コミックや小説の感想つれづれ書き~かなり雑多に

コミックや小説の感想つれづれ書き~かなり雑多に

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2025.11.05
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カテゴリ: コミック感想



表紙で気づくべきでした…
これってつまり、えろ含みなんですね…正直…受け付けなかったですすみません

ゆーて、エロといってもきついものではなく、いわゆる微えろってやつなんでしょう。
でも、その表現がうまくないし、なんとも気持ち悪いんですよ


絵は…まあまあうまい方なんじゃないでしょうか。
しかし、個人的におっぱいの描き方が好きじゃないですというかあまりうまくないなぁ…もうちょっとえろく色っぽく描いてほしかったかな…なんかでかい風船をいれてるだけって感じだし、ところどころ大きさも変わります。
わざわざあんなえろっぽいドレスにする必要を感じないですしね。下品なんですよ、そこはかとなく。

また、好みの点で…子供時代の絵が…なんじゃこりゃというくらい可愛くないです。
たぶん幼児も描けない人なんでしょうね、この漫画家さん。
ヒロインの年下の弟…少年がいるんですが、ぜんぜん描き分けできてないので、ヒーローのフロストと同じ顔なんですよ。
中年女性はむりやり描いている感じ…というかこれは意地悪ばあさんだからかけたのかな?

動きのある絵は全体的に稚拙です。

小さな弟が駆け寄ってきて母親に抱き着くシーンすらかけてませんので。
魔物討伐なんて、擬音とトーンでなんとかなってるだけで、迫力のハの字もありませんが…「魔術師」が活躍するだろう話でこの絵の微妙さは…ちょっともったいないかな





が、これはほんともう無理でした。
なにが無理って、ヒーローのフロストがほんと生理的に無理です。
イケメン無罪にはなりません。
ちなみにちゃんとイケメンに描けていますが、どんなに絵で「イケメン」してても、生理的嫌悪がまさって耐えられませんでした。

これっていわゆる「ヤンデレ」ものなのかもしれませんが、好きな相手にあの嫌がらせの連続は…ちょっとありえんでしょ?
ヒロインのリーゼロッテもよく許してますよね?いや許してないですけど、わたしなら股間蹴り飛ばすレベルでキモイんで…

上に書いたように、どうもちょいエロな部分があるんですが、そのシーンが見るに堪えないほどきもいんです。

お互い思いあっているのではなく、あくまでフロストの片思いなんですが、婚約したくないと逃げ出すリーゼロッテを壁ドンして、セクハラに及ぶんですよ…もう無理

痴漢行為なんですよ。
べつに乳もんだりはしてないですが、首舐めたり太ももさわったり…で、それをリーゼロッテが心底嫌がってるのならいいんですよ。
すんごく抵抗しているのに、というのなら耐えられましたが、感じちゃってるんですよ…



といったってこれは微えろがありますよーと表紙でしらせてくれてるんだから、わたしのミスでした。失敗。


ちなみにエロじたいはわりと平気な方なんですけどね…ちゃんと人体かけてる漫画家さんのとかならいいし、無理やり系は好きではないので、それははじめから避けますしね。

ただこれ、人体デッサンも微妙なところが、残念でもあり、ムリとなったんですよ。


このフロストという男は、小さいころからリーゼロッテに嫌がらせをしてきたんですよ。いわゆる「好きな子をいじめたい男子」ですね。

幼少時期のいじわるはまだ許容できたんですが、その後、数人の女の子を交えたお茶会でのフロストのやり口が…ほんとこれ、嫌がらせなんですよ。フロストのせいでリーゼロッテは女子から総無視されることになるわけですよ。


クソです。クソ男です。こんなんなにがどうしたって好きになれるはずがありません。

そのあげくに痴漢行為ですよ?

