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突然鳴り響く携帯の呼び出しのメロディ…鞘根虹香の“つきのかがみ”。律は、アイスの棒をくわえたまま、テーブルに置いてあった自分の携帯に手を伸ばす。「はいはい…栄子?」 受話器を耳にして、ごろんとソファに横になる。テーブルを挟んだ向こうでは、由がピアノの練習をしている。「…なに? 早口すぎてわかんね。もちょっとゆっくり…」『逸くん今何処にいるかって聞いてるの!』 怒ったような栄子の声が、律の耳に突き刺さる。へ? 当然律はまだ状況を把握できていない。「さぁ…、ウチにはまだ帰ってないみたいだけど?」『逸くん、何者かにさらわれたかもしれない! S駅前のスタバで、男二人組に車に乗せられてた! 多分逸くんだと思うんだけど…携帯に電話しても、全然出ないし!』「ハァ? なにそれ。」『意識ないみたいな感じだった!』 矢継ぎ早にまくし立てる栄子の声に、律もさすがにこれはなんかあったに違いない…と思った。「ちょっと待って…由、逸って、どこに行ってるか知ってる?」 律はとりあえず由にそう聞いてみる。と、由はピアノを弾く手を止めて、しばらく首を傾げてから言う。「帰る時に、靴箱のところで智史くんと一緒にいたのは見たよ。そのあとは知らないけど…。」 律はさんきゅ、と短く由に言って、栄子との電話に戻る。「とりあえず、智史に聞いてみるよ。なんかわかったら連絡する。」 通話を終え、アイスの棒をゴミ箱に投げ入れて、すぐさま律は智史に電話をする。「もしもし、智史? お前、今逸と一緒にいる?」『逸? …ううん、今は一緒じゃないけど?』「今は? いつまで一緒だった?」 律が問い掛けると智史は考えて、素直に答える。『一時間半くらい前まで? 逸、真咲から電話があって、なんか財布落としたみたいだから迎えに行ってくるって、地下鉄のT駅で別れたよ。…なに? なんかあったの?』 真咲からの電話で…? 律は首をかしげる。さっきの栄子の電話では、真咲のことは全く話に出ていない。逸は、真咲に会ったのか? それとも…?「智史、今何処にいる?」『家。』「わかった。今からそっち行くから。行ってから、詳しく話す。」 律は手短に電話を切る。由が、そんな律の様子を不安げに見ていた。「…いっちゃん、なにか、あったの?」 わけもわからずおろおろしている妹の頭を優しく撫でて、律は笑って見せる。「…なんもないと思うけど? とりあえず智史のとこ行ってくるから、もし逸から連絡あったら電話して。あ、真咲から連絡あったりとか、帰ってきたりでも。」 そう言い残して、律は智史の家に走る。「なんだかわかんないけど、とりあえず逸と真咲の携帯に掛けてみた。二人とも出なかったけど…。」 律が智史の家に着くと、智史がそう言いながら出迎えてくれた。やっぱり、なにかあったんだ。律は確信する。 徒歩で五分の道程をダッシュで三分でやってきた律は、苦しそうな息を整えてから、そのまま玄関先でようやく智史に事情を告げる。「実はさ、…さっき栄子から電話があって…」 律の話を最後まで聞いて、智史は即座に思ったことを口にする。「ゼロプロ…?」「…って、あの名刺のヤツ?」「うん、逸と別れる前、二人で紫さんに会いに行ってたんだ。ひょっとしてあの名刺の人知ってたりしないかなって…確率はゼロに近いと思ってたんだけど。」 智史は逸とKMミュージックプロダクツに行って掴んだ情報を律に聞かせる。「…嘘…マジで? あの名刺のヤツ…鞘根虹香の…?」「なんで逸に目をつけてんのかはわからないけど…女の子たち使ってあんなバイトさせて…逸の周りに女の子たちがいなくなったら、最後は逸に接触するのは間違いない。」「でも…じゃあ真咲は? 真咲から電話があって、逸は行ったんだろ?」 うーん、と智史が渋い顔をする。律はまさか、とさらに眉をしかめる。「…真咲は真咲で、遺産の関係で危ない目にあってたり…?」 律が最悪な想像をしたその瞬間、律の持っている携帯が鳴り響く。場違いか、そうでないのかわからないが、鞘根虹香の“つきのかがみ”。逸か? それとも真咲? 淡い期待を抱いて律は電話に出る。「はい…あ、志信ちゃん?」 予想外の相手だった。『律先輩、逸先輩って、今一緒ですか?!』 血相を変えていそうな電話の向こうの声…栄子の時と一緒だ。「逸を、どっかで目撃したの?!」 