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~逆さの色~飲み込んだ怒りは蟲になり自由になろうと蠢いた逆さの君に出会うたび蟲は羽を広げて飛んでいく君は蛹になる 僕は溶けて行く疑いはそよそよと囁いた抉れ続けた心がまだ逆さの君に泣いている蟲は羽を広げて逃げていく君は蛹になる 僕は握りつぶす吐き出した蜜にさえ色は無くて体に浮かぶ赤は美しくなく蟲に食われた心は何色をしている?と羽を奪われてぶら下がる君は泣いている揺れる 揺れる まだ空も知らないのに…飲み込んだ蟲にさえ心はあり脳裏に浮かぶ色は醜過ぎて僕に食われた蛹はどんな目をしている?心食い破り心求める僕は問う吐き出した愛だけは色があって心に浮かぶ色は美しくて蟲に食われた心は鮮やかな白懐かしい記憶に蟲はただただ鳴いていた揺れる 揺れる まだ空も知らないのに…君は羽を広げ 僕は死んでいた65作目。関係ないけど、この前家にいたら頭の上に蜘蛛が落ちてきました。めっちゃ怖かった。ひっくり返った鏡はまだ僕を映している
2007年12月29日
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~追憶~軋む腕 回らぬ歯車抱えた人形憎悪と願望 帰ろう帰ろうギリギリと 泣き叫ぶ痛みと自嘲嫌悪と願望 帰ろう 過去へ痛みはまだ 痛みはまだ何も僕に教えてくれないぐるりぐるりぐるぅり 踊ろう死と今を繋ぐ光を蹴飛ばしながらぐるりぐるりぐるぅり 唄おう僕が求めていたのはなんだったのでしょう?オモイダセナイ…ある晴れた日 僕は言いました 今の自分は嫌いだとある雨の日 僕は言いました そんな自分が嫌いだと痛みはまだ 痛みはまだ何も僕に教えてくれないぐるりぐるりぐるぅり 踊ろう自分という物を知らないままでぐるりぐるりぐるぅり 唄おう死にたくはないけれど生きたくもないぐるりぐるりぐるぅり オモイダセナイ夢見てた貴方はいつしか色褪せたぐるりぐるりぐるぅり オモイダセナイ僕が求めていたのは…真っ白な部屋の隅っこ 少女は泣いているだけで64作目。忘れない。歯車はギリギリと音鳴らす必死に何かを隠すように また今夜もギリギリと
2007年12月01日
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~慟哭、彼方にて~かじかんだ手が握るのは何?「腐敗した未来に憧れを」細い糸で紡いだ過去と今泣き虫な心はそよそよと流れていて…自己調整 自己嫌悪自我崩壊の空を彼は歌うだろう悲観した過去と恐れた未来七色の剃刀に殺がれた優しさが笑う悲観した過去が弾いた僕を暗闇と白日が混ざる場所で笑うのは「其処には絶望も救いも無い」あるのは純粋故の傷痕悲観した僕と逃れた君と七色の剃刀はどちらが幸せと唄う?悲観した過去と恐れた未来暗闇と白日に無音で紡いだ唄を…悲観した過去が弾いた僕は「腐敗した真実に敬愛を」悲観した過去と恐れた未来「腐敗した未来に憧れを」零と無限が重なる夢そしてまた僕は…63作目。人によりけりです。僕の探し物はみんなにとって大切なんだけど君には見つけられない君の探し物は僕らにとって大切なんだけど僕には見つけられないそして 僕らは僕らだけのそれを見つけてはならないそれが 僕らのルール
2007年10月26日
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~夢蟲~消え入るような声 見えない縄が縛りつける忘れたい? 忘れたい? 死ぬことも考えたけれど夢を泳ぎ夢に溺れ夢に沈む蟲忘れることは無いよう 刻み込まれた灰色の傷君はまた傷つける 嫌だ嫌だと泣き叫びながらも…『ここにいるよ』『助けてあげるよ』「あなたはどこ…?」心優しき孤独な少女は窓辺の花を見ている散り行く花弁 握り締め 突き落とした心は蜜吸う蟲にも似つかない‐甘蜜の夢‐誰かを救いたいよりも「救われたい」君はまた傷つける君はまた傷つける君はまだ傷つける忘れたい? 忘れたい? 逃げることは簡単だけど君はまた… それでもいいと言い聞かせる心優しき孤独な少女は枯れ行く花を見つめる分かったフリをして何も知らずに 既に心は死んでいた蜜吸う蟲には及ばない‐金色の棘‐優しさと自惚れが教えてくれた遠い過ち…『ここにいるよ』『助けてあげるよ』「あなたはもう…」それは優しさでは救えぬ愛の歌62作目。誰しも触れられたくないモノがありますよね。優しい君よりは きっと死のほうがまだ愛せると思う…
2007年09月16日
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~泥人形~泥水泳ぐ私の心 茜に浮かぶ貴方の心差し伸べられた手の平 冷たすぎて泥水泳ぐ私の心 錆びた釘では「壊せない」細い糸絡み付け 愛した香りを漂わせ曳いた温もりはごろりと落ちる泥水泳ぐ私の心 茜に浮かぶ貴方の心気付かず打ち込まれた愛 痛みは無く細い糸絡み付け 鋭利な声に沈む夜痛むのは縛り付けた過去さよなら愛しき人壊せぬ冷たき泥水 飲み干した茜はさよなら愛しき人解いた冷たき糸玉 吐き捨てて行く細い糸引き千切り 全て忘れようとした時挽いた貴方はゴロリと落ちるさよなら愛しき人愛せぬ罪こと茜は 泥水に沈み行くさよなら愛しき人錆びた釘はいつしか 茜に浮かんでいく 昇る…昇る…失くしたものを忘れて 泥水は枯れ果てる泥水枯れる私の心 茜が沈む夕焼け時差し伸べられた手の平忘れられた温もり…61作目。久々の更新です。忘却の彼方で奪い合う二人
2007年09月10日
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時間的にはこんばんは。8月の間で愛車が3回パンクしてしょんぼりしたオトコノコです。えっと、前の記事を確認していただければ分かると思うのですが、半年間、自分はこのブログを一旦止めると宣言しました。が、なんだかんだで半年も持たず復活することに決めました。すぐに復活するかどうかはまだ分かりませんが、なるべく早めの復帰をしたいと思っています。無責任で申し訳ございません。唐突でごめんなさい。でも、そんな自分が大好きです☆(死ですが、復活、とかいいながら冬になったらまたリアルが忙しくなりそうとのことなので、完璧な復活とは断言できないです。これからの更新もそんなに頻繁には更新できないと思います。とりあえず冬になればまたこのブログは冬眠してしまいますが、暖かいうちだけでもこの負け犬の相手をしてくださる、心の優しいお方はどうかご付き合いください。
2007年09月05日
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こんにちは、オトコノコです。突然ですが、このブログを諸事情により一定期間休止させることになりました。どれくらいの間休止させるかは分かりません。ですが、最低でも再開に半年以上かかると思われます。いつもご愛好していただいている方には誠に申し訳ないと思っています。しっかり更新したいのは山々なんですが、いかんせんリアルのほうの用事が入りまして・・・。ちなみにブログはこのまま放置します。また、掲示板及びコメントの欄は荒らし対策のためにブログの休止に並行して投稿を止めることにしました。ではでは、みなさん。またの機会にお会いいたしましょう。
2007年07月12日
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~抱き締めた迷子 降りしきる雨と共に~痛みに抱かれた優しさ純粋な色をした闇 隙間から零れ落ちる静かに降り続けた雨引き裂いた善意たち 思い出せば涙 零れてどうしようもない偽善 縋って生きるしかない私は…零に始まり零で終わる幼い頃から信じていた 細い糸 解けていく静かに降り続けた雨抱き締めた君の涙 思い出せば雨音 聞こえるどうしようもない傷痕 背負って笑い続ける俺は…痛み、苦しみ、悲しみ。「隠すため」「護るため」己を傷つけぬよう 水溜りに浮かぶ仮面を被る偽善、他虐、自虐。後ろ向きに裏打ちされた闇に護られている 自分に気付いたのはいつのことだったろうか?痛みに抱かれた僕らは純粋な色をした闇に 包まれ いつかは朽ち果てるだろう笑う君よ 隠しきれてはいない鏡に映る君の素顔は 泣き叫ぶ雨音によく似ているさ廻り、朽ち果て、生まれた。自己嫌悪と自尊心純心所以の闇の色 透き通る雨に混ざり落ちる心、打ちつける雨。後ろ向きの暗黒闇に護られている 俺達の涙はどんな雨を降らすだろう…?「いつか闇の向こう、無色の世界へと墜ちたい。」そう きっと明日は晴れるから…60作目。戻れない日々、捨てたい過去、それらがあって今の自分がいます。「誰かのため」違う「自分のため」
2007年07月05日
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~朝露~触れなければ 愛さなければずっと一緒にいれたかもしれなかったのに近付いては 離れては不透明なものを求め合うばかりの日々…指絡め 温もりを覚え気付けば夜空が白んでいた求め合い 縛り合い時に幸せを噛み締めることもあったけど微笑んだ 貴方を見ると何故だか胸が締め付けられてる私がいる指離し 朝露に霞む貴方の温もりを忘れることがただ……怖かった…ただ手を繋ぐだけでいい ただ笑ってくれればいいそれで一緒にいられるなら 悲しくてもかまわないただ忘れないでほしい ただ覚えていてほしい愛する私がいることを 貴方と別れるその日まで…愛がセピアの海に沈みお互いを忘れた頃に 出会うことがあった時また笑っていてくれれば…それでいいから…ただ手を繋ぐだけでいい ただ笑ってくれればいいそれで一緒にいられるなら 辛くてもかまわないただ忘れないでほしい ただ覚えていてほしい愛する私がいたことを 貴方と別れるその日までもう振り向くことはしないで ただ幸せになって欲しいそれで貴方が笑うのなら 涙も嘘になるはずだから…ただ最後に一つだけ ただ我侭を聞いてくれるなら愛する私のためだけに 最後に笑って欲しいです…指離し 朝露に溶けた貴方の温もりはもう…戻らない…59作目。たまにはけっこう普通なものを書いてみてしまったり。太陽に照らされた朝露 そっと拾い上げた冷たかった私の涙より ずっと ずっと…冷たかった…
2007年06月29日
