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心を化粧すればいい雰囲気になる。雰囲気だけで自分を語ることができる。
女性は美しさを保つために化粧をする。男性もヘアスタイルを整える。外見の美しさを保つために、それ相応の努力を払っている。それなのに、心の化粧ということになると、案外しないのは不思議である。心は化粧しなければ荒れてくる。荒れてくれば荒れた振舞い方になり、荒れた雰囲気になる。逆に心が化粧されていれば、いい雰囲気ができてくる。
反省というものは、自分へのねぎらいの時間を持つことでもある。その日一日の自分の行動に対して、良かったことと悪かったことを、ゆったりとした心持ちで振り返り考えてみるのである。日々そうした反省を繰り返すことによって、心は美しく化粧されていく。心が化粧されていれば、言葉で自分を語るのでなく、雰囲気だけで自分を語ることができるようになる。
心の化粧とは、常に何を考えているかである。そして、あることにどれだけ耐えているかである。
考えることによって心をつくりあげ、耐えることによって心は浄化する。常に使命感に満ちた、品格のあることを考えていれば、そうした雰囲気になるだろうし、よこしまなことを考えていればそれ相応の雰囲気になっていく。そして、もし自分の心のなかに好ましからざる考え方が浮かんだら、それを否定する工夫をするのだ。
我慢しなければならないときに、言いたいことを言い、やりたいことをやるのでは、心は引き締まらない。我慢すべきものは我慢し、耐えるべきものは耐える、言うべきでないことは抑える、そうした自制をすることによって心が鍛えられるのだ。言葉だけ、格好だけの美しさ、いわば、うわべだけの美しさでなく、真の心の美しさを身につけるためには、心を磨かなければならない。
人は、日々の振舞い方、身なり、そして言葉の使い方によって評価し、評価される。
人が醸しだす雰囲気は、一朝一夕にできるものではない。日々の生活のなかで次のことを心がけたい。一つは、振る舞い方である。誰でも初対面のとき、瞬間的にお互いを判断している。どんな行動を取っているのか、どんな態度をするのか、どんな表情をしているのかである。二つ目に、身なり、格好である。どんな服を着ているのか、どんなヘアスタイルをしているのか、どんな化粧をしているのか。そして、三つ目は言葉の使い方である。どういう言葉を使うのか、どういう表現をするかである。
振舞い方、身なり、そして言葉の使い方によって、第一印象が大きく左右される。この三つのことを日ごろから努力し、工夫していくことによって、人の印象はずいぶんと違ったものになるのは間違いない。
人柄のよいのは、第一印象をよくする。すなわち、明るさと美意識とクリーン。お互い人間同士が寄り合って仕事している以上、明るく振舞うこと。次は美意識。品質がいいというだけでは十分といえない。格好よさ、センスが要求される。そしてクリーン。清潔であること。それは、外見だけでなく、行動においても必要だ。
愚かな人、間抜けな人、エゴの人、恥ずかしい人、卑怯な人、幼稚な人、滑稽な人、これらの頭文字を並べると「おまえはひよこ」となる。そういう人にならないように心がけたい。
愚かな人とは、自分が立っている踏み台を自分で壊す人をいう。外で自分の会社の悪口を口にするような人である。
間抜けな人とは、努力をしなくても成功できると思っている人である。
エゴの人とは、自己中心的な考え方をする人である。エゴから思いやりは思いやりは生まれてこない。エゴのなかには温かさも存在しない。
恥ずかしい人とは、約束を守らない人である。社会は人々の集合体であり、決められたことを守らないようでは機能しなくなってしまう。そんな人は社会生活に適さない。
卑怯な人とは、ごまかしてうまく立ちまわる人である。陰で人の批判をすることがもっとも卑怯な行為だといえる。
幼稚な人とは、先が見えない人のことだ。明日は朝から大切な仕事があるにも関わらず、前夜に遅くまで飲み歩いている。二日酔いでよい仕事などできるはずがない。
滑稽な人とは、言っていることと反対の行動をとる人である。他人には厳しく仕事を指示しながら、自分は何もしない人である。
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