なるべく冷静にとは思ったものの、語尾は荒々しくなってしまった。『見たのはあたしじゃないんですけど…S駅前のスタバで、倒れたの運ばれてるの見たとか、S区のビルに、担ぎ込まれるの見たとか、そういう情報がいっぱいきてて…。例の、ストーカーの事件と絡んでるんじゃないかと思って…!』「S区のビル?! …詳しくビルの名前とか位置とか、わかる?」 律が尋ねると、受話器の向こうで志信はすぐに答える。『S区の…環状線沿いの、喜多岡ビルっていう所らしいです!』「ありがと! またなんかわかったら連絡して! あ、志信ちゃん、真咲は? 真咲はどっかで見なかった?」『…小林くん? 小林くんは…わかんないです。小林くんも、なんかあったんですか?!』「いや、いい。ありがとね!」 律は電話を切って智史と顔を見あわせる。S区、環状線沿い、喜多岡ビル。「とにかく急げ!!!」 二人同時に、家を飛び出す。
August 27, 2007
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昨日は待ちに待った紅茶教室の初日でした。月1回を6回、つまり6ヵ月のコースです。申し込んでからほぼ5ヵ月…。途中申し込んだことを忘れてた時もあったかも(^_^;)会場は、ウチから車で20分の、わたしのお気に入りの喫茶店(というか紅茶専門店ですね)、TEAS Lyin-an です。そこのオーナーさんが講師です。紅茶教室…。いちおそれなりの紅茶の知識がある(…と思っている)わたしには、ちょっと物足りないかもなぁ…と正直思っていました。紅茶の淹れ方~なんて話ははっきりいってどの本読んでも一緒だし…。でも申し込んだのは、紅茶教室をいつか開きたいなぁと思っているので、そのノウハウの勉強になればいいな、と思ったから。まぁ講義の内容は知ってることばかりでも、雰囲気とか、毎回出るお茶とお菓子とか、紅茶好きのお友達ができたらいいなとか、そっちを目当てにしてたんです。行ってみて。…物足りないだなんて、とぉんでもない!!!オーナーさんの話は、まぁ当然知っている話もあります。ですが!!!オーナーさんは昔エンジニアをされていた、かなり研究好きな方で、それはそれはいろんな紅茶に関する独自の研究をされているのです。研究に基づいたお話が、その研究のビデオを見ながら聞けるので、すごく興味深いものでした。普通の紅茶教室じゃありません。どっちかっていうと、大学の講義みたい。素敵なカトラリーでお茶とお菓子を食べながら、ってトコが大学とは違うけど。今回の講義で心に残ったことは、「紅茶は、ジャンピングするから美味しくなるのではなく、ジャンピングする状態の熱湯で淹れるから美味しい」ということ。ジャンピングは空気がたくさん含まれているんだよという一種の目安であって、ジャンピングという現象自体は、紅茶の味を美味しくする要因ではない、んだそうです。だからうまくジャンピングしなかったからといって、そのお茶が美味しくないということではないんです。そして、「紅茶を美味しく飲むためのポイントは、たった一つ。それは良質の美味しい茶葉を、充分な量だけ使う」ということ。あとは個人のお好みで、自分が美味しいと思うやり方で淹れればいい、とのこと。これは昔、わたしが一番最初に参加した紅茶教室の先生もおっしゃっていました。紅茶というとゴールデンルールとか、堅苦しく考えがちなものですが、そんな面倒なことじゃない。自分が美味しい飲み方だと思って淹れたお茶が一番美味しいのだと。全くその通りだと思います。だって熱湯で淹れない水出し紅茶だって美味しいじゃないですか。そんなこんなで、2時間の講義は興味津々のままあっという間に終わってしまいました。来月は「美味しいアイスティーの淹れ方」です。今からとても楽しみです(^^)ちなみに昨日出た紅茶&お菓子は、キャンディ、ヌワラエリア、ウダプッサワラとプレーンなシフォンケーキ。シフォンケーキがとても大きくて、こんなに食べれるかな~…と思いきや、全然そんな心配は要りませんでした(-_-;)もちろん美味しかったです♪写真を撮っていいかわからなかったので、撮ってません。ベタベタ文章ばかりでごめんなさい。
August 14, 2007