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------------------------------------------------- 見た人は必ずやること。 今すぐやること。 足跡をつけた瞬間、『見た』と判断されます。 強制的にやらなければいけないバトンです。------------------------------------------------- 見事にしてやられました。[職業] 世界とかお姫様とか救ってます。ごめんなさい、嘘です。[装備] 頭:カチューシャ(ぉぃ 腕:ごぼう(←最強武器 体:たんぱく質(←必須装備 [性格] 友達は自分をハイテンション馬鹿と呼びます。[口癖] ~~さね。 マジかよ! へんし~ん☆(←死ね[ペット] 最近よくゴキブリが家に出ます。[靴のサイズ] 26ぐらい。■好きなもの[色] 赤と黒。別に血と闇とかじゃなくって、純粋に好きなんですよ?w[番号] 0かな?[飲み物] 雪印コーヒー牛乳! これがなくては生きていけない!w[本] 昔は読んでいたんですが今はあまり読む機会無いです。[花] ひまわりとか桜とか。■質問[髪染めてる?] 友達は染めてますよ。(聞いてない[髪の毛巻いてる?] そんな竜巻技はまだ会得していません。[タトゥーしてる?] 刺繍ってカッコいいですよね。でも、やりたくはないです。[ピアス開けてる?] わざわざ穴を開ける必要性がよくわかりません・・・w[お酒飲む?] ビールはあまり。むしろ日本酒を飲みますね。[ジェットコースター好き?] ビビります。でも、好きです。[どこかに引っ越しできたらな~と思う?] もうそろそろオンナノコに引っ越したい。(黙[掃除好き?] 結構好きです。部屋は随時綺麗じゃないですけどw[丸字?どんな筆記?] 手書き→ミミズ文字 パソコン→明朝体(ぉぃ[ウェブカメラ持ってる?] 実物を見たことさえありません(ぁ[運転の仕方知ってる?] はい。自転車なら。(黙[携帯何] まずDocomoです。それと、本体の裏にプレ○テと、ユニクロのサイズ(M)と、自転車の「二人乗り禁止」マークと、同じく自転車の「サビに強いステンレス製」というシールがびっしり貼ってあります。(何故[コンピューターから離れられる?] はぁ・・・まぁ普通に。[殴り合いのケンカしたことある?] あります。戦闘力は1ですが・・・!(弱[ウソついたことある?] このアンケートの答え自体が実は・・・(ぇ[誰かを愛したことある?] 多分。[友達とキスしたことある?] まぁ・・・多分ありますw[誰かの心をもてあそんだことある?] 自分マゾなんで弄ばれたい!(←死ね[浮気されたことある?] まだ未経験です。[何かを盗んだことある?] とうもろこしを少々。[拳銃を手にしたことある?] みんな心に拳銃を持っているんですよ。(なんかムカつく■今現在[今着てる服] 上がTシャツ、下は長ズボン。[今のムード] もにょにょにょ・・・って感じです(分からん[今のにおい] ・・・鯖臭い!(ぇ[今の髪型] ハゲたり生えたり(どんなだ[今やりたいこと] 沢山あります。あんなことやこんなことがいっぱい・・・!(ぁ[今聞いてるCD] ロックマンDASHってPSゲームのエンディングテーマ「あなたの風が吹くから」 懐かしいーw[一番最近読んだ本] ・・・なんだっけ?[一番最近見た映画] ホリディ[一番最後に食べたもの] 鯖[一番最後に電話でしゃべった人] セールスマンの男性。[ドラッグ使った事は?] えぇ・・・ビオフェルミンとか漢方薬とか・・・。自分ワルっすから(黙[ほかの惑星にも人類がいると思う?] そういうことは自分に聞かれても・・・w[初恋覚えてる?] うやむやだったのであまりw[まだ好き?] うはww(何[新聞読む?] いえ、あんまり。[ゲイやレズの友達いる?] まぁいるっちゃいますね。2,3人程度ですが。[奇跡を信じる?] 偶然を信じる人がどこにいるとw[成績いい?] 真ん中ですね。[帽子かぶる?] あまり被りません。[自己嫌悪する?] したりしなかったり。一般程度ですよ。[なんかに依存してる?] んー・・・特には無いです。[何か集めてる?] 昔はポケ○ンをよく集めたものです・・・(ぇ[身近に感じれる友達いる?] えぇ、長い付き合いの方が何人か。[自分の字好き?] 字に好き嫌いを考えたことはまだありませんw[見た目気にする?] 最近気にするようになりました。寝癖とか。(ぇ[一目惚れって信じる?] 自分が経験しないことにはあまりピンと来ないです・・・。[ビビビ!を信じる?] 常にバリ三状態です(ぇ[思わせぶりははげしいほう?] もちろん!(最悪■自分のこと[よく物思いにふける?] 妄想という名の物思いですが。[自分は性格悪い?] いやー!そんなわけありませんよ! ・・・って答える人っているんですか?w[シャイ?] テンションによりますw[よくしゃべる?] 仲のいい人相手にはめっちゃ喋りますw[疲れた?] 結構疲れましたwいや、自分マゾじゃないですよ? ←無駄な抵抗
2007年06月28日
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~茜色のビー玉~茜空 幼き僕が見上げるセピア色のビー玉 澄んだ色を持ち曇空 独り震えた夜真紅色の傷痕 初めて刻んだ罪雨空 灰色の僕は見上げるセピア色のビー玉 今はどこにも無くて茜空 幼き日々と同じ色砕け散った硝子片 一体ダレのだろう…?「…あの日交えた約束 今はもう思い出せない…」何もできなくて 何もわからなくて付きまとう影に映るのは後悔だけさ誰が分かるだろう? 喉が裂けるほど悲しげに笑う心の声の意味が…誰に分かるというの…?腕に咲く彼岸花 舞った花弁の香り劈く心の声に僕さえも耳を塞いでいた「…あの日刻んだ傷痕 今もはっきりと覚えてる…」何もできなくて 何もわからなくて付きまとう影に映るのは後悔だけで誰に分かるだろう? 誰が知っただろう?黒煙に沈む心の裂けんばかりの悲鳴を「誰か振り向いて 誰か抱きしめて…」寂しげに叫ぶ心の声は聞こえず何もできずに 何もわからずに茜空を見上げて僕は赤き涙を…流す…腕に刻む傷痕 舞った血痕の香り劈く僕の声に心は枯れ果てていた晴れ空 灰色の僕が見上げるセピア色のビー玉 青と赤に溶けてく茜空 失った日々と同じ色砕け散った硝子片に映っていたのは…58作目。壊れてやっと見えたモノがありました。覗いていたはずの茜色のビー玉いつの間にか覗かれていた茜色の僕
2007年06月24日
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~虚ろな肉眼鏡~映写機の中 愛し合う男女が映写機を見ている二人の影に私と貴方を重ねてはいけないでしょうか貴方の吐瀉物で汚して強く激しく抱いた後には優しく微笑む時には憎んでくれてもかまわない再び訪れる別れには二度と出会うことは無いようにと願う私には優しい声が痛くてかなわないから…声にさえ愛にさえできない炎心臓に灯り やがては理由という氷を溶かした胸を抉る鎖にしがみつく私痛覚は鈍り いつしか強く深く繋ぎとめて欲しいと「願っていた」(本当はそれが一番怖いのに。)映写機の中 愛し合う男女が狭い部屋で殺しあう粘着性を持った心は閉じ篭もることばかり上手くなっていた「息もできないほど愛して」強く激しく弄んで良い 皮肉な微笑み…いつかは消えてしまう貴方を失うのなら「骨が折れるほど抱きしめて」酷く無残なこの体さえ 愛しくて仕方ない‐狂い咲いた桜は渇いた花瓶で育つ‐声にさえ愛にさえできない炎心臓に灯り やがては理由という氷を溶かした胸を抉る鎖にしがみつく私痛覚は鈍り いつしか強く深く繋ぎとめて欲しい「蔑んで、傷つけて、いっそ壊シテ!!」求める度に何かが音を立てて死んでいくのが分かった痛くても苦しくても何があろうと心臓に灯る やがては私を殺すであろう貴方さえも愛しくて仕方がないのです…(私は本当に愛されていたのだろうか?)映写機の中 血塗れ反吐塗れの男が映写機を見ていた57作目。退廃的なのって好きです、自分。笑う自分の姿を見る笑う自分の姿が映る鏡の中で笑う自分は誰なんだろう?
2007年06月17日
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~日陰ぶルぅたリてィ~コンビニの隅日も当たらぬ場所に俺はいた目の前を行き交う人 煙草押しつぶして一瞥雨が降れば雨宿り 雨が止めば走り出すあいつらはそれで満足なのか?耳元を掠める声 鼻歌刻みながら静聴野次を飛ばし身の保身 全て失いやっと気付くお前等はそれで満足なのか?通り雨 誰かを責めるような歌声近付いては離れ 求めては捨てる「どうやらここには居場所はないらしい」なんて誰が決めたわけでもないのに叫ぶなよ純粋な笑顔を見せる少女 笑顔に隠した傷痕誰にも言えない痛み いつか俺に見せてくれ唐突に止んだ豪雨に彼女は 手に持つ傘を投げ捨てた俺には見えてた傷痕 太陽に照らされた涙がナガレテク…通り雨 誰かを責めるような風景傷ついては逃げて 果てない逃げ道へと「どうやら私は愛されてないらしい」なんてずっと後ろばかり見てたお前に何が分かるんだよ純粋な笑顔を見せる少女 笑顔に隠した傷痕誰にも言えない痛み 叫べばすぐに届くのに唐突に止んだ豪雨に彼女は 手に持つ傘を投げ捨てた俺には見えてた裏切り ヒカリがキボウとは限らない純粋な笑顔を見せる少女 全て暴かれた傷痕誰にも言えない痛み? いつか晒し者になるだけさ唐突に裏切るヒカリに彼女は 己さえをも失った俺には見えてた裏切り それでも俺は煙草を押シツブシテイルダケサ通り雨 誰かを責めるように降っている…コンビニの隅日も当たらぬ場所に俺はいる傷だらけの彼女ボロボロの心で日陰を求めたそして「俺ハ笑ウノダロウ」56作目。率直なのか、率直じゃないのかよくわからない詞。後ろ向きな心前を向いた反抗斜め向きの本音「たとえお前が日陰を求めても 日陰の中の俺は笑顔で突き落とすから」そこんとこよろしく
2007年06月11日
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~ユメノカゴ~湖水 椿揺れて波を孕ます母 泣けど笑えど帰る場所は無く静寂 二度三度潰えた夢痙攣 紙飛沫の中に消えた泣いた母を背にして 痛む腕を振り上げて善も悪も抱きしめて越えた海 遠すぎて遥か昔愛した セピア色の夢話何もかもを破り捨てて沈む僕 ココハドコ?灯火見失った回廊 曲がり切った心情頬撫ぜる母の手々 切り裂いた心と雨さよなら幸せと共に 風に舞うは涙雨愛してた夢の日々 それは夢物語“故に”「ゆりかご揺ら揺ら」 ― 「ラ揺ラ揺ゴカリユ」微笑む母に手を伸ばす 確かに掴んだ夢…されど誰が愛した? 痛む心叫んでる愛も欲も飲み込んで掴む夢 揺ら揺らと遥か遠くで歪んでいる セピア色の幻想何もかもを裏切って揺らぐ僕 ゆりかごの中灯火見失った回廊 曲がり切った心情頬撫ぜる母の手々 切り裂いた心と雨さよなら幸せと共に 風に舞うは涙雨愛してた夢の日々 それは夢物語“故に”孤独を飲み込んだ罪悪 垂直に伸びる劣情愛揺らぐ母の声 戻らない時計の夢灯火手に入れた回廊 気付いたのは激情頬撫ぜる母の手々 それは夢物語でした湖水 椿揺れて波を孕ます母 泣けど笑えど思い出せない声静寂 永遠に潰える夢痙攣 紙飛沫の中に溶けたゆりかご「決して幸せにはなってはならぬ」それは夢物語“故に”55作目。夢が覚めたとき、彼は何を思うだろう。歪む現実 確かな幻想ゆりかごに揺れているのはコドクの妄想
2007年06月07日
