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「光る君へ」が面白い。
実際の源氏物語で語られる内容と、一条天皇や道長をメインとした宮廷生活とを
有機的に結び付けて進むストーリーが斬新で、
来週はどうなるのかと楽しみになる。
定子をていし、彰子をしょうしと音読で習った身には、
訓読されると脳内変換が難しかったのだがそれも慣れてきたし、
紫式部も娘の反抗期には手を焼いていたようで、
なかなか面白い。
劇中「子ゆえの闇(人の親の 心は闇にあらねども
子を思う道に惑いぬるかな)」
もチラッとでてきて、「はいはい、今も変わりませんよ」
と苦笑しながら見ている。
もう退場してしまったが、夫の宣孝が火桶の灰をかけられた姿は、
源氏物語の鬚黒大将を思わせて楽しかった。
中で一番驚いたのは、賢子が夫・宣孝ではなく
道長の子であるという設定ではなかろうか。
「へーえ、そうくるんだ!」
と、思い切った展開に道長と賢子がどう絡むのかを期待したのだが、
今の所まだ先は読めない。
先というと、
彰子に愛情いっぱい育てられた定子の息子・敦康親王のことが気にかかっている。
二人の親密さに、母を亡くした光源氏が義母の藤壺中宮を慕う姿に重ねるのは、
私だけではあるまい。
今はまだ髪をみずらに結った可愛らしいこども姿であるが、
元服したら彰子中宮の寝所を密かに訪うのではないかと危惧している。
お部屋の名前も藤壺ではないか。
音楽も先週はチェロであったが時には和楽器あり、ホルンあり、
リュートまで聞こえてきてそれも楽しい。
曲想はどこかで聞いたことのある映画音楽やラフマニノフ風といったところだが、
それも楽しく聞いている。
年末近くになると急にドラマがドタバタ進展して終わるのだが、
最後まで丁寧に楽しませてくれることを期待したい。
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