穂が真琴の壊れた自転車に乗って坂の下の踏切に向かっている」という前提がなければ存在しないシーンであるのでこの時点では千昭による改変ではない。 また真琴が最後のタイムリープでたどりつく土曜日の実験室のシーンは真琴が功介と果穂をくつつけたあとのシーンなのでこの2回のタイムリープでは功介と果穂がまだつきあうようになっていない過去に戻ることは不可能なのだ。 と長く、わかりにくい説明を書いたのだけれど・・如何であろうか。 私自身もよくわからないところがあるのでお分かりの方は説明していただけると嬉しい。 そんな弱点があれど「時をかける少女」が優れた青春映画であるのは疑いのないところだろう。 ラスト夕焼けの土手のシーンの美しさ、切なさはアニメ映画の歴史に残るものだと思う。
2007.07.22
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