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~灰影~鴉が鳴き始めた夕暮れ手を振り帰る我が子の影 見つめてあの日の貴方と重ね手を振り笑う我が子の声 怖くて隠したい灯篭 見つめたくない太陽全てが私を責めるように叫んでる寂びついた幻想 逃げ込みたくなる妄想貴方も私と同じなんでしょう?何度と幾度と×××続けた我が子を「左様なら」吐き捨てた赤と共に投げ捨てた夕暮れ どことなく重なる影 何かに似ている黒と白何度と幾度と殴り続けた影形水面に浮かんでいる貴方 既に涙枯れ朝焼け どことなく憂鬱空 寂しげに笑う朝ぼらけ「何度削っても同じイロ」泣いている赤子と 叫び続ける貴方と全てが私を責めるように狂ってる寂びついた幻想 逃げ込みたくなる妄想現実さえもタンスの中へ閉じ込めたくなる何度と幾度と×××続けた我が子を「左様なら」吐き捨てた赤と共に投げ捨てた夕暮れ どことなく重なる影 ダレカに似ている黒と白何度と幾度と殺し続けた影形水面に浮かんでいる貴方 私と似ているわ朝もや どことなく懐かしい 貴方に似ているわ「私」何度と幾度と殴り続けた貴方が睨む我が子は私ととても、そうよく似ているわ夕暮れ 何気なく重なる影 私は似ている「貴方に」何度と幾度と繰り返した私は貴方のように我が子を傷つけ喰らってる朝焼け とても綺麗な影 今では赤に染まる空「何度削っても同じイロ」「何度削っても同じカゲ」「何度殺しても笑う××」鴉が鳴き始めた夕暮れ手を振り帰る我が子の影 失くしたあの日の貴方と重ね手を振り叫ぶ我が子の影…笑っている…54作目。止まらぬ想いと止まった心が反比例。私は貴方の影我が子は私の影我が子の影はいまも笑っている…
2007年06月06日
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~夢見鳥~「アア ナンテ奇麗ナンデショウ」誰もが愛した星が ワタシには眩しすぎたああ 少しでもいいから誰もが愛した星に ワタシは逃げ込みたかった夢に見ていた 輝けるワタシ鏡に映るのは 汚れた姿「ああ なんて酷いんだろう」受け入れてくれる人など ワタシにはいなかった夢に見ていた 微笑むワタシ瞳に映るのは 汚れた心‐それは 現実という名の“トリカゴ”‐愛してくれる人など 何処にもいないなんてふわふわドレス夢見てた頃から 知ってはいたけど受け入れてくれる場所さえ 何処にも有り得ないならせめて最期の死に様くらいは 選ばせて欲しいわ小さな私が歌っている 「…ユメノナカ…」大きな私が泣いている 「カガミノマエデ」夢に見ていた 微笑むワタシ鏡に映るのは 汚れたワタシどうか 最期だけでも美しくあって欲しい愛してくれる人など 何処にもいないなんてふわふわドレス夢見てた頃から 知ってはいたけど受け入れてくれる場所さえ 何処にも有り得ないならせめて最期の死に様くらいは 選ばせて欲しいわ錆付いた心など 愛してくれとは言わないさふわふわ浮かぶ空見つめていた 「トリは空を夢見る」鈍い音を響かせて トリカゴが開いた時既にトリカゴの中には ワタシはいないけど…小さな私が歌っている 「…ソラノナカ…」大きな私が泣いている 「トリカゴノナカデ」開け放たれたトリカゴ 「ツバサナキトリ…」53作目。内容を重視しました。読みにくくてすみません。午前 3時19分鳥は既に死んでいた
2007年06月03日
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~抱擁~宵の月影 目覚める痛み畳濡らす雨 止むことを知らぬ寂びた風に 灯火揺れて少女の見た夢 儚く散った全て知って欲しいと 願いながら生きていた叶うはずが無いとはわかっていたのだけれど頬を流れる泪は 止まることを知らない故に残る罪とは‐過去‐に刻まれたこの体いくら望んでも いくら叫んでも砂上に映る貴方は風と共に消え果ていくら泣いても いくら狂っても砂上に消えた貴方はいつも笑っているだけねいっそ壊してしまえればいっそ忘れてしまえればよかったのに貴方との約束も貴方の笑顔も貴方の温もりも雫に滴る愛さえも…私はソラに祈ったいくら望んでも いくら叫んでも砂上に映る貴方は風と共に消え果ていくら泣いても いくら狂っても砂上に消えた貴方はいつも笑っているだけね手首刻んだ あの日叫んでた砂上に溶けた私の想いいつか朽ち果て誰か気付いて できれば貴方に砂上に映る私の痛みに気付いてほしかった…いっそこの捻れる想いがいっそ貴方のものならばよかったのに私との約束も私の心も私の愛さえも貴方は笑顔で隠してしまうのね…砂上の愛 裏切りの風の中散っていく…52作目。時に何もかもを信じたくなくなるときがあるでしょう。約束 心 愛していた 時 二人 涙 記憶 忘れられない過去 そして罪貴方は全てを笑顔で包み 隠していた
2007年05月27日
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~陽だまりの影戯~寂しがりな落葉 撫でるのは冷たい風陽だまりの中で微笑むいつかの二人幼さを隠せない子供のままの君は長い髪の奥に涙を隠していたんだ夕暮れ過ぎの駅 古ぼけた階段に並ぶ足音が変わらずに変わり続ける時を刻んでいた変わらない僕ら 変わったのは頬撫でる風の色待っていた僕に手を振る君はもういないから別れを知ったあの夜 流れた涙は雨となり今日もいつかの二人を木の下へと誘っている痛みを知ったあの声 響いた言葉は風となりいつかの青空を渡り君の元へと届くのかな?君が笑う街がここにあるそれだけで良かったのに知らない約束と 知らない痛みを抱えて僕は イマヒトリデ…変わらない君が 変わったのは頬撫でる涙色待っている僕を手を振る君は覚えててくれるかい?ずっと ずっと ここで「 」別れを知ったあの夜 流れた涙は雨となり今日もいつかの二人を木の下へと誘っている痛みを知ったあの声 響いた言葉は風となりいつかの青空を渡り君の元へと届くのかな?さよなら知った二人の 嘆いた心は海となり今日もいつかの二人をあの場所へと還すんだ幼く笑う君の声 あの笑顔は空となるいつかの優しい君は僕の為泣くのでしょう?だから僕は詠うよ二人笑う時はもう無いと変わらぬ街は言うけれど君が笑う街はここにあるそれだけは変わらないと知らない約束と 知らない痛みを抱えて僕は イマヒトリデ 詠ッテイルヨ…寂しがりな落葉 撫でるのは冷たい風陽だまりの中に消えたいつかの二人をずっと ずっと ここで「待っている…」51作目。時にはこういうタイプもいいものですね。変わる景色 変わる風 変わらぬと思っても変わり続ける二人それでもたった一つ変わらないモノは二人が笑っていた あの街の色だけ…
2007年05月22日
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~復讐の残光~とんだエゴに振り回されて 何もかもを奪いつくされてやっと気付いた 俺も奪えること愛した母様が泣いている 愛していたあの子が叫んでるやっと分かった 俺にも出来ることふらりゆらり 何かが弾けとんだ夜瞬く間に消える白 裂いた肉に塗れてふらりぐらり 何かを引き裂かれたアレ時遅くもう人でない 吐いた毒に犯された母と共に眠れ昨日までは笑っていたあの子たち 犯され奪われ盛られて母は大事な赤子を抱えて赤に塗れていたけど赤子も今では泣き止み宙ぶらりんふらふらふらり ふらぐらりふらふらふらり 首ぶらりThe friend who was laughing with me,that person whom I had respected, and she whom I had loved noticed,「too and they was dead. 」Everyone was killed by me.愉快な話だろう?Betrayal Loopふらりゆらり 何かが弾けとんだ夜ふらりぐらり 何かを引き裂いた僕ふらりゆらり 誰かに奪われたあの日ふらりぐらり 誰かを奪い返した今 俺は昨日までは未来信じてたあの子たち 犯され裂かれて殺されて溶けた眼液嘗め回す俺は笑いながら手を繋ぐ踊りましょう♪踊リマショウ♪るらるらら♪昨日までは笑っていたあの子たち 犯され奪われ盛られて母は大事な赤子を抱えて赤に塗れていたけど赤子も今では泣き止み宙ぶらりんふらふらふらり ふらぐらりふらふらふらり 首ぶらり「次はお前さ」 ふらぐらり50作目。英語が怪しいのでそこらへんはツッコまないで欲しいです。「この世は腐ってる」どこかの糞野郎がほざきやがった腐ってんのはお前も一緒だっつーのあ 気付けば俺も腐ってやがった 畜生め
2007年05月16日
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~ららら、と二人は啼く~月に宿る灯 笑い声響く夜振り向いた少年 どこへいった?染み付いた赤 鼻刺す死臭振り向いてはならぬ 闇の在処へと体を刺す痛み 目を逸らす友見てみぬフリをする優しさ握りつぶした蝿 飲み込んだ彼女と共に灯篭 深く重く突き抜けた愛重ね合わせた体 二人一つになれば閃光 腐り落ちた微笑む少女受け入れられぬ涙 ねぇ君よ遊びましょう?闇に浮かぶ灯 強く滲んだ狂気いつもの様に少年は 笑っている心を焼く貴方 目を逸らす友見てみぬフリをしているのは助けてくれると思った 愛していた彼女でした‐赤の少年‐灯篭 深く重く突き抜けた愛重ね合わせた体 二人一つになれば閃光 腐り落ちた微笑む少女受け入れられぬ涙 ねぇ君よ遊びましょう?狂気 死に絶えた愛していた人体重ね合わせ 二人一つになれば腐敗 腐り落ちた振り向く少年受け入れられぬ心 ねぇ君よ遊びましょう?ららら 手を繋ぎ踊れラララ 腐り落ちる姫ららら 手を繋ぎ叫べラララ 朽ちていく僕ららら ラララ ららら…49作目。お久な更新です。ちょっと雰囲気をいつもと変えてみました。焼きついた灯篭隣には赤き二つの花が咲いていた
2007年05月13日
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~残香~もしも叶うのならもう二度と君と出会うことはないように雨の中駆け抜けた うるさいほどの笑い声裸に引ん剥かれた心を手に僕は走っている雨の音が責めるように他虐性をむき出したもぎ取った艶かしい君の手を銜える犬がいる愛想を尽かされて当然さ君は僕のことなんか見ちゃいない君は僕のことなんか愛しちゃいない心を抉り取るなら今すぐ僕は君のことばかり見ていたけど君は僕のことなんか見てはいなかったそうだ スベテハイニナレもしも叶うのならもう二度と君と出会うことはないように縛られた愛情 蝶を遠くへと解き放したもしも叶うのならもう二度とここに帰ってくることはないように残っている温もり 蜘蛛はどこかへと消えていた雨の中見つけたよ 路地裏で震える君恐怖に見開いた瞳がそう とても綺麗デス雨の音が責めるように残虐性を煽っているもぎ取った艶かしい君の手を銜えるボクがいたそうさアメノオトガセメルヨウニアメノオトガセメルヨウニもしも叶うのならもう二度と君と出会うことはないように縛られた愛情 蝶を遠くへと解き放したもしも出会ったのならもう二度と君と愛し合いたくはないから残っている温もり 赤に塗れた僕は誰だろう?もしも叶うのなら目の前の肉をどこかへと捨てて欲しい縛られた愛情 蝶はいつしか蜂となりもしも叶うのならもう一度だけあの日の二人へと戻して欲しい残っている温もり どこか懐かしい雨の音そうさアメノオトガ アメノオトガアメノオトガ アメノオトガあの日の蝶を叩き殺していた48作目。純愛以上に純粋過ぎる愛を聴かせたい。重すぎた愛という重りは放たれた途端 二人を押し潰していた