そしてさらにフロストは外見を変身魔法でかえて、リーゼロッテのもとに現れて何食わぬ顔で溺愛かましてくるんですよ。
ただのきもいストーカーですよ。


ヒロインのリーゼロッテにしてもじつのところあまり好きになれなくて、自立してやるというわりに、伯爵家からでていこうとせず、不遇でいたがるんですよ。
自立したいって出て行ったはずなのに。
義母は弟だけが大事で、その弟も愛されてる僕チンを見せつけてくるスタイルで、クソガキ。ただまあこのクソガキくんについてはどうでもよくて、なんでそんな仲良しでもない家族のために政略結婚受け入れようとするんでしょうか。
相手がキモストーカーなんで破棄しようとしますが。

なんかよくわかんないんですよね
そのあと魔法で生計を立てていくことになるんですが、仲間となるアルルカという女もね…もうちょっとりリーゼロッテの身になれよといらいらしました。

フロストの変装をしってるんですよ、アルルカ。
それでなんか「ははーん」となる。

リーゼロッテもリーゼロッテで、まるで自分はフロストを嫌いではないみたいな態度なんですよ。
「かれは私を嫌いだから」というんですよ。嫌がらせしてくるのは。

いや、そうじゃなく、そこはもう
「私は彼のことが大嫌いで、顔も見たくないし、傍にいるのもいや。だから逃げてきた」くらいのこといいなさいよというか、あんなことされて、なんで悲しんだかおしてるの、未練がましいみたいな顔で。

そりゃアルルカも誤解するでしょ。


私としては、嫌がらせをしてくるいじめっこ気質男子を全部が全部否定したいわけじゃないんですよ。創作物ですからなおさらです。

けど、物には限度ってものがあるでしょ。
ああまで書かれたら、フロストに好感は抱けませんよ。もうちょっとソフトにしろというのではなく、微妙に嫌いになりきれない線でいてほしかったし、言い訳がましい態度をフロストに取らせるべきではないんですよ。

フロストがサディストならそれでいいんです。
そしてリーゼロッテがじつはマゾってんなら、割れ鍋に綴じ蓋でお似合いなので、おーるおっけい!それを許容するかは読むこちら側の好みか否か、ですしね。

でも真性のサディストではなく、ただのキモ男なんですよ。
そしてべつにリーゼロッテを幸せにしたいと思ってるわけでもない。ただ自分がリーゼを好き、というだけのこと。
フロストがいかに魔術師として努力してようが公爵家の嫡男として、つまりはリーゼロッテにふさわしい男たらんとしてきたかを語られても、やってることは気持ちの悪いストーカー行為で、リーゼロッテの気持ちはガン無視なんですよ。

そしてリーゼロッテも、嫌い嫌いいいながら、未練たらたらで、わたしは気の毒なヒロインなんですムーブしてるだけ。葛藤もないんですよ。
あんなクソ男なのに、心のどこかで惹かれてしまう自分が嫌で許せない、という葛藤があるのならいいんですよ。フロストも異常だけど、わたしもおかしいんだ、という悩みがなく、言い寄られるのをそのままにして、被害者面だけしている感。

つまりは、中途半端なんで、なにをどうしたいのかがわからないんですよ。
これ、もっとコメディ色が強かったなら受け入れられたと思うけど、えろ入りシリアス?みたいな雰囲気だされるので、すれ違いとかヤンデレとかを楽しめない。

どうせ溺愛エンドなんでしょうが、いっそもう、リーゼロッテの精神崩壊してお人形さんになってしまったことをいいことに、フロストの一方的サディスティックな妄執愛エンド、の方がいいくらいです。

人を選ぶ内容になっちゃうかもですが、今時点ですでに人を選ぶ作風だとおもうので。

とはいえ、あまりとがった内容のものは令嬢ものには向かないのかな?いやそんなことはないはずだ。

それこそ股間蹴り上げて、二度と私の前にその面を見せるんじゃない、くたばれストーカー野郎、って吐き捨てて、自立した魔法使いになるエンドだってありだと思うんだけど…なぁ…

絵柄は綺麗ですし、微エロな溺愛令嬢ものがお好きならば読んでみてもいい…かもしれないです。
ストーカー行為を容認できれば、ですが。





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最終更新日  2025.11.05 22:00:05
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