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モルム村の徳興長老教会入教
先生は北朝鮮にある、地方の篤実な儒教の家庭で生まれました。十歳余りの時、全家族がキリスト教に改宗しました。先生は改宗と共に深い感銘を受けました。先生は、この新しい信仰に愛着をもって、以前に誰かを愛したことより、もっとイエス様を愛しました。
先生が幼くして教会に通った時は、礼拝時間に遅れれば、顔を上げることができませんでした。数日間悔い改めなくては、顔を上げることができずに歩くほどでした。それが今も記憶の中から消えません。遅い時間に行けば、多くの人が礼拝を捧げるのに失礼になるのではないかと思い、いつも礼拝が始まる前に、先に行ってプラスになるようにしました。 (P.107)
……
一 召命を前後した蕩減役事
祝福後に受ける蕩減
先生自身を中心として見る時、また、今まで先生の家庭が生活してきたのをずーっと振り返ってみるならば、神様は、ある時には祝福をしてくださるけれども、残忍で、無慈悲であられるというのです。
先生の家庭は、曽祖父の時に神様の祝福を受けました。しかし、祖父の時になって蕩減を受けました。祝福を受けたのちには、必ず蕩減を受けるようになるというのです。必ず蕩減の役事が起こるのです。イスラエル民族も祝福を受けたのちには、必ず蕩減を受けました。十ほどの祝福を受ければ、必ずその程度の蕩減を受けなければならないというのです。あるものを維持して、その種を残すためには、蕩減を受けなければなりません。しかも、家庭のための種でなく、氏族のための種を残そうとするならば、その家庭に祝福した以上の試練を、サタンが浴びせるのです。言い換えれば、十の祝福を与えるためには、二十あるいは百の試練を与えなければならないのです。必ず蕩減を受けなければなりません。
それゆえ、先生が神様の召命を受けるまで、先生の家庭に相当な混乱が起きました。一家の財産を使い果たしてしまい、人命の被害もありました。それだけでなく、私の側にいる人々に、混乱が起きたりもしました。当事者である私から始まって、全部打たれたというのです。
そのように祝福を受ければ、神様がその家庭を絶望的な状態に至るまでサタン世界に差し出すのです。そうすると、サタン世界が激しく打つのです。例えば、先生がこのみ旨を探し出してくる時まで、その背後には三代に該当する蕩減の因縁が関係されていました。祖父の代で蕩減を受け、父の代でも蕩減を受け、私の代では兄まで蕩減を受けました。おじいさんの代においても悲しいことが起きなければならず、父の代においても悲しいことが起きなければならなかったのです。これを経ていかなければ、蕩減にならないのです。
これは、私自身を滅ぼそうとする摂理でしょうか。いいえ。これは完全な勝利の基点を願う、神様の愛であることを私は知りました。 堕落した血統を受けて生まれた、歴史的な摂理をおいて見る時にも、これは不可避な事実でないはずがないというのです。 いついかなる時、サタンがその先祖を通して、家庭を通して、兄弟を通して、自分を通して入るか分からないのです。それゆえ、それを清算できる内容をもって、天の側を代表して出ていくことのできる背後をもつことなしには、蕩減の場に出ることができません。その当事者が知っていようがいまいが、蕩減の因縁は来るのです。
(P.112~)
……
十六歳(数え年)の復活節の朝
先生は数えの十六歳の時に、非常な経験をしました。復活節の朝、長時間の涙ながらの祈祷の果てに、イエス・キリストが先生に現れて、多くの啓示と教示を下さいました。イエス様は、奥深く驚くべきことに対して、多くのみ言を語ってくださいました。「苦痛を受けている人類のゆえに、神様が悲しんでいらっしゃる」とおっしゃいました。そして先生に、「地上での神様の役事に対する、特別な役割をしてほしい」と要求されました。
先生が、幼い時体験したこの経験を、言葉で皆さんにみな表現するというのは、大変難しいことです。一言で言って、霊的な世界が突然本人の前に広がり、先生は自由に、その霊的な世界にいる聖者たちと思う存分通信できるようになりました。北朝鮮の地、静かな山中で、先生は何度もイエス・キリストと直接対話をしました。その時に啓示された真理の内容が、今の「統一原理」の核心になるのです。
それが啓示の始まりでした。その特別な出会いがあった時から今まで、私は生きていらっしゃる神様と、イエス様を含めた霊界のすべての聖賢たちと、絶えず対話をしてきました。その内容は、言葉ではすべてを表現することはできません。
ところで、皆さんが霊的にイエス様を見た時、イエス様が笑いながら、「ああ、いい!」と言いますか。そのようなイエス様を見ましたか。そのようなイエス様に会ったことがありますか。先生も会ったことがありません。いつも深刻で沈うつな姿で現れます。そうするしかないのです。天をよく知っているためにそうなのです。先生もそうなのです。 (P.121~)
一休さんのような機知(トンチ)ではありません。
奇知=人とは異なる知恵
すなわち神様の知恵
世界平和を願う 奇知の外の凡人
が徒然なるがままに書く日記です。
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