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二十分ほどでS駅に到着。人通りの多いスクランブル交差点の向こう、真咲に指定されたスタバが見える。けっこう人がいるなぁ…。 信号が青になる。オレはまっすぐスタバを目指して歩く。ようやく太陽の日差しも西に傾きかけ、幾分涼しい風が交差点を通り抜ける。 店内は混み合っていて、席もなさそうだ。とりあえずオレは真咲の姿を捜す。…店内ぐるりと見渡してはみたものの、真咲の姿は見当たらない。 …まだ着いてないんかな? そう思った、その時。「…新藤逸様、ですね?」 大人の男の人の声と共に、肩を叩かれてオレは振り返る。オレを呼んだ男の人は、このクソ暑いのにぴしっっとスーツを着こなした、落ち着いた感じの…あぁ、この人見たことある…何処で会ったんだったっけ…。 思い出せずにぽかんとしていると、その人は困ったように微笑んで口を開く。「あぁ、すみません。小林真咲の後見人の、湯浅と申します。一度、お会いしましたよね?」 …思い出した。真咲の後見人…前に、智史がストーカーと間違えて捕まえた人だ。「覚えてます。その節は、失礼しました。」 今更だけど慌てて謝罪すると、湯浅さんはまた微笑んで首を左右に振る。…なんつーか、温和な人、だなぁ…。「お呼びだてしてしまってすみません。真咲様ももうすぐこちらに到着すると思うのですが…。」 湯浅さんはオレに申し訳なさそうに言う。あんまり丁寧なので、こちらこそ先に着いてしまってすみませんと謝ってしまいそうになる。 目の前の席が空いたので、とりあえずオレと湯浅さんはそこに座る。湯浅さんはオレに注文を聞くと、ぱきぱきとカウンターにオーダーしに行く。う~ん、真咲、いつもこんな待遇なのかぁ…なんか、どっかの王子様みたいだな。 しかし…。 オレはぼんやりと店の外を眺める。学生やらサラリーマンやら買い物中の女の人とか…あらゆる種類の人々が、スクランブル交差点を横切ってゆく。 …湯浅さんまで来るってことは、真咲の言う「姉のことで相談」って何だろう…。よほど大事な話なんじゃないのか…? お姉さんに会える♪…なんて浮かれてる場合じゃないのかも…。 さっきまでの自分をちょっと反省していると、湯浅さんが戻ってきた。オレの頼んだアイスのキャラメルマキアートをオレの前に置いて、自分のエスプレッソをテーブルに置きつつ、座る。「飲んで、待ってましょうか。」 にっこり、湯浅さんがまた微笑む。柔らかい表情は、人を和ませる力がある。 オレはキャラメルマキアートを一口飲む。が、あまりに暑かったので、すぐに半分以上一気に飲んでしまった。喉が渇いていたのだ。 湯浅さんは柔和な顔のまま何も語らずそんなオレを見ている。 …あれ…、おかしいなぁ…なんか、急に、眠気が…? こんな時になんでオレ、眠くなっちゃうかなぁ…。ぶんぶんぶんっっ…と頭を振って睡魔を追い出そうとするが、到底かなわない。「すみ…ません…、なんか、…眠くて…」 コーヒーって、目を覚まさせる効力があんじゃないのか? でも全く正反対に、オレの瞼は今にも勝手に閉じようとする。「真咲様が来るまで、少しお休みになってはいかがですか?」 湯浅さんの優しくささやくような声が、どんどんフェードアウトしていく…。 とうとう、オレは、意識を手放した…。それ以降のことは、次に目を覚ますまで、何も覚えていない…。 逸の腕がだらり、とスタバのソファの外に落ちる。…すっかり熟睡しているようだ。湯浅は逸の腕を戻してやる。が、全く起きる気配はない。 にっこり。湯浅はその口元にまた笑みを浮かべ、自分の胸のポケットから携帯を取り出し、どこかへ掛ける。「…加藤? 大至急、車を回してくれますか? …そう。S駅前のスターバックスまで。」「栄子、あれ…お前の友達じゃないか?」 時は十数分後、S駅前スクランブル交差点、スターバックスの横の雑貨屋でローズクォーツの指輪に目を奪われていた栄子は、彼氏のその声に振り返る。「え? なに?」 栄子が指輪を元あった場所に戻して彼のそばに行くと、彼はスターバックスの入口付近に目を向けている。つられて栄子もそのほうに目をやる。「…逸くん?」 …制服は、稜星の制服。うなだれているので顔はよくわからないが、褐色がかった茶色い髪の色とかほっそりとした体のラインとか…逸に似ているといえば似ている。かちっとしたスーツ姿の三十代半ばの男性が、その肢体を抱えている。もう一人の、スーツの男性…こちらはノーネクタイで、ちょっと堅気っぽくはない感じの男が、横付けしてあるワンボックスの車のドアを開けている。「意識、ないような感じだな…。」 栄子の彼氏が呟く。…妙な胸騒ぎが、栄子の体を駆け巡る。…なにが、起こったの? はっとして栄子は逸の元へと駆け寄っていく。しかし逸はワンボックスカーに乗せられて、車は発進していってしまった。「なんか、嫌な予感がする…。」 栄子は去っていってしまった車の方向…綺麗過ぎる夕焼けの方向を見つめて、そう呟いた。