2007年05月07日
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~名モ無キ風鈴ノウタ~風鈴の音に乗せて聴こえる少女のウタそれは幼くもどこか寂しげな歌声だった入道雲を越えた先には何があるんだろう空を見上げたあの子の隣で僕は耳を澄ました揺られ浮かぶ雲たち 空に混ざり青に溶けていくまだ見えぬ空の果て 夢に見た青の底ではきっと幾多もの空が 「混ざり」「溶けて」消えている君は気付いているの? 空に浮かぶ雲の行方にまだ見えぬ雲の夢 青に見た空の果てはきっと私さえをも 全て溶かし愛してくれる…と嗚呼 雲よ 空を行く雲たち海を泳ぐ魚の様 空を翔る鳥のように生き急いでいるだけど 時には止まり見下ろして欲しい嗚呼 雲よ 空を行く雲たち君も生きる理由がある 君が目指す空の果ては遠いけれどどうか 時には名も無きこのウタを聴いて欲しい…風鈴の音に乗せて聴こえる少女のウタそれは優しくもどこか悲しげな歌声だった風鈴の音と共に聴こえる少女のウタそれはいつしか僕の胸の奥に突き刺さっていた揺られ浮かぶ雲たち 空に混ざり青に溶けていくまだ見えぬ空の果て 夢に見た青の底まできっと君のウタを乗せ どこまでも運んで逝くよ…嗚呼 雲よ 空を行く雲たち海を泳ぐ魚の様 空を翔る鳥のように生き急いでいるだけど 時には止まり見下ろして欲しい嗚呼 雲よ 空を行く雲たち君も生きる理由がある 君が目指す空の果ては遠いけれどどうか 逝く前に名も無きこのウタを聴いて欲しい嗚呼 雲よ 空を行く雲たち海を泳ぐ魚の様 いつか私も鳥のようにそこへ逝くわだけど 時には止まり見下ろしてもいいでしょう?嗚呼 君よ 優し過ぎるウタと共に空を翔る鳥の様 いつまでも美しい歌声を聴かせてくれどうか 逝くまでは名も無きあのウタを歌って欲しいから…風鈴の音に乗せて聴こえた少女のウタそれは幼くもどこか寂しげな歌声だった入道雲を越えた先には何があったのかな?空を見上げ、今は亡きあの子の空を僕は…「僕は…探していた」風鈴の音 気付けば止んでいた47作目。夢を見ました。「…空が、耳を澄ました…。」どうせ、彼女の痛みまでは分かりはしないのに…この前、とある夢を見ました。どこか分からぬ丘の上、自分は歩いていました。青空がとても綺麗なのに、何故か異様なほど人気の無い丘そんな中、丘の頂上にたった一人だけ少女が立っていました。自分はその名も知らぬ少女の後ろで、ただ少女と共に空を見上げていました。空はあいにくの晴れ模様。澄んだ青の向こうにとても綺麗な入道雲が見えます。その時、ふと自分は少女の顔を覗き込もうとしました。好奇心? 気まぐれ? なぜかは分かりませんでしたが、その時の自分はそうしたかったから。…でも、何故か少女の顔は見れませんでした。いくら見ようとしても少女は背中を見せるだけ。まるで、自分と少女が磁石のS極とN極になっているかのようにどうしても顔を見合わせることができないのです。自分はいつしか諦めていました。別に、顔が見れないことに大した意味は無い、と、何故か自分にそう言い聞かせ、同時にその考えを信じて疑いませんでした。そして、また自分は少女と共に空を見上げました。その空は響くなほどまでに青く澄み、隣で泣いている少女なんて気にならないほど、それはそれは美しいものでした…。…どうしてか、この夢の光景が異様に頭を離れませんでした。青く澄んでいた空。悲しいほどまでの少女の嗚咽。そして、それを慰めようとしない自分。酷くその光景が苦しくて、理由も分からぬ罪悪感に押し潰されそうなほどに切なすぎた夢でした。なので、詞にしてここにその夢を留めてみました。名も知らぬ少女の、名も知らぬウタと共に。・・・・なんて、カッコつけてみたりしながら(笑)
2007年05月04日
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~孤独を恐れた少女~細い指を絡ませて 口付けを交わした重ねた体に浮かぶ無数の傷痕どこか違和感のある言葉に私は耳を澄ました今宵も体貫く痛みに身を委ね咲いた花を散らせれば きっと愛し合えるわ幾つにも連なる出会いの中で貴方だけを見つめれば きっと忘れられるから“遠い日の過ちさえも”他の誰にも真似できないほど 他の誰よりも愛している幾度繋がっても足りないキモチ 捻じ曲がった愛情ずっとこのまま受け入れて欲しい今だ夢見る子供のようなユメ 何も疑わぬ澄んだ心が深い暗闇の中へと墜ちていく 静かなる絶叫をそっとこのまま受け入れて欲しい甘い吐息通わせて 口付けを交わした重ねた心に浮かぶ無数の悲鳴どこか孤独感溢れた姿に私は瞳見開いた今宵も体貫く痛みに身を委ね咲いた花を散らせれば きっと愛し合えるわ 「きっと」幾度無く連なる孤独に怯え助けてくれと叫んでいた… きっと忘れられるから遠い日の傷痕さえも涙を雨で隠した夜 虚しさ憶えたから二度としないと誓っていたのに痛みを傷で隠した夜 孤独に苛まれ気付けばあの日の自分と重なっていた奈落の愛情…他の誰にも真似できないほど 他の誰よりも愛している幾度繋がっても足りないキモチ 捻じ曲がった愛情ずっとこのまま受け入れて欲しい他の誰にも真似できないほど 他の誰よりも愛している幾度繋がっても消えない孤独 悲鳴あげた心ただ貴方には気付いて欲しかった今だ夢見る子供のようなユメ 何も疑わぬ澄んだ心が深い暗闇の中へと墜ちていく 静かなる絶叫をそっとこのまま受け入れて欲しい今だ夢見る子供のようなユメ 淡い幸せを願う涙いつか雨となり頬を濡らせば また私は思い出す涙を雨で隠した夜 麗しき孤独な夜を…“他の誰にも真似できないほど 他の誰よりも愛している”“他の誰にも真似できないほど 他の誰よりも愛している”だからどうかこの傷だらけの私を 受け入れて欲しい…46作目。こういうのを書くのは久しぶりです。もう独りにはなりたくはないもう独りには慣れたくはないだから 今宵も私は貴方と体を重ねている窓の先に映る 誰かの涙の様な雨を、見つめながら…
2007年05月03日
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~傀儡命~泥水に沈む太陽水面に浮かぶ骸少年には汚れて見えた未来血の海晒す月影水辺を泳ぐ羽虫昨日の屍骸は映し鏡の様だった耳を劈く悲鳴憎しみ傷つけ捨てて捨てられ未来はいつしか過去になり骸の姿は僕になっていた翁の屍骸を背負い込み手足擦りながら雑音を奏でる君の姿はどこか僕に似ている気がする…翼もがれた鳥達手足裂かれた昆虫少年には汚れて見えた世界過去の過ちが少年たちを喰らう耳を劈く悲鳴憎しみ傷つけ捨てて捨てられ未来はいつしか過去になり骸の姿は僕になっていた心切り裂く現実痛みと腐敗に伸びる螺旋死臭が漂う森の中隣の骸は君の様でしたあの泥水に最後の太陽が沈む頃君は僕となり 僕は骸と化すだろう45作目。過去という糸に縛られた操り人形の様に。名も知らぬ人の罪を呑み名も知らぬ人の過ちを背に僕らはただ生きる
2007年05月01日
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~燃える空 黒色の沼で沈めば~異臭漂う沼の中で泳ぐ彼一体何を探しているのかしらん?足首に絡む蛇たちに気付くこともないのね自我を壊して叫んだのは間違いかもね君の声を誰が聞いていたのかしら?抉った心 「聞こえたかな?」 無音の声は届かない紅く燃える空 毒虫が飛び交う社会の中で彼は独り生きていた 腐った沼に生きていた怒りさえも飲み込んで壊しつくせ私の声は貴方の心を救うことはないけどせめて 嗚呼 せめて 貴方の好きにさせてあげる雨の音が聞こえたなら握りつぶせ私の声は貴方の怒りを煽り続けるでしょう壊せ そう 心も 「全て消え去ってしまえばいい」雨が傷に沁みるように 優しさが彼を犯していた気付き始めた生きることの意味全てが怖くなり 彼は優しささえをも握りつぶすでしょう紅く燃える空 雨音が心を揺さぶるのさ彼は独り生きていた 腐った沼に生きていたから紅く燃える空 毒虫のように囁いてあげるわ全て壊し尽くせばいい 全て飲み込んでしまいなさい私は母なるrehsawniarb怒りさえも飲み込んで壊しつくせ私の声は貴方の心を救うことはないけどせめて 嗚呼 せめて 心を犯してあげましょう雨の音が聞こえたなら握りつぶせ優しい心で貴方の眼球を舐め続けましょう壊せ そう 全て 「“存在理由”なんて興味無い」怒りさえも飲み込んで壊しつくせ私の声は貴方の心を救うことはないけどせめて 嗚呼 せめて 貴方の好きにさせてあげる雨の音が聞こえたなら握りつぶせ私の声は貴方の怒りを煽り続けるでしょう壊せ そう 心も 「全て消え去ってしまえばいい」雨が傷に沁みる優しさが怖い燃える空あら大変 気付けば彼は黒い沼の中で溺れていたわ…44作目。初めて横文字を使っちゃいました。無垢な心を捻じ曲げるのが好きなのそう 私は陽気な偽善者なのデス
2007年04月28日
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~カラクリ仕掛けの妄想~これで何枚目だろう割れた鏡に映るワレタ私の顔何かが映っているような気がして壊せば消えるのか割れた鏡に映るワレタ私の心全てが映っているような気がした何度夜を越えても亡くせない傷ギリギリと音を鳴らして回っているのは何?幾度となく過ごした忘れられない夜錆付いた心 カラクリ仕掛けの歌と共にこれで何枚目だろう割れた鏡に燃える紅い私の命誰かを責め立てる声が聞こえたドコで誰が死のうと変わらぬ景色合理的だろう だがあまりにも空は無情すぎた狂った歯車に絡みつく私希望の光が道を照らす 絶望の光が道を照らす私はどちらの光を持つべきだろう醜い歯車に寄りかかって私希望の光を信じてきたけど 希望の光に押し潰されそう私は全ての光が眩しすぎたんだそっと光に触れてみたかっただけど触れれば全てが壊れてしまいそうだったから何度夜を越えても亡くせない傷ギリギリと音を鳴らして回っているのは何?幾度となく過ごした忘れられない夜錆付いた心 カラクリ仕掛けの心は永久に狂った歯車に絡みつく私希望の光が道を照らす 絶望の光が道を照らす私はどちらの光を持つべきだろう醜い歯車に寄りかかって私希望の光を信じてきたけど 希望の光に押し潰されそう私は全ての光が眩しすぎたんだ狂った歯車でどこまでも行こう希望の光が足を照らし 絶望の光が空を照らせば死ぬことにだって恐れはしないさ狂った歯車でどこまでも行こう希望の光はいつの日か 絶望の光に変わるだろうそんなこと随分前から知ってたのさそんなこと随分前から知ってたのさギリギリギリギリギリギリギリギリワレテイケ私ノ心43作目。絶望が怖いのは当然。だけど、希望もまた然りです。カガミヨ カガミヨ カガミサン今 貴方の中で泣いているのはだぁれ?
