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千秋楽優勝し、賜杯を手にした安青錦時折、青年らしい笑顔しかし手放しで喜んではいるようには見えないウクライナから来たこの青年は戦火を逃れてきたのだろうかたまたま相撲来日と戦争が重なったのか国に帰れば前線に送られる年頃だろうお国では、愛国者たちはほとんとが戦死今残されている人々は、女、子ども、老人安青錦は時に遠い空に思いを馳せるこの異国に留まっていて良いのだろうかときっと葛藤しているに違いない
2025年11月23日
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20年近く乗った愛車バイクを手放して、1年が経とうとしている。高校時代から乗り続けた二輪車。若い頃は、自転車で房総半島一周した。バイクはホンダ一筋CS90→ダックス→CD125T→CBX125カスタム→CD125Tバイクは高価だし、年齢的にも、もう無理。身近から、中古自転車を手に入れ、月曜日からそろそろと走り出した。走り出すと、あの二輪の爽快感がよみがえる。少しずつ、走行距離を伸ばす。坂にさしかかるとすぐに息が上がって、登り切れない。この坂を、登り切るのを目標にしよう。
2025年11月21日
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歯医者に行きました。この辺りの歯医者の中では、いつも一番すいている。この静やかな雰囲気が好き。その医師のことは、口を揃えて、「技術が低い」と言われている。ボクはそんなことは気にしない。診察の最中、「神様、この先生の手を用いてください」と祈っていた。
2025年11月17日
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母は認知症「忘れの国」に生きる母を施設に訪ね「お母さん~」と呼びかける来たのは息子たちだとはわかるようだでも名前は思い出せないだれも思い出せない一緒に生きた夫のこともお世話になった姉のことも最後まで介護した母のことも時々はたずねた弟のことも80歳まで働いた病院のことも可愛がってくれた院長のこともそして自分の名前さえ、出て来ないただ一緒に語らいお祈りをし讃美歌を歌うそこだけは神様が残してくださっているあとは,窓の外を眺め今日は晴れだの、曇りだの温かいだの 寒い日だの「忘れの国」に生きる母ボクたち訪問者は忘れるって神様の恵み忘れることは美しい、と教えられて帰って来る
2025年04月15日
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