公園人の散策記

公園人の散策記

2003年01月14日
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昨日は成人の日。ここ数年、成人の日の式典で、破目を外して悪ノリした新成人の無分別な所業がニュースを賑あわせたが、今年はさほどのことは無く終わったようである。しかし、モラルの低下ということでは、私の世代には考えられない状況のようである。
杉並区では、ノーベル賞を受賞した小柴教授の記念講演が成人式のイベントとして開催された。通常、このような公演では、主催者側が依頼したカメラマンは別として、公演中に聴講者がむやみに写真を撮るというのは、演者に対して失礼に当たると思うのだが、昨今の若者にはそういった常識は通用しないようである。しかも、そのほとんどが「カメラ付き携帯電話」での撮影である。なんとも軽いノリに見えてしまう。むしろ、一眼レフカメラに望遠レンズでの撮影の方が、まだ誠意を感じられるというものだ。壇上の小柴教授は、会場を埋めた若者たちの1/3ぐらいが右手に持った携帯電話を顔の前にかざしている光景を、どんな気持ちで眺めていたのだろう。ノーベル賞受賞者の記念講演が、お手軽カメラ付き携帯の撮影会と化してしまう状況はなんとも嘆かわしい気がする。
つい先日、CXの朝のワイドショー番組「とくダネ!」で小倉智昭が、街中で「写真を撮らせてください」というファンに快く承諾したら、いきなり携帯電話を向けられて少しムッとしたと言っていた。携帯電話に付いているカメラ機能は、解像度としてはかなり粗末なものである。ファンだと言いながらその程度かよ、といった感覚だろう。「サインしてください」と言って、ありあわせのチラシの裏紙とボールペンを差し出すような無礼な行為に思える。
カメラ付き携帯電話は確かに便利なツールであり、写メールなどは仲間内のコミュニケーションに新しい可能性をもたらすものであるが、TPOをわきまえていただきたいものである。





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最終更新日  2003年01月14日 22時37分18秒
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