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2002年01月03日
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腹をすかせた馬の目前に、好物のニンジンを下げて、頑張らせる
でももし馬が満腹だったら、ニンジンめがけて、走るだろうか?

年末年始、馬鹿な事をしてました。猪木祭りを録画して、何度も見返すなんて事を。
これまで、私の美学は、一期一会(のつもり)だった。
戦う選手に、タラレバはない。観戦するファンとて、これは同じ。
でも、いいか、正月だから。

レバンナ・ファンへ、先に謝ります。ごめんなさい。
けど私、けしてアンチ・レバンナではありません。

レバンナはフランスの自宅に、結構な練習施設を持っておりますな

一方の安田は、メイン・イベンタ―である140キロのレスラ―に似合わぬ小さな
アパートに住み、練習はアメリカの西海岸まで出向いての、いわば出稽古。
自己が雇い入れるトレ―ナーは、雇い主でもある選手に対し、本気の苦言や
弱点の指摘が、できるものでしょうか?
どこかで遠慮や妥協が生じるものだと、私は思っている。

安田の出稽古は、一種の道場破り。弱点やスキあらば、けちょん、けちょんに、
やっつけられて、返り討ちの憂き目に会うことも、少なくはない。
異種戦、それも、立ちわざの打撃系とグランド主体のプロレスという、
かなり異質な競技の、他流試合。
何度ビデオを見直しても、ゴング以前の2人の練習方法に、勝敗の分かれ目が
存在した事実は、否定できない。


技術的には(私も有段者のはしくれとして)、第一ラウンド、レバンナから仕掛けた
けさ固め、あれじゃぁ、だめです。
レバンナは、決め方や押さえ方を知らずに、グランドやっちゃいました。
あのレベルであれば、シャムロックをトレーナーに雇うよりも、田村亮子や神取忍を
雇う方が、ずっと良かったです。

出る気なら、鋭い決めわざを持つ彼女らの指導を、絶対に仰ぐべきです。

それと140キロの安田と、自身の119キロ、という体重差を甘く見ていた。
レバンナは日頃、100キロ前後の相手と戦ってきた訳で、20キロのアドバンテージが
常時、自分の側にあった事実を、忘れるべきでなかった。
今回の試合では、いつもとは逆で20キロ、対戦相手の安田の方が重かった。
レバンナから見て、いつも自分にあるはずのアドバンテージが、今回は相手の
安田にあったのだ。
この事は誰でも、自分より20キロ重い相手と、取っ組み合いをしてみれば実感できる。
私の場合だと、自分より20キロ重い相手に、試合で3分間も上半身へ乗られると
だいたい、1000m走った直後と同じ位、息も絶え絶えになる。

レバンナは1ラウンドに決めきれず、2ラウンド初めからは逆に、2分半ものあいだ、
安田にそれを許してしまった。
それも第1ラウンドの安田と違い、ほとんど無防備な状態で。
少々の柔道経験など、安田というレスラーに通用しない事を、1ラウンドで悟るべきだった。
2ラウンド以降を、タックルが来ようが、張り手が来ようが、徹底した打撃で戦う策に
切りかえなかった、彼の陣営のミスだった。

ラウンドの合い間に、この事をレバンナや彼のセコンドが見抜けなかったのは、
ひとえに彼が安田よりも金持ちで、セコンドは彼のお抱えだったから。
私は、けして、彼や金持ちの、皮肉を言いたいのではない。

打撃力という”宝もの”を持つ、彼の潜在能力が、惜しくてならないだけなんです。
彼の”宝もの”を復活させる為、石井氏は当分のあいだ、彼のファイトマネーを思い
きってフランス人のサラリーマン並に、引き下げる事がいいと思う。
ハント戦に続いて、メイン・イベンタ―が2連敗したのだから、このくらい当然だし、
長い目で見れば、きっと彼の為になるはずだから。
そういえばハントも、上背はないものの、体重は123キロと、レバンナを上回っていた。
ともかくレバンナ、今後も異種戦をするのならば、グランドは、やらない方がいい。

それともう一つ、石井氏はともかく彼を貧乏へ追いやって、自分でトレーナーを雇う事など
できないようにして、でもって彼が、仕方なしに他流派へ出向き、こうべをたれて、礼を尽くし
て、出稽古するしかない状態を作ることで、彼のハングリ―根性を思い出させるべきだ。

金持ちになったがゆえ、弱くなってしまった格闘家が、自分のみならず妻子を含めた
生活に窮するまで、落ちぶれた結果、一気に輝きを取り戻した選手を、
私は安田以外に、何人も知っている。

けれど、男である私は、もし女に生まれ変われたとしても、そんな男の女房になど、
決して、なりたくはない。 まっぴら、ご免だ。





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最終更新日  2002年01月03日 23時56分12秒
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