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「自分は内気なので、うまく人と話ができない」そう思っている人は、挨拶を積極的につかうことだ。
挨拶というものは何も長々と交わす必要はない。心をこめた「おはようございます」のひと言で、よい印象を持たれることは間違いない。「挨拶がなかった」というのはよく聞く言葉だが、自分がほんのひと声かけるかどうかだけで、人間関係はすっかり変わることも覚えておきたい。
人は他人の話を聞くより、自分の話をしたがるものだから、耳を傾け、聞いてあげればよい。そうすれば相手は喜んで話をし、声をかけてくれるようになる。人間関係がうまくいかないのは、話すべき話題がないからではなく、人の話を感心して聞かないからであろう。
よき人間関係をつくるのは、細かなテクニックではない。根本のところで、相手をどのように思うかによる。
人間関係に不満を持っている人は、どこか誠実さにかけるのではないだろうか。ウマが合うとか合わないとか、愛嬌があるとかないとか、そういうこと以前に、他人に対して不誠実なのではないか。いま一度自分の言動を振り返ってみたい。それが自分を変え、人間関係で悩まない第一歩になるのではないだろうか。
この人は自分とは違った能力、自分より優れた能力を持っている、という気持ちを持っているかどうかである。相手をすばらしい、本質的に高く評価をすべき存在だと思えば、自然に人間関係は豊かになる。人間性を否定するような言葉、プライドやアイデンティティを傷つけるようなことは、決して口にしてはならない。批判からは何の前向きな成果も生まれない。ただ感情のしこりが残るだけである。何年も付き合っていれば、相手のプライドがどこにあるかくらいは知っておきたい。
好き嫌いでなく、その人の真意を見極めて付き合いたい。そして問題が起これば、修復に努めることだ。
好き嫌いや、自分の言うことを聞く聞かないということで人と接していては、心の通う付き合いはできない。好き嫌いは各人各様であり、個人によって異なる。ある人の一つの点を嫌いな人もいれば、そこがいいと言う人もいる。好き嫌いはきわめて表面的なことにすぎない。その人の真意を見極めて付き合うことだ。
長く付き合っていれば、ときにはぶつかりあいも生じる。それは親友であれ恋人であれ、職場の人であってもだ。問題は、その後の関係をいかに修復するかである。人を叱ったあとに、あるいは上司とぶつかったあとに、互いにどう修復するかである。それが長く続くよき人間関係の基本かもしれない。
ありのままの自分を良しとすれば、人とのかかわりあい方が下手でも、落ち込むことが少なくなる。
人付き合いが苦手で人間関係がうまくいかないという場合、少し自意識過剰なケースが多い。いつも失敗しないように、他人から笑われないようにという意識が強く、その結果、だんだんと他人と話すこと、お付き合いすることが息苦しくなってしまう。だから、あまり自分を意識しないこと、格好よく見せようとしないこと、笑われぬようになどと心配しないことだ。自分を格好よく見せようとすると、どんどん気疲れしてしまう。ありのままの自分を素直に出し続ければいい。
性格が内向的であることを悩んで、無理に外交的に振る舞わなくてもいい。一緒に何かをやらなければ、と構えるのではなく、ならば、気分ののった時に詩を書いてみよう、俳句を詠んでみようと、気軽になってみればいい。気分が晴れるばかりでなく、趣味を通して自然に仲間もできるだろう。
ときには、開き直ってみるのもいい。案外、スムーズな人間関係になるかもしれない。
相手の意図に合わせることに汲々とせず、ときには、ありのままの自分をさらけだそう。「暗い人間でどこが悪い」「口下手で何が悪い」と開き直るのである。自分に言い聞かせれば、案外、自信めいたものが生まれてくるかもしれない。卑屈にならないことだ。
人生では、好きになれない人と付き合わなければならないときがある。そんなとき、無視する場合があってもいいのではないか、と開き直ってみる。無視というのは、何も口をきかないとか、その人と一緒に仕事をしないということではない。最低限必要なことは必ず報告し、社会人としてのマナーはきちんと守りつつ、しかし、それ以上の関係を築く努力はしないことだ。「敬して遠ざける」ことである。
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