2007年04月25日
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~暁~ズタズタに引き裂いた腕に 俺は何を思う?心と重ねた記憶 虚実反転した視界の中ぼろぼろにされていた君を見ては泣いた夜失った優しさ 忘れられない痛みに見出したのは捻じ込まれた孤独 殺ぎ落とされた心傷つけても傷つけても忘れられない血塗れの視界 変わることはないさ沈んでは浮かんでく彼女はただ必死に「何か」を叫んでいた聞こえやしないさ あなたの悲痛な声耳を塞ぎ暗闇の中 震えている俺には自分の鼓動さえも聞こえてない見えるはずもない 灰色の思い出といつか見てた暁の中 叫び続けた俺には自分を守ることしかできなかった変わり果てた心 微笑みかける罪傷つけては咲き誇る裏切りの花血塗れになっても 目の前は変わらず不変なるこの世界に彼女はただ…失ったのは何? あなたの優しい声耳を殺いで暗闇の中 泣き叫ぶ俺には自分の愚かさしか見えてない吐き出した黒に 染まっていく心いつか終わる悲しみの中 逃げることしかできない自分を消してしまいたいほどに叫び続けていた あなたの愛しい名を耳を塞ぎ暗闇の中 震えている俺にはあなたの痛みはわからないけど見えるはずもない 無色の罪探しいつか見てた暁の中 あなたを拾い集め救うことのできなかった記憶と共に必死に「絶望」を叫んでいるいつの日か千切れたあなたの破片を拾い集め形にしたとき俺は知るのであろう裏切る愚かさ 救えない弱さそして自分の罪の色を…暁は 今日も孤独な色を抱えていた42作目。ちょっと更新が滞ってしまいました。砂時計何度 何度 ひっくり返しても癒えることのない傷と罪を抱えて今日も俺は生きている
2007年04月23日
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~恐れ恐れ恐れて~黒色の視界 淀ませたのは己の手それでも僕は幸せを望んでいた なのに手に入れた幸せ 澄んで行く僕の心それでも何故か淀みが消えないように思えたきっと怖くなったのだろうまた何かを失い 何かを傷つけることがきっと明日また 太陽は昇るあの光のように 僕の罪もまた…?灰色の心 懐かしい孤独色それでもここに生きていることを確かに感じていたんだきっと弱くなったのだろうまた影が消えていく どこかへと消えていくきっと明日僕はいないまた何かを失い 貴女を傷つけるのなら後ろに続く影さえをも切り落とし全てを捨てて飛びたい傷つくのを恐れて 色を失った幸せ愛した貴女 許してはくれないだろう貴女を失うことが怖い傷つくのを恐れて 僕は誰かを傷つけ…きっと怖くなったのだろうまた己を傷つけ 己を失うことがきっと明日また 太陽は沈むあの光のように 僕の命も沈めば幸せを望み 得て 失うのを恐れ 傷つく不毛 それ故の未熟さが笑えない誰か 誰か 教えて僕は何故 人を愛するのだろう?隣で笑う君の手さえも離して全てを捨てて行くだろう死ぬことは弱さですか? じゃあ何が強さなの?築き上げてきた幸せを超えて絶望に落ちようとも傷つくのを恐れた僕には それがお似合いなのさ灰色の空に影だけが浮かんでいるごめんね君よ 僕はもう…傷つくのを恐れて 影を失った迷い人愛した貴女 許してはくれないだろうどこへ逝こうとも愛してる今はもう 何も届かないだろうけど…愛を恐れて死を恐れなかった僕は無限の葛藤の中でただ朽ち果てていく41作目。久しぶりに己をまんま吐き出してみました。まだまだ全然足りませんが。理解して欲しい だけど 知られるのが怖くて愛して欲しい だけど 愛するのが怖くて愛したい けれど 愛せば全てがなくなりそうで怖かった
2007年04月18日
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~雨空の下、私は蜻蛉の様に~灰色の空 傘を片手に待つ人は酷く深い愛の水溜りの中で踊り続ける蜻蛉のようね誰を待ってるの? 私は雨に囁いた二人一緒に歩いたあの日の道には今は一人しかいないのは何故?午後1時42分 駅前交差点傘をさした貴方が私を探しているそれだけで救われたあの日々は水泡となりざぁざぁざぁと窓を打つ 雨を見つめながら傘をさした私が貴方を探している水溜りに映る姿は 愛し合った二人でした愛は蜻蛉昨日はあんなにも輝いていたのに気付けばこの大きな手には 小さすぎた二人の愛だけ愛は水の様私は心から愛していたのにどうしてこの悲痛な声に 貴方は気付いてくれないの?‐零れていく‐虚しいほどの嘘も悲しいほどの愛も全て許せなくなった私腕にかかった縄がほどけない貴方という縄がほどけない…午前5時29分 駅前交差点あの日と同じ様に雨が降っている明日には晴れるだろうこの雨に呟いたざぁざぁざぁと頬を打つ 涙 止まることなく傘をさした私に心の傘をください水溜りを作る心は 今日も雨を降らしていた愛は蜻蛉昨日はあんなにも輝いていたのに気付けばこの大きな手には 小さすぎた二人の愛だけ愛は水の様私は心から愛していたのにどうしてこの悲痛な声に 貴方は気付いてくれないの?愛は蜻蛉広く大きな空に恋した小さくも貪欲な羽虫は 空を知らずに死んでいく愛は雨の様私の心をぐちゃぐちゃにした雨はどうしてこんな青空を 描き微笑んでいるのだろう?‐溢れていく‐灰色の空 傘を片手に待つ人は酷く深い愛の水溜りの中で踊り続ける蜻蛉のようね「貴方はもう居ない」 私は雨に囁いた二人一緒に歩いたあの日の道を今、私は独りで歩いている…記念すべきリクエスト1作目。失恋系です。出会い 別れ そしてまた出会う何故私たちは傷つけあいながらも寄り添うのだろうかそれは 愛のため? 人のため?違う全ては己のためだった尚、リクエスト作品は一定期間を過ぎたら日記からは削除し、フリーページ(HOMEの左上)に設置される予定です。やっぱ消すのやめました。このまま掲載しときます。
2007年04月16日
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~絶望サーカス~腐乱していく細胞 激昂したのは身体古ぼけた紙包みに入っているのはさっきあそこで遊んでいた少年だろう?開幕寸前の舞台 主役は先ほど捕まえた明日にはオーディエンスさえをも巻き込んで理解不能の詩を歌い続けましょう1、ガムテープ2、腕3、粘着性の液体4、犯し貫けば少年少女 皆箱の中楽しげに這いずり回る大人たち未発達な心身を食らい尽くし 沈んでしまった青瞳孔開き最期に見たのは 笑い嗤い続ける愛↓彼女の慟哭笑い声溢れていく舞台の裏でトロケていく見開いた眼球を 押し潰したのは赤今夜も一つ舞台の主役が増える 腕も足も亡くした悲しき演者の宴乳酸混じりになった瞳肉塊塗れになった彼女もう一本腕が増えた彼切断面食らい尽くされた僕そういえばさっきから笑い続けているのは誰なんだろう?少年少女何処行った 少年少女逃げていけ少年少女捕ったなら 少年少女じゃなくなる少年少女逃げていけ 少年少女泣き叫べ少年少女腐り落ち 少年少女じゃなくなる楽しげに遊んでいた子供たちは未発達な心で過ち犯し 磁場が狂った時は遅く気付けば痛みに身を委ねていたのは 無邪気に遊んでいた彼女とは思えない笑い声溢れていく舞台の片隅閉じ込められた新たな少年は 叫び続けた愛した名いつしかそんな悲鳴も無くなるさ 背骨だけになった彼に会いに行こう楽しげに這いずり回る大人たち未発達な心身を食らい尽くし 沈んでしまった青瞳孔開き最期に見たのは 笑い嗤い続ける愛↓彼女の慟哭笑い声溢れていく舞台の裏でトロケていく見開いた眼球を 押し潰したのは赤今夜も一つ舞台の主役が増える 腕も足も亡くした悲しき演者の宴赤く腐乱している紙包み 掴んで舞台に踊り出てぶちまけりゃ出てくるのは肉塊だけなんてつまらないステージなんだろうなんてつまらないステージなんだろう「明日 あそこで蠢いているのは君かもしれない」なんてね40作目。久しぶりにグロを書いたら大変なことになりました。今朝公園で見かけた少年と少女夕暮れ時にいなくなった二人夜になれば赤い箱の中で少年と少女はモノになる
2007年04月14日
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~不変の青空を見上げて~それはとても青空が綺麗なお昼のことそれはさながらお人形のようになった私が今日も町を一人歩いていたいつものよう名も知らぬ人たちと肩をぶつけいつものよう笑顔を忘れて嘘を知った人たちが今日もここで独りになっていた理由もない意味もない 使命感に苛まれ何かを頑なに守っていた自我 自嘲 自問自答の毎日誰のため? 彼のため? そんなのはどうでもいい守っていたのは他でもない自分自身のためだった大きな夢ばかりを見た人たちが足蹴にされて死んでいくのを 私は何度も見ていた小さな夢を望んで生きることは足蹴にされて生きることと どちらが虚しいだろう?私は問うた 私は問うたそれでも青空はただ青かったそれはとても青空が濁った世界のことそれはとても愚かな私達の生きる場所今日も町は孤独な色を抱えてたいつの日からだろう 私は空を見上げずに生きていた濁らせたのは誰? 濁ったのは誰?いつの日からだろう 私は空が濁って見えていた誰も濁らせてなんかいない濁ったのは私の瞳だった自己解決と自問自答 そんなのはどうでもいいと笑うが繰り返す私は自嘲覚醒精神錯乱病大きな夢ばかりを見た人たちが足蹴にされて死んでいくのを 私は何度も見ていただが それでも濁った空の下で生きていることに気付いた少年が空を見上げ 涙を流すことがあろうとも濁った瞳で空を見上げた私が少年の為に涙を流すことは 一度も無いのであろう私は笑う 私は笑うそれでも青空はただ青かったそうさ私もお前も狂ってる39作目。もしもし其処の君。たまには心の傷を抉ってみないかい?今日 腕が取れました昨日 足が千切れました一昨日 目が落ちました嗚呼 それでも青空は変わらないのね
2007年04月09日
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~砂上の愛 されど彼は行く~こびりついて取れない砂が幾重にも重なる景色を映していた自ら二つの光を押しつぶして何も見えなくなった君が俺を見つめている爪痕残る体 君は泣いていた死ぬべき場所も 死ぬべき時も今は見失ってしまった と爪痕残る体 砂がこびり付く傷だらけの体 染み付いて痛いだけど痛みを忘れたくはないねぇ君よ 一緒に歩こう先の分からぬ道ばかりだけれど二人ならどこまでも歩いていけるなんてねぇ君よ どこまでも行こう明日二人はいないかもしれないそれでも俺は歩いていきたいんだまだ見ぬ 遥か遠い場所へ…光を亡くした君は何を見つめていたのだろう俺と手を取り歩いても 君は俺を見ないでいる冷たい左手 二度と戻らぬ時の中で俺はもう還ることは無い君の頬に口付けをして泣いていた爪痕残る体 君はもういない死ぬべき場所も 死ぬべき時も今は見つけていた けれど傷痕残る心 砂がこびり付く傷だらけの俺を 責めるように痛いだけど痛みを忘れたくはないねぇ君よ 一緒に歩こう先の分からぬ道ばかりだけれど二人ならどこまでも歩いていけるなんて囁いたのはまだ君がいた日のことねぇ君よ どこまでも行こう明日二人はいないかもしれないそれでも俺は君と歩きたいねぇ君よ 還るとこがないなら俺の隣へ還って来て欲しいそしていつか忘れられたあの頃へ…ねぇ君よ 俺は独りで今も分からぬ道を歩いている一人ではどこまで歩けるかわからないけどねぇ君よ 今もそこにいるの?先の分からぬ道ばかりだけれど二人ならどこまでも歩いていけるなんて囁いたのはいつの頃だっただろう…?「それでも俺は歩いていきたい」「それでも俺は君に会いたい」から独りでどこまでも どこまでもそしていつか 遥か遠い君の元へ…38作目。たまには切なめなモノも。爪痕よ 消えないで欲しい俺が痛みを忘れないよう俺が彼女を忘れないよう
2007年04月07日
