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前回の記事

今回は、一次汚染微生物に対するオゾン利用について紹介します。


■ 食材のオゾン洗浄(一次汚染)

食中毒などの原因となる食品の腐敗微生物の内で、家畜、魚介類、果実、野菜などの生物にもともと付着している微生物には次の様なものがあります。

牛や豚などの健全な家畜の筋肉や血液中に微生物は存在しませんが、体表には生活環境からの微生物、また消化器官には細菌が多く存在します。

健康な魚類の場合も筋肉や体液は無菌でも、皮膚や消化管には細菌が存在しています。

野菜や果実の表皮には、乳酸菌のほかに雑菌やカビなどが付着や、レタスやキャベツでは表面から1~2葉目には生菌数が多くみられます。

これらの一次汚染微生物に対して、
1)食材の洗浄、付着菌殺菌
2)酵母や乳酸菌による変敗の防止

などを目的にオゾンが利用されています。


■ 生野菜・果物の洗浄・除菌

特に生食用の生野菜、果実の洗浄では、非加熱殺菌が必要のため、食品添加物でもある次亜塩素酸ナトリウムが主流です。

しなしながら、食材への塩素臭の残留、耐性菌の出現、有機塩素化合物の副生などの問題点が指摘されています。


多くの野菜や果実の表皮には、ろう状の物質があり水をはじくため水洗による除菌効果は低いため、強い洗浄力により表皮から微生物を除去する手段が必要なります。

表皮を傷つけずに微生物を分離して除菌する手段としてオゾン水が有効なことから、塩素処理の代替方法として利用されようになりました。


規模の大きな食品加工工場では、野菜、鶏卵、水産物、肉類などのオゾン水洗浄では、省力化、処理水低減を図った連続処理設備などが使用されています。



■ 厨房などで使われるオゾン水

厨房など小規模な食品加工場の洗浄水として手軽にオゾン水が利用できる小型のオゾン水生成装置が使われるようになりました。

野菜など食材のほか食器や調理器具の洗浄・殺菌、床のヌメリ取りと除菌、そして手洗いなど、厨房の衛生管理強化に活躍しています。


オゾン水1
弁当工場の野菜調理室で使われるオゾン水

野菜調理台下に設置されたオゾン水発生装置(上の写真の赤丸)
オゾン水2


通常の洗浄水の代替にオゾン水が手軽に使われています。





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Last updated  2008.05.27 13:41:52 コメントを書く


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