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ちょっと旅行に行って久々に新幹線に乗りました。
帰ってきてからなぜか東映の「新幹線大爆破」という映画を思い出しました。
最近はネットフリックスでリメイクされたようです。
昔の方は多分3回くらいは見てると思うのですが、しばらく間を開けて見ると結末を知っていても細かいところは忘れているので結構スリルがあります。
この映画の特撮はアメリカ映画や最近の映画などに比べるとかなりショボイのですが、そういうところを差し引いてもテンポ良くドラマが進み、東映映画では数少ない秀作でしょう。
当時の東映映画というのは大体、泥臭かったりエログロとかいう映画が多かったのですが、この映画はそういう雰囲気でなく、結構スマートに仕上がっています。
当時の国鉄はじこの全くない新幹線のイメージを大事にしていたので、撮影協力は一切得られなかったのですが、東映映画のスタッフは走っている新幹線は許可を得ず撮影し、司令所などは盗撮を元にセットを組んだようです。
そしてすごいのは、新幹線の内部(外部もかも)は実際の車両メーカーから部品を調達して組み立てたようで、当時最新カメラの高価なレンタル料も含めて、数億円の制作費をつぎ込んだ大作らしいです。
(残念ながら公開当時はあまりヒットしなかったみたいです)
しかし後に外国で高評価を得て、名作日本映画の1本となっています。
キアヌリーブスの「スピード」はこの映画をヒントにして、速度を落とすと爆発するという設定になったようです。
また別の楽しみは俳優陣が豪華で、犯人に高倉健、指令長に宇津井健、運転士に千葉真一、刑事に丹波哲郎、黒部進、その他に田中邦衛、小林稔侍などが出演。当時のテレビや映画を見た人ならこの人は見たことがあるという俳優も多数出演しています。
もちろん今では亡くなったり、忘れられた俳優かもしれませんが、間違いなく当時は有名な俳優陣でした。
警察が失態を何回も演じたり、爆弾の位置を書いた書類が偶然火事で焼失したり、爆弾を外すのを失敗したりとちょっと、ご都合主義なところもありますが、それ故にスリルが増すので2時間半の間、結構楽しめる1975年の日本映画でした。
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