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仕事は惚れこんでこそ、その人のものになる。そして、仕事への情熱と充実感が生まれる。
仕事に惚れこまななければ、仕事は苦行になってしまう。苦行になったら、なんとか楽をしようとして手を抜くことを覚える。歳を取るにつれて要領ばかりがよくなり、仕事への情熱はだんだん色褪せていく。
いつも問題意識を持って仕事に取り組んでいれば、「あ、そうだ」「そうだったんだ」と気づくことができる。「これをうまく処理したい」「なんとかその手立てを見つけたい」と工夫していれば、道は必ず見つかる。
仕事は100点でなければならない。それだけに、真剣に情熱を持って取り組まなければならない。
偏差値教育のなかで育ってきた人は、平均点として高い点をあげればいいと考えがちである。受験のテクニックとしてはそのとおりだろう。しかし、仕事はまったく異なる。機械を組み立てるとき、たとえネジ一本でも不良品があれば、それによって事故が起こる。100点満点でなければ仕事ではないのだ。それだけに、真剣に情熱を持って取り組まなければならない。
仕事は全部リンクされていて、単独で終わるのはむしろ例外といえる。だからある仕事で「まあ、これぐらいでいい」と満足してしまうと、最後にとんでもないことになる。すべての不祥事も同じである。小さなところで駄目押しをしておかないと、大きな不幸をもたらす。仕事というのは全部、100点、100点、100点と取っていかなければならないのである。そのことを肝に銘じておきたい。
仕事を手際よく進めるには、順番、時間、充実の三つの要素が不可欠である。
まず仕事に優先順位をつける。次に、それぞれの仕事にどれだけの時間をかけるかを決める。そして、いかに充実した仕事に仕上げるかである。充実した仕事に仕上げてこそ、仕事に確かさが出てくる。さらには主体性が生まれ、「与えられた仕事」から「自分が主人公」になっていく。たとえ仕事がいかに高度で複雑になっても、正しい順番と有効な時間と充実した仕事、この三つの要素の応用問題であることに変わりはない。
仕事を効率よく進めるには、とにかく仕事の順番をつけることだ。そして重要度のランク付けを行う。ただし、最重要の仕事が常に有効とは限らない。あまり重要ではないが、それだけに短時間で処理できる仕事もある。そういう仕事を最初に持ってくることも考えながら作業を進めていけばよい。
仕事をするキーポイントはまず熱意である。いくら知識や才能があっても、熱意がなければ仕事は進まない。熱意は他人の知恵や才能まで引き寄せる。次に判断力である。正しい物差しを持っているかどうか。そして行動力である。テキパキした行動が確かな信頼を得る。
仕事をあとから追いかけていくと、振り回される。常に自分が仕事を追いかけるようにならなければならない。
テキパキと片付け、素早く処理しなければ、仕事が滞ってしまう。スピード化したいまの仕事に対応できない。そのためにも、仕事は先手を取らなければならない。仕事より先に歩く先手必勝の心構えで取り組めば、仕事は極めて従順な下僕になる。
後手の仕事は、ストレスのたまる要因となる。ストレスの多い人ほど仕事が遅いようだ。あれやこれやと考えている前にさっさと素早く行動に移したい。自分自身をストレスから守るためにも、より早い行動を心がけよう。仕事は先手必勝、後手に回っていては勝ち目はない。追い回されてはいけない。常に自分が仕事を追いかけるようにならなければ、これからの時代のビジネスにはついていけなくなる。
仕事は後手に回ると、ストレスがたまる。成果をあげる人ほど、ストレスが少ない。
いったん後手に回ってしまうと、果てしなく仕事に追われることになる。遅れている仕事を片付けたと思ったら、もう次の仕事が目の前にたまっている。その仕事に取り掛かった時点ですでに遅れているから、期日に間に合わない。それでストレスがたまり、いっそう仕事もスムーズに進まない。進まないからまたストレスがたまる。まるで「ストレス・スパイラル」のような状態に陥ってしまう。
確かに仕事にはストレスがつきものだ。まったくストレスのない仕事はありえない。そういうことを前提に職場を見回してみると、自主的に仕事をこなし、良い成果をあげている社員ほどストレスが少ないように見える。
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