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純米酒の推進者。劇画「夏子の酒」で登場する上田久のモデル。大正13年生まれ、80歳。昭和19年に鳥取の高等農林学校(現在の鳥取大学農学部)を卒業。すぐ広島の財務局鑑定部に配属される。昭和25年鳥取工業試験場に転勤となり醸造部に配属となる。以降、酒の研究、指導に全国を飛び回り、この世界で知らないものはいない。
2004年11月30日
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「純米」がつく日本酒は、原料に米と水しか使わない。もちろん、このままでは熱を加えても、御飯か、おかゆか、糊にしかならない。酵素源として、麹菌と酵母菌を繁殖させる。純米酒には、純米大吟醸酒、純米吟醸酒、特別純米酒、狭い意味の純米酒がある。その規格は、精米歩合あるいは香味や色沢に基づく。純米を名乗れないお酒には、アルコールの添加(アル添)が行われている。そのアルコールは何から作ったかと言えば、米でない澱粉やその他の糖質から、である。たとえば、糖蜜とか、コーンとか。アル添の発祥は、戦中、戦後の米不足にあると言う。だが、現在では糖蜜やコーンに比べ、米が高価だからとされる。(ただし、江戸時代から腐造防止などのために、「柱焼酎」が使われていた)アル添が、日本酒の衰退を招いているという強力な意見がある。少々高くても純米酒を飲めというのだ。あなたはどう思う?
2004年11月29日
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