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~蛙の牢獄~今 何故俺は生きているそんなことを思い始めたのはいつからだろう知らない悲しみ 知らない絶望 知らない痛みを抱えて今日も生きている明日 俺は生きているだろうかそんなことを考えてしまうのは何故なのだろう信じていたこと 分かっていたこと 知りたくなかったこと全てが嘘と化した今「俺は」外は雨 俺は傘も差さずに立っている心の痛みもこれと似ているだろうかなんてそんなことを考えてみたけれど雨は思った以上に生易しかった誰か聞こえているだろうか この俺の声が死にたいのに死ねずにいる消えたいのに消える場所も無い行き場なくした旅人のようなこの俺の叫びが誰か手を差し伸べてくれ この弱い心は叫びたいのに叫ぼうとせず弱すぎるのに強く居ようとして傷だらけになってようやく自分の弱さに気がついた置き去りになった影が泣いている名も知らぬ君よ 俺の痛みは届いていますか?今 何故俺は泣いているそんなことに気付けなかった雨上がりの春の中知らない悲しみ 知らない絶望 知らない痛みに生きる意味を示された「君よ!」痛みを知りたい痛みを知りたい だからいっそこの体をバラバラに引き千切ってくれ違う違う「違う」俺は痛みで痛みを隠していた…誰か気付いているだろうか 脆弱な心に死にたいのに死ぬわけもなく消えたいのに消える術も無く矛盾だらけの世界を作っては逃げるこの俺の弱さが誰か聞こえているだろうか この俺の声が死にたいのに死ねずにいる消えたいのに消える場所も無い行き場なくした旅人のようなこの俺の叫びが誰か手を差し伸べてくれ この弱い心は叫びたいのに叫ぼうとせず弱すぎるのに強く居ようとして傷だらけになってようやく自分の弱さに気がついた誰か聞こえているだろうか…誰か気付いているだろうか…誰か 誰か 誰か…37作目。自分たちが知らないことって沢山ありすぎですよね。それはもう怖いほどに。彼は牢獄で拘束されるのを恐れていた彼を閉じ込めていた牢獄は脆かっただが それでも彼はそれを壊して自由を得ようとはしなかったなぜなら彼は自由さえも恐れてしまうほど 弱くなりすぎていたからだった…
2007年04月04日
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~鴉~誰も信じられなくなったと優しく貴方が呟いた優しい温もりに抱かれて 眠る私には届かないされど 愛していた何も残ってなんかいない 優しい貴方が呟いた独りで飛び続ける鴉は 何を求めて旅立つの虚空の空は遠かった無くすのを恐れていたのは貴方だけじゃない愛していたことが罪だとは思っていないただ ただ 虚しかっただけ錆付いた関節押し曲げて私は言うだろう「いつまでも一緒にいたい」なんて言わないで貴方が消えてしまいそうだから…誰にも気付かれない絶望の中で誰にも癒せない悲しみの底で貴方の温もりを感じていた今日も鴉は独りで金色の空を舞うのだろう誰にも忘れられない記憶があった優しい貴方との古ぼけた記憶は泣き止まぬ私に微笑んで今日も私の心を 優し過ぎる愛で傷つけていた誰も信じられなくなったと優しい貴方が囁いた優しく貴方に抱かれて 眠る私には聞こえないされど 会いたかった「泣きたいときには泣けば良い」そう言ってくれた貴方の泣き顔を私は見たことがない「泣きたいときには泣いてほしい」次会うときには孤独な貴方に私は囁いてあげたい誰にも分かるはずない絶望の中で誰にも癒せない孤独な世界で貴方は独りで飛んでいた今日も鴉は独りで灰色の涙を流していた誰かに気付いて欲しい痛みの中で誰にも気付かれずに震えていた優しい貴方との古ぼけた思い出は泣き止まぬ貴方の心の中今日も私は微笑みたい 優し過ぎる貴方を忘れぬよう虚空の遥か彼方に一羽の鴉誰にも癒せない孤独を抱えて貴方は独り飛んでいた今日も鴉は独りで金色の空を舞うのだろう無くすのを恐れていたのは私だけじゃない愛し合ったことが罪だとは思っていないただ ただ 寂しかっただけ錆付いた心を捻じ曲げて私は叫ぶだろう今度会うとき 貴方が泣いていたのなら私が優しく抱きしめるから…36作目。優し過ぎる心は時に人を傷つけてしまうこともあるでしょう。貴方は涙を見せなかったけれど私は知っていた 貴方が泣いていることをそう 私は知っていた貴方が心の中 独りで泣いていることを…
2007年04月03日
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~果てしなき灰色~ぐしゃ ぐしゃ 落ちていくぐしゃ ぐしゃ 朽ちていく私の頭の上 右手にあるのは右手何も見えない 墜ちていく何も聞こえない 朽ちていく私の心の中 私が食べているのは徐々に近付いてくる死への鼓動寂しくはない ただ虚しいのさ次々に腐っていく私は誰?失ったものは ただ私だったぐしゃ ぐしゃ ぐしゃ ぐしゃ楽しくなんかない白と黒しかない私の視界の中で踊る貴方今日も綺麗な嘘ばかり並べているけれどそんなんじゃ私は腐るだけ 腐るだけ誰もいないと私に囁いたのは笑う誰か今日も独りで遊んでいる 誰もかれもみんなそんなんじゃみんな腐るだけ もう腐ってる極彩色に魅了された糞どもがともし火に近付いて燃え尽きて悶え死ぬ蝿は幸せなのでしょうかねぇ 蝿のような貴方何も 何も 何も 誰も助け合う気はない私を腐らせた貴方の視界の中で笑う私今日も残酷な真実だらけの物語をどうぞこれで貴方も私と同じだよ オメデトウ誰もいないよ 誰かに囁いたのは笑う私今日も独りで遊んでいろ てめぇも所詮は糞虫さそんなんじゃみんな ともし火に燃え尽きるぐしゃぐしゃぐしゃり ぐしゃぐしゃぐしゃり楽しいわ ねぇ 蝿のような貴方ぐしゃ ぐしゃ 落ちていくぐしゃ ぐしゃ 朽ちていくぐしゃ ぐしゃ 墜ちていく墜ちていく…35作目。エイプリルフールって大変ですね・・・w友に 親に 大人たちに私は何を教えられただろう?それは腐ることだけ腐ることだけ腐ることだけ・・・
2007年04月02日
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えぇっと、今日は詞じゃないです。詞を期待していた人、ごめんなさい。いや、いないと思いますけど・・・(←自虐こんな風にこのブログに詞じゃなくって雑談が入るのって初めてですねwあ、いや、一番最初に挨拶したんで初めてじゃないですね。ごめんなさい(謎そうそう! みなさん! 今日はエイプリルフールですよ!!(いきなり何エイプリルフールって、あの、えっと、あれですよね!?盛大な嘘をついてウケを狙おうとしたら思いっきりすべって場の雰囲気を悪くしてその日を境目に仲間から外されてしまうっていういわば人生の境界線でもある日ですよね!?(絶対違うということで、自分も今日は詞じゃなくって、盛大な嘘を吐きたいと思います!そして、仲間から外されようと思います!!(ぇでも、普通に嘘を吐くんじゃ今パソや携帯でこのブログを見ている方が面白くないですよね?だから、こうしたいと思います。自分が今から嘘を三つつきます。だけど、その中の一つだけが嘘じゃないんで、それを見破ってください。分かった人は挙手をしてください!傍から見たら、パソコンの目の前で腕を上げ始める人なんて軽く変態ですから!(←死ねでは、いきますよー。1、実は当ブログにある詞は全てでっちあげでできている!!(酷2、実は作者はダンディーでマッチョなおじさまが大好きで仕方が無い!!(変態3、実は作者は、名前がオトコノコな上にプロフィールには『男性』となっている癖に、本当はオンナノコだった!!(黙・・・と、まぁこんなところですかね。なんか、今この問題を解こうとしている人がどの答えを選んでも非常に悲しい気分になりそうなのは気のせいでしょうか?(ぁではでは、無駄で見にくすぎる雑記を失礼いたしました。ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。次の更新からはまたいつも通りに戻りますので、これからもよろしくお願いいたします・・・。あ、ちなみにここでは答えは教えません(酷どうしても知りたいという人は、コメントかなんかで聞けば教えるかも?です。多分(ぇではまた今度の機会にお会いしましょう。
2007年04月01日
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~広くも狭い漠然としたこの世界の中で~悲しみは何かを奪うというけれど笑った数だけ失ったものもある自分の為に笑うこともできないのに誰かの為に笑うことなんてできない幸せは私を救うと言うけれど泣いた数だけ救われたこともある誰かの為に生きることもできなくて弱い自分に優しく悲しく囁いた夜優しさも悲しみも幸せも幼い頃は理想の中にだけ生きていた彼らは夢見る少女を見て笑うだろう涙や痛みに溺れたとき夢見た理想に裏切られた少女は目の前に生きる理想を見て嘘だと気付く誰かの温もりが恋しくて 逃げ出した少女は言う悲劇も喜劇もついには無くなるなら 大した意味は無いと少女はさよならも言わずに 逃げ出したというのに悲劇のプールの中で泳ぎ続けている 大した意味は無いと謳いながら少女は生きている少女は生きているまだ心も生きているだから 彼女は逃げられない誰かの温もりが怖すぎて 泣き出した少女は叫ぶ悲劇も喜劇も意味が無いのなら 死ぬことにも意味は無いの?少女が知ることは無いだろう 花が何故散るのかを悲劇の植木の中で花を咲かすのが 彼女の夢だっただろうか自分の存在が小さくて 笑い出した少女は言う悲劇も喜劇も意味が無いのなら 生きることに意味は無いと少女よ 知ることは無いだろう 人は何故死ぬのかを全てを抱き止めて微笑む母の笑顔 彼女は忘れてしまっていたから彼女は全てを失った悲しみは何かを奪うというけれど笑った数だけ失ったものもある利口な答えが真実というわけではない愚かな答えが真実というわけでもない幸せは少女を救うと言うけれど泣いた数だけ救われることもある全ては嘘と現実に塗れた答え誰にも真実など見抜けないのだろう34作目。表と裏。光と闇。黒と白。この世には全てがあるそれ故に答えは無かった
2007年03月30日
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~愛しき影~ふと見上げた夕焼けがやけに低く見えた午後5時頃涙を隠す君に傷が囁いた未来ふと降ろした記憶の果てに潜む懐かしき空痛みに泣いたあの日 忘れることができない照らされた黒髪がそよそよと 影を作って揺れている愛しき影よ 君は彼女の痛みを知っているだろうか愛し合う僕らが夢見た空 妙に静かに思えたんだ愛しき影よ いつか僕の元へ帰ってくるのだろうかただ「死にたい」と泣き叫ぶ君強く抱きしめた僕には何もできなかった傷ついたのは僕だけじゃない強く抱きしめた心は弱く微笑んだ崩れ落ちるふと見上げた朝焼けが妙に高く見えた午前4時頃心を隠す僕に君が囁いた答え照らされた黒髪がそよそよと 影を作って揺れている愛しき影よ 君が「死にたい」と答えた今日という日は愛し合う僕らが夢見た空 やけに静かな夕暮れの中愛しき影よ それは昨日死んだ者が求めた明日なんだどうか忘れないで欲しいただ「死にたい」と泣き叫ぶ君痛み恐れていた僕には何もできなかったただ「死にたい」と泣き叫ぶ声されど真実の心は求めてはいないただ「死にたい」と泣き叫ぶけど君は本当はそんなの求めちゃいないさただ「死にたい」と泣き叫ぶ君されど本当は「生きたい」と叫んでいるのだろう?午後5時頃 あの日と同じ夕焼け見るたびに泣き叫ぶ黒き胸の傷愛しき影を待ち続ける僕は二度と聞こえぬ君の声を思い出し・・・泣いていた33作目。影はいつも自分達を見ています。「死にたい」「死にたい」だけど「生きたい・・・」愛する君よ 影となれ
2007年03月28日
