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名古屋市の西山浄土宗 善光寺で鉄筋コンクリート造の本堂を造っています。
この本堂の屋根は入母屋造りなので、妻面に三角形の壁ができ、お寺独特の意匠が施されます。
そのデザインの全貌が出来上がってきました。大きな鬼瓦といっても、鬼の顔ではありません。経文と呼ばれている品のいい形です。
その下に屋根の流れに沿って破風板が優美な曲線を描いています。この板には数本の平行線が彫りこまれていますが、これは、雨水が切れやすいようにした水切り突起です。これを眉と呼んでいます。
破風の中央に大きな木の彫刻が吊り下がっています。これは懸魚(げぎょ)と呼ばれていますが、もともとは、棟木の小口を雨風から守るための板です。だから、年代が古い伽藍の懸魚ほど小さく、装飾もシンプルです。
以上が入母屋造りの妻壁装飾の三点セットです。その他に、虹梁、蛙叉、笈形・・・などいろいろな意匠が施されます。このお寺は浄土宗なので、優しい曲線を多用しましたが、禅宗の伽藍ならもう少し直線的なデザインを採用します。
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