August 10, 2007
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先程の続きでございます…。あんまり長くて一気にひとつの日記に入りませんでした…(>__
August 3, 2007
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もう1週間以上前の話になりますが、1泊2日で諏訪・蓼科・ビーナスラインに行ってきました。前回の京都旅行の反省を踏まえ、今回はのんびりゆったりしよう、ってことで。あまり細かくプランは立てずに、だいたいこんな感じかなぁ…くらいで。さすが信州、名古屋の蒸し暑さが嘘のように清々しい夏!ちょうどニッコウキスゲも満開の、ビーナスラインをドライブしてきました~(^^)1日目。まずはワイドビューしなので塩尻まで。旦那様がまだしなのに乗ったことがない、乗りたい、というので決まった信州旅行。まずこれが第一目的でした。わたしは以前、友達と松本や白馬に行った時にしなのには乗ったことがありました。…あまりの揺れに乗り物酔いをしたのでよく覚えています。…案の定、今回も途中で頭が痛くなってきちゃいました。おまけにおなかの調子も良くなくて、トイレに行ったら揺れがさらにひどくて余計気持ち悪く…(-_-;)塩尻に到着して、名古屋とは全然違う涼しい風を感じて、ようやく良くなりました。塩尻から茅野まで、たった20分だけど特急あずさに乗りました。塩尻での乗換えが思ったよりきつくて(3分しかないのにホームは端と端!)、あずさに乗り込んだ瞬間ドアが閉まる…自分たちの席は乗り込んだ車両からはかなり遠く…ようやく席を見つけた時はもう次の停車駅・下諏訪。なのであずさで座ってたのは下諏訪~上諏訪~茅野までの正味10分くらい? …短いあずさデビューでした。茅野駅に着いて、レンタカーを借りて、さぁ1日目の目的は諏訪大社めぐり!諏訪大社は上社前宮、上社本宮、下社春宮、下社秋宮…の4社に分かれていて、その4社を全部回ろう! というのが1日目の大まかな予定。まずは茅野駅から一番近い、上社前宮へ。上社前宮は、森の中って感じ。観光客も少なく、ひっそりとしていました。ちょっと曇り空で、時折雨がぱらついていたので、余計かもしれません。横は畑、背後は山。小川が流れる里のお社…といった風情。7年に1回開催される、あの有名な御柱祭り(山の上から大きな杉の木の柱を、大勢の男の人たちが引きずるというか引きずられるというか…必ずニュースで放送される、あのお祭りです)で使われた柱が4本、お社の四方を取り囲んでいます。 迫力の御柱結界、ってことかなぁ。次に訪れたのは前宮から車で10分弱離れたところにある、上社本宮。こちらは前宮とは違って、観光バスが何台も止まっている大きな駐車場のある、いかにも観光名所なところでした。参道にもおみやげ物屋さんがずらり。前宮から来たわたしたちにはちょっと興ざめ感が…。でも境内に入ると、ぜんぜん、本来の神社の威厳っていうのかな…品格みたいなものが、ずどぉんと心に押し寄せてくるような感じ。…前宮とは違って派手だけれど、派手だからこその歴史の重みというか…上手く言葉になってませんが、そんな感じです。とにかく建造物がすごい。長い回廊とか、日本一の大きさの太鼓(牛の1枚皮らしい)とか、ずっとずっと昔からこんな空気だったんだろうなぁ…武士の時代、いやいやもっと前かもしれない時代に、タイムスリップしたみたい。 本宮の回廊このころには晴れ間が広がっていて、社殿はキラキラと光に包まれていました。もちろん本宮にも、4本の柱は立っています。…ただ奥の2本は参拝コースからは見えないようで…見れませんでした。残念。さて諏訪湖方面に向かって今度は下社2社へ。その途中でお昼ごはん。信州へ来たからには、やっぱりお蕎麦でしょう。