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~硝子ノ世界~高き太陽が僕の体を照らしつけるふわふわり ふわふわり ふわふわり狭き世界で僕はどこまでも泳ぎ続けるふわふわり ふわふわり ふわふわりそこは孤独で自由な無色の世界だけど『 』 『 』 『 』僕の瞳には広く美しき世界と映った『 』 『 』 ふわふわりガラス玉の中で揺れる視界 何も知らない僕は幸せだった 何も知らない僕は幸せだったガラス玉の中で生きる世界 何も知らない僕は知らなかった 何も知らない僕は愚かだった嗚呼 どこまで続くのだろう道無き道の先 そこに終わりは無いとは悟られずあの光溢れるところまで泳ぎ続けたら 僕は幸せを掴めるのだろうか僕は根暗なスイマー 僕は根暗なスイマー僕は陽気な赤風船 僕は陽気な赤風船矛盾しているね ふわふわり果て無き空から覗きこんだ少年何を誇らしげに僕を見下ろしているの?君のことを僕は知らないけど 僕も笑いながらこう言うんだ「君ト僕ハ同ジダヨ」永遠の道を僕はどこまでも泳ぎ続けるふわふわり ふわふわり ふわふわりいつか世界は終わりを告げるのだろうか?ふわふわり ふわふわり 無知の僕ガラス玉の中で泳ぐ風船 何も知らない彼は幸せでした 何も知らない彼は幸せでしたガラス玉の中で泳ぐボク 何も知らない世界で泳ぐ僕 何も知らない僕は誰なんだ?これが幸せというものだろう道無き道が続き そこに終わりが無いと悟られればあの光溢れる世界まで泳ぎ続けて行き 僕はいつの日か死に絶えるのさ僕は根暗なスイマー 僕は陽気なスイマー矛盾しているね 僕と君僕は根暗な赤風船 僕は陽気な赤風船よく似てるだろう? 僕と君金魚鉢の中で泳ぐ僕より 世界を知らぬ君へふわふわり32作目。貴方は彼の世界を理解できましたか?彼は狭き世界の中にいただから 彼は自分の存在の小ささを知らなかった彼は狭き世界の中にいただから 彼は自分の生き方の愚かさを知らなかった彼は狭き世界の中にいただから 彼は痛みや苦しみを知ることはなかった彼は狭き世界の中にいただから 彼は幸せだった
2007年03月27日
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~碧き湖の底で~目の前に見えるリアルはいつも死と隣り合わせ小さな傷とほのかな嘘に怯えて生きる君胸に沈む心は そんなに小さなものなのかい?心の湖はただ深く深く嘘も愛も優しさも 何もかもを映している心の湖はまだ澄んでいる暗き底に泳いでいる君よ 何に怯えているの?温かな優しさに抱かれて傷ついた君の心愛した人も愛した君も亡くしてしまうのが夢ではない残酷な嘘たちに裂かれて生きてることに気がついた愛した過去も愛した人も亡くしてしまいたくはないだろう?そっと君の湖に優しく手を伸ばすから君よ碧きそこから ボクの手を掴んでくれ目の前に見えるリアルはいつも嘘に溢れている優しい嘘に大きな傷を作られ生きる君君が望む愛とは そんなに腐ったものなのかい?心の湖はただ暗く深い嘘も愛も優しさも 何もかもを映したなら心の湖はまだ澄んでいる暗き底に浮かぶ君よ 何もかもを愛してあげなさい誰かを癒せた優しさも誰かを傷つけた憎しみも今はそっと優しく撫でてあげて欲しい寂れた愛に誘われ心無くした君の声誰よりも君を誰よりも愛し無くした心を取り戻そう残酷なリアルに裂かれて生きていることに気がつけば愛した人も愛した君も忘れてしまうことはないだろう?そっと君の湖に優しく手を伸ばすから君よ碧き心で ボクの手を掴んでくれ31作目。裏切りも、愛も、優しさも、憎しみも、全て同じ“心”です。全部まとめて愛してあげてください。沈む 沈む 沈む君よ 愛する君よ沈む 沈む 沈む君よ ボクを傷つけても良い沈む 沈む 沈むボクも 君と一緒にいたいだけだから・・・深く 深く 沈む
2007年03月25日
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~境界線~ふざけた嘘並べて愛を謳うことが幸せ?嘘だらけの愛に溺れて幸せというのなら誰も愛さなければいい己を騙して媚を売り続けるのが強さ?媚だらけの自分 それで強くなれるのなら誰も死にたいとは思わない弱いことは罪ですか?逃げることは弱さかい?傷ついた自分から目を逸らして 強いと豪語するのが君?痛みを見つめて苦しんで痛みに痛んで泣いてみろ傷ついた自分から目を逸らして 逃げるよかマシだろう君いまだに分からぬ生きる理由この体を傷つけても分からないいくつにも連なる目に見える傷それが強さだとは思えないそれが強さだとは思えない痛みから目を逸らすな苦しみはいつもそこにある悲しみも一緒にいるだろうだけど だけどいまだに分からぬ生きる理由この体を傷つけても分からないいくつにも連なる目に見える傷それが強さだとは思えないいまだに分からぬ生きる理由この心を傷つければ見えてきたいくつにも連なる目に見えぬ傷そこに答えはあるだろうか?そこに答えが今日も傷つけ生きていくこの心を傷つければ分かるだろういくつにも連なる目に見えぬ傷弱さと強さの境界線明日も傷つき生きていくこの心を傷つけても見えないの?いくつにも重なる目に見えぬ闇それが強さだとは言い切れないそれが強さだとは言い切れない痛みから目を逸らすな苦しみはいつもそこにある目の前はいつも暗闇さだけど だけれどいくつにも連なる傷それがお前の生きた証さ見えるのは暗闇光も射さぬ暗闇それでも生きていくしつこく生きていくだって 人間だもの祝・30作目。この世界には理解しきれない法則は山ほどあるけれど、どんな偉い人が作ったどんな法則よりも、誰かの心を理解することはずば抜けて難しいのです。覗いてごらんそこに映ったのは誰?覗いてごらんそこに映ったのは君?覗いてごらん何かが映ったって?もう一度言って何かが映ったのかい?この嘘つきお前なんか死んでしまえ!
2007年03月21日
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~温かな弱さ 寂しげな優しさ~今日も明日も明後日も 人は死んでいくその中の一人に俺もなるのだろうか繰り返し繰り返し繰り返される 死ぬことの意味問いただした昨日 もう帰りたくないさ誰かの為に生きられるわけもなく誰かを救えるわけもないこの弱い手は 何の為にあるのだろう誰かの為に愛していた空自分を愛せるわけもなくもう戻れない 誰も求めてくれやしなかった空は ただ ただ 高く全てを見つめていたあの深遠な世界に届けば 俺は生きる意味が分かるのか枯れた心は何も信じることはできないああ深遠な世界に沈んで 俺は生きる意味を探したい信じること愛すること生きること全て抱いてきた全部信じていたなのに・・・『信じることは怖いこと』『裏切ることは弱いこと』こんなにも傷つきボロボロになるのなら知りたくもなかったさ空は ただ ただ 高く全てを見下ろしていたあの深遠な世界に逝ければ 俺は生きた意味を忘れられる?枯れた心は何も愛することはできないああ深遠な世界に沈んで 俺は生きることを信じたい空は 空は ただ 高い・・・俺を見ているだろうか?その深遠な世界へ逝きたい 俺をそっと救い上げてくれそしていつか愛した全てを信じることができたあの懐かしき過去へと 俺は生きる意味を片手に還りたいから・・・信じること愛すること生きること全て忘れてしまった全て亡くしてしまった俺は・・・29作目。真実というものは知れば知るほど怖いものです。彼は優しすぎた彼は酷く優しかっただから彼は弱かった彼は酷く脆弱だった彼よ空に昇り空で眠りそして 憂鬱に眠れ
2007年03月17日
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~取り残された愛~離れては近付いていく君 馬鹿げてる愛しています それ故 愛することはできず知らないよ知りたくない君 愛してる愛しています それ故 死んでほしいと願う僕愛を失い愛を得て 何を知ることができた?裏切りの上に幸せは成り立つのだろうか君を失い君を得て 何か知ることができる?愛する人 独りになるのが怖くて堪らないだろう?僕を得たいのなら いっそ死んで壊れてください愛の為なら死ねるなんて どこの偽善者がほざいた愛が得たいのなら いっそ君を壊してください愛の為なら死ねるなんて 呟きゃ人を殺めていた僕ハ君ヲ愛セナイ 君ハ僕ヲ愛シテル君ヲ僕ハ愛シテル 僕ヲ君ハ愛シテル?馬鹿げてやがる愛され裏切り恋してる 君は人形さ裏切り裏切り裏切ってる 僕は道化師さ愛を裏切り 君を裏切り 君を壊すことができれば君を愛することができるのでしょう自我を壊して愛を得て 何を知ることができるのさ裏切りの上に幸せが成り立つことはない僕を得たいのなら いっそ死んで壊れてください愛の為なら死ねるなんて どこの偽善者がほざいた愛が得たいのなら いっそ君を壊してください愛の為なら死ねるなんて 呟きゃ人を殺めていた僕を得たいのなら 君を死なせ見つめてください愛の為なら死ねるなんて そんな偽善はいらないよ愛が得たいのは君? いっそ僕も愛することできた時君の為なら死ねるなんて 呟きゃ君を殺めていた救い無き愛の歌28作目。理解してもらえなくてもいい。ただ気付いてほしい。この痛みに。裏切りと痛みの狭間そこは何も無い世界さ裏切りと痛みの狭間誰もが一度は踏み込む世界裏切りと痛みの狭間それはいつも僕らの心に広がっている
2007年03月15日
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~傷、失、愛、故、死~枯れていく笑顔が虚しい怖い 怖い 失ったのは何?散り去った枯木のように深く 深く 壊れてく自我枯れていく花が囁いた種を残し 散れれば幸せと枯れていく私という花怖い 怖い 何も残せていないどうか殺して欲しい 貴方のその綺麗な腕で全てを無くした私が 貴方を失ってしまう前にどうか殺して欲しい 貴方のその優しい声で全てを無くした私が 愛を失ってしまう前に離れたくない 失いたくない だけど何もかも奪われた私 貴方を傷つけたくないから離れゆこう 失ってしまうだろう だけど何もかも奪われた私 貴方を傷つけないならどうか殺して欲しい 貴方のその綺麗な腕で全てを失った私が 最期に残した罪どうか殺して欲しい 貴方のその深い愛は全てを失った私に 何を語りかけるのだろう・・・貴方の笑顔が眩しい強く 深く 愛していた私貴方が握る指輪私の 最期の たった一つの幸せ離れたくない 失いたくない だけど何もかも奪われた私 貴方を傷つけたくないから離れゆこう 失ってしまうだろう だけど何もかも奪われた私 貴方を傷つけないなら抱きしめたい 抱きしめられない 貴方何もかも奪われた私 最期に求めていたのはどうか殺して欲しい 貴方のその優しい愛で全てを失った私を 貴方は許してくれますか?どうか殺して欲しい 私はただ叫び続ける全てを失ったとしても 貴方まで失いたくないからどうか愛して欲しい・・・さようなら さようなら さようなら誰よりも愛した貴方 最期まで笑顔でいて欲しいさようなら さようなら さようなら誰よりも愛した貴方 貴方の笑顔は忘れないから・・・27作目です。ちょっと読みにくい詞になりました。すみません。傷つけた私失いたくなかった貴方愛していた故に選んだのは共存ではなく死嗚呼 貴方が泣いている嗚呼 貴方の笑顔はどこへ?嗚呼 逝って気付いた嗚呼 私は愚かだ嗚呼 最期に私が残した罪嗚呼 貴方を残した私嗚呼 貴方も失ったのね・・・
2007年03月11日
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~少年の夢~少年の心の奥底に眠っていた夢は 光り輝いたけれど脆かった押し付けられた現実 始まりのない終わり全ては妥協で出来ていた少年の心の奥底を抉り取る現実 絶望に満ちていたけれど現実だったむせび泣いた記憶と 常に繰り返す悲劇全ては妥協で出来ていた歩き疲れたのなら立ち止まればいいそこで瞳に映るのは きっと希望ではないけれど歩き疲れたのなら振り返ればいい彼の瞳に映る母 涙と共に手を振っていますか?彼は言った愛して欲しい 細くも脆いその腕で抱きしめて日に日に黒く染まっていく現実に 恐れながら死にたくない愛したのならば 細くも強くその腕で抱きとめて日に日に黒く染まっていく現実と 輝ける昨日を思いだすけれども明日は昨日ではない少年の心の奥底に沈みこんだ今は 黒く淀んで更に染まっていく押し付けられた現実 慣れてしまった痛み彼は言った僕は明日に進むのが怖かったけれど昨日に戻るには弱かった左様なら 太陽など見たくはないさ愛して欲しい 細くも脆いその腕で抱きしめて日に日に黒く染まっていく現実に 恐れながら死にたくない愛したのならば 細くも強くその腕で抱きとめて日に日に黒く染まっていく現実と 輝ける昨日を思いだす愛して欲しい 弱くも脆いその愛で縛り付け日に日に黒く染まっていく今から 輝いた昨日に戻りたい助けて欲しい 細くも脆いその腕で抱きしめて日に日に薄く途切れていく意識が 最期の刹那に見たものは泣かずに手を振る母の姿彼は泣いた26作目。夢、それは希望と絶望の両方を持ち合わせています。何気なく使っていた『さよなら』何も思い入れはなかったさだけど泣かずに母が言った『さよなら』少年は何を思うのだろう?
