ドッグファームSHINYA　　　　　　　ポコポコ日記

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Jun 21, 2012

ゴールデン　レオ君の帰宅

テーマ：犬のいる生活編(611)

カテゴリ：カテゴリ未分類

東日本大震災　いろんなことを伝えられているが
もっともっと伝えたいことが本当はいっぱいある。　
このゴールデンレオ君　被災犬です。

飼い主さんが自分で何とか津波から助けた犬の一匹。
reo

地震から二日目　飼い主さんが自分で沿岸部から犬を連れてきました。
みたことも聞いたことのない場所に急に連れてこられて　レオ君も不安だったと思います。
一緒に避難してきた子供たちは　レオ君と別れたくないと言っていました。
でも　仕方がなかったんです。

預かる際　「この子のご飯は？」と聞くと　飼い主さんが本当に少しの

「これが最後のご飯です」
「よく　ありましたね」と　私が聞くと
「いや　泥で流された中から見つけて　犬飼っている人みんなでわけたんだ・・・」
聞いたとき涙が出そうになりました。

実は　災害救助犬で所長が沿岸に行った際　いろんなところで流された店のものを
大人も子供の拾って生活の糧にしている姿を見ていました。
最初はとてもびっくりしたけれど　考えてみればもう売り物にはならないし
警察官もみていたけどとがめない。
一列に並んで　みんなで避難所にものを運んでいたそうです。

大きなホームセンター　薬屋さんそして　スーパー　
みんなが背にカゴをしょって大人も子供も　運んでいた。

しかし　衝撃的だったと言ってました。

あのとき　岩手のラジオから　
「ここに10人避難しているけど　食べ物がない。誰か知らせてほしい」と地名を知らせる
ＳＯＳの電波が流れていました。
「歩いて　やっと人がいるところについたけど　食べ物がないんだ」

そんな人が大変な中で　犬を避難させている人たちはとても肩身が狭かった。
最初の2．3日は一日　リンゴ一個というような感じ。
自分のものを　減らして犬にやったのに　怒られた・・と言う話も聞きました。

訓練所は一番最初に犬のご飯だけは確保していたから助かったけど
あのとき　ご飯が無かったら・・・・考えると怖いです。

レオ君　新しいお家が建ったので帰りました。
家族と幸せに過ごしてほしいです。

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