上諏訪の駅近く、ホテルが立ち並ぶ繁華街にある、お蕎麦屋さん、八洲(やしま)。かなり老舗らしく、入ってすぐ目につくところに、三島由紀夫のサインが!!! あ、あと新田次郎のサインも。なんでも昭和天皇皇后両陛下にも献上したことがあるとか。わたしは天ざるを食べましたが、うん、ちょっと硬めのコシがあって、美味しかったです。諏訪大社めぐりに戻ります。次に向かったのは下社秋宮。こちらも本宮ほどではないですが、観光バスが止まっていて、かなり観光名所っぽい。この旅行のために買ったガイドブックにも、この下社秋宮しか紹介されてなかった。本宮ほどではないけれど、こちらも境内は広い。御柱は4本とも確認できたけど。でも感じる空気はちょっと違ったかな。本宮はずどぉんって感じだったけど、秋宮は穏やかぁな感じ。優しく見守ってくれているような、母性的な感じ?確かにガイドブックなどによると、上社には男の神様が、下社には女の神様が祭られているそうで、そんな感じがするのも納得?そうそう、冬に諏訪湖が凍って、昼と夜の気温の温度差によって亀裂が出来てせりあがる「御神渡り(おみわたり)」の現象も、上社の男神様が下社の女神様に会いに行く足跡なんだそうです。 秋宮の神楽殿秋宮の神楽殿の大しめ縄は圧巻です。その重さは1トンとか。最後は下社春宮。ここはなんだか懐かしいような、子供の頃遊んだような神社でした。実際、近所に住む小学生がここの境内を通学路にしているらしく、遊びながら帰っていく子供たちの姿を何人も見かけました(中には挨拶してくれた子も。このご時世にちょっと感動)。 向こうに諏訪湖が春宮は秋宮と対になっており、伽藍配置(っていうのかな…これってお寺の用語?)も全く一緒なんだそうです。が、春宮は観光名所観光名所してないので、秋宮よりさらに静かで落ち着いた優しさ。なんてったって毎日子供たちの通学を見守っているんだから、優しく感じるのは当たり前なのかも。…でも、この子たちこんな木が生い茂ってる神社を通ってて、変質者とかいたらどうすんだろ…とちょっと心配にもなりました。春宮がずっと子供たちを見守ってくれることを祈ります。4社ゆっくり回っていると(京都での教訓を生かしてみた)、全部巡り終えた時にはもう既に17時近く。下諏訪から茅野へ戻り、ビーナスラインを走りつつ、お楽しみの宿泊先へ。泊まったのは蓼科高原を少し越えた、ビーナスライン沿いにある露天風呂のオーベルジュ・つつじとかえで。そこの別館・離れの隠れ家「かえでの間」です。アコガレの展望風呂付きの離れです♪ お忍び旅行みたい♪(…忍ぶことなど何もないのだが…気分の問題♪)ちょうど着いた時にはテラスが夕日に照らされていて綺麗でした。 夕日のテラスついたら早速晩ごはんです。本館に泊まるお客さんは本館にあるレストランでフランス料理のコースをいただくのですが、離れのお客さんはお部屋食。これもなんか嬉しい♪オーベルジュなだけあって食事は最高! 自家製パンの美味しいこと美味しいこと!フランス料理っぽい創作料理、っていうようなメニューで、付け合せのトマトがこれまた美味! わたしはトマト好きなのでたまりません(でもトマトジュースは不得意)。 メインの魚料理たらふく食べたら次なるお楽しみはお風呂でしょう、やっぱり。夏とはいえさすがに避暑地、名古屋から季節ひとつ遡ったくらいの気温しかないので、窓全開では寒かったので閉めちゃいましたが、それでも大きな窓からは月も星も綺麗に見えました。お湯は温泉だし、なんといっても足を伸ばして入れるのが、旅のお風呂の醍醐味でしょう。 お部屋のお風呂お部屋付きのお風呂を楽しんだ後、本館の露天風呂へ。お客さんは他にいたけど、ちょうどわたしと入れ違いで出て行ったので、露天風呂は貸切状態!ちょっとぬるめのお湯で、長居してものぼせることはないのでちょうどよかったです。見上げると名古屋じゃ考えられないほどの星・星・星…。宝石箱をひっくり返した、って言う表現をよく見かけますが、まさにそんな感じ。もし星座とかわかるんなら、きっともっと楽しかっただろうなぁ。あんまりずっと天を見上げていたので、首が痛くなりました(^_^;)…長くなりそうなので(ってかもう既に長い)、前後編に分けますね。すぐUPしま~す。
August 3, 2007
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