2007年03月10日
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~黒い太陽~嘘吐き笑う糞虫が 脳内ガチャガチャかき混ぜる空に浮かぶ黒い太陽は 皆に平等に光を浴びせ気取って踊る害虫が 脳内へらへら笑い合う空に浮かぶ黒い太陽は いつも虚構の光を浴びせ偽善だらけの太陽が 今日も俺達を照らしつける嘘塗れの愛なんか千切って投げ捨ててしまえ偽善だらけの太陽が 意味無い問題提示するそんな馬鹿げたことよりも 明日を見つめる両目をおくれぐちゃぐちゃにバラバラに 踏み潰してやるよ死ぬまでお前等の口から洩れてくる汚い愛よりはマシだろ?ぐちゃぐちゃにバラバラに 磨り潰してやるよ死ぬまでお前等の脳から洩れてくる偽善の愛よりはマシだろ?誰か俺に生きる意味を教えてくれ嘘吐き笑う糞虫は 汚いツラして笑い合う空に浮かぶ黒い太陽は 皆に平等に光を浴びせ気取って踊る害虫は 人体バラバラ死んでいく空に浮かぶ黒い太陽は いつも平等に光を浴びせるのさ偽善だらけの太陽は 今日も俺達を照らしつけるぐちゃぐちゃにバラバラに 踏み潰してやるさ死ぬまでどこにでもありふれて腐ってる汚い愛よりはマシだろ?ぐちゃぐちゃにバラバラに 擦り潰してやるよ死ぬまでお前等の口から洩れてくる体液は綺麗な色してたそうさぐちゃぐちゃにバラバラに もがいてみろよ死ぬまでどこにでもありふれて腐ってる汚い愛で満足ですか?ぐちゃぐちゃにバラバラに 踏み潰してやるさ死ぬまでどこにでもありふれて腐ってる汚い愛で沈んでいけ誰カ俺ヲ愛シテクレ今日も太陽は沈んでいく25作目。ありふれた愛の歌なんて聴きたくない。それで救われるなら誰もが幸せです。へらへら笑う糞虫が 15インチモノクロテレビの中で歌っていた『愛あらば皆幸せ~♪』死んでくれ
2007年03月05日
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~桜咲く~今まで歩いてきた道に 続く僕とキミの足跡どこまでも続くと思ってた けれど それでも知っていた今まで歩いてきた道は 僕とキミだけの轍どこまでも続くと思ってた けれど すぐに知ったんだこんな幸せな時間も いつかは終わりを迎えること悲しいときも幸せなときも 分け合って生きていくと誓い合ったあの日は遠い空寂しいときも涙しそうなときも 手を繋いで生きていくと誓い合ったあの日は桜色数え切れないほどの出会いと別れを重ねて数え切れないほどの涙と笑顔を越えて僕らは大人になっていくあの日流した涙も あの日笑い合えた日も今はもう戻ってこないけどそれでも忘れたくない『コト』があるんだ桜が咲いたのなら お別れをしようキミがいないことを知って僕は涙するだろう だけど涙が溢れるのは きっと悲しみじゃないそれはきっと・・・“悲しいときも幸せなときも 分け合って生きていこう”誓い合ったあの日は遠い空寂しいときも涙しそうなときも 手を繋いで生きたいけれど涙色と共に この手を離した・・・数え切れないほどの出会いと別れを重ねて数え切れないほどの涙と笑顔を越えて僕らは大人になっていくあの日話した夢を キミと誓い合った日も今はもう戻ってこないけどそれでも忘れたくない『ヒト』がいるんだ数え切れないほどのキミとの思い出をムネに数え切れないほどの喜びと悲しみを越えて僕らは大人になっていくあの日流した涙も あの日一緒に笑い合えた日も今はもう戻ってこないけどそれでも忘れたくない『キミ』がいるんだ桜が咲いたのなら お別れをしようキミがいないことを知って僕は涙するだろう だけど涙が溢れるのは きっと悲しみじゃないそれはきっと キミと出会えて幸せだったから『キミ』と出会えて幸せだったから・・・僕は笑顔で手を振ろう・・・24作目。女性に歌って欲しいような詞を作ってみよう、って思ってできたのがコレ(笑)それ故にいつものブログの雰囲気と反してしまいました。ダークなのが好きな方、ごめんなさい。前向きなのが好きな方、お待たせしました(ぇキミが笑っていられるなら 僕はこの手を離そうキミが幸せでいられるなら 僕は笑っていようキミが悲しまないようにキミが泣かないようにキミも笑顔でいられるように・・・
2007年03月03日
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~桜散る~桜木の下で出会った日のこと今でもはっきりと思い出せるあの日の空 あの日の雲そして あの日の貴方の笑顔も桜木の下で話した二人の未来今でも切なく夢見ているあの日の声 あの日の愛そして あの日の貴方の笑顔も今年も桜が舞い散る そっと思い出したあの日の記憶ふわり手の平に舞い落ちる桃色の羽 君の命と似ている色だった今年も桜が舞い散る そっと思い出したあの日の笑顔ふわり手の平から舞い落ちた桃色の羽 君の命と似ている色だった二人が出会ったあの桜は 今年も綺麗に咲き乱れている空へと舞い上がる桜を 思い出すのは刹那の愛二人が出会ったあの桜は 今年も綺麗に舞い散るのでしょう空へと舞い上がる人を 思い出すのは刹那の過去分かち合った幸せも痛みも 今では桜と共に舞い落ちた枯れた桜が悲しげに 僕を見下ろしたあの季節桜木の下で輝く二人の未来今では枯れ果てた儚い夢君に会いたい 君に伝えたいだから あの日のように笑いかけて欲しい今年も桜が舞い散る 静かに蘇るあの日の笑顔そっと手の平から舞い落ちた桃色の羽 それはきっと君の命だった・・・二人が出会ったあの桜は 今年も綺麗に咲き乱れている空へと舞い上がる桜は 届くのだろうか愛する君へ二人が出会ったあの桜は 今年もいつか枯れ果てるのだろう空へと舞い上がる人を 思い出したけれどもう遅く二人が信じたあの未来は 桜と一緒に空へと還すことにした空へと舞い上がる想い 届いて欲しい愛する君へ分かち合った幸せも痛みも 今では桜と共に枯れ果てた咲いた桜が悲しげに 君を見上げたあの季節もしももう一度 もしももう一度あの日と同じ桜が咲いたなら この気持ちを伝えたいから二度と戻れない 二度と還れないあの日と同じ桜が咲いたなら 桜と共に君に会いに逝くあの日と同じ桜が咲いたなら 二人が出会ったあの桜へと還ろう・・・23作目。自分にしてはストレートな詞なんで意味は分かり易いかと。あの日と同じように舞い散る桜にそっと呟いた“あなたに出会えてよかった”
2007年02月28日
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~黒き空と深き海~そこは深い深い闇の底自分という海に沈んでいく俺が見上げたのは 黒という名の空そこは暗い暗い闇の底絶望の底に沈んでいく俺が最後に見た 黒という名の空騙し騙され騙し続けた自我もう何も怖くは無い もう全て失うから殺し殺され殺し続けた心もう何も失うことは無い もう何も無いから悲鳴を上げろ誰も救っちゃくれやしない そこは孤独の海さ水面に映る道化師が俺に笑いかける悲鳴を上げろ誰も救っちゃくれやしない そこは絶望の海さ水面に映る道化師が楽しげに嗤ったそこは深い深い闇の海己という海に沈んでいく俺が見上げたのは 黒という名の心騙し騙され騙し続けた俺もう何も怖くは無い もう全て失ったから壊し壊され壊し続けた自我もう何も失うことは無い もう何も無いからそっと振り向いてみた 暗く深い夜道を今では海に沈んで分からない轍 だけどそこには確かに道があったそっと覗き込んでみた 闇に眠る心を今では空に沈んで分からない黒 だけどそこには確かに俺がいた悲鳴を上げろ誰も救っちゃくれやしない そこは孤独の海さ水面に映る道化師が俺に笑いかける悲鳴を上げろ誰も救っちゃくれやしない そこは絶望の海さ水面に映る道化師はそうこの俺だった悲鳴を上げろ明日はやってこないだろう そうさ孤独な空が水面に映る俺の姿をいつも照らしつける悲鳴を上げろ誰も救っちゃくれやしない 暗く深い闇の果てで水面に映る俺の姿がただ己を騙し続けていた騙し騙され騙し続けた殺し殺され殺し続けた壊し壊され壊し続けた俺という名の黒き空21作目。己を騙しても、ただ生まれるのは深き闇と黒き空。自分を騙し続けていた深き闇がまた生まれる己を殺し続けていた黒き空がまた生まれる壊しては生まれる闇の世界それは弱くも愚かな道化師空を騙し続けた 俺というの名の黒き心
2007年02月26日
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~翼無き蝶~あなたの蜘蛛の巣にかかった私をあなたの汚れなき棘で殺して腐敗していく私の心がいつもあなたを求めているわ徐々に蝕んでいくあなたの声私の甘く赤い体をどうか食いちぎってあなたの蜘蛛の巣にかかった私をあなたの汚れなき愛で壊して徐々に蝕んでいくあなたの棘私の甘く脆い心をどうか食いちぎってそう私は翼無き蝶 逃げる当てもなく甘い蜜を啜って花から落ちた先には蜘蛛の巣を張ったあなたが…そう私は翼無き蝶 飛べることもなく甘い蜜を啜って花から落ちた先の あなたに甘く喰われてしまうの心も 体も腐ったのは体ではなく私の心腐ったのは罪ではなくあなたの愛誰よりも愛しているわ蜘蛛のあなたさぁ 存分に召し上がれそう私は翼無き蝶 逃げる当てもなく甘い蜜を啜って花から落ちた先には愛の巣を張ったあなたがそう私は翼無き蝶 よがる人もなく甘い蜜を啜って花から落ちた先の あなたに赤く甘く喰われるさぁ 存分に召し上がれ私のこの柔らかく甘いこの体をさぁ 存分に壊して私のこの腐り果てた弱いこの心をさぁ 存分に召し上がれあなたの毒混じりの綺麗な棘で心も体も全部 喰い散らかしてください21作目。自分、こういう詩大好きなんですよ。どうしてか。最初から空高く飛べるはずもなかった私は最初からあなたの巣から逃げられるはずもなかった左様なら全て奪ってくださいこの背中のように この翼のように 心も一緒に削いで剥いで壊し腐らせそして美味しく食べてください私の甘く赤い心を 喰い散らかしてください
2007年02月22日
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