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男性の中には、「妻が仕事に関して理解がない」とか、「仕事で疲れているのに、ああしろこうしろとうるさい」とか、「家庭の話など聞いていられない。家に帰ったときくらい休ませてくれ」などと思っている人も多いだろう。 しかし、あなたが妻の話を聞くことを避ければ避けるほど、妻の欲求不満はふくれあがっていき、もっと自分の話を聞いてくれと要求するだろう。 そして、それでもダメならあきらめて子供に向かう。あなたのことは、家庭にいてもいないものとして、子供との家庭を築いていく。こうして、世間で話題のマザコン家庭ができ、父親不在の家庭ができあがっていく。 そうなってからでは遅い。こうなってから夫婦の理解を取り戻そうと思っても、至難の業である。取り返しのつかないことになる前にやっておくことをお勧めする。 あなたは、自分の仕事の話をどれくらい妻にしているだろうか。また、家庭の話をどれくらい妻から聞いているだろうか。仕事上では、言わなくてはならないことや考えの違う上司と渡り合うのが当然と思っているあなたも、いざ妻が相手となると、「何も言わずにゆっくり休ませてくれ」という人が多いのではないか。 妻をほめたり、妻の料理を「おいしい」と言ったり、いつもよくやってくれていることを感謝したり。そういうことをしないのは、妻への甘えである。「言わなくても分かっているだろう」というのは「怠け」なのだ。女性の良さを否定し、女性の良さを分かろうとしない男性に限って、そんなふうに女性への甘えがある。 「そんなのは女性の甘えだ」「もっとこうするべきだ」「こうでなければいけない」と言いながら、自分は女性を理解することを怠けていないだろうか。そして、そういう人に限って、妻が自分を見限った頃に、その大切さに気づいたりするものなのだ。 さて、思い当たった人は、今日からでも妻にもっと優しくしよう。 妻の話を聞き、自分の仕事の話もしてみよう。きっと彼女はそのことに満足して、そしてあなたも、いい意味で彼女に甘え、安らげる関係がつくれるだろう。
単身赴任をしても、少しも「さみしい」などと感じない人もいるし、妻子から離れてすっかり羽を伸ばして自由を謳歌してしまう人もいるだろう。 しかし、男性も案外さみしがりやで、ひとり身に耐えかねている男性も多い。朝、ひとりで目を覚まし、着替えをして出かける。喫茶店でモーニングを食べて出社する。夜は夜で、ほとんど何も入っていない冷蔵庫からビールを出して、コンビニで買ってきたおつまみをつまむ。休日の朝、流しにたまったコップを洗ったり、洗濯していると、「いったい、私は何をやっているのか」という気になってくる。むなしさに人生を考え直してしまう人もいるだろう。 しかし、こんなさみしい単身赴任生活を経験できた人は幸せである。きっと、家庭の大切さ、妻の大切さを身を持って知るだろう。仕事、仕事で生きてきて、会社の命令なら単身赴任も当たり前と引越したが、いったい私は人生で何を本当に大切にいたいのか。 そんなことを考え直せたなら、あなたは男としての、人間としての幅が広がる。仕事だけではない価値観に目を向けられる。今まで見落としてきた大切なものを取り戻すチャンスを与えられたのである。 単身赴任をしてみて、かえって妻子との絆が深まったという人は多い。たまに家に帰ったときに、一緒にいる時間を大切にするからだろう。今までよりも十分にコミュニケーションができて、夫婦仲の改善に貢献する。 妻のほうも、夫が電話をしてきたり、情けない声を出しているのを聞いたら、今までにはなかった愛情が生まれてくるかもしれない。反対に、家庭から解放されて、「私は本当は結婚向きの男ではなかったのだ」と思い始める人もいるかもしれない。それはそれで、じっくり考えてみるといいと思う。 結婚向きの男ではなかったと分かったからといって、さて、どうするのか。外国にでも逃亡するか、離婚して一生フラフラと生活するのか。会社に頼んで一生単身赴任を続けさせてもらうのか。単身赴任というのは迷惑な制度だが、そうでもしなければ真剣に人生を考えない人間にとっては、非常にありがたいものなのかもしれない。
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