公園人の散策記

公園人の散策記

2003年07月25日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
3日前、この日記でも取り上げたが、世界水泳の平泳ぎ100メートル、北島康介は世界レコードで金メダルに輝いた。そして日本時間の今日未明、北島が200メートルでも世界レコードで1位になったレースの映像が中継された。大会前の「100と200で世界レコードを出します」という宣言を、みごと実現してみせたわけだ。これぞ彼が「有言実行の男」と言われる所以である。
しかし、この「有言実行」、スポーツの世界では並大抵のことではない。スポーツ競技は、よく「筋書きの無いドラマ」と言われる。何が起こるかわからないということだ。絶対的な実力差があっても、何かの拍子で大逆転がありうるのだ。ましてや、世界大会ともなれば、絶対的な実力差で日本選手が優位であることは、まずあり得ない。(逆はあるが)そんな中で、「勝ちます」と公言することは、とてつもないプレッシャーになるはずだ。そんな宣言をしなくても、実力ある選手が、マスメディアが煽る期待感のプレッシャーに、実力を出し切れない例は数え切れないわけだ。
そんな水物のスポーツの世界で、期待を裏切らない成績を挙げた選手といえば、記憶に新しいところではシドニーオリンピックの田村亮子、ヤワラちゃんがいる。彼女は「最高でも金、最低でも金」という、事実上の優勝宣言をして、その通りに金メダルを獲得した。しかし、このヤワラちゃんの発言には、過去のオリンピックで金を期待されていながら、惜しくもそれをのがしている経緯の中で、彼女自身、背水の陣で望む大会であるという、ある種、悲壮感すら感じるものがあった。しかし、今回の北島康介は、ただ単に優勝宣言をしたのではなく、「世界記録で」という、その勝ち方にまで条件を課しているのだから恐れ入る。スキー・ジャンプの原田は、その人の良さから、リップサービスで「勝ちますよ」などと言いながら、結局、失敗ジャンプで優勝を逃し、大ブーイングを受けたりもしたが、スポーツの競技というのはそういうものだと思う。過剰な期待は選手へのプレッシャーとなり、本来実力がある選手でも、その実力を発揮できなくなるものだ。
しかし、北島の「有言実行」はそんなレベルを超越している。

「有言実行」が本来一番問われるべき職業は政治家だと思うのだが、小泉総理の「構造改革」はいつまでに何をどう改革するかを明言していない。いつまで経っても「まだ改革は始まったばかり」などと言い逃れができるものだ。北島康介のように、「この時点でこういう結果を出します」と宣言して、「有言実行」を実践していただきたいものだ。

そして、私といえば、「有言実行」を意識すると、無口にならざるを得ない・・・。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2003年07月26日 01時04分04秒
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: